東芝ライフスタイルの温水洗浄便座SCS-S300とSCS-SCK7010はよく似ていますが何が異なるのでしょうか。違いは5つあります。わかりやすく紹介します。

5つの違い
SCS-S300とSCS-SCK7010は、どちらも瞬間式の温水洗浄便座です。SCS-S300はamazon.co.jpなどで流通している機種で、SCS-SCK7010は一般モデルです。
発売年はSCS-SCK7010のほうが新しく、性能もややよいです。
- SCS-S300: 2011年08月 発売
- SCS-SCK7010: 2023年09月 発売
2つの機種の違いは次の点にあります。
- ノズルの形式
- 着座センサー
- ノズル洗浄
- リズム洗浄
- メモリー
SCS-SCK7010は新型のノズルを採用し、付加機能も豊富です。
型番 | SCS-S300 | SCS-SCK7010 |
---|---|---|
発売年 | 2011年 | 2023年 |
外観 | ![]() | ![]() ![]() ![]() |
ノズル | ステンレス二段式 | ステンレス |
着座センサー | 赤外線センサー | スイッチ |
ノズル洗浄 | − | ◯ 連続流水によるノズルの洗浄を行います。 |
リズム洗浄 | − | ◯ 強弱のメリハリが心地よく洗浄出来ます。(おしり洗浄) |
メモリー | − | ◯ お好みのノズル位置や水勢を記憶 |
参考価格 | ¥26,850〜(2025/03/04 16:50) | ¥29,800〜(2025/03/04 18:31) |
ノズルの形式
おしりビデノズルは、どちらもステンレス製ですが、SCS-SCK7010のほうが新型ノズルです。

SCS-S300のノズルは、おしり・ビデ2段ノズルで、女性にやさしい清潔仕様です。しかし構造が複雑なため掃除はやや面倒です。ノズルの外装は取り外して掃除できるようになっています。

SCS-SCK7010のノズルは一体型のノズルです。後述のノズル洗浄機能も搭載されているため、掃除は簡単です。
型番 | SCS-S300 | SCS-SCK7010 |
---|---|---|
ノズル | ステンレス二段式 | ステンレス |
参考価格 | ¥26,850〜(2025/03/04 16:50) | ¥29,800〜(2025/03/04 18:31) |
着座センサー
着座センサーは、便座に人が座ったことを検知するためのスイッチのことです。SCS-S300は赤外線センサー式で、SCS-SCK7010はスイッチ式です。
赤外線センサー式は、腰のあたりに非接触センサーがあり着座を感知するため、非接触で衛生的です。少し前の製品でよく採用されていたタイプです。

体重が軽い子どもなどでも反応しやすく、便座がガタつきにくいです。しかし、長年使用していると壊れることもあったり、赤外線を吸収する黒い衣服では反応しにくかったりすることがあります。
スイッチ式のセンサーは、便座裏に隙間が空いていて、座るとスイッチが反応し、洗浄機能が作動するタイプです。最近の製品で採用されています。

構造がシンプルで壊れにくいのが特徴です。ただし、体重が軽い子どもなどでは反応しにくいことがあります。座り直すたびに便座がガタつくのが気になるという人もいます。
型番 | SCS-S300 | SCS-SCK7010 |
---|---|---|
着座センサー | 赤外線センサー | スイッチ |
参考価格 | ¥26,850〜(2025/03/04 16:50) | ¥29,800〜(2025/03/04 18:31) |
ノズル洗浄

ノズル洗浄機能は、SCS-S300にはなく、SCS-SCK7010にはあります。
SCS-SCK7010では、おしり洗浄・ビデ洗浄の前後に自動でノズルに水を通して掃除するオートノズルクリーニングを行います。またノズル清掃の時も「掃除/洗浄」ボタンを2回押すと、ノズル洗浄が約2分間行われます。
ノズルは汚れやすい部分ですので、ノズル掃除が楽になるのは嬉しい機能です。
型番 | SCS-S300 | SCS-SCK7010 |
---|---|---|
ノズル洗浄 | − | ◯ 連続流水によるノズルの洗浄を行います。 |
参考価格 | ¥26,850〜(2025/03/04 16:50) | ¥29,800〜(2025/03/04 18:31) |
リズム洗浄

リズム洗浄機能は、SCS-S300にはなく、SCS-SCK7010には搭載されています。
リズム洗浄は、「おしり/リズム」ボタンを2回押すと、設定水勢と、水勢「微弱」を切り替えながら、おしり洗浄をする機能です。リズム洗浄中に、前後に移動するムーブ洗浄を行うこともできます。
強弱のメリハリが心地よく洗浄出来ます。
型番 | SCS-S300 | SCS-SCK7010 |
---|---|---|
リズム洗浄 | − | ◯ 強弱のメリハリが心地よく洗浄出来ます。(おしり洗浄) |
参考価格 | ¥26,850〜(2025/03/04 16:50) | ¥29,800〜(2025/03/04 18:31) |
メモリー

メモリー機能は、SCS-S300にはなく、SCS-SCK7010にはあります。
SCS-SCK7010では、おしり洗浄またはビデ洗浄を使用中にメモリーボタンを押すことで、ノズル位置、水勢、ムーブ洗浄、リズム洗浄を記憶します。次回はメモリーボタンを押すことでメモリーした設定で洗浄が始まります。
メモリーは1つだけですが、お好みの動作がある場合には便利です。
型番 | SCS-S300 | SCS-SCK7010 |
---|---|---|
メモリー | − | ◯ お好みのノズル位置や水勢を記憶 |
参考価格 | ¥26,850〜(2025/03/04 16:50) | ¥29,800〜(2025/03/04 18:31) |
どちらがおすすめか
SCS-S300とSCS-SCK7010の違いをまとめると次のようになります。
- SCS-SCK7010は新型ノズル
- 着座センサーはSCS-S300は赤外線式、SCS-SCK7010はスイッチ式
- SCS-SCK7010には、ノズル洗浄機能がある
- SCS-SCK7010には、リズム洗浄機能がある
- SCS-SCK7010には、メモリー機能がある
センサーは便座がガタつかない赤外線式がよいという方や、ノズルは二段式がよいという方には、SCS-S300がおすすめです。
一方で、ノズルが清掃しやすい一体型がよいとか、ノズル洗浄・リズム洗浄などの付加機能があるとよいという方にはSCS-SCK7010がおすすめです。
SCS-S300
- TOSHIBA(東芝)
- 価格¥26,850(2025/03/04 16:50時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
SCS-SCK7010
- ノーブランド品
- 価格¥29,800(2025/03/04 18:31時点)
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取り付けできる便器
取り付けできる便器については日本のほとんどの便器に取り付けができますが、便座の周りに十分なスペースが必要です。詳しくは次の画像を参考にしてください。

また、トイレにコンセントとアース端子がある必要があります。古い家屋の場合はトイレにコンセントがない可能性もありますので確認が必要です。

止水栓については、止水栓がなかったり、フラッシュバルブ式である場合も、自分で取り付けをするのが難しくなります。

取扱説明書には取り付け方法が記載されていますので、購入前に確認しておくと安心です。
まとめ
東芝の温水洗浄便座SCS-S300とSCS-SCK7010はよく似ていますが、SCS-SCK7010のほうが新機種で付加機能が多く付いています。赤外線センサー式のほうがよい場合にはSCS-S300がおすすめですが、付加機能が欲しいという場合にはSCS-SCK7010がおすすめです。
以上、東芝SCS-S300とSCS-SCK7010の5つの違いを徹底比較。でした。

参考
SCS-S300
- TOSHIBA(東芝)
- 価格¥26,850(2025/03/04 16:50時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
SCS-SCK7010
- ノーブランド品
- 価格¥29,800(2025/03/04 18:31時点)
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