LaTex 数式環境中で、\soutコマンド等を使い、そのまま取り消し線を引くと位置がずれてしまい、上手く引くことができません。取り消し線を引く方法を紹介します。
ulemパッケージを使用すると、文中で取り消し線を引くことができます。
\usepackage{ulem} \sout{This text is stricken out.}
問題点
しかし、数式環境中ではエラーにこそならないものの、線がアンダーバーのようにテキストの下部に表示されてしまい、取り消し線になりません。
\equation y = sin(x) \sout{+ cos(x)} \equation
解決方法
これを解決するためには、\hboxで一旦 数式環境中から出て、取り消し線のコマンドをうち、また数式環境にもどる、という手順を踏みます。
\equation y = sin(x) \hbox{\sout{$+ cos(x)$}} \equation
参考
以上、 LaTeX 数式環境中で、取り消し線を書く方法!でした。
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