PixioのPS2SとPS1S Waveは、どちらもガススプリング式のシングルモニターアームです。VESA 75×75、100×100に対応し、上下左右の調整や配線ガイドなど基本機能はそろっています。いずれもクランプ固定とグロメット固定に対応します。これらの商品は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。
5つの違い
PS2Sは、PS1S Waveの上位機種です。発売日は次の通りです。
- PS2S: 2023年4月28日
- PS1S Wave: 2024年3月27日
2つの機種は、次の点が異なります。
- 対応サイズ/耐荷重: PS2Sは17〜49インチ、平面 2〜18 kg・曲面 2〜14 kg。PS1Sは17〜32インチ、1〜9 kg。大型や曲面はPS2Sが安心です。
- 取り付け方式(上面からの施工): PS1Sは上面からの取り付けに対応。PS2Sは通常の下側締めが基本。机の下に潜りたくない場合はPS1Sが便利です。
- 天板厚の対応幅: PS1Sのクランプは10〜50 mm、グロメットは10〜45 mm。PS2Sはクランプ/グロメットともに10〜45 mm。厚めの天板ならPS1Sが対応しやすいです。
- カラー展開: PS1Sはブラック/ホワイト/パステルブルー/パステルピンクの4色。PS2Sはブラック/ホワイト中心。色で机をそろえたい方はPS1Sがおすすめです。
- コラボ/特別版: PS2Sにディズニーデザインのコラボ版あり。デザイン性を重視する場合に選択肢になります。
大型や曲面モニターを使うならPS2S、小型〜中型でカラーもそろえたいならPS1Sがおすすめです。
一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | PS2S | PS1S Wave |
---|---|---|
発売年月日 | 2023年4月28日 | 2024年3月27日 |
外観 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
対応サイズ/耐荷重 | 17〜49インチ、平面 2〜18 kg・曲面 2〜14 kg | 17〜32インチ、1〜9 kg |
上面からの取り付け | なし | あり |
天板厚(クランプ/グロメット) | 10〜45 mm / 10〜45 mm | 10〜50 mm / 10〜45 mm |
カラー展開 | ブラック/ホワイト中心 | ブラック/ホワイト/パステルブルー/パステルピンク |
コラボ/特別版 | あり(ディズニー等) | なし |
参考価格 | ブラック: ¥11,980〜(2025/09/12 09:37) ホワイト: ¥11,980〜(2025/09/12 09:37) | ブラック: ¥8,980〜(2025/09/12 09:37) ホワイト: ¥8,980〜(2025/09/12 09:37) |
違いの詳細
違いについて詳しく見ていきましょう。
対応サイズ/耐荷重
PS2Sは17〜49インチで、平面 2〜18 kg・曲面 2〜14 kgに対応します。PS1Sは17〜32インチ、1〜9 kgに対応します。
PS2Sはウルトラワイドや40インチ級の重いモニターを想定した設計です。曲面は背面のVESA面にモーメントがかかりやすいため、平面より耐荷重が低く設定されています。一方、PS1Sは一般的な24〜27インチに加えて最大32インチまでをカバーするバランス型です。耐荷重は1〜9 kgなので、重量のあるウルトラワイドは対象外と考えるとよいでしょう。
大画面・曲面や将来的な大型化を考える方はPS2Sが安心です。フルHD〜WQHD中心で32インチまでならPS1Sで十分です。
- 大型・曲面や将来拡張を見据えるならPS2S
- 24〜32インチ中心の環境ならPS1S
取り付け方式(上面からの施工)
PS1Sは天板上からクランプを締め込める上面施工に対応します。PS2Sは一般的な下側からの締め付けが基本です。
天板の裏に手が入らないデスクや、配線が多くて潜り込みたくない場合に上面施工は作業時間の短縮につながります。デスク穴を使うグロメット固定でも、PS1Sは上から作業できる設計になっています。
頻繁にレイアウトを変える方や奥行きが短いデスクでは、上面施工に対応するPS1Sが便利です。
- 作業性を重視するならPS1S
- 一度設置してあまり動かさないならどちらでもよい
天板厚の対応幅
PS1Sのクランプは10〜50 mm、グロメットは10〜45 mmに対応します。PS2Sはクランプ/グロメットともに10〜45 mmです。
厚い天板(無垢天板や天板保護マット込みなど)では、クランプの対応上限が重要になります。PS1Sは50 mmまで対応するので、厚めの天板でも取り付けやすい場合があります。一方で、45 mm以下の一般的な天板ならどちらも問題ないでしょう。
天板が厚い場合はPS1Sを優先。一般的な天板厚なら差は気にしなくてよいでしょう。
- 45 mm超の天板ならPS1S
- 45 mm以下ならどちらでもよい
カラー展開
PS1Sはブラック/ホワイト/パステルブルー/パステルピンクの4色展開です。PS2Sは基本色のブラック/ホワイトが中心です。
モニターや周辺機器とカラーをそろえたい、白系でまとめたい、といった見た目の統一を狙うならPS1Sがおすすめです。PS2Sは色の選択肢は少なめですが、質感は落ち着いた仕上がりで、どのデスクにも合わせやすいと思います。
色を重視するならPS1S。色より対応サイズや耐荷重を重視するならPS2Sです。
- 配色を楽しむならPS1S
- 機能優先ならPS2S
コラボ/特別版
PS2Sにはディズニーコラボのデザインモデルがあります。PS1Sにはコラボ版はありません。
特別デザインは実用面の差には直結しませんが、キャラクターや世界観が好きな方には魅力があります。天板や小物と合わせたテーマデスクを作るときに役立つでしょう。
デザイン性を重視するならPS2Sの特別版も候補に。機能・価格を優先するなら通常版で問題ないでしょう。
- デザイン重視ならPS2Sの特別版
- 機能重視なら通常版で十分
おすすめはどちら
このように2つの機種は、対応サイズ/耐荷重、上面施工、天板厚の対応、カラー展開、コラボ有無が異なります。
ウルトラワイドや40インチ級、曲面パネルを使う方にはPS2Sをおすすめします。2〜18 kgの耐荷重と広い可動域に余裕があります。将来49インチにしたい場合でも対応しやすいです。
24〜32インチで軽めのモニター中心、見た目もそろえたい方にはPS1Sが良いでしょう。上面施工対応で設置が楽になり、天板が厚い場合にも取り付けられる余地があります。
どちらもVESAや角度調整、配線ガイドなど基本機能は同じです。27〜32インチの一般的な環境ではPS1S、より大きい・重いモニターならPS2Sという分け方がわかりやすいと思います。
PS2S
- Pixio
- 価格¥11,980(2025/09/12 09:37時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
PS1S Wave
- Pixio
- 価格¥8,980(2025/09/12 09:37時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
一覧表で詳細比較
主な仕様を一覧表で詳細に比較すると次のようになります。
項目 | PS2S | PS1S Wave |
---|---|---|
発売年月日 | 2023年4月28日 | 2024年3月27日 |
外観 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
対応モニターサイズ | 17〜49インチ | 17〜32インチ |
対応重量 | 平面 2〜18 kg、曲面 2〜14 kg | 1〜9 kg |
対応VESA | 75×75、100×100 | 75×75、100×100 |
チルト(上下) | +45°/−45° | +45°/−45° |
スイベル(左右) | +90°/−90° | +90°/−90° |
ピボット(回転) | ±180° | ±180° |
回転ストッパー | あり | あり |
取り付け方法 | クランプ/グロメット | クランプ/グロメット |
上面からの取り付け | なし | 対応 |
机天板厚(クランプ) | 10〜45 mm | 10〜50 mm |
机天板厚(グロメット) | 10〜45 mm | 10〜45 mm |
ケーブルガイド | あり | あり |
カラー | ブラック/ホワイト中心、特別版あり | ブラック/ホワイト/パステルブルー/パステルピンク |
参考価格 | ブラック: ¥11,980〜(2025/09/12 09:37) ホワイト: ¥11,980〜(2025/09/12 09:37) | ブラック: ¥8,980〜(2025/09/12 09:37) ホワイト: ¥8,980〜(2025/09/12 09:37) |
まとめ
PixioのPS2SとPS1S Waveは、いずれもガススプリング式で角度調整や配線ガイドなど基本性能がしっかりしています。共通してVESA 75×75/100×100に対応し、クランプ/グロメット固定が選べます。
判断基準は、モニターの大きさ・重さ、設置作業性、カラーの3点です。大型・曲面や将来的な拡張ならPS2S、32インチまでで作業を楽にしたい・色をそろえたいならPS1Sがおすすめです。
参考文献
PS2S
- Pixio
- 価格¥11,980(2025/09/12 09:37時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
PS1S Wave
- Pixio
- 価格¥8,980(2025/09/12 09:37時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る