軽水炉型原子炉について

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6カ国協議で、朝鮮が軽水炉型原子力発電所がほしぃーと言っているわけですが、

この軽水炉型原子炉とはどんなものなのでしょうか。

そもそも原子力発電というものは、高等技術の結晶のような感じを受けるのですが、実際にはそんなこともなく、核反応で出た熱を使って、水を加熱して蒸気にして、それでモータを回して発電するという、ワットの蒸気機関のような単純な仕組みになっています。

それで、軽水炉型原子炉の「軽水」というのは、重水に対して用いられていて、一般的にいえばただの水(H2O)のことです。

で、軽水炉型原子炉というのは、水を核反応の起こっているところに流し込んで、熱をもらってくる仕組みの原子炉のことです。

ちなみに、「ふげん」という新型転換炉では、(減速材として)高価な重水(D2O)が使われていて、

「もんじゅ」という高速増殖炉では、(冷却材として)ナトリウムが使われています。

ついでに、原子力発電の核反応についてですが多くが、ウラン235に中性子をぶち当てると、ストロンチウム94とキセノン140と中性子二つが出てくる反応を利用しています。

天然にとれるウランには、ウラン235は0.7%しか含まれていないので、軽水炉の燃料にするには、これをよいしょっと濃縮して2~3%にして使います。

この燃料1tで得られる電力は、重油に換算すると5万キロリットルになるそうです。

日本のように石油の採れない国では、戦争になって「君の国には石油売ってやらない。」と言われるとおしまいなので、原子力発電のように一度燃料を輸入しとけば数年は発電していられるという発電の仕組みはなかなか重要なポイントだったりします。

また、物理屋の視点でいえば、ニュートリノの発生源として重要な施設だったりします。

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