血圧計 HCR-7104とHCR-7106の2つの違い!カフ。

オムロンの上腕式血圧計HCR-7104とHCR-7106はよく似ていますが、何が異なるのでしょうか。違いは2つあります。わかりやすく紹介します。

 

次の記事では、オムロンのカフ式上腕式血圧計の機能について一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

オムロンのカフ式上腕式血圧計の機能一覧比較。

2つの違い

HCR-7104とHCR-7106の違いは、付属するカフの種類と、収納ソフトケースが付属するかどうかです。本体は同じものです。

HCR-7104では、「軟性腕帯」が付属し、収納ソフトケースは付属しません。

HCR-7106では、「フィットカフ」が付属し、収納ソフトケースが付属します。

 

フィットカフの方が腕に巻きやすく、HCR-7106の方が上位機種という扱いです。

違いを表で比較すると次のようになります。

商品コード HCR-7104 HCR-7106
画像
    
オムロン上腕式血圧計 ホワイト HCR-7104
¥5,980〜(2024/11/21 15:49)
オムロン 上腕式血圧計 HCR-7106 ホワイト
¥6,820〜(2024/11/21 15:49)
カフ 軟性腕帯 フィットカフ
対象腕周 22 ~ 32 cm 17 ~ 36 cm
付属品 専用カフ(型式HEM-CR24-B)、
お試し用電池(単3 形アルカリ乾電池4 個)、
取扱説明書(品質保証書付き)、
医療機器添付文書
専用カフ(型式HEM-FM31-B)、
お試し用電池(単3 形アルカリ乾電池4 個)、
収納ソフトケース
取扱説明書(品質保証書付き)、
医療機器添付文書
タイプ 上腕式血圧計 スタンダード19シリーズ
機能 カフぴったり巻きチェック
測定ミスをお知らせ
不規則脈波表示
メモリ 60回 × 1人
平均値表示 (10分以内に測定された3回までの測定記録の平均値)
血圧測定範囲 最高血圧:60 ~ 260 mmHg
最低血圧:40 ~ 215 mmHg
脈拍数測定範囲 毎分 40~180 拍
測定精度 圧力: ±3 mmHg以内
脈拍数: 読み取り数値の±5%以内

付属カフ

それでは、どちらのカフを選ぶと良いのでしょうか。詳しく見てみましょう。

軟性腕帯


(画像はオムロン公式ページより引用。)

HCR-7104に付属する軟性腕帯は、腕の形に合わせて、すき間なくぴったりと巻くことができます。柔らかく、やさしい装着感で測定することができます。

対象腕周は、22~32cmです。

 

腕周とは、次の図のように、ひじを軽く曲げた状態で、二 の腕の中央あたりを計った腕まわりのことです。

腕が細い方や太い方では腕帯が合わないことがありますので、購入前にメジャーで腕周を測っておくと良いでしょう。

 

この軟性腕帯は、病院でもよく見かけるタイプで、端を輪っかに通してから折り返して、マジックテープで止める固定方法です。

 

毎回、誰かに巻いてもらえるならこれで良いのですが、自分で腕に巻こうとすると慣れるまでは難しいです。

一人で巻くには、次のように先に輪を作ってから、手の先から輪を通して、マジックテープを固定します。

「この腕帯は、固定するときにずれてしまって、イライラして血圧が上がる」というレビューもありました。

一人で使うのであれば、軟性腕帯は巻くのに慣れるまでが大変かもしれませんね。

フィットカフ


(画像はオムロン公式ページより引用。)

HCR-7106に付属するフィットカフは、カフそのものが腕にフィットする立体構造で、一人でも簡単にぴったりと巻くことができます。高齢者や測定に慣れていない方でも安心して使えるのが利点です。

フィットカフは、次のように腕に引っ掛けてから、マジックテープでカフを固定します。

手の先から輪を通していく必要がなく、簡単です。

 

さらに、内部構造の改良により、腕にカフを巻いたときに、正しい位置から左右にずれてしまっても正確に測定することができるとのことです。

対象腕周は、17~36 cmです。軟性腕帯は「22~32 cm」でしたが、それよりも細い腕から太い腕までフィットします。

収納ソフトケース

HCR-7106には、収納ソフトケースが付属します。持ち運ぶときに便利かもしれませんね。

HCR-7104には付属しませんが必要ならば、ソフトケースは100円均一でも売っていますので、別途購入すれば良いでしょう。

どちらがおすすめか

このように、HCR-7104とHCR-7106の主な違いは、付属するカフの種類です。

HCR-7106では、一人でもカフを簡単に固定できるように工夫された「フィットカフ」が付属します。正しい位置から左右にずれてしまっても正確に測定することができるようになっているのも嬉しいですね。毎日測定するものですから、簡単に測定できるのは重要なポイントです。また、フィットカフの方が対象腕周が17 ~ 36 cmと幅広いです。

そのため、自分で測定するということが多い方や、腕が細め/太めという方は、HCR-7106がおすすめです。

 

一方で、価格はHCR-7104のほうがお手頃です。価格が安いほうがよいという方や、軟性腕帯でも一人で巻けそうという器用な方は、HCR-7104でも良いでしょう。

やっぱり使いにくいなあと思ったら、別売りのフィットカフを後で購入するということもできます。

オムロン 血圧計用 フィットカフ HEM-FM31-B

(なお、HEM-FM31とHEM-FM31-Bという製品がありますが、これらはエアプラグの形状が異なります。HCR-7104には 、HEM-FM31-Bが適合します。)

購入検討時の価格によっては、HCR-7104+フィットカフの方がHCR-7106よりも安いかもしれません。収納ケースはいらない場合にはこの組み合わせで買うのもよいでしょう。

 

価格は次のようになっています。

商品コード HCR-7104 HCR-7106
画像
    
オムロン上腕式血圧計 ホワイト HCR-7104
¥5,980〜(2024/11/21 15:49)
オムロン 上腕式血圧計 HCR-7106 ホワイト
¥6,820〜(2024/11/21 15:49)
カフ 軟性腕帯 フィットカフ
対象腕周 22 ~ 32 cm 17 ~ 36 cm
付属品 専用カフ(型式HEM-CR24-B)、
お試し用電池(単3 形アルカリ乾電池4 個)、
取扱説明書(品質保証書付き)、
医療機器添付文書
専用カフ(型式HEM-FM31-B)、
お試し用電池(単3 形アルカリ乾電池4 個)、
収納ソフトケース
取扱説明書(品質保証書付き)、
医療機器添付文書
タイプ 上腕式血圧計 スタンダード19シリーズ
機能 カフぴったり巻きチェック
測定ミスをお知らせ
不規則脈波表示
メモリ 60回 × 1人
平均値表示 (10分以内に測定された3回までの測定記録の平均値)
血圧測定範囲 最高血圧:60 ~ 260 mmHg
最低血圧:40 ~ 215 mmHg
脈拍数測定範囲 毎分 40~180 拍
測定精度 圧力: ±3 mmHg以内
脈拍数: 読み取り数値の±5%以内

ACアダプター

どちらの機種もACアダプターは別売りです。

本体は、単3アルカリ乾電池4本で稼働し、約300回の測定が電池寿命です。お試し用電池が付属します。

ACアダプターを乾電池と併用することで、電池寿命を延ばすことができます。乾電池は本体時計の電源として使われるため、ACアダプターで使用するときにも乾電池は入れたままにします。

頻繁に測定するという方は、ACアダプターを使用するのもよいでしょう。

上腕式血圧計用ACアダプタ

まとめ

オムロンの上腕式血圧計 HCR-7104とHCR-7106の違いは、付属するカフの種類と、収納ソフトケースの付属の有無です。HCR-7106では、一人でもカフを巻きやすいフィットカフが付属します。カフを巻くのに慣れていないという方は、HCR-7106がおすすめです。

 

次の記事では、オムロンのカフ式上腕式血圧計の機能について一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

オムロンのカフ式上腕式血圧計の機能一覧比較。

 

以上、血圧計HCR-7104とHCR-7106の2つの違い!カフ。でした。

参考

オムロン 上腕式血圧計 HCR-7104 軟性腕帯 22 ~ 32 cm
オムロン 上腕式血圧計 HCR-7106 フィットカフ 17~36 cm