LevoitのCore 400SとCore 300Sは、どちらも円筒ボディの360°吸気と高性能HEPAフィルターを採用し、アプリ連携や自動運転、花粉モードに対応するスマート空気清浄機です。静音性にも配慮され、寝室からリビングまで幅広く使えるのが共通点です。これらの商品は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。
6つの違い
Core 400Sは、Core 300Sの上位機種です。
発売日は次の通りです。
- Core 400S:2022/11/01
- Core 300S:公式情報なし
2つの機種は、次の点が異なります。
- 適用畳数・清浄時間: Core 400Sは32畳で8畳を約9分。Core 300Sは20畳で8畳を約13分。広い部屋や来客前の短時間リセットに便利です
- 風量・CADR: Core 400Sは7.37 m³/分(約442 m³/h)。Core 300Sは4.33 m³/分(260 m³/h)。花粉やにおいの除去速度を重視するなら前者
- プラズマイオン: Core 400Sはプラズマイオン搭載。Core 300Sは非搭載。脱臭の立ち上がりを強めたいときに役立ちます
- 本体のPM2.5数値表示: Core 400Sは本体パネルにPM2.5を数値表示。Core 300Sは本体は色リングのみで数値はアプリ表示。数値を本体で見たいなら前者
- 消費電力: Core 400Sは3–24 W。Core 300Sは3.3–15 W。連続運転の電力量をより抑えたい方は後者
- サイズ・重量: Core 400Sは27×27×52 cm・5.0 kg。Core 300Sは22×22×36 cm・3.5 kg。省スペースや軽さを優先するなら後者
一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | Core 400S | Core 300S |
---|---|---|
発売年月日 | 2022/11/01 | 公式情報なし |
外観 | ![]() | ![]() |
適用畳数・清浄時間 | 32畳、8畳/約9分 | 20畳、8畳/約13分 |
風量・CADR | 7.37 m³/分(約442 m³/h) | 4.33 m³/分(260 m³/h) |
プラズマイオン | 搭載 | 非搭載 |
本体のPM2.5表示 | 数値表示あり | 本体は色リングのみ(数値はアプリ) |
消費電力 | 3–24 W | 3.3–15 W |
サイズ・重量 | 27×27×52 cm・5.0 kg | 22×22×36 cm・3.5 kg |
参考価格 | − | ホワイト: ¥15,480〜(2025/09/01 12:44) |
広いLDKや一気に空気を入れ替えたい場面が多いならCore 400Sが合っています。寝室や個室中心で省電力・省スペースを優先するならCore 300Sが使いやすいです。
違いの詳細
違いについて詳しく見ていきましょう。
適用畳数・清浄時間
Core 400Sは32畳対応で8畳を約9分、Core 300Sは20畳対応で8畳を約13分で清浄します。
適用畳数は清浄機がどれだけの面積を一定時間で循環・ろ過できるかの目安です。400Sはファンと気流設計に余裕があり、同じ部屋なら低速でも空気が入れ替わりやすくなります。300Sは個室サイズに最適化されており、常時運転で空気質を一定に保ちやすいです。来客前や調理後など短時間での立ち上げでは400Sの速さが体感しやすいと思います。
広めのリビングや開放的な間取りなら400S、ワンルームや寝室中心なら300Sが使いやすいでしょう。
- 広さ・時短重視 → 400S
- 個室・常時の静かな運転重視 → 300S
風量・CADR
Core 400Sは7.37 m³/分(約442 m³/h)、Core 300Sは4.33 m³/分(260 m³/h)です。
CADR(Clean Air Delivery Rate)は「清浄化された空気の供給量」を表す指標です。数値が高いほど花粉やホコリ、におい成分の除去速度が上がります。400Sはピーク時の立ち上がりが速く、換気や出入りで空気質が乱れた後の復帰が早い傾向です。300Sは日常の維持運転に十分な能力があり、音や電力も抑えやすいのが利点です。
速さや余力を重視するなら400S、常時運転で安定維持が中心なら300Sで良いでしょう。
- 速さと余力 → 400S
- 維持のしやすさ → 300S
プラズマイオン
Core 400Sはプラズマイオンを搭載し、Core 300Sは非搭載です。
イオンは脱臭の立ち上がりや付着臭の軽減に寄与することが期待され、活性炭フィルターと組み合わせてにおい対策を補強します。主役はあくまでHEPAと活性炭ですが、調理臭やペット臭、部屋干し臭が気になる環境では有利に働くことがあります。
におい対策を強めたい方は400S、シンプル構成で十分なら300Sでよいでしょう。
- 脱臭の立ち上がり重視 → 400S
- 構成のシンプルさ重視 → 300S
本体のPM2.5数値表示
Core 400Sは本体パネルにPM2.5の数値を表示し、Core 300Sは本体は色リングのみで数値はアプリ表示です。
数値表示は空気質の変化や清浄の進み具合をひと目で把握でき、モード切替や換気の判断に使いやすいです。300Sも色で状態は分かり、詳細はアプリで確認できます。暗い寝室では色表示の方がまぶしさを抑えやすい場合もあります。
本体で数値を見たいなら400S、色表示+スマホ確認で十分なら300Sが適しています。
- 画面で数値を常時確認 → 400S
- シンプル表示で十分 → 300S
消費電力
Core 400Sは3–24 W、Core 300Sは3.3–15 Wです。
どちらも省エネ設計で、低速の常時運転時は電力量を抑えやすいです。最大消費電力は400Sがやや大きいものの、同じ空間なら低い段で運転できるため使い方次第で差は小さくなります。電力量の最小化を優先するなら300Sが有利です。
連続運転中心で電気代を抑えたいなら300S、短時間での急速清浄を重視するなら400Sが便利です。
- 省エネ最優先 → 300S
- 立ち上がり優先 → 400S
サイズ・重量
Core 400Sは27×27×52 cm・5.0 kg、Core 300Sは22×22×36 cm・3.5 kgです。
設置自由度はサイズと重さの影響を強く受けます。300Sは棚上やベッド脇にも置きやすく、掃除や模様替えの移動も簡単です。400Sは据え置き前提で、周囲に少し空間を取ると吸排気の循環が安定します。
小さな部屋や移動の多い使い方なら300S、広い部屋で据え置くなら400Sが使いやすいです。
- 省スペース・軽さ → 300S
- 広い部屋の据え置き → 400S
おすすめはどちら
2つの機種は次の点が異なります。
- 清浄能力(適用畳数・清浄時間・CADR)
- プラズマイオンの有無
- 本体でのPM2.5数値表示の有無
- 消費電力
- サイズ・重量
広いLDKや開放的な間取りで使う、来客前など短時間で一気に空気を入れ替えたい、におい対策の立ち上がりを強めたい場合はCore 400Sがおすすめです。寝室や個室中心で使う、できるだけ省電力で静かに運転したい、設置スペースが限られる場合はCore 300Sがおすすめです。
どちらもアプリ連携や自動運転、花粉モードなどの共通機能が充実しており、常時運転で空気質を保つ使い方ではどちらを選んでも良いでしょう。
Core 400S
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Core 300S
- Levoit
- 価格¥15,480(2025/09/01 12:44時点)
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一覧表で詳細比較
主な仕様を一覧表で詳細に比較すると次のようになります。
項目 | Core 400S | Core 300S |
---|---|---|
発売年月日 | 2022/11/01 | 公式情報なし |
外観 | ![]() | ![]() |
適用面積 | 32畳(53 m²) | 20畳(33 m²) |
清浄時間 | 8畳/約9分 | 8畳/約13分 |
CADR | 7.37 m³/分(約442 m³/h) | 4.33 m³/分(260 m³/h) |
運転音 | 24–49 dB | 24–46 dB |
消費電力 | 3–24 W | 3.3–15 W |
本体サイズ | 27×27×52 cm | 22×22×36 cm |
本体重量 | 5.0 kg | 3.5 kg |
表示 | PM2.5数値表示+色表示 | 色表示(数値はアプリ) |
センサー | レーザー粉じん(PM2.5) | レーザー粉じん(PM2.5) |
運転モード | おやすみ/自動/花粉/低・中・高・ターボ | おやすみ/自動/花粉/I・II・III |
スマート機能 | アプリ/音声連携 | アプリ/音声連携 |
フィルター | 3層(プレ+HEPA+活性炭)+プラズマイオン | 4層(プレ+HEPA+抗菌コート+活性炭) |
定格電源 | AC 100 V 50/60 Hz | AC 100 V 50/60 Hz |
タイマー | 2/4/6/8 h | 2/4/6/8 h |
電源コード長 | 公式情報なし | 1.83 m |
参考価格 | − | ホワイト: ¥15,480〜(2025/09/01 12:44) |
まとめ
LevoitのCore 400SとCore 300Sは、共通して静音性とアプリ連携、自動運転を備え、日常の花粉・ハウスダスト・におい対策に広く対応します。
選ぶ基準は、部屋の広さと清浄スピード、表示の見やすさ、省エネと設置スペースです。広さや速さ、におい対策の立ち上がりを重視するならCore 400S、小型で省エネを重視するならCore 300Sと考えるとよいでしょう。
別売品
- Core 400S用 交換用フィルター(LRF-C401S 系):プレ+HEPA+活性炭の3層。脱臭強化でリビング向き。
- Core 300/300S用 交換用フィルター(Core 300-RF 系):プレ+HEPA+活性炭(抗菌コート仕様も流通)。寝室の常時運転に適しています。
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参考文献
- https://vesync.jp/products/levoit-airpurifier-core-400s
- https://vesync.jp/products/levoit-airpurifier-core-300s
Core 400S
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Core 300S
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