明治ほほえみ らくらくキューブと缶ってどっちがいいの?

明治の粉ミルク ほほえみ には、キューブ状になった「らくらくキューブ」と粉状の「缶」があります。

どちらを選んだらよいか迷いますね。

実際に私が使ってみて感じた長所・短所を紹介します。

成分

らくらくキューブと缶の粉ミルクの成分は全く同じで、形状だけ異なります。

粉ミルクを圧縮してキューブ状に固めたのが、らくらくキューブです。

らくらくキューブ

らくらくキューブの利点・欠点を見ていきます。

利点

  • 持ち運びやすい。200 ml分ごとにパックされているので少量の持ち運びも楽々。
  • 200 mlごとに新しく封を切るので、ミルクが湿気りにくい。
  • どれだけ哺乳瓶に入れたかわかりやすい。ただ、お湯を入れて溶かしてから、キューブをどれだけ入れたか忘れることもあります。
  • 1キューブ40 ml分だが、20 ml単位でも作ることができる。キューブは、中央に割線が入っていて、手で軽く曲げると半分に割れる。

欠点

  • 溶けにくい。熱湯を哺乳瓶に注いで30秒くらいよく振らないと溶けない。それでも塊が溶け残ることもしばしば。
  • 泡立つ。溶かすのによく振るせいか、ミルクが適温の40度付近のときにとてもよく泡立つ。飲み終わった哺乳瓶に泡だけが3 cmくらい残ることも。
  • 取り出しにくい。キューブが袋に引っかかりやすく、なかなか出てこない。(キューブの表面が溶けやすくするためかざらついていて、袋との摩擦係数が大きすぎる。)
  • 袋はどこからでも切れるわけではない。袋の切り目でマジックカットになっているのは3箇所のみで、さらに手が濡れているととても切れない程度に切りにくい。ハサミは常備しておかなければならない。
  • 新生児のときには、飲むミルクの量が少ないので、10 ml単位でミルク量を調整したいときがある。そういうことはできないので、10 ml余って捨てることもしばしばあった。
  • キューブの袋のゴミ(容器包装プラスチック類)が大量に出る。またダンボールで二重に包装されていて、ダンボールゴミもたくさん出る。
  • 缶よりやや高い(後述)

缶の利点・欠点を見ていきます。

利点

  • 粉状で溶けやすい。お湯を入れたら一瞬で溶けるのはキューブと比べたら感動するくらい。
  • キューブに比べると素早く取り出すことができる。子供が泣いている最中に素早く作らなければならないことを考えると、早く扱えるのは良い。
  • 10 mlの単位で量を調整することができる。スプーン半分程度を使えば良い。新生児のときには、10 ml単位で量を調整したいときがあるので。
  • キューブよりやや安い(後述)。

欠点

  • 持ち運びには向いていない。外出時に少量持っていきたいときには、哺乳瓶や100均などで買った清浄な小さい瓶(バイアル)に、分量を決めて測って移し替える必要があるので面倒。
  • 20 mlでひとさじなので、200 ml作りたいときには 10回、「すくって、擦り切って、入れる」を繰り返さねばならないので疲れる。
  • どれだけ哺乳瓶に入れたかわかりにくい。
  • 800 gを一度に開封するので、湿度の高い時期は最後の方は湿気る。
  • 粉状なので、丁寧に哺乳瓶に入れないと散らばる。誤って缶を落としたら、最大800 g分が床に散らばってしまう恐れがある。
  • スプーンに粉がついていて手が汚れることも。
  • 缶ゴミが出る。

価格

amazonでの税込価格は、2018/01/31現在次の通りです。

  • らくらくキューブ (27 g x 48袋) 3,980円
  • 缶 (800 g x 2缶) 4,284円

 

近所のスーパーやドラッグストアでの税込価格は、次のとおりでした。

  • らくらくキューブ (27 g x 48袋) ~ 4,200円
  • 缶 (800 g x 2缶) ~ 4,000円

 

らくらくキューブはamazonがやや安く、缶はお店にもよりますがスーパーやドラッグストアが安そうです。

キューブと缶どっちが安い?

キューブは安いamazonで、缶は安いドラッグストアで購入した場合のg単価は次の通りです。

  • キューブ 3,980円 / 27 g / 48 = 3.07 円/g
  • 缶 4,000円 / 800 g / 2 = 2.5 円/g

3/2.5 = 1.2 ですから、キューブは缶より20 %程度高いです。

値段を重視するなら、缶が良いでしょう。

40, 80, 120, 160, 200 mlあたりの価格は?

gあたりではなく、ミルクの量あたりの価格に換算すると次のようになります。

なお、キューブも缶入りの粉も、ミルクを作るのに必要なg数は同じです。

  らくらくキューブ 粉(缶入り)
40 ml (5.4 g) 17 円 14 円
80 ml (10.8 g) 33 円 27 円
120 ml (16.2 g) 50 円 41 円
160 ml (21.6 g) 66 円 54 円
200 ml (27.0 g) 83 円 68 円

ちなみに1リットル200円のパック牛乳は、200 mlあたり40円ですから、それと比べると1.7 ~ 2.1倍の価格です。

赤ちゃんは牛乳を飲めませんので、比較しても仕方ないのですが…。

結局おすすめは?

お出かけには持ち運びし易い「らくらくキューブ」、では素早く扱える「缶」がおすすめです。

 

新生児期にどちらかを買おうということでしたら、新生児期はおでかけが少ないですので、缶がよいでしょう。

お出かけが増えてくる3ヶ月以降は、お出かけ専用としてキューブを追加で購入するのがおすすめです。

 

キューブを家でも使うのはあまりお勧めしません。私は、新生児期から2ヶ月キューブのみを使いましたが結局慣れませんでした。早く缶にしておけばよかったと思いました。

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以上、明治ほほえみ らくらくキューブと缶ってどっちがいいの?でした。

「明治ほほえみ らくらくキューブと缶ってどっちがいいの?」への6件のフィードバック

  1. はじめまして。
    こちらのサイトを参考に
    「1.2倍くらいならキューブでいいか!」
    と思って使用しておりましたが、改めて計算したところ明らかに粉が安いのでコメントさせていただきます。

    キューブはミルクを200ml作成する場合27g(キューブ5個)を使用しますが、粉は200ml作成に13.5g(2.7g×5杯)です。

    こちらのサイトではg単位で価格差1.2倍との結論でしたが、実際は1回のミルクを200mlにした場合の差額を算出するのが正しいと存じます。

    キューブ→27g×3.0円=81円
    粉→13.5g×2.5円=33.75円

    200mlのミルクで2.4倍もの差額です!

    恐れ入りますが、ご検討下さい。

    1. > 粉は200ml作成に13.5g(2.7g×5杯)です。
      とありますが、粉も 200 ml作成に 2.7g x 10杯で、27 g使用します。

      というのは、キューブは粉をプレスして固めただけのものですので、200 ml作成に必要な重さは変わりません。
      そのため、記事の計算は間違っていないと思いますが、もう一度ご確認いただけましたら幸いです。

  2. 大変申し訳ありません。
    先ほどお送りしたコメントは粉の1回分の使用料が間違っておりました。
    大変失礼いたしました。

  3. 申し訳ありません!
    ご返信頂いていたことに今更新して気付きました。
    お手を煩わせて大変申し訳ありませんでした!

    1. お気になさらず!記事もわかりにくいところがあり、申し訳ございません。
      粉とキューブを、うまく使い分けていきたいですね!

  4. お心遣い誠にありがとうございます。
    おっしゃる通り外出用と自宅用でうまく使い分けていければと思います(^ー^)

    差し支えなければコメント履歴削除頂いても構いません。
    ご判断お任せいたします。
    ありがとうございました。

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