東芝ライフスタイルの温水洗浄便座SCS-T161とSCS-T160には、違いが5つあります。わかりやすく紹介します。
5つの違い
SCS-T161は、SCS-T160の後継機種です。
- SCS-T161: 2021年11月 発売
- SCS-T160: 2010年04月 発売
旧製品SCS-T160は、10年以上前に発売された製品ですが、基本性能はほとんど変わっていません。
違いは次の点にあります。
- 着座スイッチ
- ノズルの素材
- ノズル洗浄の水量
- 操作パネルのデザイン
- 節電タイマーの設定時間
違いを表にすると次のようになります。
型番 | 新製品 SCS-T161 | 旧製品 SCS-T160 |
---|---|---|
発売年 | 2021年 | 2010年 |
外観 | ![]() | ![]() |
着座スイッチ | スイッチ式 | 赤外線センサー式 |
ノズルの素材 | ステンレス | プラスチック |
ノズル洗浄の水量 | 最大 0.75 L/分 | 最大 0.67 L/分 |
操作パネル背景 | ツートン | モノトーン |
節電タイマー | 9, 8, 7, 6, 5 時間 | 8, 7, 6, 5, 4 時間 |
参考価格 | ¥18,800〜(2025/03/02 00:37) | ¥26,000〜(2025/03/02 01:57) |
それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。
着座スイッチ
着座スイッチは、便座に人が座ったことを検知するためのスイッチのことです。
新製品SCS-T161はスイッチ式で、旧製品SCS-T160は赤外線センサー式です。
新SCS-T161: スイッチ式
スイッチ式のセンサーは、便座裏に隙間が空いていて、座ると着座スイッチが入ります。最近の製品で採用されています。
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スイッチが入りやすいように、便座裏のゴムの高さが左右で異なります。
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スイッチ式の利点と欠点は次の通りです。
長年使用しても壊れにくいのは良いですが、便座のガタツキが気になるという方は多いです。
旧SCS-T160: 赤外線センサー式
赤外線センサー式は、腰のあたりに非接触センサーがあります。少し前の製品でよく採用されていたタイプです。
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赤外線センサー式の利点と欠点は次の通りです。
温水便座は他にほとんど壊れるところがないため、5年、10年と使ってはじめに壊れるのがこの赤外線センサーという場合は多いです。でも、便座がガタつかないという当たり前の性能が嬉しいです。
ガタツキが気にならない方は新SCS-T161がおすすめですが、気になるかもしれないという方は、毎日使うものですからSCS-T160がおすすめです。赤外線センサーが壊れるころには、全体が古くなってきているでしょうから買い換えてもよいでしょう。
型番 | 新 SCS-T161 | 旧 SCS-T160 |
---|---|---|
着座スイッチ | スイッチ式 | 赤外線センサー式 |
参考価格 | ¥18,800〜(2025/03/02 00:37) | ¥26,000〜(2025/03/02 01:57) |
ノズルの素材
おしり・ビデノズルの素材は、新SCS-T161はステンレス、旧 SCS-T160はプラスチックです。
新SCS-T161はステンレス素材のノズルため、ブラシで掃除をしても傷がつきにくく清潔に保ちやすいです。
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旧SCS-T160はプラスチック素材のノズルのため、傷がつくと汚れが溜まりやすいです。
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このノズルは常に濡れている部分なので、正直なところカビやすいです。
そのため、清潔に保ちたいという方は新 SCS-T161がおすすめです。
型番 | 新 SCS-T161 | 旧 SCS-T160 |
---|---|---|
ノズルの素材 | ステンレス | プラスチック |
参考価格 | ¥18,800〜(2025/03/02 00:37) | ¥26,000〜(2025/03/02 01:57) |
ノズル洗浄の水量
おしり・ビデノズルの最大水勢は、新 SCS-T161のほうが10%ほど強いです。
旧SCS-T160は、気泡を混ぜ込むことで優しく洗浄するノズルタイプになっているので、その分最大水勢が弱いです。
どちらにせよ水勢は4段階で調整できます。水量はいつも最大で使う、という方でなければどちらの機種でも良いでしょう。
型番 | 新 SCS-T161 | 旧 SCS-T160 |
---|---|---|
ノズル洗浄の水量 | 最大 0.75 L/分 | 最大 0.67 L/分 |
参考価格 | ¥18,800〜(2025/03/02 00:37) | ¥26,000〜(2025/03/02 01:57) |
操作パネルのデザイン
操作パネルのボタンの位置・機能は同じですが、デザインが少し異なります。
背景色がツートンになっているかどうかと、ビデボタンのピクトグラムが異なります。
次の画像は新SCS-T161です。
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次の画像は旧SCS-T160です。
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この点はどちらの機種でも良いでしょう。
型番 | 新 SCS-T161 | 旧 SCS-T160 |
---|---|---|
操作パネル | ツートン | モノトーン |
参考価格 | ¥18,800〜(2025/03/02 00:37) | ¥26,000〜(2025/03/02 01:57) |
節電タイマー
わずかな違いですが、節電タイマーの設定可能時間が異なります。例えば毎晩0時~6時の6時間は通電しないという設定ができます。
設定可能時間は、新SCS-T161は、9,8,7,6,5時間の5通りで、旧 SCS-T160は、8,7,6,5,4時間の5通りです。
8時~17時など毎日9時間不在になるのであれば、9時間通電しないように設定できる新SCS-T161がよいかもしれません。でも、8時間でもそれほど節電に差はないですので、どちらでも良いでしょう。
型番 | 新 SCS-T161 | 旧 SCS-T160 |
---|---|---|
節電タイマー | 9, 8, 7, 6, 5 時間 | 8, 7, 6, 5, 4 時間 |
参考価格 | ¥18,800〜(2025/03/02 00:37) | ¥26,000〜(2025/03/02 01:57) |
どちらがおすすめか
以上のSCS-T161とSCS-T160の違いをまとめると次のようになります。
- 旧SCS-T160は、着座スイッチが赤外線式でガタつかない。
- 新SCS-T161は、ノズル素材がステンレスで綺麗に保てる。
- 新SCS-T161は、ノズル洗浄の水量がちょっと強い。
- 操作パネルのデザインが異なる。
- 新SCS-T161は、節電タイマーの設定時間が1時間長い。
ノズルが清潔に保てる方が良いという方には新SCS-T161がおすすめで、ガタつかないほうがよいという方には旧SCS-T160がおすすめです。
新 SCS-T161
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旧 SCS-T160
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取り付けできる便器
便器については、日本の便器にはJIS規格があるので、ここ40年ほどの便器であればほぼ取り付けができます。ただ便座の周りに十分なスペースは必要です。詳しくは次の画像を参考にしてください。
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また、トイレにコンセントとアース端子がある必要があります。古い家屋の場合はトイレにコンセントがない可能性もありますので確認が必要です。
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止水栓については、止水栓がなかったり、フラッシュバルブ式である場合も、自分で取り付けをするのが難しくなります。
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取扱説明書には取り付け方法が掲載されていますので、購入前に確認しておくと安心です。
まとめ
東芝の温水洗浄便座SCS-T161は、SCS-T160の後継機種です。SCS-T161では、ノズルがステンレス製になり清潔に保ちやすくなり、便座スイッチがスイッチ式になり長寿命になりました。一方で、スイッチ式のため便座のガタつきが気になるという方もいます。ガタつきは気にならないだろう、という方には、SCS-T161がおすすめで、心配な方には旧機種のSCS-T160がおすすめです。
以上、東芝SCS-T161とSCS-T160の5つの違いを徹底比較。でした。
参考
新 SCS-T161
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旧 SCS-T160
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