ドリテックのIHクッカー「ピッコリーノ」 DI-217BKと「ミニチュラ」 DI-218BKは、卓上で手軽に使えるコンパクトサイズのIH調理器です。どちらも100 V家庭用コンセントに対応し、マグネットプラグで安全に着脱できます。また、鍋検知や温度過昇防止などの安全機能が備わっています。これらの商品は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。
5つの違い
ピッコリーノ DI-217BKは、ミニチュラ DI-218BKの上位機種です。
発売年月は次の通りです。
- ピッコリーノ DI-217BK: 2019年10月上旬発売
- ミニチュラ DI-218BK: 2020年9月上旬発売
2つの機種は、具体的には次の点が異なります。
- 調理モード: 定温調理の有無
- 出力性能: 最大出力と火力段階
- 省電力機能: セーブ機能の有無
- 対応鍋サイズ: 鍋底径の違い
- 操作系: ボタン式とダイヤル式の違い
ピッコリーノは温度管理や火力調整を細かくしたい人向けです。一方、ミニチュラは軽量で小型なので省スペースで使いたい人に適しています。
一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | ピッコリーノ DI-217BK | ミニチュラ DI-218BK |
---|---|---|
発売年月 | 2019年10月 | 2020年9月 |
外観 | ![]() | ![]() |
調理モード | 定温調理あり ◎ | 定温調理なし |
出力性能 | 1000 W / 10段階 ◎ | 800 W / 8段階 |
省電力機能 | セーブ機能あり ◎ | なし |
対応鍋サイズ | 10–16 cm ◎ | 10–14 cm |
操作系 | タッチボタン | ダイヤル ◎(直感操作) |
参考価格 | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) |
違いの詳細
違いについて詳しく見ていきましょう。
調理モード
ピッコリーノ DI-217BKは定温調理ができますが、ミニチュラ DI-218BKはできません。
ピッコリーノは60–100 ℃を5 ℃刻みで設定でき、60–80 ℃なら30 分の保温も可能です。ゆっくり火を通したいローストビーフや、湯せんでチョコレートを溶かすときに便利です。ミニチュラは加熱調理のみでシンプルな操作を重視しています。
定温調理を使って低温調理や食材の下ごしらえをしたい場合はピッコリーノが適します。毎日の簡単な加熱だけならミニチュラで十分です。
製品名 | ピッコリーノ DI-217BK | ミニチュラ DI-218BK |
---|---|---|
調理モード | 加熱+定温 | 加熱のみ |
参考価格 | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) |
出力性能
ピッコリーノは最大出力1000 Wで10段階、ミニチュラは最大出力800 Wで8段階です。
1000 Wあれば1 Lの湯をおよそ6 分で沸かせる目安です。段階数が多いと火加減を細かく調整でき、煮込み料理や揚げ物で温度を守りやすくなります。ミニチュラは800 Wですが、500 mlの湯なら十分に素早く沸かせます。段階が少ない分だけ操作がシンプルで迷いません。
大きめの鍋で料理をするならピッコリーノ、カップ麺や一人鍋程度ならミニチュラでも不足しません。
製品名 | ピッコリーノ DI-217BK | ミニチュラ DI-218BK |
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出力性能 | 100–1000 W/10段階 | 100–800 W/8段階 |
参考価格 | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) |
省電力機能
ピッコリーノにはセーブ機能がありますが、ミニチュラにはありません。
セーブ機能を使うと最大出力を700 Wまたは450 Wに制限できます。長時間煮込む料理で必要以上にブレーカーを圧迫しないようにできる便利な機能です。ミニチュラは本体が800 Wなので電力制限を意識せずに使えます。
電力契約が15 A以下の家庭や、他の家電と同時使用する場面ではピッコリーノのセーブ機能が役立ちます。
製品名 | ピッコリーノ DI-217BK | ミニチュラ DI-218BK |
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セーブ機能 | あり | なし |
参考価格 | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) |
対応鍋サイズ
ピッコリーノは鍋底10–16 cm、ミニチュラは10–14 cmまで対応します。
16 cmは2 〜 3人用の小鍋までカバーでき、ピッコリーノは家族向けにも使えます。ミニチュラは14 cmまでなので、一人用土鍋や片手小鍋が適しています。なお両機種とも鉄瓶は8 cmから加熱できます。
大家族や大きな鍋を使う料理にはピッコリーノが向きます。省スペースを優先するならミニチュラが便利です。
製品名 | ピッコリーノ DI-217BK | ミニチュラ DI-218BK |
---|---|---|
鍋底対応径 | 10–16 cm | 10–14 cm |
参考価格 | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) |
操作系
ピッコリーノはタッチボタン式、ミニチュラはダイヤル式です。
タッチボタンは音を消せるため深夜でも気兼ねなく操作できます。ダイヤルは目盛りを見ながら直感的に回すだけなので高齢者や子どもでも扱いやすいです。
静かな操作を求めるならピッコリーノ、すばやく火力を変えたいならミニチュラが合います。
製品名 | ピッコリーノ DI-217BK | ミニチュラ DI-218BK |
---|---|---|
操作系 | タッチボタン | ダイヤル |
参考価格 | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) |
おすすめはどちら
2つの機種は次の点が異なります。
- 定温調理の有無
- 最大出力と段階数
- セーブ機能の有無
- 対応鍋サイズ
- 操作方法
定温調理で低温調理やチョコレートの湯せんなど幅広く使いたいならピッコリーノがおすすめです。1000 Wの高出力と10段階の細かな火力が必要な料理に活躍します。
キッチンの空きスペースが限られている、または一人分の調理が中心ならミニチュラが向いています。ダイヤル操作で火力をすぐ変えられるためインスタント麺やスープ作りが手早くできます。
どちらの製品も卓上で安全に使用でき、IHならではの火なし調理が魅力です。お手入れもフラットなガラストップをさっと拭くだけで済みます。
IHクッカー「ピッコリーノ」 DI-217BK
- ドリテック(dretec)
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IHクッカー「ミニチュラ」 DI-218BK
- dretec
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一覧表で詳細比較
主な仕様を一覧表で詳細に比較すると次のようになります。
項目 | ピッコリーノ DI-217BK | ミニチュラ DI-218BK |
---|---|---|
発売年月 | 2019年10月 | 2020年9月 |
外観 | ![]() | ![]() |
調理モード | 加熱+定温 ◎ | 加熱のみ |
最大出力 | 1000 W ◎ | 800 W |
火力段階 | 10段階 ◎ | 8段階 |
セーブ機能 | あり ◎ | なし |
対応鍋底径 | 10–16 cm ◎ | 10–14 cm |
操作方法 | タッチボタン | ダイヤル ◎ |
安全機能数 | 7項目 ◎ | 6項目 |
本体サイズ | 205 × 205 × 50 mm | 185 × 195 × 55 mm ◎(小型) |
本体質量 | 約1.5 kg | 約1.3 kg ◎(軽量) |
付属品 | 電源コード | 電源コード |
参考価格 | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) | ¥7,980〜(2025/09/14 16:10) |
共通の機能
とには、IH加熱の魅力と安全を高める機能が搭載されています。これらの機能について簡単にみてみましょう。
鍋検知・小物検知
どちらの機種も鍋を載せないと加熱を開始しません。誤ってスプーンやフォークを置いた場合も検知して自動停止します。
温度過昇防止
鍋底温度が一定以上に達すると自動で出力を下げて温度を制御します。空だきや油の発火を防ぐ役割があります。
マグネットプラグ
電源コードはマグネット式で、引っ掛けてもすぐ外れるため本体を倒す事故を防ぎます。
まとめ
ドリテックのIHクッカー「ピッコリーノ」 DI-217BKと「ミニチュラ」 DI-218BKは、卓上で使える小型IH調理器で安全機能が豊富です。どちらもガラストップでお手入れが簡単です。
火力を細かく管理したいか、設置スペースを最優先するかが選ぶポイントです。
参考文献
IHクッカー「ピッコリーノ」 DI-217BK
- ドリテック(dretec)
- 価格¥7,980(2025/09/14 16:10時点)
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IHクッカー「ミニチュラ」 DI-218BK
- dretec
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