Levoit Core 300 Pro と Core 300は、直径約22cmの円筒ボディに360度吸気を組み合わせた小型空気清浄機です。どちらの機種も静音モード、表示オフ、2・4・6・8時間タイマーなどの基本機能がそろっています。これらの商品は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。
3つの違い
Core 300 Proは、Core 300のプラズマ機能付きバージョンです。Core 300 Proは「Core 300(プラズマ機能付き)」とも呼ばれます。発売日は次の通りです。
- Core 300 Pro(プラズマ機能付き):2022年11月
- Core 300:2019年ごろ? (海外において。日本では公式情報なし。)
2つの機種は、次の点が異なります。
- プラズマ機能:Proは搭載/Core 300は非搭載
- 消費電力(目安):Pro 7〜34W/Core 300 14〜39W
- 運転音(目安):Pro 24〜49dB/Core 300 24〜46dB
ニオイや菌へのアプローチを広げたい方にはCore 300 Proがおすすめです。プラズマ機能でフィルター方式を補強します。一方で、購入価格を抑えながら基礎性能と静音性を確保したい方にはCore 300が良いでしょう。
どちらも、清浄性能は8畳約13分・20畳に対応しており、交換用フィルターはCore 300系で共通のものが使用できます。
一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | Core 300 Pro | Core 300 |
---|---|---|
発売年月 | 2022年11月 | 公式未記載 |
外観 | ![]() | ![]() |
参考価格 | ¥18,580〜(2025/08/25 15:05) | ¥12,980〜(2025/08/25 12:29) |
プラズマ機能 | あり | なし |
消費電力(目安) | 7〜34W | 14〜39W |
運転音(目安) | 24〜49dB | 24〜46dB |
型番 | LAP-C303-WJP | ― |
詳細
違いについて詳しく見ていきましょう。
1. プラズマ機能の有無

Core 300 Proはプラズマイオン機能を搭載し、Core 300は搭載していません。
プラズマは微生物や臭い成分に作用することを狙う技術で、フィルターでの集じん・脱臭を補助する役割を担います。次のような効果があるということです。
- ウィルスや菌などを退治
- 臭いの原因となる揮発性有機化合物やアンモニアなども分解
- 空気中の臭いを軽減
- 静電気の抑制効果
一方で、Core 300にはプラズマイオン機能はなく、3層フィルターで集じん・脱臭をするのみです。
とはいえどちらの機種も、VortexAir 3.0と11個の遠心ファン・360度吸気である点は同じで、8畳を約13分で清浄することができます。
空気清浄機を使用する目的が日常のホコリや花粉中心であるか、プラズマ機能によって臭い対策まで広げたいかが判断のポイントになるでしょう。
臭いや除菌アシストを重視する方にはCore 300 Proがおすすめです。一方で、価格重視でシンプルに使いたい方にはCore 300が良いでしょう。
- Core 300 Pro:プラズマ搭載
- Core 300:プラズマ非搭載
2. 消費電力
消費電力も少し異なります。Proは7〜34W、Core 300は14〜39Wです。
Proはプラズマ機能があるにもかかわらず、最小電力と最大電力がどちらも低めです。電気代の差を重視する方はProのほうがよいかもしれません。ただ、実際の消費電力は設置環境や運転モードでも変わってくるため、目安として捉えるのが良いでしょう。
- Core 300 Pro:7〜34W
- Core 300:14〜39W
3. 運転音
騒音値も少しですが異なります。Proは24〜49dB、Core 300は24〜46dBです。
どちらも最小騒音は24dBと静かで、寝室など静けさを重視する場所でも使用できるでしょう。最大騒音値はProのほうが少し大きめです。
45〜50 dBは、しとしと雨、静かなオフィス、エアコンの送風音(近距離)程度の音です。他の空気清浄機では最大騒音が54dBのものもありますから、どちらの機種も最大風量でも比較的静かです。
強風時の静音性を特に重視する場合はCore 300が良いでしょう。
- Core 300 Pro:24〜49dB
- Core 300:24〜46dB
おすすめはどちら
このように2つの機種は、プラズマ機能、消費電力、運転音の点が異なります。
臭い対策や除菌アシストを重視する目的ならCore 300 Proがおすすめです。日常のハウスダストや花粉対策が中心で、費用を抑えたい目的ならCore 300が良いでしょう。
どちらも8畳を約13分で清浄・20畳が目安の空気清浄性能を持ち、Core 300系フィルターを共通で使えます。
Core 300 Pro
- ニオイ対策を重視するので、プラズマイオン発生機能があるほうがよい。
- Levoit
- 価格¥18,580(2025/08/25 15:05時点)
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Core 300
- イオン発生機能はなくてもよい。
- Levoit
- 価格¥12,980(2025/08/25 12:29時点)
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交換用フィルター
どちらの機種もCore 300系共通の交換用フィルターを使うことができます。
- Levoit
- 価格¥3,780(2025/08/25 12:29時点)
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- Levoit
- 価格¥3,845(2025/08/25 12:29時点)
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一覧表で比較
主な仕様を一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | Core 300 Pro | Core 300 |
---|---|---|
外観 | ![]() | ![]() |
対応畳数 | 20畳 | 20畳 |
清浄時間(目安) | 8畳 約13分 | 8畳 約13分 |
CADR | ― | 約260m³/h |
プラズマ機能 | あり ◎ | なし |
フィルター形式 | 360°一体型(Core 300系) | 360°一体型(Core 300系) |
交換フィルター適合 | Core 300/300S/P350系で共通 | Core 300/300S/P350系で共通 |
運転音 | 24〜49dB | 24〜46dB ◎ |
消費電力 | 7〜34W ◎ | 14〜39W |
外形寸法・質量 | 約22×22×36cm・約3.5kg | 約22×22×36cm・約3.5kg |
電源 | AC100V 50/60Hz | AC100V 50/60Hz |
参考価格(税込) | ¥18,580〜(2025/08/25 15:05) | ¥12,980〜(2025/08/25 12:29) |
発売年月 | 2022年11月 | 2019年? (公式未記載) |
まとめ
Core 300シリーズは、設置しやすいサイズ、360度吸気、短時間での清浄性能が魅力です。Core 300とCore 300Sは、どちらもシンプルな操作性で、フィルターの入手性も良いです。
違いは、Proのプラズマ機能の有無と、消費電力・運転音です。臭いや菌の抑制までの効果を期待したい場合はCore 300 Proを検討するとよいでしょう。一方で費用対効果を重視し、強風時も運転音が少し静かな方が良い場合にはCore 300が良いでしょう。
参考文献
- Core 300(日本向け製品ページ): https://vesync.jp/products/levoit-airpurifier-core-300
- Core 300(日本語取扱説明書 PDF): https://cdn.shopify.com/s/files/1/0628/6435/9667/files/Levoit_Core_300_user_manual.pdf
- Core 300(プラズマ機能付き)日本向け製品ページ: https://vesync.jp/products/levoit-airpurifier-core-300-plasma
- Core 300(プラズマ機能付き)日本語取扱説明書 PDF: https://cdn.shopify.com/s/files/1/0628/6435/9667/files/Levoit_Core_300_plasma_user_manual.pdf
- 『Levoit Core 300 空気清浄機(プラズマ付き)』販売開始(PR TIMES, 2022年11月9日): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000090820.html
Core 300 Pro
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Core 300
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