東芝のER-XD100とER-WD100は、ともに庫内容量30 Lの過熱水蒸気オーブンレンジです。石窯ドーム構造が上下ヒーター式の熱を効率良く循環させ、庫内まるごと遠赤コートが食材をむらなく加熱します。8つ目赤外線センサーが食品温度を検知し、自動で火加減を調整します。これらの商品は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。
2つの違い
ER-XD100は、ER-WD100の後継機種です。
ER-WD100は、ER-XD100のいわゆる型落ち機種に相当します。
発売年月は次の通りです。
- ER-XD100: 2022年7月
- ER-WD100: 2021年7月
主な違いは石窯おまかせ焼きで調理できる分量の上限と、自動メニュー数・総レシピ数です。
2つの機種は、具体的には次の点が異なります。
- 石窯おまかせ焼き分量上限: ER-XD100は上限設定なし。ER-WD100は上限800 g。
- 自動メニュー数/総レシピ数: ER-XD100は104メニュー/178レシピ。ER-WD100は113メニュー/179レシピ。
オーブン料理をたっぷり作りたい方はER-XD100がおすすめです。石窯おまかせ焼きに容量制限がなく、約1 kgの塊肉でも自動調理できます。一方で、自動メニューを使って調理の手間を減らしたい方や料理集のバリエーションを重視する方はER-WD100が便利です。
一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | ER-XD100 | ER-WD100 |
---|---|---|
発売年月 | 2022年7月 | 2021年7月 |
外観 | ![]() | ![]() |
石窯おまかせ焼き分量上限 | 上限設定なし ◎ | 上限800 g |
自動メニュー数/総レシピ数 | 104メニュー/178レシピ | 113メニュー/179レシピ ◎ |
参考価格 | ¥43,840〜(2025/09/19 10:39) | ¥46,300〜(2025/09/18 12:03) |
違いの詳細
違いについて詳しく見ていきましょう。
石窯おまかせ焼き分量上限
ER-XD100は上限設定なしです。ER-WD100は上限800 gです。
石窯おまかせ焼きは、食材の厚みや種類を赤外線センサーが検知し、自動で加熱時間と温度を決める機能です。ER-XD100では公式ページに上限記載がなく、約1 kgの塊肉でも自動調理できます。ER-WD100では注記として800 gまでと明示されています。重量制限がないと、ローストビーフやスペアリブなど大家族向けの大皿料理もボタンひとつで仕上げやすくなります。
大きめの肉料理を自動調理したい場合はER-XD100がより便利です。量が800 g以内であればER-WD100でも問題ありません。
項目 | ER-XD100 | ER-WD100 |
---|---|---|
石窯おまかせ焼き分量上限 | 上限設定なし ◎ | 上限800 g |
参考価格 | ¥43,840〜(2025/09/19 10:39) | ¥46,300〜(2025/09/18 12:03) |
自動メニュー数と総レシピ数
ER-XD100は自動メニュー104、総レシピ178です。ER-WD100は自動メニュー113、総レシピ179です。
自動メニューは、例えば「焼きそば」「シフォンケーキ」のように料理名を選ぶだけで温度と時間を自動設定する機能です。ER-WD100は発売時に搭載した新メニューが多く、総レシピも1品多い179です。一方のER-XD100はメニュー数がやや少ないものの、後継機種として石窯おまかせ焼きの自由度を高め、機能自体は同じです。メニューが多いと、料理のバリエーションを広げたい方や電子レンジ調理を試したい方にとって便利です。
自動メニューを活用してレシピを増やしたい方はER-WD100が便利です。メニュー数にこだわらず分量の自由度を重視するならER-XD100でも十分でしょう。
項目 | ER-XD100 | ER-WD100 |
---|---|---|
自動メニュー数/総レシピ数 | 104メニュー/178レシピ | 113メニュー/179レシピ ◎ |
参考価格 | ¥43,840〜(2025/09/19 10:39) | ¥46,300〜(2025/09/18 12:03) |
おすすめはどちら
このように2つの機種は石窯おまかせ焼きの分量上限と自動メニュー数が異なります。
オーブン料理を大量に作りたい場合や大きめの塊肉をよく調理する場合はER-XD100がおすすめです。上限設定がなく、1 kg前後の食材でも石窯おまかせ焼きが自動で火加減を調整します。
レシピ集を活用して毎日の献立を増やしたい場合や、電子レンジの自動機能で調理を完結させたい場合はER-WD100がおすすめです。自動メニューが多く、料理初心者でも操作しやすいでしょう。
どちらの製品も庫内まるごと遠赤コートと8つ目赤外線センサーを搭載しており、温度ムラを抑えて加熱できる点が魅力です。
石窯ドーム ER-XD100
- 東芝(TOSHIBA)
- 価格¥43,840(2025/09/19 10:39時点)
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石窯ドーム ER-WD100

- 東芝(TOSHIBA)
- 価格¥46,300(2025/09/18 12:03時点)
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一覧表で詳細比較
主な仕様を一覧表で詳細に比較すると次のようになります。
項目 | ER-XD100 | ER-WD100 |
---|---|---|
発売年月 | 2022年7月 | 2021年7月 |
外観 | ![]() | ![]() |
石窯おまかせ焼き分量上限 | 上限設定なし ◎ | 上限800 g |
自動メニュー数/総レシピ数 | 104メニュー/178レシピ | 113メニュー/179レシピ ◎ |
庫内容量 | 30 L | 30 L |
外形寸法 | 500 × 416 × 388 mm | 500 × 416 × 388 mm |
質量 | 約17 kg | 約17 kg |
レンジ最高出力 | 1000 W(最大3 分) | 1000 W(最大3 分) |
オーブン温度 | 100 〜 250 ℃(約5 分後200 ℃) | 100 〜 250 ℃(約5 分後200 ℃) |
年間消費電力量 | 76.3 kWh | 76.3 kWh |
センサー | 8つ目赤外線センサー+温度センサー | 8つ目赤外線センサー+温度センサー |
解凍モード | お急ぎ解凍、スチーム全解凍、さしみ・半解凍 | お急ぎ解凍、スチーム全解凍、さしみ・半解凍 |
付属品 | 角皿1枚、取扱説明書兼料理集 | 角皿1枚、取扱説明書兼料理集 |
参考価格 | ¥43,840〜(2025/09/19 10:39) | ¥46,300〜(2025/09/18 12:03) |
共通の機能
ER-XD100とER-WD100には、庫内まるごと遠赤、8つ目赤外線センサー、3つの解凍モードの機能が搭載されています。これらの機能について簡単にみてみましょう。
庫内まるごと遠赤
庫内まるごと遠赤は、庫内壁面(扉部を除く)から遠赤外線を放射します。食材の内側にじっくりと熱が伝わり、パンや肉料理をふっくらと焼き上げます。日常の温めでも表面が乾きにくい点が魅力です。
8つ目赤外線センサー
8つ目赤外線センサーは、赤外線を8方向から当てて食品表面温度を検知します。ごはんや飲みものの温度ムラを抑え、設定温度に合わせて自動で加熱時間を調整します。センサー方式により、ラップの有無や容器の材質を自動で判断する必要がありません。
3つの解凍モード
解凍モードは「お急ぎ解凍」「スチーム全解凍」「さしみ・半解凍」の3種類です。お急ぎ解凍は短時間で均一に解凍し、スチーム全解凍は低温スチームで端煮えを抑えます。さしみ・半解凍は包丁が入りやすい状態に仕上げるため、刺身や薄切り肉の調理に便利です。
別売品
東芝 電子レンジ用転倒防止金具 32582136
電子レンジ本体を壁へ固定するための金具です。設置の安定性を高めたい方に適しています。
東芝 電子レンジ 角皿 325GP005
付属の角皿と同等サイズの交換用角皿です。調理用の角皿を追加購入したい方や交換したい方に適しています。

- 東芝(TOSHIBA)
- 価格¥4,920(2025/09/19 10:39時点)
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まとめ
東芝のER-XD100とER-WD100は、庫内まるごと遠赤コートと8つ目赤外線センサーを搭載し、30 Lの広いフラット庫内で多彩な料理を自動調理できます。
購入判断のポイントは、石窯おまかせ焼きの分量上限を重視するか、自動メニューの多さを重視するかです。
参考文献
石窯ドーム ER-XD100
- 東芝(TOSHIBA)
- 価格¥43,840(2025/09/19 10:39時点)
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石窯ドーム ER-WD100

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