デロンギの全自動エスプレッソマシンECAM23260SBNで、使用1ヶ月半で除石灰をしましたので、その方法を紹介します。
除石灰ランプの点灯
デロンギの全自動エスプレッソマシンはほとんどメンテナンスをしなくても、コーヒーを飲めるのがよいです。
ただ半年に1回くらいは除石灰をする必要があります。
ECAM23260SBNを使用開始して1ヶ月半ほど経ったところで、除石灰ランプが点灯しました。
このままでも使えますので数日使っていましたが、除石灰ランプが消える感じもないので、除石灰をすることにしました。
なお、これまでも数回ランプが点灯したことはありましたが、使っているうちにすぐに消えていたので、それはバグで点灯しただけかもしれません。
除石灰の頻度
除石灰は、マニュアルによれば3ヶ月から半年に1回すればよいことになっています。
それからすると、1ヶ月半はとても早いです。
除石灰ランプが点灯していても使い続けることはできますが、石灰が管にこびりつくとボイラーなどの故障の原因になるので早めに除石灰するほうがよいでしょう。
マグニフィカは使用した水の水量が一定値に達すると、除石灰ランプが点灯するようになっています。
その水量は、水硬度設定値ごとに異なっており、水硬度が大きいと少量の水でもランプが点灯します。
水硬度 | 1 | 2 | 3 | 4 |
除石灰が必要となる水量の目安 | 250L | 150L | 80L | 45L |
ただスチームを使用すると、これよりも少ない水量で点灯するようです。
うちでは、水硬度は1(最小設定)で、一日に5杯ほど、カプチーノ・ルンゴ・カフェジャポーネを飲んでいます。
目安の250 Lを50日で使ったとすると、1日5 L使ったことになりますが、5杯では電源on/off時の自動内部洗浄で使う水量を考慮しても、せいぜい1~2 Lです。
そのため、うちの除石灰ランプの点灯が異様に早いのは、カプチーノを飲むためにスチームをつかってフォームミルクをたくさん作っているせいだと思われます。
(これ以降2, 3回目も、やはり1ヶ月半で除石灰ランプが点灯しました。うちの使い方だと1ヶ月半が通常のようです。)
水硬度設定値の確認方法
除石灰の頻度が異様に早いという方は、水硬度の設定値が大きくなっていないか確認してみてください。
ECAM23260SBNの場合は、起動後に内部洗浄ボタンを6秒長押しすると現在の水硬度が表示されます。
ESC(除石灰ボタン)で表示をキャンセルできます。
水硬度チェッカーで測定した硬度がそもそも高い場合は、あきらめて除石灰してくださいね…
日本の水道水は軟水が多いですが、沖縄や石灰が採れる山が近くにある地域などでは、硬度が高いことがあります。
そういう地域では、やかんや鍋に白いものがこびりついてゆくので、なんとなく硬水だと分かると思います。
除石灰剤はお高い
デロンギの除石灰剤の成分は、乳酸と水です。
一回に100 ml使用しますが、日本の代理店を通して買うと1回分が1000円ほどします。
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ただ、平行輸入品であれば安いですし、500 mlのボトルであれば1回分が400~500円になります。
成分は同じだと思われます。
うちは除石灰の頻度が高いので、500 mlボトルを使用しています。
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成分が乳酸とわかっているなら乳酸を買えばよいのですが、そもそも乳酸は50 mlで400円弱しますので、これを薄めて使ってもそれほど安くなりません。
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除石灰剤は高いですが、設定価格は妥当なところかもしれません。
どうしても安く済ませたい方は、使用後の除石灰剤を2Lペットボトルなどに保存しておいて、次回再利用すればよいと思います。
1~2ヶ月で除石灰を要求される場合は、この方法でよいと思います。
私はちょうどよい空きペットボトルがなかったので、スプレーに入れ替えてお風呂掃除に使いました(笑。
カビがよくとれますし、酸で除菌ができるのでカビが再発生しにくくなります。
乳酸のお風呂掃除スプレーも高い値段で売られています。乳酸に、食器洗い用の中性洗剤とクエン酸を混ぜると、お掃除スプレーと似た成分になります。
乳酸はカルピスを作るのに使う成分でもありますが、除石灰剤には他に何が入っているかわからないのでさすがにカルピスを作るのには使いません。
あとおすすめはしないですが、クエン酸を使うという方法もあります。
クエン酸は100均で買えます。粉末状なので、よく溶かしてから使用します。
食洗機や給湯ポットではクエン酸を使うことが多いと思います。
ただ、そもそもデロンギの全自動エスプレッソマシンを使っている方は、除石灰剤くらいの価格は気にしないですよね。
除石灰の方法
今回は、説明書通りに石灰の除去を行いました。
実際にやった方法を紹介します。
購入時に付属していた除石灰剤を開封します。
1回分の100 mlパックが入っていました。原産国はイタリアとなっています。
はさみでチョキチョキ切ってから、
カラにした水容器に入れます。写真では見にくいですが、100 mlでAの線ちょうどになります。
酸っぱい匂いがします。
次にBの線まで水を加えました。
除石灰ボタンを押して、BREWでスタートです。
1.5 L以上のよい容器がなかったので、鍋を置きました。
ちょうど20分ほどで除石灰剤を使い終わり、一時停止しました。
ここからは、すすぎです。
水容器に残った除石灰剤を捨てて、水容器を洗い、水をMAXまで入れてセットします。
鍋の水も捨てて、BREWですすぎをスタートします。
(使い終わった除石灰剤を再利用したりお風呂掃除をしたい方は、ここで除石灰剤を捨てずにとっておきましょう。)
すすぎは2回繰り返します。
最後に、OKランプが点灯しますので、BREWボタンを押して除石灰が完了です。
すすぎを含めても30分くらいで終わります。
作業中はコーヒーを淹れることができませんが、一杯淹れてから作業すればよいと思います。
除石灰前後で味が変わったということはありませんでした。
まとめ
デロンギの全自動エスプレッソマシンECAM23260SBNの除石灰ランプが1ヶ月半で点灯したため、除石灰を行いました。
石灰がたまるとマシンの故障の原因になるため、除石灰ランプが点灯したら早めに除石灰をするとよいでしょう。
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以上、デロンギ全自動エスプレッソマシンECAM23260の除石灰の方法。1ヶ月半で点灯。でした。