東芝のER-YD7000とER-YD5000は、30 Lの庫内容量と最高350 °Cの高火力を備えたスチームオーブンレンジです。両機種とも熱風2段調理や1 024ポイント赤外線センサーを搭載し、深皿を使った自動調理ができる点が共通の魅力です。これらの商品は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。
5つの違い
ER-YD7000は、ER-YD5000の上位機種です。ER-YD5000は、ER-YD7000のいわゆる型落ち機種に相当します。
発売年月は次の通りです。
- ER-YD7000:2023年6月上旬
- ER-YD5000:2023年7月上旬
ER-YD7000はIoT機能やタッチ液晶などを強化したモデルです。
2つの機種は、具体的には次の点が異なります。
- スマホ連携:ER-YD7000はIoLIFE対応。ER-YD5000は非対応。
- 表示・操作UI:ER-YD7000は5 インチカラータッチ液晶。ER-YD5000はバックライト大型液晶と物理キー。
- 自動メニュー/総レシピ数:ER-YD7000は自動487/総507。ER-YD5000は自動129/総311。
- 分量フリー自動メニュー数:ER-YD7000は7メニュー。ER-YD5000は6メニュー。
- 卵メニュー:ER-YD7000はゆで卵・半熟卵・温泉卵を搭載。ER-YD5000は非搭載。
高機能を幅広く使いたい方やスマートフォンと連携してレシピを増やしたい方にはER-YD7000がおすすめです。IoT連携やタッチ操作が不要で基本性能を重視しつつ価格を抑えたい方にはER-YD5000が良いでしょう。
一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | ER-YD7000 | ER-YD5000 |
---|---|---|
発売年月 | 2023年6月上旬 | 2023年7月上旬 |
外観 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
スマホ連携 | ◎ IoLIFE対応 | 非対応 |
表示・操作UI | ◎ 5 インチカラータッチ液晶 | バックライト大型液晶+物理キー |
自動メニュー/総レシピ | ◎ 487/507 | 129/311 |
分量フリー自動メニュー数 | ◎ 7 | 6 |
卵メニュー | ◎ 搭載 | 非搭載 |
参考価格 | グランブラック: ¥94,369〜(2025/09/19 15:59) グランホワイト: ¥97,529〜(2025/09/19 15:59) | グランブラック: ¥74,500〜(2025/09/19 15:55) グランホワイト: − |
違いの詳細
違いについて詳しく見ていきましょう。
スマホ連携
ER-YD7000は無線LANを搭載し、IoLIFEアプリと連携できます。ER-YD5000はスマホ連携機能を搭載していません。
IoLIFEアプリは料理検索や本体設定の変更、運転状況の確認ができます。ユーザーは栄養成分や目的別でレシピを絞り込み、加熱設定を本体に送信できます。対応冷蔵庫と連携すると、冷蔵庫内の食材情報を使ってレシピ提案を受けられるため、食材管理と調理を一体で行いたい家庭で便利でしょう。
スマートフォンを活用したレシピ管理や遠隔確認を重視する家庭にはER-YD7000が適しています。IoT連携が不要で本体操作だけで問題ない場合にはER-YD5000が十分でしょう。
項目 | ER-YD7000 | ER-YD5000 |
---|---|---|
スマホ連携 | IoLIFE対応 | 非対応 |
参考価格 | グランブラック: ¥94,369〜(2025/09/19 15:59) | グランブラック: ¥74,500〜(2025/09/19 15:55) |
表示・操作UI
ER-YD7000は5 インチカラータッチ液晶を採用し、メニュー名や手順をカラー表示します。ER-YD5000はバックライト付き大型液晶と物理キーで操作します。
タッチ液晶ではタップ操作でメニューを選び、画面上で加熱時間や温度を確認できます。視認性が高く、手順がガイド表示されるため調理初心者にも扱いやすくなっています。物理キーは押し間違いが少ない利点がありますが、メニュー表示はモノクロで階層移動が必要です。
頻繁に多彩なメニューを選ぶ家庭や視覚的な操作サポートが必要な方にはER-YD7000が便利でしょう。シンプルなボタン操作で十分な方はER-YD5000で問題ありません。
項目 | ER-YD7000 | ER-YD5000 |
---|---|---|
表示・操作UI | 5 インチカラータッチ液晶 | バックライト大型液晶+物理キー |
参考価格 | グランブラック: ¥94,369〜(2025/09/19 15:59) | グランブラック: ¥74,500〜(2025/09/19 15:55) |
自動メニューと総レシピ数
ER-YD7000は自動487メニューで総507レシピ、ER-YD5000は自動129メニューで総311レシピです。
メニュー数が多いほど本体任せで調理できる料理が増え、手動加熱の手間を減らせます。ER-YD7000ではパンやお菓子用のメニューが追加され、グラタンコースも分量フリーに対応します。ER-YD5000でも肉・魚・野菜用の主な自動メニューはそろい、基本調理には対応します。
調理のバリエーションを増やしたい方やお菓子作りをよく行う方にはER-YD7000が向いています。レシピ集を参考にしながら基本的な自動調理ができれば十分な場合にはER-YD5000でよいでしょう。
項目 | ER-YD7000 | ER-YD5000 |
---|---|---|
自動メニュー/総レシピ | 487/507 | 129/311 |
参考価格 | グランブラック: ¥94,369〜(2025/09/19 15:59) | グランブラック: ¥74,500〜(2025/09/19 15:55) |
分量フリー自動メニュー
ER-YD7000は分量フリー自動メニューを7種類搭載し、ER-YD5000は6種類です。
分量フリー自動メニューは食材の量を赤外線センサーで検知し、加熱時間と火加減を自動調整します。ER-YD7000ではハンバーグや茶わん蒸しに加え、グラタンコースなど1品多く対応します。食材量を気にせず調理できるため、家族人数が変動する家庭で便利です。
分量を気にせず多品目を自動調理したい方はER-YD7000が便利でしょう。基本的な定番料理で十分な方はER-YD5000で事足ります。
項目 | ER-YD7000 | ER-YD5000 |
---|---|---|
分量フリー自動メニュー数 | 7 | 6 |
参考価格 | グランブラック: ¥94,369〜(2025/09/19 15:59) | グランブラック: ¥74,500〜(2025/09/19 15:55) |
卵メニュー
ER-YD7000はゆで卵、半熟卵、温泉卵の自動メニューを搭載しています。ER-YD5000は卵メニューを搭載していません。
卵メニューではスチームと温度制御を組み合わせ、火加減が難しい卵料理をワンタッチで仕上げます。半熟卵は65 °C前後で加熱し、温泉卵は70 °C付近で低温調理するため、自動制御があると失敗しにくくなります。
卵料理を日常的に作る家庭や作り置きをしたい方にはER-YD7000が役立つでしょう。卵メニューを使わない場合はER-YD5000で問題ありません。
項目 | ER-YD7000 | ER-YD5000 |
---|---|---|
卵メニュー | 搭載 | 非搭載 |
参考価格 | グランブラック: ¥94,369〜(2025/09/19 15:59) | グランブラック: ¥74,500〜(2025/09/19 15:55) |
おすすめはどちら
2つの機種は次の点が異なります。
- スマホ連携
- タッチ液晶の操作性
- 自動メニューとレシピ数
- 分量フリー自動メニュー数
- 卵メニューの有無
ER-YD7000はIoLIFEアプリとの連携やタッチ液晶を活用して多彩な自動調理を楽しみたい方におすすめです。パンやお菓子、低温調理まで幅広く挑戦したい場合も適しています。
ER-YD5000はタッチ操作やスマホ連携が不要で、基本的な自動調理を使いながら価格を抑えたい方に良いでしょう。
どちらの製品も30 Lの大容量や最高350 °Cの高火力、深皿を使った石窯おまかせ焼きが魅力です。家庭で本格的なオーブン料理を楽しみたい方に向いています。
ER-YD7000
- 東芝(TOSHIBA)
- 価格¥94,369(2025/09/19 15:59時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
- 東芝(TOSHIBA)
- 価格¥97,529(2025/09/19 15:59時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
ER-YD5000
- 東芝(TOSHIBA)
- 価格¥74,500(2025/09/19 15:55時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
- 東芝(TOSHIBA)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
一覧表で詳細比較
主な仕様を一覧表で詳細に比較すると次のようになります。
項目 | ER-YD7000 | ER-YD5000 |
---|---|---|
発売年月 | 2023年6月上旬 | 2023年7月上旬 |
外観 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
スマホ連携 | ◎ IoLIFE対応 | 非対応 |
表示・操作UI | ◎ 5 インチカラータッチ液晶 | バックライト大型液晶+物理キー |
自動メニュー/総レシピ | ◎ 487/507 | 129/311 |
分量フリー自動メニュー数 | ◎ 7 | 6 |
卵メニュー | ◎ 搭載 | 非搭載 |
庫内容量 | 30 L | 30 L |
最高温度 | 350 °C(約5 分) | 350 °C(約5 分) |
熱風コンベクション | 2段 | 2段 |
赤外線センサー | 1 024ポイント | 1 024ポイント |
本体質量 | 約21 kg | 約21 kg |
年間消費電力量 | 72.0 kWh | 72.0 kWh |
付属品 | 深皿1、角皿2、焼網、取扱説明書、別冊料理集 | 深皿1、角皿2、焼網、取扱説明書、別冊料理集 |
参考価格 | グランブラック: ¥94,369〜(2025/09/19 15:59) グランホワイト: ¥97,529〜(2025/09/19 15:59) | グランブラック: ¥74,500〜(2025/09/19 15:55) グランホワイト: − |
共通の機能
ER-YD7000とER-YD5000には、共通機能が搭載されています。これらの機能について簡単にみてみましょう。
石窯おまかせ焼き
食材を並べてスタートするだけで、赤外線センサーと熱風制御が温度と時間を自動調整します。肉や魚、野菜を一度に焼き上げられ、深皿を活用したグリル調理が可能です。
カラッとあたため
スチームとオーブン、グリルを組み合わせて、から揚げなどの揚げ物を表面はサクッと、中はジューシーに温め直します。レンジ再加熱で起こりやすいべた付きや油染みを抑えます。
庫内乾燥コース
5・15・25 分から時間を選び、高温加熱とファン送風で庫内に残った水蒸気を排出します。調理後に庫内を乾かして清潔に保つのに役立ちます。
ねらって赤外線センサー
1 024ポイントで食材表面温度を検知し、温度ムラを抑えて加熱します。解凍や温め直しで中心部が冷たいままになる失敗を減らします。
別売品
東芝のER-YD7000とER-YD5000には、角皿・焼き網・深角皿などの別売部品が販売されています。
品名 | 外観 | 説明 | 参考価格 |
---|---|---|---|
東芝 電子レンジ 角皿 325GP010 | ![]() | オーブンやグリルで使う平らな角皿。追加購入や交換に利用。 | ¥4,980〜(2025/09/19 13:19) |
東芝 電子レンジ 焼き網 325GP011 | ![]() | トーストや焼き物で使う金属製の網。余分な油や水分を落とす用途に適する。 | ¥3,400〜(2025/09/19 13:19) |
東芝 電子レンジ 深角皿 325GP036 | ![]() | 汁気のある料理やローストで使う深型角皿。脂や汁を受けながら調理できる。 | ¥10,450〜(2025/09/19 04:30) |
まとめ
東芝のER-YD7000とER-YD5000は、30 Lの大容量と最高350 °Cの高火力を備え、深皿を活用した多彩な自動調理が可能です。家庭でオーブン料理を手軽に楽しめる点が共通の魅力です。
購入時はスマホ連携や操作性、自動メニュー数などの差を基準に選ぶと判断しやすいでしょう。
参考文献
ER-YD7000
- 東芝(TOSHIBA)
- 価格¥94,369(2025/09/19 15:59時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
- 東芝(TOSHIBA)
- 価格¥97,529(2025/09/19 15:59時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
ER-YD5000
- 東芝(TOSHIBA)
- 価格¥74,500(2025/09/19 15:55時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
- 東芝(TOSHIBA)
- Amazonで口コミ・レビューを見る