matplotlib でグラフを作成する際、凡例（legend）はデータの説明に役立ちますが、場合によっては不要なこともあります。この記事では、matplotlib の凡例を消す方法について詳しく解説します。
凡例全体を消したいわけではなく、凡例の枠を消したい場合には次の記事を参照してください。
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目次
legend() を使わない
通常、plt.legend() または ax.legend() を呼び出すことで凡例が表示されます。したがって、そもそも legend() を使用しなければ凡例は表示されません。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
x = np.linspace(0, 10, 100)
y = np.sin(x)
plt.plot(x, y, label="sin(x)") # ラベルを設定
# plt.legend() を呼ばなければ凡例は表示されない
plt.show()
legend().remove() を使う
既に凡例を表示している場合、ax.get_legend().remove() を使うことで削除できます。
fig, ax = plt.subplots()
ax.plot(x, y, label="sin(x)")
legend = ax.legend() # 凡例を表示
legend.remove() # 凡例を削除
plt.show()set_visible(False) を使う
凡例のオブジェクトを取得し、set_visible(False) を使うことで非表示にできます。
fig, ax = plt.subplots()
ax.plot(x, y, label="sin(x)")
legend = ax.legend()
legend.set_visible(False) # 凡例を非表示にする
plt.show()label を指定しない
label を指定しなければ凡例に表示される項目がなくなり、legend() を実行しても凡例は表示されません。
plt.plot(x, y) # label を設定しない
plt.legend() # 凡例に表示するデータがないため、何も表示されない
plt.show()まとめ
Matplotlib で凡例を消す方法はいくつかあります。
legend()を呼び出さないlegend().remove()を使うset_visible(False)を使うlabelを指定しない
使用する場面に応じて適切な方法を選びましょう。