10年ほど前になされたとある発見は、私の業界では大発見とされたわけですけど、30年前に同じものを発見して論文に「既知の結晶群では説明できない。」と書いてる人がいました。

もしその人が単結晶を作って、ラウエ写真でも撮ってたら、大発見を超える発見となっていたでしょう。結晶学では説明のできない美しい5回対称性かつ準周期性が現れるのですから。

しかし、実際にはその10年後、熱的に不安定な準結晶が発見され、さらに10年を経てその熱的に安定な二元系の準結晶が再発見されることとなったわけです。

なんて遠回りをしてしまったんでしょう。

確かに実験をしていると、しばしば再現性のあり、まだ説明の与えられていないような奇妙な現象に出会います。しかし、多くの人は研究の本来の目的から外れているために、気にかけません。その現象の近くに理論の網が張られていない限り。

しかし、実験屋としては、科学の黎明期のころのように、再現性のある(系統的な)ことがらに気づいたら、見逃さずに辛抱強く何百回でもデータをとって、理論形成に寄与すべきなんだろうなと思った。

でも、ま、私が今遭遇している現象は、統計的に意味のあるデータをとろうとすると数年かかりそうなのでしばらく温めておこうと思うのですが。わら。

ミリカンは根性あるよねー・・。その後、電荷の量子性が肯定されたからこそ語り継がれているのだろうが。

 

Amazonで最大1500ポイントがもらえる無料体験 [12/12まで]

現在Amazonでaudible(オーディブル)の無料体験キャンペーンが行われており、プライム会員なら最大3000ポイント、会員でない方でも最大1500ポイントがもらえます。

「花火」などの小説や、英語教材などから好きなものを選んで聴くだけですので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

 こんな記事も読まれています

コメントを残す