パナソニックのートクッカー ビストロ NF-AC700とNF-AC1000は、鍋底をかき混ぜる羽根機構と高火力を組み合わせ、炒め物から煮込みまで自動で仕上げる調理鍋です。スマートフォンと連携してメニューを追加でき、毎日の献立作りを助けます。これらの商品は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。
5つの違い
NF-AC700は、NF-AC1000の機能を絞り込み、扱いやすさを重視したモデルです。
発売年月は次の通りです。
- NF-AC700:2024年9月1日
- NF-AC1000:2023年2月上旬
違いを一言でまとめると、圧力機能と炊飯機能、搭載メニュー数の差です。
2つの機種は、具体的には次の点が異なります。
- 圧力調理対応:NF-AC1000は100 kPa対応。NF-AC700は非対応。
- 圧力蒸し対応:NF-AC1000は対応。NF-AC700は非対応。
- 玄米炊飯:NF-AC1000は最大4合対応。NF-AC700は非対応。
- 初期搭載メニュー数:NF-AC1000は25。NF-AC700は19。
- 本体色:NF-AC1000はブラック。NF-AC700はライトグレージュ。
圧力調理で煮込みや玄米を時短調理したい人にはNF-AC1000が向いています。一方、圧力を使わず炒め・無水・低温・蒸しといった日常調理を自動化したい人にはNF-AC700が適しています。
一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | NF-AC700 | NF-AC1000 |
---|---|---|
発売年月 | 2024年9月 | 2023年2月 |
外観 | ![]() | ![]() |
圧力調理 | 非対応 | ◎ 100 kPa |
圧力蒸し | 非対応 | ◎ 対応 |
玄米炊飯 | 非対応 | ◎ 対応 |
初期メニュー数 | 19 | ◎ 25 |
本体色 | ライトグレージュ | ブラック |
参考価格 | ¥54,200〜(2025/09/14 15:58) | ¥75,000〜(2025/09/14 15:58) |
違いの詳細
違いについて詳しく見ていきましょう。
圧力調理の有無
NF-AC1000は100 kPaの圧力調理に対応します。NF-AC700は圧力を使用しません。
圧力調理は高温高圧により短時間で熱を通す方法で、牛すじや角煮などの繊維をやわらかく仕上げます。圧力値 100 kPa は大気圧に上乗せされる圧力を示し、沸点が上がるため加熱効率が高くなります。圧力に不慣れな方や静かな運転を重視する方は、非圧力のNF-AC700でも無水・低温・炒め調理で多くの料理に対応できます。
煮込みの時短やホロホロ食感を重視するならNF-AC1000、圧力不要で手軽に使いたいならNF-AC700が向いています。
製品名 | NF-AC700 | NF-AC1000 |
---|---|---|
圧力調理対応 | 非対応 | 対応 |
参考価格 | ¥54,200〜(2025/09/14 15:58) | ¥75,000〜(2025/09/14 15:58) |
圧力蒸しの有無
NF-AC1000は圧力蒸しにも対応します。NF-AC700は通常の蒸し調理に対応します。
圧力蒸しは蒸気を閉じ込めて加圧し、厚みのある食材を短時間で中まで加熱できます。肉や根菜など厚みのある食材に向きます。圧力をかけない蒸しは仕上がりがやさしく、形崩れを抑えられるのが特徴です。
蒸し時間を短縮したい場合はNF-AC1000、日常的な副菜や茶碗蒸しならNF-AC700でも十分です。
製品名 | NF-AC700 | NF-AC1000 |
---|---|---|
圧力蒸し | 非対応 | 対応 |
参考価格 | ¥54,200〜(2025/09/14 15:58) | ¥75,000〜(2025/09/14 15:58) |
玄米炊飯の対応
NF-AC1000は玄米を最大4合まで炊飯できます。NF-AC700は玄米炊飯に対応していません。
玄米は表皮が硬く、水分が芯まで入りにくい穀物です。加圧すると沸点が上がり、吸水とデンプンの糊化が進みやすくなります。白米に比べて必要な加熱時間は長くなります。白米を中心に炊くならNF-AC700でも問題ありませんが、玄米をよく食べる家庭ならNF-AC1000が便利です。
製品名 | NF-AC700 | NF-AC1000 |
---|---|---|
玄米炊飯 | 非対応 | 対応 |
参考価格 | ¥54,200〜(2025/09/14 15:58) | ¥75,000〜(2025/09/14 15:58) |
初期搭載メニュー数
NF-AC1000は初期メニュー25、NF-AC700は19です。
どちらもアプリ連携でメニューを追加できますが、初期から選択肢が多いと料理の幅をすぐに広げられます。一方で、頻度の高い基本料理が中心なら 19 でも不足を感じにくいでしょう。
製品名 | NF-AC700 | NF-AC1000 |
---|---|---|
初期メニュー数 | 19 | 25 |
参考価格 | ¥54,200〜(2025/09/14 15:58) | ¥75,000〜(2025/09/14 15:58) |
本体色
NF-AC1000はブラック、NF-AC700はライトグレージュです。
ブラックは引き締まった印象で汚れが目立ちにくく、ライトグレージュは圧迫感が少なく周囲のインテリアになじみます。
キッチンの色調や他の家電との統一感を考慮して選ぶとよいでしょう。
製品名 | NF-AC700 | NF-AC1000 |
---|---|---|
本体色 | ライトグレージュ | ブラック |
参考価格 | ¥54,200〜(2025/09/14 15:58) | ¥75,000〜(2025/09/14 15:58) |
おすすめはどちら
このように2つの機種は、圧力調理、圧力蒸し、玄米炊飯、初期メニュー数、本体色の点が異なります。
圧力で煮込みや玄米を時短調理したい、玄米炊飯もしたい場合はNF-AC1000がおすすめです。
圧力を使わず日々の炒め・煮込み・無水・低温・蒸しを自動化したい場合はNF-AC700がおすすめです。軽量で置き換えやすく、ライトグレージュでキッチンにもなじみます。
どちらの製品も、鍋底からかき混ぜる機構と高火力で、炒飯や野菜炒めをパラッと仕上げられるのが魅力です。アプリ連携でレシピが増える点も共通の強みです。
オートクッカー ビストロ NF-AC700
- パナソニック(Panasonic)
- 価格¥54,200(2025/09/14 15:58時点)
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オートクッカー ビストロ NF-AC1000
- パナソニック(Panasonic)
- 価格¥75,000(2025/09/14 15:58時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
一覧表で詳細比較
主な仕様を一覧表で詳細に比較すると次のようになります。
項目 | NF-AC700 | NF-AC1000 |
---|---|---|
発売年月 | 2024年9月 | 2023年2月 |
外観 | ![]() | ![]() |
圧力調理 | 非対応 | ◎ 100 kPa |
圧力蒸し | 非対応 | ◎ 対応 |
玄米炊飯 | 非対応 | ◎ 対応 |
初期メニュー数 | 19 | ◎ 25 |
かきまぜ機構 | 鍋底かきまぜ | 鍋底かきまぜ |
無水・低温・蒸し | 対応 | 対応 |
アプリ連携 | キッチンポケット対応 | キッチンポケット対応 |
本体色 | ライトグレージュ | ブラック |
参考価格 | ¥54,200〜(2025/09/14 15:58) | ¥75,000〜(2025/09/14 15:58) |
共通の機能
NF-AC700とNF-AC1000には、鍋底かきまぜ、アプリ連携、無水・低温・蒸しの機能が搭載されています。これらの機能について簡単にみてみましょう。
鍋底かきまぜ
底面から羽根でさらい上げる仕組みで、鍋肌の突起と組み合わせて具材をひっくり返します。炒め物はシャキッと、炒飯はパラリと仕上がります。
スマホ連携(キッチンポケット)
レシピを本体に送信でき、使いながらメニューを増やせます。操作手順もスマホで確認できます。
無水・低温・蒸し調理
水分を加えず素材の水分で煮る無水、温度を一定に保つ低温、蒸し板を使う蒸しに対応します。日々のおかずづくりを自動でまかなえます。
まとめ
パナソニックのNF-AC700とNF-AC1000は、鍋底かきまぜ機構と高火力で多彩な料理を自動で調理できます。アプリと連携してレシピを増やせる点も共通です。
選択のポイントは圧力調理の要不要と玄米炊飯の有無、初期メニュー数の違いです。圧力で時短調理をしたい家庭はNF-AC1000、圧力を使わず日常調理を手軽に自動化したい家庭はNF-AC700が適しています。
参考文献
オートクッカー ビストロ NF-AC700
- パナソニック(Panasonic)
- 価格¥54,200(2025/09/14 15:58時点)
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オートクッカー ビストロ NF-AC1000
- パナソニック(Panasonic)
- 価格¥75,000(2025/09/14 15:58時点)
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