黒2つ!

朝アパートから出ると、雪ががしがし降っていて、歩道にうっすらと雪が積もっている。

少し鬱になりながら、学校へ向かって傘をさして自転車を押していると、横を一人の女学生が通り過ぎようとしていた。

私がちらとそちらを見ると、彼女はこちらに静かな微笑みを向けていた。

黒いシンプルな傘に、黒い髪、黒い瞳、そして黒い制服。

その中で、寒さでほんのり朱に染まった白い肌が際だっていた。

暖かい。

私は振り向くことも忘れ、冷たく白い雪のなかをしばらくぼうと歩き進んだ。

そんな朝。

始業時間は過ぎているのに、彼女のあのゆったりした登校の仕方はなに。

そんな落ち着きが私も欲しいところ。

き、きもい!すみません、すみません。

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コメント

  1. りょう より:

    この物語はフィクションです

  2. beiz より:

    コメントはやっ。

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