シャープのCV-R60とCV-P60は、デシカント方式でコンパクトな衣類乾燥除湿機です。この2つの機種は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。
目次
CV-R60とCV-P60の違い
CV-R60は、CV-P60の後継機種です。CV-P60がいわゆる型落ち機種に当たります。
- CV-R60:2023年3月発売
- CV-P60:2022年4月発売
これらの機種の性能は同じで、違いはありません。主な仕様も、操作パネルのデザインも同じです。
家電製品では新しいモデルのほうが売れるため、シャープに限らず、同じ性能で型番だけ変えるということがよくあります。
そのため、価格の安いほうの機種を選ぶのがおすすめです。
価格と性能を比較すると次のようになります。
型番 | CV-R60 | CV-P60 |
---|---|---|
発売年月 | 2023/3 | 2022/4 |
外観 |
||
参考価格 | ¥19,516〜(2023/11/19 12:19) | ¥21,450〜(2024/11/21 19:53) |
型番 | CV-R60 | CV-P60 |
除湿方式
|
デシカント方式 | |
衣類乾燥時間(2 kg)
|
約 99 分 (梅雨時)、約 109 分 (冬季) | |
特徴 | 置きっぱなしで年中部屋干し派。単身者や少人数ファミリー向け。 | |
プラズマクラスター・適用床面積
|
プラズマクラスター7000
約 8 畳 (約 13 ㎡) |
|
ルーバー | – | |
ワイド送風 | – | |
運転 | 衣類乾燥・除湿・衣類消臭 | |
湿度表示 | – | |
タイマー | ◯ 切タイマー (2/4/6時間) | |
便利 | 満水サイン チャイルドロック ホコリブロックプレフィルター |
|
除湿能力(50/60Hz) | 定格 5.4/5.6 L/日 | |
センサー | 温度 / 湿度 | |
電気代目安 | 約 28 円 (梅雨時)、約 32 円 (冬季) | |
除湿可能面積の目安 | 50Hz 7~14畳(12~23 ㎡) 60Hz 7~14畳(12~23 ㎡) (木造住宅~コンクリート住宅) |
|
運転音(衣類乾燥・50/60Hz) | 速乾: 51 / 51 dB 音控えめ: 38 / 38 dB |
|
排水タンク容量 | 約 1.5 L | |
使用可能温度 | 1~38℃ | |
外形寸法 | 幅300mm×奥行300mm×高さ323mm | |
質量(約) | 6.7 kg |
CV-R60
方式
除湿
5.4 L/日
クラスター
7000
コンパクト
タイプ
タイマー
2/4/6時間
ロック
- シャープ(SHARP)
CV-P60
方式
除湿
5.4 L/日
クラスター
7000
コンパクト
タイプ
タイマー
2/4/6時間
ロック
電気代
CV-R60とCV-P60において、2 kgの洗濯物の、衣類乾燥1回あたりの電気代目安は次の通りです。
- 梅雨時:約 28 円(1回約 99 分、60 Hz)
- 冬季 :約 32 円(1回約 109 分、60 Hz)
また衣類乾燥・除湿・衣類消臭の各モードにおける一時間あたりの電気代目安は次の通りです。
モード | 衣類乾燥 | 除湿 | 衣類消臭 |
---|---|---|---|
消費電力(W)(50/60Hz) | 510 / 570 | 480 / 540 | 25 / 25 |
1時間あたりの電気代(円)(50/60Hz) | 約 16 / 18 | 約 15 / 17 | 約 0.78 / 0.78 |
除湿機の3方式
除湿機には、「コンプレッサー式」と「デシカント式」、両方を搭載した「ハイブリッド式」があります。
CV-R60とCV-P60は、デシカント式を採用した除湿機です。
コンプレッサー式
コンプレッサー式は、エアコンと同じくコンプレッサーと熱交換器を用いた冷凍サイクルを利用して除湿します。
電力効率が良いため、省エネで部屋をそれほど暑くせずに除湿できるのが利点です。エアコンのドライ機能では部屋が寒くなるのが気になるという場合に活躍するでしょう。
一方で、寒くなると除湿能力が低下するのが欠点です。
夏・梅雨のジメジメが気になる太平洋側の地域などで、梅雨時を中心に使い、冬季は乾燥に2倍程度の時間がかかってもよい場合にはこのタイプがおすすめです。
型番 | CV-R71 | CV-P71 | CV-N71 | CV-L71 |
---|---|---|---|---|
発売年月 | 2023/3 | 2022/3 | 2021/4 | 2020/4 |
外観 |
||||
参考価格 | ¥29,221〜(2023/11/19 12:19) | ¥22,727〜(2024/11/21 16:12) |
¥24,000〜(2024/11/21 16:12) |
¥28,500〜(2024/11/21 16:12) |
デシカント式
デシカント式は、吸湿材を使用した除湿方法です。水分を吸着した吸湿材をヒーターであたためて、水分を取り出します。
寒くても除湿量の低下は少ないのが利点です。冬に洗濯物が乾かなくて困るというときに使用すると、部屋も排熱であたたまるので一石二鳥です。
一方で、消費電力が大きいのが欠点です。梅雨時に使用すると、同じ量の洗濯物を乾かすのにコンプレッサー方式の2~3倍の電気代がかかり、室温もそれだけ上がってしまいます。(冬季は効率低下がない分、電気代はコンプレッサー方式と同等です。)
そのため、冬の湿気が気になる日本海側の地域などで、冬季を中心に使う方におすすめです。
デシカント式には、CV-R60、CV-P60があります。
型番 | CV-R60 | CV-P60 |
---|---|---|
発売年月 | 2023/3 | 2022/4 |
外観 |
||
参考価格 | ¥19,516〜(2023/11/19 12:19) | ¥21,450〜(2024/11/21 19:53) |
ハイブリッド式
コンプレッサー式とデシカント式の両方を搭載した除湿機です。季節やお部屋の環境に応じて方式を使い分けるので、一年中効率よく使用できます。
一方で、2つの除湿機を一つにまとめたものなので、大きく重く、価格も高めになるのが欠点です。
梅雨でも冬季でも、素早く乾燥したい方におすすめです。
CV-RH140がハイブリッド方式の機種です。
型番 | CV-RH140 | CV-PH140 | CV-NH140 |
---|---|---|---|
発売年月 | 2023/3 | 2022/3 | 2021/4 |
外観 |
|||
参考価格 | ¥56,392〜(2023/11/7 8:39) | ¥44,800〜(2024/11/21 19:53) |
¥49,500〜(2024/11/21 19:53) |
型番 | CV-RH140 | CV-PH140 | CV-NH140 |
除湿方式
|
ハイブリッド方式
|
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衣類乾燥時間(2 kg)
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約 64 分 (梅雨時) 約 80 分 (冬季) |
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特徴 | 一年中目いっぱい活用派。ファミリー向け。 |
まとめ
シャープのコンプレッサー方式を採用した衣類乾燥除湿機CV-R60とCV-P60の性能は同じで、違いはありません。そのため価格の安い方を選ぶと良いでしょう。
以上、CV-R60とCV-P60の違い。でした。
参考
CV-R60
方式
除湿
5.4 L/日
クラスター
7000
コンパクト
タイプ
タイマー
2/4/6時間
ロック
- シャープ(SHARP)
CV-P60
方式
除湿
5.4 L/日
クラスター
7000
コンパクト
タイプ
タイマー
2/4/6時間
ロック