R-HWC62XとR-HW62Vの6つの違い [日立 冷蔵庫]

日立のR-HWC62XとR-HW62Vは、幅 68.5 cm・定格内容積 617 Lのフレンチ6ドアで、まるごとチルド、特鮮氷温ルーム、3段ケースの大容量冷凍室など基本構成は同じです。一方で、R-HWC62Xはスマホ連携と冷凍室の機能が強化されています。これらの商品は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。

6つの違い

R-HWC62Xは、R-HW62Vの後継機種です。R-HW62VがR-HWC62Xのいわゆる型落ち機種に相当します。

発売日は次の通りです。

• R-HWC62X：2025年1月30日
• R-HW62V：2024年2月発売

２つの機種は、次の点が異なります。

• スマホ連携：R-HWC62Xはアプリ対応。R-HW62Vは非対応。買い物中の在庫確認や通知を使いたい方に良いでしょう。
• 冷凍室の機能：R-HWC62Xは「らくうま！ひろ in 冷凍プラス」＋霜ブロック（下段1・2段目）。R-HW62Vは「らくうま！ひろ in 冷凍」。霜付きを抑えたい方はR-HWC62Xが良いでしょう。
• 本体高さ：R-HWC62X 1,839 mm。R-HW62V 1,833 mm。上部の設置余裕を取りたいキッチンならR-HW62Vが収めやすいです。
• カラー展開：R-HWC62Xはライトゴールド(N)／ブラストモーブグレー(H)。R-HW62Vはライトゴールド(N)／ピュアホワイト(W)。色で選ぶなら好みで決めやすいです。
• 梱包寸法・質量：R-HWC62X 733×810×1,907 mm・125 kg。R-HW62V 733×810×1,907 mm・126 kg。搬入経路の確認に使います。
• スマホでの運転サポート：R-HWC62Xはアプリでドア開放通知や一部リモート操作に対応。R-HW62Vは対応しません。通知や遠隔操作を使いたい方に合います。

スマホ連携や冷凍室の霜対策まで必要ならR-HWC62X。設置高さに少しでも余裕が欲しい、白色が良い、価格重視ならR-HW62Vがおすすめです。

一覧表で比較すると次のようになります。

項目	R-HWC62X	R-HW62V
発売年月	2025年1月	2024年2月
外観
スマホ連携	対応（日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ）	非対応
冷凍室機能	らくうま！ひろ in 冷凍プラス＋霜ブロック	らくうま！ひろ in 冷凍
本体高さ	1,839 mm	1,833 mm
カラー	N／H	N／W
参考価格	ライトゴールド(N): ￥303,192〜(2025/08/30 19:56) Amazon 楽 天 Yahoo! ブラストモーブグレー(H): − Amazon 楽 天 Yahoo!	ピュアホワイト(W): ￥228,000〜(2025/08/30 19:23) Amazon 楽 天 Yahoo! ライトゴールド(N): − Amazon 楽 天 Yahoo!

違いの詳細

違いについて詳しく見ていきましょう。

スマホ連携の有無

R-HWC62Xはアプリに対応し、R-HW62Vは対応しません。

アプリは「日立冷蔵庫コンシェルジュ」。ドア開放通知、部屋ごとの温度やモード確認・一部設定、使い方動画や取説参照、食材リスト化や共有などに対応します。買い物中に在庫を確認したり、離れていても通知で気づけるので、日々の管理に役立ちます。

使いみち：家族と在庫共有したい方、ドア閉め忘れを防ぎたい方にR-HWC62X。これらが不要ならR-HW62Vで十分です。

• スマホ通知や一部リモート操作を使えるのはR-HWC62X
• 連携不要ならR-HW62Vでも困らない

冷凍室の霜対策と急速冷凍

R-HWC62Xは「らくうま！ひろ in 冷凍プラス」を採用し、下段1段目のデリシャス冷凍に加え、1・2段目で霜つきを抑える「霜ブロック」を備えます。R-HW62Vは「らくうま！ひろ in 冷凍」で、霜ブロック表記はありません。

霜ブロックはケース内の霜付きを抑えて食品のパサつきを減らす狙いです。デリシャス冷凍はアルミトレイで素早く熱を奪う仕組みで、下ごしらえの凍結を助けます。効果は食品量や詰め方で変わるため、定期的な整理は必要です。

まとめ買いで冷凍品が多い家庭や、霜の手入れを減らしたい方はR-HWC62Xが便利です。冷凍を多用しないなら差は小さいでしょう。

• 霜ブロックの有無がR-HWC62Xの利点
• 冷凍利用が少なければ使用感の差は小さい

本体高さの違い

R-HWC62Xは高さ 1,839 mm、R-HW62Vは 1,833 mm。設置上部の必要寸法は両機種とも 1,873 mm 目安です。梁下が低いキッチンではVの方が余裕が出ます。

天井や吊戸棚とのクリアランスがシビアならR-HW62V。高さの余裕があるならどちらでも同じです。

• 高さはVの方が 6 mm 低い
• 据付必要高さは共通目安

カラーの違い

R-HWC62Xはライトゴールド(N)/ブラストモーブグレー(H)。R-HW62Vはライトゴールド(N)/ピュアホワイト(W)。雰囲気を重視する場合の決め手になります。

白基調のキッチンにはW色のR-HW62Vが選べます。ダーク系で締めたいならH色のR-HWC62X。

• HはR-HWC62Xのみ
• WはR-HW62Vのみ

梱包寸法・梱包質量の違い

R-HWC62Xは梱包 733×810×1,907 mm・125 kg。R-HW62Vは同寸で梱包質量が 126 kg。玄関や廊下の曲がり、エレベーター内寸の確認に有用です。

搬入経路にシビアさがあれば事前採寸を。寸法は同じなので搬入難易度は同じです。

• 梱包寸法は同じ
• 質量はXが1 kg軽い

おすすめはどちら

このように２つの機種は、スマホ連携、冷凍室の霜対策、本体高さ、カラー、梱包質量、発売時期が異なります。

スマホ通知や一部リモート操作を使いたい、霜付き対策も重視する方はR-HWC62Xをおすすめします。家族で食材リストを共有したい場合も相性が良いです。設置高さに少しでも余裕が欲しい、白色が良い、価格がこなれている方が良いならR-HW62Vがおすすめです。どちらもまるごとチルドや特鮮氷温ルーム、3段ケースの大容量冷凍など基本性能は同じなので、冷蔵・冷凍の使い方が普通であればどちらを選んでも満足できるはずです。

R-HWC62X

R-HW62V

一覧表で詳細比較

主な仕様を一覧表で詳細に比較すると次のようになります。

項目	R-HWC62X	R-HW62V
発売年月	2025年1月	2024年2月
外観
定格内容積	617 L	617 L
各室（定格／食品収納目安）	冷蔵 317/241、製氷 24/8、冷凍上段 33/18、冷凍下段 125/84、野菜 118/81	同左
本体寸法（幅×奥行×高さ）	685×740×1,839 mm	685×740×1,833 mm
据付必要寸法（幅×奥行×高さ）	695×740×1,873 mm	695×740×1,873 mm
質量	119 kg	119 kg
年間消費電力量	270 kWh/年	270 kWh/年
省エネ基準達成率（2021年度）	119%	119%
定格消費電力（電動機／電熱）	95/95 W・206/206 W	95/95 W・206/206 W
冷蔵室	まるごとチルド、クイック冷却、特鮮氷温ルーム	同左
冷凍室	らくうま！ひろ in 冷凍プラス＋霜ブロック、3段ケース	らくうま！ひろ in 冷凍、3段ケース
野菜室	新鮮スリープ野菜室（下段スペース）	同左
ドア・脱臭	鋼板ドア、トリプルパワー脱臭	同左
スマホ連携	対応（コンシェルジュアプリ）	非対応
梱包（寸法／質量）	733×810×1,907 mm／125 kg	733×810×1,907 mm／126 kg
参考価格	ライトゴールド(N): ￥303,192〜(2025/08/30 19:56) Amazon 楽 天 Yahoo! ブラストモーブグレー(H): − Amazon 楽 天 Yahoo!	ピュアホワイト(W): ￥228,000〜(2025/08/30 19:23) Amazon 楽 天 Yahoo! ライトゴールド(N): − Amazon 楽 天 Yahoo!

まとめ

日立のR-HWC62XとR-HW62Vは、幅 68.5 cm・617 Lの大容量、まるごとチルドや特鮮氷温ルーム、3段ケースの冷凍室など、日々の使い勝手が共通しています。

最後は、スマホ連携と霜ブロックを重視するか、設置高さや色、価格を重視するかがポイントです。冷蔵・冷凍の基本性能は同じなので、使い方に合わせて選ぶとよいでしょう。

別売品

• 自動製氷用浄水フィルター RJK-30（交換目安あり）
• 冷蔵庫用調整板 R-826CV（段差調整に使用）

参考文献

• R-HWC62X 商品ページ: https://kadenfan.hitachi.co.jp/rei/lineup/rhwc62x/
• R-HW62V 商品ページ: https://kadenfan.hitachi.co.jp/rei/lineup/rhw62v/

R-HWC62X

R-HW62V