PCIe接続のSSDはSATA接続よりも高速な読み書きができて人気です。しかしSSDはたくさんの種類があってどれにするか迷いますよね。そこでここでは、M.2 2280フォームファクタで、PCIe NVMeインターフェースのSSDのおすすめ商品を紹介します。
Crucial P1
1つ目のおすすめは、Crucial(クルーシャル)のP1シリーズです。クルーシャルのSSDは信頼性が高く価格も手頃なのが特長です。
メモリにはMicron 3D QLCチップを採用しています。マイクロンはクルーシャルブランドを保有する半導体メーカーですので、自社メモリを採用していることになります。
500GBと1TBモデルがあり、シーケンシャルリード速度はそれぞれ2000, 1900 MB/sと高速です。ランダム読み書き速度も公開されています。5年保証なのも安心です。
TBWも設定されており、それぞれ100TB, 200TBとなっています。TBWを5年で使い切るなら、1日あたり約55GB、110GBの書き込みとなります。
メモリ: Micron 3D QLC
フォームファクタ: M.2 Type 2280
インターフェイス: PCIe 3.0 x4 NVMe
保証: 5年限定
容量 | 参考価格 | シーケンシャル読込 (MB/s) | シーケンシャル書込(MB/s) | ランダム読込(kIOPS) | ランダム書込(kIOPS) | TBW | 型番、公式ページ |
500GB | − | 1900 | 950 | 90 | 220 | 100 | CT500P1SSD8JP |
1TB | ¥21,800〜(2024/11/20 21:06) |
2000 | 1700 | 170 | 240 | 200 | CT1000P1SSD8JP |
Samsung 970 EVO Plus
2つ目のおすすめは、Samsung(サムスン)の970 EVO Plusです。970 EVOの後継製品です。サムスンのこのSSDは、メモリもコントローラも自社ブランド品を使用しており、信頼性が高いです。
シーケンシャル読み込みが3500MB/sと速く、書き込みも含めて他の製品よりも比較的高い性能を持ちます。
メモリは3 bit MLCで、いわゆるTLCということになります。その分、1つ目のQLC(4 bit MLC)を採用したクルーシャルのSSDよりもTBWに余裕があります。その分価格は高くなりますが、書き込みが多い環境で使う予定の方はTBWが多いほうが良いですので、サムソンの970 EVO Plusをおすすめします。
なお、型番の末尾が/ITのものと/ECのものがありますが、流通経路の違いだけで、製品は同じものです。
メモリ: Samsung V-NAND 3 bit MLC
コントローラ: Samsung Phoenix
フォームファクタ: M.2 Type 2280
インターフェイス: PCIe 3.0 x4 NVMe
保証: 5年限定
容量 | 参考価格 | シーケンシャル読込 (MB/s) | シーケンシャル書込(MB/s) | ランダム読込(kIOPS) | ランダム書込(kIOPS) | TBW | 型番 |
250GB | ¥11,300〜(2024/11/21 14:14) |
3500 | 2300 | 250 | 550 | 150 | MZ-V7S250B /IT /EC |
500GB | ¥14,800〜(2024/11/21 14:14) |
3500 | 3200 | 580 | 550 | 300 | MZ-V7S500B /IT /EC |
1TB | − | 3500 | 3300 | 600 | 550 | 600 | MZ-V7S1T0B /IT /EC |
2TB | ¥32,980〜(2024/11/20 21:06) |
3500 | 3300 | 620 | 560 | 1200 | MZ-V7S2T0B /IT /EC |
シリコンパワー P34A80
シリコンパワーのP34A80シリーズは、シーケンシャル読み込みが3100, 3400 MB/sと速くて、安価なSSDです。TBWは設定されておらず、5年保証です。システムディレクトリ用など、信頼性よりも価格を優先する用途におすすめです。
メモリ: 3D TLC
フォームファクタ: M.2 Type 2280
インターフェイス: PCIe 3.0 x4 NVMe
保証: 5年
容量 | 参考価格 | シーケンシャル読込 (MB/s) | シーケンシャル書込(MB/s) | ランダム読込(kIOPS) | ランダム書込(kIOPS) | 型番、公式ページ |
256GB | − | 3100 | 1100 | – | – | SP256GBP34A80M28 |
512GB | ¥8,700〜(2024/11/20 21:06) |
3400 | 2300 | – | – | SP512GBP34A80M28 |
1TB | ¥11,980〜(2024/11/20 21:06) |
3400 | 3000 | 500 | 600 | SP001TBP34A80M28 |
2TB | ¥28,000〜(2024/11/20 21:06) |
3400 | 3000 | 500 | 600 | SP002TBP34A80M28 |
インテル SSD 760p
インテルのSSD 760pシリーズは、64層3D TLC NANDを採用したSSDです。256GB以上の製品では、サムソンの970 EVO Plus程度のシーケンシャル読み込み速度があり高速です。書き込み速度はサムソンよりも落ちます。
しかし読み書き速度が速いとたくさん発熱しますので、価格と速度のバランスを取れたこの製品を選ぶ方もいます。サムソンよりもインテルブランドが好きという方にもおすすめです。
メモリ: 3D TLC
フォームファクタ: M.2 Type 2280
インターフェイス: PCIe 3.1 x4 NVMe
保証: 5年限定
容量 | 参考価格 | シーケンシャル読込 (MB/s) | シーケンシャル書込(MB/s) | ランダム読込(kIOPS) | ランダム書込(kIOPS) | TBW | 型番、公式ページ |
128GB | ¥24,139〜(2024/11/20 21:06) |
1640 | 650 | 105 | 160 | 72 | SSDPEKKW128G8XT |
256GB | ¥18,334〜(2024/11/20 21:06) |
3210 | 1315 | 205 | 265 | 144 | SSDPEKKW256G8XT |
512GB | ¥12,660〜(2024/11/20 21:06) |
3230 | 1625 | 340 | 275 | 288 | SSDPEKKW512G8XT |
1.02TB | ¥25,644〜(2024/11/20 21:06) |
3230 | 1625 | 340 | 275 | 576 | SSDPEKKW010T8X1 |
2.05TB | ¥52,592〜(2024/11/20 21:06) |
3230 | 1625 | 340 | 275 | 576 | SSDPEKKW020T8X1 |
WD WD Blue SN500
5つ目のおすすめは、ウエスタンデジタル(WD)のWD Blue SN500です。
ウエスタンデジタルはハードディスクメーカーとして有名ですが、最近はSSDも販売しています。PCIeインターフェイスの製品は、250 GBと500GBが流通しています。
PCIe 3.0 最大2レーンですので、シーケンシャル読み込みは1700 MB/sで頭打ちします。読み書き性能に特出した点はありませんが、その分発熱は控えめですので、デスクトップよりも排熱が遅いノートパソコンに挿すのにおすすめです。
また、基盤は青色でかっこいいデザインです。WD Blueのブランドが好きな方にもおすすめしたい商品です。
メモリ: 3D TLC
フォームファクタ: M.2 Type 2280
インターフェイス: PCIe 3.0 x2 NVMe
保証: 5年限定
容量 | 参考価格 | シーケンシャル読込 (MB/s) | シーケンシャル書込(MB/s) | ランダム読込(kIOPS) | ランダム書込(kIOPS) | TBW | 型番、公式ページ |
250GB | ¥17,564〜(2024/11/20 21:06) |
1700 | 1300 | 210 | 170 | 150 | WDS250G1B0C |
500GB | ¥19,904〜(2024/11/20 21:06) |
1700 | 1450 | 275 | 300 | 300 | WDS500G1B0C |
まとめ
以上、5つのおすすめのM.2 2280フォームファクタ、PCIe NVMeインターフェイスのSSDを紹介してきました。
読み書き速度や、TBW、価格などで各製品に特徴がありますので、用途にあったSSDを選べるとよいですね。
M.2 PCIe SSDには他にもたくさんの種類がありますが、次のページにスペック一覧表を掲載していますので参考にしてくださいね。
[2019] M.2 PCIe SSDのTBW・読み書き速度一覧。
以上、おすすめのM.2 PCIe NVMe SSD厳選5種!読み書き、TBWも掲載。