Levoit Vital 100S (LAP-V102S-WUS)とCore 300SはどちらもHEPA相当の3層フィルターとアプリ連携に対応し、部屋の空気質を検知して自動運転できるスマート空気清浄機です。静かな運転音やタイマー、スリープなど基本機能も共通します。これらの商品は何が異なるのでしょうか。違いは9個あります。わかりやすく紹介します。
9つの違い
Vital 100Sは、Core 300Sと同等クラスの別シリーズです。発売日はVital 100Sのほうが新しいです。
- Vital 100S:2022年11月ごろ
- Core 300S:2021年8月11日発表
2つの機種は、次の点が異なります。
- ペット向け設計(U字インレット・Petモード:Vitalのみ)
- センサーの呼称(Vital=赤外線ダスト、Core=AirSight Plusレーザー)
- 適用床面積の目安(4.8ACH:Vital 222ft²、Core 219ft²)
- CADR(Vital 143CFM、Core 141CFM)
- 最小運転音(Vital 23dB、Core 22dB)
- 定格消費電力(Vital 35W、Core 23W)
- プレフィルター(Vitalは洗って再利用可、Coreは一体型)
- 本体サイズ
- 本体重量
日中も夜間も自動でニオイとホコリ対策をしたい、ペットの抜け毛が多い家庭にはVital 100Sが便利です。小型で省エネ・静音性重視、卓上やワンルームの常時運転にはCore 300Sがおすすめです。
一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | Vital 100S | Core 300S |
---|---|---|
発売年月 | 2022年11月ごろ | 2021年8月発表 |
外観 | ![]() | ![]() |
参考価格 | ¥19,380〜(2025/08/23 20:26) | ¥19,580〜(2025/08/23 20:26) |
適用床面積(4.8ACH) | 222 ft²(約20.6㎡) | 219 ft²(約20.3㎡) |
CADR | 143 CFM | 141 CFM |
最小運転音 | 23 dB | 22 dB |
定格消費電力 | 35 W | 23 W |
センサー | 赤外線ダスト | AirSight Plusレーザー |
プレフィルター | 洗浄可(取り外し可) | 一体型(洗浄記載なし) |
ペット向け機能 | Petモード/U字インレット | ― |
ライト検知 | あり | ― |
サイズ(約) | 32.5×16.3×41 cm | 22×22×36 cm |
重量(約) | 3.4 kg | 2.7 kg |
詳細
違いについて詳しく見ていきましょう。
1. ペット向け設計
Vital 100Sは前面U字インレットで毛を取り込みやすく、Petモードを備えます。抜け毛でフィルターが目詰まりしにくい設計です。ペットのいる部屋の常時運転におすすめです。
・Vital 100S:U字インレット+Petモード/Core 300S:該当機能なし
2. センサーの違い
Vital 100Sは赤外線式ダストセンサー、Core 300SはAirSight Plusレーザーセンサーを搭載しています。微粒子感度はレーザー式が有利とされますが、どちらもアプリでリアルタイムの空気質表示とAuto運転が可能です。精度重視ならCore 300S、ニオイも含めた自動運転(効率重視Auto含む)を使うならVital 100Sでも十分です。
・Vital:赤外線センサー/Core:レーザーセンサー
3. 適用床面積(4.8ACH)
1時間に約4.8回の空気入れ替え基準で、Vital 100Sは約20.6㎡(約13畳、約222ft²)、Core 300Sは約20.3㎡(約13畳、約219ft²)です。数値差はわずかなので、部屋サイズでの優劣はほぼないと考えて問題ありません。
(なお、日本の「適用床面積」という指標ではそれぞれ21畳、20畳です。実際に使用するのであれば、米国でよく用いられる基準の1時間に4.8回空気を清浄できる部屋の広さ未満で検討すると良いでしょう。)
・Vital:21畳 約20.6㎡/Core:20畳 約20.3㎡
4. 風量性能(CADR)
CADRはVital 100Sが143CFM、Core 300Sが141CFMです。実使用で体感差はかなり小さいですが、数値上はVitalがわずかに高いです。煙や粉じんの立ち上がり対応を少しでも速くしたいならVitalが有利です。
(CADRは、米国の業界団体が行っている第三者試験による空気清浄機の空気清浄性能評価です。これにより異なるメーカー間の空気清浄機でも同一指標で比較できます。1 CFMは1時間に1.6立方メートルの清浄な空気を供給できることを示します。143CFMは243 m^3/hとなります。)
・Vital:143CFM/Core:141CFM
5. 静音性
最小運転音はVital 100Sは23dB、Core 300Sが22dBです。どちらも就寝時に使用するとしても十分に静かです。ほとんど差はありませんが就寝時の静かさにこだわりたいのならCore 300Sが良いでしょう。(経験的には3dBほど増えると、並べて比較したときに少しうるさいのがわかるレベルです)。どちらもスリープモード対応です。
・Vital:23–52dB/Core:22–50dB
6. 省エネ性
定格消費電力はVital 100Sは35W、Core 300Sが23Wです。長時間の連続運転や電気代を抑えたい用途ではCore 300Sが有利です。
・Vital:35W/Core:23W
7. プレフィルター
Vital 100Sは取り外して水洗いできるプレフィルターを採用しています。毛や大きめのホコリを定期的に洗えるため、フィルター寿命を伸ばしやすい設計です。Core 300Sは一体型フィルターで、交換前提のメンテナンスです。毛の多い環境にはVitalが扱いやすいです。
・Vital:洗えるプレフィルター/Core:一体型
8. 自動減光・ライト検知
Vital 100Sは部屋の明るさを見て表示やファンを自動調整する「Light Detection」を備えます。夜間の無操作運転を重視する家庭に向きます。Core 300Sはこの記載がありません。
・Vital:ライト検知あり/Core:ライト検知なし
9. サイズ・重量
Vital 100Sは横型(約32.5×16.3×41cm・3.4kg)、Core 300Sは円筒型(約22×22×36cm・2.7kg)です。設置面積が限られるならCore 300S、床置きで取り回しやすい前面吸気を選ぶならVital 100Sを選びます。
・Vital:大きめ・やや重い/Core:小型軽量
おすすめはどちら
このように2つの機種は、ペット配慮設計、センサー方式、静音性、省エネ性などの点が異なります。
- ペット向け設計(U字インレット・Petモード:Vitalのみ)
- センサーの呼称(Vital=赤外線ダスト、Core=AirSight Plusレーザー)
- 適用床面積の目安(4.8ACH:Vital 222ft²、Core 219ft²)
- CADR(Vital 143CFM、Core 141CFM)
- 最小運転音(Vital 23dB、Core 22dB)
- 定格消費電力(Vital 35W、Core 23W)
- プレフィルター(Vitalは洗って再利用可、Coreは一体型)
- 本体サイズ
- 本体重量
- ペットの抜け毛やニオイ対策を中心に、昼夜の自動運転も任せたい → Vital 100S。U字インレット、Petモード、洗えるプレフィルターとライト検知で手間を減らせます。
- 小型・軽量で省エネ、就寝時の静けさも重視 → Core 300S。最小22dBと23Wで、ワンルームや寝室の常時運転に向いています。
- 風量スペックは拮抗のため、部屋の広さが同程度なら「環境(ペットの有無)」と「電気代・静音」の優先度で選ぶと良いでしょう。
Vital 100S
- ペットの抜け毛やニオイ対策を中心に、昼夜の自動運転も任せたい
- Levoit
- 価格¥19,380(2025/08/23 20:26時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
Core 300S
- 小型・軽量で省エネ、就寝時の静けさも特に重視
- Levoit
- 価格¥19,580(2025/08/23 20:26時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
表で比較
仕様を表で比較すると次のようになります。
仕様 | Vital 100S | Core 300S |
---|---|---|
型番 | LAP-V102S-WUS | Core 300S |
外観 | ![]() | ![]() |
フィルター | 3層(洗えるプレ+HEPA相当+活性炭) | 3層一体型(HEPA相当+活性炭) |
センサー | 赤外線ダスト | AirSight Plusレーザー |
Auto/Sleep | あり / あり | あり / あり |
Petモード | あり | ― |
ライト検知 | あり | ― |
アプリ/音声 | VeSync/対応 | VeSync/対応 |
CADR | 143 CFM | 141 CFM |
適用床面積(1ACH) | 1066 ft² | 1051 ft² |
適用床面積(4.8ACH) | 222 ft² | 219 ft² |
騒音 | 23–52 dB | 22–50 dB |
定格消費電力 | 35 W | 23 W |
サイズ | 32.5×16.3×41 cm | 22×22×36 cm |
重量 | 3.4 kg | 2.7 kg |
参考価格 | ¥19,380〜(2025/08/23 20:26) | ¥19,580〜(2025/08/23 20:26) |
まとめ
両機種ともHEPA相当の3層フィルターとアプリ連携、自動運転に対応し、日常使いで扱いやすい設計です。Vital 100Sはペット配慮の吸気と洗えるプレフィルター、ライト検知やPetモードで“毛とニオイ”の手間を減らします。Core 300Sは小型・省エネ・静音で、寝室やワンルームの常時運転に向きます。毛の多い環境ならVital 100S、電気代と静けさ重視ならCore 300Sという基準で選ぶと良いでしょう。
参考文献
Vital 100S
- Levoit
- 価格¥19,380(2025/08/23 20:26時点)
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Core 300S
- Levoit
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