2021年10月にAirPodsが新発売されたのが話題になる一方で、上位モデルのAirPods Proもこっそりとマイナーチェンジされました。AirPods Pro 2021年モデルは、一世代前のモデル(2019年)と比べて何が変わったのでしょうか。違いは1つあります。わかりやすく紹介します。
1つの違い
AirPods Pro 2021
Apple公式のプレスリリースによると、AirPods Pro 2021年モデルは次の点が変更になりました。
- 充電ケースがMagSafe対応になった。
一世代前の2019年モデルの充電ケースでは、「Lightningコネクタを介した有線の充電」と、「Qiのワイヤレス充電」ができましたが、2021年モデルでは「MagSafeのワイヤレス充電」にも対応しました。
変更はケースだけで、本体は一世代前と同じです。このマイナーチェンジは、下位機種AirPodsの3世代目がMagSafe対応になったため、同等以上の性能を維持するために行われたものだと推測されます。
違いを表で比較すると次のようになります。
名称 | AirPods Pro (2021) | AirPods Pro (2019) |
---|---|---|
発売 | 2021/10 | 2019/10 |
外観 |
||
参考価格 | − | − |
充電ケースへの給電方法 | MagSafe、 Qi、 Lightning |
Qi、 Lightning |
違いについて詳しくみてみましょう。
MagSafeとは?
AirPods Pro 2021の充電ケース
MagSafeは、Qiなどと同じワイヤレス充電方式の1つです。スマホでは、iPhone12以降でも対応しています。
MagSafeで、AirPods充電ケースの充電をするには、次のような別売りの充電器が必要になります。
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このMagSafe充電器を、AirPodsの充電ケースに近づけると、ペタッと磁石でくっついて充電ができます。
これの何が良いのかというと、ワイヤレス充電のQiと比べると、次の利点があります。
- Qiは5 Wで充電だが、MagSafeは15 Wで充電ができ、早く充電できる。
- MagSafeは磁石でくっつくので、Qiのように何かがぶつかってズレて充電できていなかったということが起こりにくい。
有線のLightningプラグを使った充電と比較すると、次のような利点があります。
- プラグを抜き差しする手間が省ける
- (一部ケースでは)保護ケースに入れたままでも充電できる
(Lightningでも、ケースに入れたまま充電できる保護ケースが多いですが) - Lightningコネクタが消耗しない
(Lightningコネクタは、数千回~10000回ほどの耐久性があるそうなので通常使用では消耗しないですが)
充電速度は、有線 > MagSafe > Qiの順で速いですので、「充電時間は少し長くなっても良いけれど、プラグを抜き差しする手間を省きたい!」という場合にMagSafeを使用するのがおすすめです。
名称 | AirPods Pro (2021) | AirPods Pro (2019) |
---|---|---|
外観 |
||
参考価格 | − | − |
充電ケースへの給電方法 | MagSafe、 Qi、 Lightning |
Qi、 Lightning |
どちらがおすすめか
このように、AirPods Pro 2021年モデルは、充電ケースがMagSafe対応になったという点だけが異なります。
次のような方には、2021年モデルがおすすめです。
- AirPods Proの充電ケースの充電のために、Lightningプラグを抜き差しするのが面倒。
- ケースを充電していないときに、Lightningケーブルがだらんと垂れているのは見た目が良くないと思う。
- 充電のための定位置を確保したい。
- iPhone用にMagSafeを既に使っている。
次のような方には、一世代前(2019年)のモデルがおすすめです。
- プラグの抜き差しは手間に感じず、Lightningの充電で十分。
- MagSafe充電器は5千円ほどするが、それほどの価値を感じない。
- 早く充電できるほうが重要。
私自身、どちらを買うか迷ってこのように調べたのですが、抜き差しするのは大して手間に感じないので、旧モデルを購入しようかと思いました。が、Amazon.co.jpのセールで新モデルの方が値引きされていたので、結局、新モデルを購入しました。
執筆時点では、一世代前のモデルのほうが2千円ほど安く手に入るようです。順次新モデルに置き換わっているようですので、しばらくすると旧モデルは手に入らなくなるかもしれません。偽物も出回っているようですので、信頼できる店舗で購入するようにすると良いでしょう。
名称 | AirPods Pro (2021) | AirPods Pro (2019) |
---|---|---|
発売 | 2021/10 | 2019/10 |
外観 |
||
参考価格 | − | − |
充電ケースへの給電方法 | MagSafe、 Qi、 Lightning |
Qi、 Lightning |
利点 | 別売りのMagSafe充電器を購入すると、ピタッと磁石でくっつけてワイヤレス充電ができる。充電中にズレにくい。15 Wで充電できるので、有線よりもわずかに遅いものの、Qiよりも実用的な時間で充電が可能。 | 本体価格が少し安い。 |
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ACアダプターは付属しないので同時購入がおすすめ
AirPodsやMagSafe充電器には、「Lightning – USB-Cケーブル」は付属しますが、「USB-C – ACアダプター」は付属しませんので、そのままでは家庭の100Vコンセントから充電できません。
お持ちのiPhone 12以降や、2020年以降のiPad、macbookなどに付属するUSB-Cアダプターを流用することができますが、お持ちでない場合にはUSB-Cアダプターを同時に購入するのがおすすめです。
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人気の保護ケース
充電ケース用の保護ケースは、次の3種類のものが特に人気です。
保護ケースを使うと、充電ケースの傷を防いだり、付属の穴にストラップやカラビナをつけられたり、自分の好きな色に着せ替えることができたりするのが利点です。
型番 | ESR AirPods Proケース | Spigen Apple AirPods Pro ケース | Miracase AirPods Pro ケース |
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外観 |
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参考価格 | ¥999〜(2024/11/21 09:15) |
¥2,999〜(2024/11/21 09:15) |
¥1,366〜(2024/11/21 09:15) |
まとめ
2021年10月にマイナーチェンジとなったAirPods Proの変更点を紹介しました。MagSafe充電をしたい方は、2021年の新モデルがおすすめで、そうでなければ2019年の一世代前モデルがおすすめです。
以上、AirPods Pro 2021年モデルと旧モデルの1つの違い。でした。
参考
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