ウエスタンデジタルのWD Blueは、デスクトップPC向けハードディスクならとりあえずこれを買っておけば問題ない、というくらい安心感のあるブランドです。
ここでは、2019年発売6TBモデルであるWD60EZAZ-ECとWD60EZAZ-RTの違いについて紹介します。
WD60EZAZ-ECとWD60EZAZ-RTの違い
ECはAmazonなどで取り扱いのある限定モデルで、RTは通常のモデルです。
ECはエコパッケージあるいはeコマースの略で、RTはリテールの略と思われます。
WD60EZAZ-ECとWD60EZAZ-RTの2つは、ハードディスク本体は同じもので、性能に違いはありません。
保証期間も同じです。
違うのは梱包くらいで、ECでは内装はエアクッションで外装はダンボール、RTは内装も外装もダンボールということです。
次の画像は、ECのパッケージです。
本体に違いはないため、安い方を選ぶと良いでしょう。
型番 | WD60EZAZ-EC | WD60EZAZ-RT |
画像 | ||
参考価格 | ¥17,500〜(2024/11/20 23:39) |
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WD60EZAZと前モデルWD60EZRZの違い
WD60EZAZの記録方式はSMRです。前モデルのWD60EZRZはCMRでした。
SMRでは、CMRにあるガードバンドという記録領域保護のための空白領域も使って、瓦屋根のようにデータを重ねて記録するため、30%ほど記憶領域を増やせる仕組みです。2TB以上のプラッタ製品で採用されていると言われます。
SMRでは、数十GBの大量のランダム書き込みを連続して行うと転送速度低下が起こるという話があり敬遠する方もいますが、こういう使い方になることは通常はないと思われますので気にしなくても良いでしょう。また、キャッシュの使い方が上手く、SMRにしてはランダム書き込み性能は悪くないというレビューも多いです。
どちらにしてもWD60EZRZは、生産終了で入手しづらく、価格も高くなっています。
他にはWD60EZAZでは、キャッシュが64GBから256GBになり、最大内部転送レートは170 MB/sから180MB/sに早くなり、プラッタは1TB 6枚から、2TB 3枚になりました。
SMRが気になるという方は、8TBのWD80EAZZがおすすめ
2021年11月に発売されたWD Blueの8TB版、WD80EAZZはWDの公式ページによるとCMRとされています。執筆時点の実勢価格は1.4万円前後と、かなりお手頃な価格設定になっています。TB単価でみるとWD60EZAZよりも少し高いですが、CMRがよいという方は、WD80EAZZがおすすめです。
- ウエスタンデジタル(Western Digital)
- 価格¥22,500(2024/11/20 10:01時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
公開されていませんが、CMRにもかかわらず価格を安くできていることや、回転数が5640RPMと半端な数字であることから新しい技術を使用しているのかもしれません。
まとめ
ウエスタンデジタルのWD Blue 2019年6TBモデルWD60EZAZ-ECとWD60EZAZ-RTの違いは、梱包くらいで、本体性能に違いはありません。
価格が安い方を選ぶと良いでしょう。
以上、WD60EZAZ-ECとWD60EZAZ-RTの違い!でした。
参考
型番 | WD60EZAZ-EC | WD60EZAZ-RT |
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参考価格 | ¥17,500〜(2024/11/20 23:39) |
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