AirdogはTPAフィルターを採用し、0.0146μmレベルの微細粒子まで除去できること、集塵フィルターを洗って繰り返し使えることが大きな魅力です。一般的なHEPAとは方式が異なり、目詰まりしにくく静音性と清浄スピードの両立が図られています。これらの商品は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。
4つの違い
X5Dは、X5Sの後継機種です。
- 発売日
- X5D:2022年9月29日
- X5S:2020年6月9日
2つの機種は、次の点が異なります。清浄性能や基本サイズは同等です。
- センサー:X5DはAQIに加えてCO2センサーを搭載
- 操作系:X5Dはワンボタン中心で直感的
- 移動性:X5Dは360度キャスター付き
- カラー:X5Dには2023年の限定ブラックあり
X5Dは、換気の目安をCO2センサーで見える化したい方や、部屋間の移動が多い方におすすめです。操作もワンボタン中心で迷いにくく、家庭からオフィスまで使い勝手を重視する場合に良いでしょう。X5Sは、清浄能力が同等であるため、価格重視の方に向いています。CO2表示が不要で据え置き中心の使い方なら満足度は高いと思われます。
一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | X5D | X5S |
---|---|---|
発売年月 | 2022年9月 | 2020年6月 |
外観 | ![]() | ![]() |
参考価格 | ¥162,600〜(2025/08/24 21:45) | − |
センサー | AQI+CO2 | AQI |
操作系 | ワンボタン中心 | 本体+リモコン |
移動のしやすさ | 360度キャスターあり | キャスターなし |
カラー展開 | ホワイト/限定ブラック(2023) | ホワイト |
詳細
違いについて詳しく見ていきましょう。
センサー

X5DはAQIに加えてCO2センサーを搭載します。X5SはAQIのみです。
CO2を数値で把握できると、在室人数が増えた時や換気不足の兆候を早く察知できます。X5Dは二酸化炭素の上昇を見ながら窓開けの判断がしやすく、会議室やリビングの換気管理に役立ちます。
空気清浄の基本性能は両機種で同等であるため、違いは主に“見える化”の有無です。CO2の見える化を重視するならX5Dが良いでしょう。一方でCO2表示が不要で単純に空気をきれいにしたい方はX5Sでも十分でしょう。
- X5D:AQI+CO2
- X5S:AQIのみ
- 清浄能力は同等
操作性

X5Dは基本操作をボタン一つでも行える設計です。X5Sは従来の本体操作とリモコンの組み合わせです。
X5Dは本体の電源ボタンでオンオフだけでなくモード切替も行うことができるため、操作を直感的に行いたい方に向いています。付属リモコンで操作することもできます。
X5Sではモード切り替えはリモコンでのみ行えます。操作自体は難しくありませんが、簡単に操作したい場合はX5Dが良いでしょう。
一方で、リモコン中心の操作で問題ない場合はX5Sで良いでしょう。
- X5D:本体ボタンでモード切り替え可能
- X5S:本体ボタンでは電源操作のみ
- とっつきやすさはX5D
移動しやすさ
X5Dは360度キャスター付きです。X5Sにはキャスターがありません。
部屋間の移動や掃除の時にキャスターがあると便利です。重さは約11.1kgで同じなので、据え置き使用が中心なら必須ではありませんが、季節や来客に合わせて設置場所を変える家庭や、閉店後に清掃を行う店舗では取り回しの差が出ます。移動の多さを想定している場合は、X5Dが良いでしょう。
- X5D:キャスターあり
- X5S:キャスターなし
- 可搬性はX5D
カラー展開
X5Dには2023年の限定ブラックが用意されました。X5Sは基本ホワイトです。
モノトーンの部屋やダーク系の家具に合わせたい場合は、X5Dの限定色が候補になります。色までこだわらない場合はX5Sでもよいでしょう。ただ、限定色はすでに入手が難しいかもしれません。
- X5D:ホワイト/限定ブラック(2023)
- X5S:ホワイト
- カラーの選択肢はX5D
おすすめはどちら
このように2つの機種は、センサー、操作性、移動のしやすさ、カラーの点が異なります。基本の清浄性能やサイズは同等です。
換気の目安をCO2モニタで見える化したい、来客や在室人数の変動がある環境では本体でもすぐに操作できるX5Dが良いでしょう。会議室やリビングではCO2を見ながら窓を開けて換気するかどうかの判断ができます。部屋間の移動が多い場合もキャスターが便利です。
価格を抑えたい、据え置き中心でシンプルに使いたい場合はX5Sが良いでしょう。性能が同等なので、付加機能の必要性で選ぶのがよいでしょう。
X5D
- CO2モニタ
- 本体ボタンでも操作可能
- キャスター付き
- ブラックモデルも存在した
- エアドッグ
- 価格¥162,600(2025/08/24 21:45時点)
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X5S

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一覧表で比較
主な仕様を一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | X5D | X5S |
---|---|---|
発売年月 | 2022年9月 | 2020年6月 |
外観 | ![]() | ![]() |
型番例 | AIR-X5-H1W311 ほか | AIR-X5-H1W197 ほか |
清浄空気供給量 | 30分で65㎡ | 30分で65㎡ |
おすすめスペース | 〜24畳 | 〜24畳 |
最小除去粒子 | 0.0146μm | 0.0146μm |
実装センサー | AQI+CO2 | AQI |
運転モード | Sleep/L1〜L4 | Sleep/L1〜L4 |
運転音 | 22.3〜51dB | 22.3〜51dB |
消費電力 | 12〜55W | 〜55W |
電源 | 100V 50/60Hz | 100V 50/60Hz |
外形寸法 | 幅306×奥行316×高さ650mm | 幅306×奥行316×高さ650mm |
質量 | 11.1kg | 11.1kg |
移動キャスター | あり | なし |
操作 | ワンボタン中心 | 本体+リモコン |
フィルター | プレ/イオン化ワイヤー/集塵/オゾン除去 | 同左 |
フィルター交換 | 洗浄再利用 | 洗浄再利用 |
カラー | ホワイト/限定ブラック(2023) | ホワイト |
参考価格 | ¥162,600〜(2025/08/24 21:45) | − |
まとめ
Airdogは微細粒子まで対応するTPA方式と、洗って再利用できる集塵フィルターが強みです。交換コストを抑えながら、居室からオフィスまで幅広く使えます。2つの商品の違いは、X5DがCO2センサー、ワンボタン操作、キャスター、限定色で使い勝手を高めた点です。一方で清浄性能やサイズは同等です。換気管理や設置の柔軟性を重視するならX5D、価格やシンプルさを重視するならX5Sを検討するのが良いでしょう。
参考文献
- Airdog X5D 製品ページ(公式)
https://airdogjapan.com/lineup/x5d.html - Airdog X5S 販売ページ(国内取扱情報)
https://www.toconnect.co.jp/lp/airdog/
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