JBLのPARTYBOX ENCORE ESSENTIAL 2とESSENTIALは、どちらも100 WのサウンドとIPX4相当の防滴、ビートに連動するライトショーを備えたポータブルスピーカーです。専用アプリ対応や有線マイク入力など共通点も多いです。これらの商品は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。
7つの違い
ENCORE ESSENTIAL 2は、ENCORE ESSENTIALの後継機種です。ENCORE ESSENTIALがENCORE ESSENTIAL 2のいわゆる型落ち機種に当たります。
発売日は次の通りです。
- ENCORE ESSENTIAL 2:2025年7月31日
- ENCORE ESSENTIAL:2022年6月3日
2つの機種は、次の点が異なります。
- バッテリー再生時間:ESSENTIAL 2は最長15時間。ESSENTIALは最長6時間。電源が取りにくい場所ならESSENTIAL 2が安心です。
- Bluetoothと拡張:ESSENTIAL 2はBluetooth 5.4かつAuracast対応。ESSENTIALはBluetooth 5.1でTWS(2台)。広い会場の多数台リンクならESSENTIAL 2です。
- 入力端子:ESSENTIAL 2はマイク/ギター入力(切替)。ESSENTIALはマイク入力のみ。弾き語りも想定するならESSENTIAL 2が便利です。
- 低音域(周波数特性):ESSENTIAL 2は40 Hzまで。ESSENTIALは50 Hzまで。重低音重視ならESSENTIAL 2です。
- USB端子/対応:ESSENTIAL 2はUSB-CでMP3/WAV/FLAC対応、給電最大11 V/2 A。ESSENTIALはUSB-AでMP3/WMA/WAV、給電5 V/0.5 A。USB再生や給電を多用するならESSENTIAL 2です。
- サウンド機能:ESSENTIAL 2はAI Sound Boost搭載。ESSENTIALは非搭載。大音量時の歪み抑制でESSENTIAL 2が有利です。
- サイズ・質量:ESSENTIAL 2は319.5×342×260.4 mm・6.2 kg。ESSENTIALは276×327×293 mm・5.9 kg。軽さを優先するならESSENTIALも選択肢です。
屋外の長時間イベントや多数台リンク、大音量の使用が多い方はESSENTIAL 2。短時間の利用や軽さ・価格を重視する方はESSENTIALも良いでしょう。
比較表
一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | ENCORE ESSENTIAL 2 | ENCORE ESSENTIAL |
---|---|---|
発売年月日 | 2025-07-31 | 2022-06-03 |
外観 | ![]() | ![]() |
バッテリー再生時間 | 最長15時間 | 最長6時間 |
Bluetooth/拡張 | Bluetooth 5.4 / Auracast | Bluetooth 5.1 / TWS(2台) |
入力端子 | マイク/ギター入力(切替) | マイク入力 |
周波数特性(低域) | 40 Hz | 50 Hz |
USB/対応ファイル・給電 | USB-C / MP3・WAV・FLAC / 最大11 V・2 A | USB-A / MP3・WMA・WAV / 5 V・0.5 A |
サウンド機能 | AI Sound Boost | ― |
サイズ・質量 | 319.5×342×260.4 mm / 6.2 kg | 276×327×293 mm / 5.9 kg |
参考価格 | ¥49,500〜(2025/08/30 15:40) | ¥27,200〜(2025/08/30 15:40) |
違いの詳細
違いについて詳しく見ていきましょう。
バッテリー再生時間
ENCORE ESSENTIAL 2は最長15時間で、ENCORE ESSENTIALは最長6時間です。
ESSENTIAL 2のバッテリーは34 Wh(7.4 V/4722 mAh)で容量に余裕があります。ESSENTIALは17.76 Wh(3.7 V/4800 mAh)です。いずれも充電時間は約3.5時間(本体OFF時)です。
長丁場のアウトドアやイベントでの使用ならESSENTIAL 2が安心です。室内で数時間のパーティー中心ならESSENTIALでも十分だと思います。
- ESSENTIAL 2は15時間、ESSENTIALは6時間。長時間使用はESSENTIAL 2が有利。
- 充電時間はどちらも約3.5時間。
Bluetoothと拡張(Auracast vs TWS)
ENCORE ESSENTIAL 2はBluetooth 5.4でLE Audioに関連するAuracastに対応します。ENCORE ESSENTIALはBluetooth 5.1でTWS(2台ステレオ)に対応します。
Auracastは「放送型オーディオ」(Public Broadcast Profile=PBP)により、1台の送信から複数の対応スピーカーへ同時配信できます。ESSENTIAL 2同士はAuracastで左右ステレオのペアにもでき、さらに複数台へリンク可能です
ESSENTIALのTWSは2台1組の同期(左右)に限られます。
なおESSENTIAL 2のBluetoothプロファイルにはA2DP 1.4/AVRCP 1.6に加えTMAP 1.0やPBP 1.0が含まれ、将来のLE Audio連携に配慮した設計です。
広い会場や複数部屋に同じ音を配りたい場合はESSENTIAL 2が便利です。2台ステレオで十分ならESSENTIALでも問題ありません。
- ESSENTIAL 2は多数台リンクが可能。
- ESSENTIALは2台までのステレオ。
入力端子(マイク/ギター)
ENCORE ESSENTIAL 2は背面にマイク/ギター兼用端子があり、切替でどちらにも対応します。入力感度はマイク約20 mV RMS、ギター約100 mV RMS、AUXは3.5 mmで約370 mV RMSです。ESSENTIALはマイク入力(1/4インチ)とAUX(3.5 mm)に対応します。
ESSENTIAL 2はカラオケ想定のカラオケEQ(Karaoke EQ tuning)を搭載し、アプリから音量やEQの調整が可能です。一般的にPartyBoxシリーズの「MIC Bass/Treble/Echo」系の調整はマイク音声にのみ作用し、音楽本体のEQとは独立します。マイクを2本使う場合は、JBL PartyBox Wireless Micのドングル(2.4 GHz)をマイク端子に挿すことで、無線マイク2本を同時に扱えます。
弾き語りや簡易PAも視野に入れるならESSENTIAL 2が使いやすいです。MCやカラオケ中心で有線1本だけ使うならESSENTIALでも良いでしょう。
- 兼用端子+Karaoke EQはESSENTIAL 2のみ。
- 有線マイク1本運用中心ならどちらでも対応。
低音域(周波数特性)
周波数特性はESSENTIAL 2が40 Hz〜20 kHz、ESSENTIALが50 Hz〜20 kHzです。
低域の下限値が10 Hz分だけ深いため、キックやベースの沈み込みがわずかに豊かになります。ESSENTIAL 2は5.25インチ(135 mm)ウーファー×1+0.75インチ(20 mm)シルクドームツイーター×2の構成です。スペック差は大きいですが、屋外や低音が逃げやすい環境ではそれほど違いがでないかもしれません。
EDMやヒップホップの重低音を重視するならESSENTIAL 2が良いでしょう。BGM中心や近距離の視聴なら差は気にしなくてもよいでしょう。
- 下限40 HzのESSENTIAL 2が低音で一歩上。
- 設置環境次第で差は小さくなることもある。
USB端子/音声ファイル・給電
ESSENTIAL 2のUSBはType-Cです。再生対応はMP3/WAV/FLACで、本体OFF時に最大11 V/2 Aの給電が可能です。ESSENTIALはType-AでMP3/WMA/WAV再生、5 V/0.5 Aの給電です。どちらもFAT16/32のUSBメモリに対応します。
ESSENTIAL 2はUSB-C経由の高出力でスマホを素早く充電でき、同時にUSBメモリからの再生もこなせます。FLACは可逆圧縮でWAVと同等の音質を保つ形式です。FLACに対応するため、高音質ファイルをよく使う方には便利です。
USB再生や給電の活用が多い方はESSENTIAL 2が快適です。USBを使わない方はどちらでも差は小さいでしょう。
- ESSENTIAL 2はUSB-C/FLAC/高出力給電に対応。
- ESSENTIALはUSB-A/WMA/低出力給電。
サウンド機能(AI Sound Boost)
ESSENTIAL 2はAI Sound Boostを搭載し、ESSENTIALは非搭載です。
AI Sound Boostは入力信号やユニットの動作を解析し、歪みを抑えながら音量を上げることができるようになっています。ピーク時のリミッターを併用しつつ、ツイーターとウーファーの役割分担を維持して明瞭さを保ちます。結果として、大音量時の「音割れしにくさ」と「聴き取りやすさ」の両立が期待できます。音色の好みは人それぞれですが、イベントでボリュームを上げる機会が多い場合にメリットがあります。
屋外での盛り上げやダンス用途ではESSENTIAL 2が強いです。落ち着いた音量中心の使い方では差は小さいでしょう。
- 大音量での安定感はESSENTIAL 2。
- 小音量中心なら体感差は限定的。
サイズ・質量
ESSENTIAL 2は319.5×342×260.4 mm/6.2 kg、ESSENTIALは276×327×293 mm/5.9 kgです。
ESSENTIAL 2は横幅と高さがやや大きく、奥行きは浅い形状です。どちらもトップハンドル付きで持ち運びやすい設計です。車載や棚入れの寸法が厳しい場合は、奥行き方向のクリアランスを確認すると安心です。
持ち運び頻度が高く軽さを重視するならESSENTIAL。長時間の電源フリー運用や多数台リンクを重視するならESSENTIAL 2です。
- ESSENTIALはやや軽量。
- ESSENTIAL 2は奥行きが浅めで置きやすい。
おすすめはどちら
2つの機種は、再生時間、Bluetoothの拡張、入力端子、低音域、USB対応、サウンド機能、サイズ・質量の点が異なります。
長時間の屋外イベントや多数台リンク、弾き語りや大音量運用がある方にはENCORE ESSENTIAL 2がおすすめです。ホームパーティー中心で軽さや価格重視ならENCORE ESSENTIALが選択肢になります。どちらもIPX4の防滴や100 W出力、アプリ操作に対応しているため、日常用途ではどちらを選んでも良いでしょう。
JBL PartyBox Encore Essential 2
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JBL PartyBox Encore Essential
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- 価格¥27,200(2025/08/30 15:40時点)
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一覧表で詳細比較
主な仕様を一覧表で詳細に比較すると次のようになります。
項目 | ENCORE ESSENTIAL 2 | ENCORE ESSENTIAL |
---|---|---|
発売年月日 | 2025-07-31 | 2022-06-03 |
外観 | ![]() | ![]() |
定格出力 | 100 W RMS(IEC60268) | 100 W RMS |
スピーカー構成 | 135 mm ウーファー×1、20 mmシルクドームツイーター×2 | 133 mmクラス ウーファー×1、ツイーター×2 |
周波数特性 | 40 Hz–20 kHz(−6 dB) | 50 Hz–20 kHz(−6 dB) |
信号対雑音比 | > 80 dB | > 80 dB |
防滴性能 | IPX4 | IPX4 |
Bluetooth | 5.4 | 5.1 |
Bluetoothプロファイル | A2DP 1.4 / AVRCP 1.6(SW) / TMAP 1.0 / PBP 1.0 | A2DP 1.3 / AVRCP 1.6 |
マルチスピーカー | Auracast(2台ステレオ+複数台リンク) | TWS(2台ステレオ) |
入力端子 | Mic/Guitar 兼用(切替)×1、AUX 3.5 mm | Mic ×1、AUX 3.5 mm |
入力感度 | Mic 20 mV RMS / Guitar 100 mV RMS / AUX 370 mV RMS | Mic(有線) / AUX 3.5 mm |
USB端子/再生 | USB-C/MP3・WAV・FLAC(地域注記あり) | USB-A/MP3・WMA・WAV |
USB給電 | 最大11 V/2 A(本体OFF時) | 5 V/0.5 A |
アプリ | JBL PartyBox(音楽・ライト・EQ・更新) | JBL PartyBox(音楽・ライト・設定) |
サウンド機能 | AI Sound Boost、Karaoke EQ | ― |
バッテリー | 34 Wh(7.4 V/4722 mAh) | 17.76 Wh(3.7 V/4800 mAh) |
再生時間 | 最長15時間 | 最長6時間 |
充電時間 | 約3.5時間(本体OFF時) | 約3.5時間 |
サイズ(幅×高×奥行) | 319.5×342×260.4 mm | 276×327×293 mm |
質量 | 6.2 kg | 5.9 kg |
付属品 | AC電源ケーブル、QSG、保証書等 | AC電源ケーブル、QSG、保証書等 |
参考価格 | ¥49,500〜(2025/08/30 15:40) | ¥27,200〜(2025/08/30 15:40) |
まとめ
JBLのENCORE ESSENTIAL 2とESSENTIALは、IPX4の防滴や100 W出力、ライトショー、アプリ連携など共通の魅力を備えています。
判断基準は、使用時間と会場規模、楽器入力の有無、USB再生や給電の必要性、そして大音量時の安定感です。該当するポイントが多い方を選ぶと良いでしょう。
別売品
- JBL PartyBox Wireless Mic(2本セット・2.4 GHzドングル接続)。両機種で使用でき、カラオケやMC用途に便利です。
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※「Wireless Mic for JBL PartyBox Encore」(内蔵受信機対応)はEncore専用で、Encore Essentialシリーズには適合しません。
参考文献
- https://jp.jbl.com/party-speakers/partybox-encore-essential-2.html
- https://jp.jbl.com/party-speakers/partybox-encore-essential.html
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