ひとくぎり

おそらく今回の作製が、現在取り組んでいる多結晶サンプルを作る最後の機会になります。

不純物相をなくすために、0.数%オーダの組成のずれを探したり、3種類の作り方をすべて試したり、最適なアニール温度を探したりしてきて、ようやく”良い結晶のつくりかた”がわかりました。

暗中模索で失敗作をたくさん作ってきて、そしてうまい作り方がわかったとたんに、サンプルを作らなくてもよくなるというわけで。

万人に使われる商品を開発をしているのではなくて、自分一人が測定するのに必要なサンプルづくりをしているのだからしかたないのだけど、さみしいような。

けれど、次の新しいことに取りかかれるのは楽しみがあるし、何度も同じサンプルを作り続ける輪廻から逃れられるという救いもあります。