パナソニックの生ごみ処理機は、生ごみをカラカラに乾燥でき、いやな臭いがほとんどしなくなると人気です。MS-N53XDは2020年モデルで、MS-N53は2009年モデルですが、これらは何が異なるのでしょうか。違いは1つあります。わかりやすく紹介します。
MS-N53XDとMS-N53の1つの違い
MS-N53XDとMS-N53の違いは、MS-N53XDでは「プラチナパラジウム触媒」の塗布面積が約1.2倍になったことです。
このプラチナバナジウム触媒は、においの成分を二酸化炭素と水(水蒸気)に化学的に分解する物質です。MS-N53XDでは塗布面積が増えたことで、脱臭能力がさらに高まっています。
ただ、臭気判定士による官能試験によると、試験条件(*)での臭気強度はどちらも0.9で、ほとんど違いはないようです。(*) 標準試験生ごみ700gを標準モードで処理した時の本体からの排気。
そのため、価格が同程度であれば新しい機種の MS-N53XDのほうがおすすめですが、基本的には安く手に入るほうの機種を選ぶと良いでしょう。
MS-N53はすでに生産終了となっています。執筆時点では、新品のMS-N53はほとんど出回っていませんが、中古が安く手に入るようですね。
価格は次のようになっています。
型番 | MS-N53XD | MS-N53 |
発売年 | 2020 | 2009 |
外観 |
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参考価格 | ¥80,991〜(2024/12/02 16:51) |
¥109,800〜(2024/12/02 16:51) |
プラチナバナジウム触媒塗布面積 | 1.2 倍 | 1.0 倍 |
臭気強度 | 0.9 | 0.9 |
生ゴミを庭に捨てて堆肥になるまで待つという家庭もあるかと思いますが、実際にやると近づきたくなくなるほど臭いますよね。生ごみ処理機は、本体価格がやや高いのと、電気代がかかるのが欠点ですが、生ごみのゴミ箱代わりに使うことができますし、ボタンを押せばすぐにカラカラに乾いてほとんど臭わない有機質肥料になりますので、ゴミのリサイクルを重視していらっしゃる方におすすめです。
MS-N53とMS-N48の違い
なお、MS-N53よりも以前の機種にMS-N48という機種もありますが、MS-N48は、MS-N53よりもプラチナバナジウムの効果が弱く、臭気強度は1.9と臭いです。そのため、MS-N48よりも、MS-N53やMS-N53XDがおすすめです。
まとめ
パナソニックの生ごみ処理機MS-N53XDとMS-N53の違いは、プラチナバナジウム触媒の塗布面積が増えたということです。しかし試験条件下では、実際の消臭効果にはほとんど違いはないようです。そのため、価格の安い方を選ぶと良いでしょう。
以上、生ごみ処理機MS-N53XDとMS-N53の1つの違い。でした。