IG-MX15とIG-LC15は、シャープの車載用プラズマクラスターイオン発生機です。
この2つのモデルはなにが異なるのでしょうか。
違いは5つあります。わかりやすく紹介します。
5つの違い
IG-MX15は2020年モデル、IG-LC15は2019年モデルです。
違いは次の5点です。
- プラズマクラスターイオンの濃度
- おまかせモードの動作
- 消費電力と運転音
- 本体サイズと重さ
- カラー展開
これらの違いについて、表で比較してみましょう。
モデル | IG-MX15 | IG-LC15 |
発売年 | 2020 | 2019 |
カラー展開 | ||
プラズマクラスター | NEXT | 25000 |
運転モード | 静音 中 ターボプラス おまかせ運転 切 |
弱 標準 ターボ おまかせ運転 切 |
消費電力 弱/中/強 |
0.6 / 0.8 / 1.4 W | 0.5 / 0.6 / 1.6 W |
運転音 弱/中/強 |
18 / 25 / 33 dB | 19 / 23 / 36 dB |
寸法 | 上部 78×76 mm 下部直径 65 mm 高さ 165 mm |
上部直径 74 mm 下部直径 65 mm 高さ 162 mm |
質量 | 約 295 g | 約 260 g |
プラズマクラスター 適用面積 |
約 3.6 ㎥ | |
参考価格 ブラック |
¥9,980〜(2024/11/11 14:53) |
¥8,700〜(2024/11/11 14:53) |
ホワイト | ¥9,762〜(2024/11/11 14:53) |
¥12,500〜(2024/11/11 14:53) |
レッド | – | ¥11,780〜(2024/11/11 14:53) |
5つの違いについて、詳しく見ていきましょう。
プラズマクラスターイオンの濃度
2つのモデルの一番大きな違いは、IG-MX15はイオン発生ユニットが新しくなり、「プラズマクラスターNEXT」に対応したことです。
IG-LC15は、「プラズマクラスター25000」に対応しています。
プラズマクラスターNEXTは、空間中央のイオン濃度の目安が50000 個/cm3であることを示し、もう一方のプラズマクラスター25000は25000 個/cm3であることを示します。
ただ、2つのモデルのイオン濃度に2倍の違いがあるかというと、どうも違うようです。
IG-MX15では、風量「強」に相当するターボプラスモードのときにプラズマクラスターNEXTの基準を満たすイオン濃度があるということです。
一方の、IG-LC15では風量「中」に相当する標準モードのときにプラズマクラスター25000の基準を満たすイオン濃度があるということです。
IG-LC15の風量「強」では、風量「中」の約 3 倍のイオン濃度がありますので、プラズマクラスターNEXTのイオン濃度までは到達しないものの、それに近いイオン濃度はありそうです。
おまかせモードの動作
IG-MX15では「静音・中・ターボプラス・おまかせ・切」の5つの運転モードがあり、IG-LC15では「弱・標準・ターボ・おまかせ・切」の5つの運転モードがあります。
このうち、おまかせモードとは一定時間ターボプラスまたはターボモード (風量: 強)で運転し、その後、中または標準モード(風量:中)に切り替えるモードです。
いつもより車内のニオイが気になったときなどに使用すると便利です。
この風量強の運転時間は、IG-MX15では25分間ですが、IG-LC15では20分間という違いがあります。
5分の運転時間の違いは、どちらでもかまわないかもしれませんね。
消費電力と運転音
IG-MX15の消費電力は、風量弱/中/強のときに 0.6 / 0.8 / 1.4 Wですが、IG-LC15では、0.5 / 0.6 / 1.6 Wです。
消費電力は違うとはいえ、0.1~0.2 Wの違いですので、たいした違いではありません。
運転音は、IG-MX15では、18 / 25 / 33 dBですが、IG-LC15では、19 / 23 / 36 dBです。
弱風量と強風量時では、IG-MX15のほうが運転音は静かになっています。
中風量で使うことも多そうですので、中風量も静かになっていたら良かったのですが、そこは残念です。
本体サイズと重さ
本体サイズはほぼ変わりませんが、IG-MX15では上部の幅が2~4 mm、高さが3 mm大きくなっています。
重さは、IG-MX15のほうが35 g重いです。
ロードバイクに乗せるなら35 g重いのは敬遠するかもしれませんが、車だと気にならないでしょう。
カラー展開
IG-LC15ではブラック・ホワイト・レッドの3色展開でしたが、IG-MX15ではレッドがなくなり2色展開となりました。
マツダ車でレッドで揃えたいという方には、レッド色がなくなり残念ですね。
どちらがおすすめ?
ここまで見てきたように、大きな違いはプラズマクラスターのイオン濃度です。
IG-LC15は、プラズマクラスター25000ですが、IG-MX15ではプラズマクラスターNEXTになりました。
プラズマクラスターイオン濃度があるほうが、消臭や静電気を抑える効果がありますので、効果が少しでも大きいほうがよいという方には、IG-MX15がおすすめです。
一方で、IG-MX15はイオン発生ユニットが高性能というだけでなく発売年が新しいということもあり、価格がIG-LC15よりも高くなっています。
IG-LC15は価格が安定していますので、最新のモデルでなくてもよいという方にはIG-LC15がおすすめです。
IG-LC15でもターボモードでは、プラズマクラスター25000の基準を満たす標準モードと比べて、3倍のイオンが出るということですので、コストパフォーマンスは高いかもしれません。
なお、カップホルダータイプの空気清浄機に対応したホルダーも販売されており、これを使用するとカップホルダーを専有されなくて済むので便利ですよ。
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価格は次のようになっています。
モデル | IG-MX15 | IG-LC15 |
発売年 | 2020 | 2019 |
参考価格 | ¥9,980〜(2024/11/11 14:53) |
¥8,700〜(2024/11/11 14:53) |
¥9,762〜(2024/11/11 14:53) |
¥12,500〜(2024/11/11 14:53) |
|
– | ¥11,780〜(2024/11/11 14:53) |
まとめ
シャープの車載用イオン発生機IG-MX15とIG-LC15の違いについて紹介してきました。
主な違いは、プラズマクラスターイオン濃度です。
消臭や静電気を抑える効果が少しでも大きいほうがよいという方には、プラズマクラスターNEXTに対応したIG-MX15がおすすめです。
なお、これらのイオン発生機は車載用となってはいますが、USB電源があるところであれば使えますので家庭やオフィスで使用するのも良いかもしれませんね。
以上、IG-MX15とIG-LC15の5つの違い!でした。