国内メーカーの自動コーヒーメーカーは「自動」とは言いますが、抽出ごとにフィルターと豆と水をセットして、コーヒーカスを捨てる手間がかかって面倒ですよね。
デロンギの全自動エスプレッソマシンは、豆と水は入れっぱなしで良く、コーヒー粉をカス受けに捨てるまでを自動でやってくれます。
ここでは、デロンギの全自動エスプレッソマシン10機種を一覧表で比較しています。
一覧表をご覧になりたい方は、目次からジャンプしてくださいね。
目次
- 1 デロンギの全自動エスプレッソマシンとは?
- 2 全自動エスプレッソマシンの選び方で重要な4項目
- 3 おすすめの4機種
- 4 デロンギの全自動エスプレッソマシンの機能一覧 まとめ
- 5 機能
- 6 共通機能
- 7 機種別の特徴
- 7.1 デロンギ エレッタ カプチーノ トップ ECAM45760B
- 7.2 エレッタ カプチーノ ECAM44660BH
- 7.3 デロンギ プリマドンナ XS ETAM36365MB
- 7.4 デロンギ ディナミカ ミルクタンク付 ECAM35055B
- 7.5 マグニフィカ S カプチーノ スマート ECAM23260SBN
- 7.6 ディナミカ ミルク泡立て手動 ECAM35035W
- 7.7 マグニフィカS スペリオレ ECAM23420SBN
- 7.8 オーテンティカ ETAM29510B
- 7.9 マグニフィカS スマート(直営店限定) ECAM25023
- 7.10 マグニフィカS ECAM23120BN/WN
- 7.11 マグニフィカS(直営店限定) ECAM22112B/W
- 7.12 価格の一覧
- 8 よくある質問
- 9 まとめ
- 10 参考
デロンギの全自動エスプレッソマシンとは?
デロンギの全自動エスプレッソマシンは、コップを置いてボタンを押すだけで、プロが作るようなエスプレッソやロングコーヒーを簡単に抽出することができるマシンです。
国内メーカーの「自動」コーヒーメーカーでは、次の作業は自分でしなくてはいけません。
- 水・豆の計量とセット
- カップにコーヒーを移す
- カスを捨てる
- 洗浄する
デロンギのマシンではこれらも自動のため「全自動」と表現されます。
一般的なコーヒーメーカーと違い、飲みたいときに、気分にあったメニューを一杯ずつ抽出できるのも利点です。
さらに自動ミルクメニューに対応したマシンなら、カフェで出てくるようなふわふわのミルクがのったカプチーノもボタン一つでつくることができます。
デロンギの全自動エスプレッソマシンは、まさにコーヒーのドリンクバーのように使えます。
エスプレッソやカプチーノの味は下手なカフェよりも美味しいものができます。
ドリップコーヒーは作れませんが、コンビニコーヒーレベルのロングコーヒー(アメリカン、カフェ・ルンゴ、カフェ・ジャポーネ、スペシャルティ)は作ることができます。
カートリッジを使うネスプレッソと比べると、本体のサイズが大きいのが欠点ですが、コーヒー豆の種類を自由に選べること、1杯あたりの価格が安いことが利点です。
各機種の外観や価格は、次のようになっています。
シリーズ名 | エレッタ カプチーノ トップ | プリマドンナ XS | ディナミカ (ミルク自動) | マグニフィカS カプチーノ スマート | ディナミカ (ミルク手動) | マグニフィカS スペリオレ | オーテンティカ | マグニフィカS スマート(直営店限定) | マグニフィカS | マグニフィカS(直営店限定) |
型番 | ECAM45760B | ETAM36365MB | ECAM35055B | ECAM23260SBN | ECAM35035W | ECAM23420SBN | ETAM29510B | ECAM25023SB | ECAM23120BN/WN | ECAM22112B/W |
参考価格 |
¥189,800〜(2024/11/23 14:54) |
− |
¥145,500〜(2024/11/23 14:54) |
¥214,580〜(2024/11/23 14:54) |
¥100,673〜(2024/11/23 14:54) |
− |
¥104,990〜(2024/11/23 14:54) |
¥79,800〜(2024/11/23 14:54) |
− |
¥69,800〜(2024/11/19 22:41) |
参考価格 | − | − | − | − | − | − | − | − | − |
¥69,800〜(2024/11/09 16:37) |
全自動エスプレッソマシンの選び方で重要な4項目
デロンギの全自動エスプレッソマシンは、次の視点から選んでいくと良いでしょう。
- カプチーノを自動抽出したいか。
- 本体横幅はスリムなほうがよいか、水タンクが大きいほうが良いか。
- 抽出設定を、液晶ディスプレイでしたいか。
- ドッピオ+やスペシャルティメニューを使いたいか。
それぞれの項目について見ていきましょう。
カプチーノを自動抽出したいか
ミルクを泡立てたフォームミルクを使うと、カプチーノやカフェラテなどのミルクメニューをつくることができます。デロンギの全自動エスプレッソマシンには、自動のミルク泡立てに対応している機種と、していない機種の二種類があります。
エスプレッソや、カフェ・ルンゴ、アメリカン、カフェ・ジャポーネなどのコーヒーメニューだけではなく、カプチーノやカフェラテも飲みたいという方は、自動ミルク泡立てに対応した機種がおすすめです。ただ、ミルクコンテナは毎日洗わけなればいけないのが面倒なのと、本体の価格は9万円〜と高めです。
自動泡立てに対応していない機種では、技術は必要ですが、ミルクジャグという容器を別に購入して、スタバ店員さんがするように手動でミルクを泡立てることもできます。しかし、用意から片付けまで手早くやっても5分以上は追加でかかりますので、どちらかというとおまけ機能です。ごくたまに手動でミルクを泡立てるくらいなら良いのですが、2~3回に1回くらいはカプチーノを飲みたいという場合は、手動でミルクを泡立てると手間と時間がかかり全自動マシンを使う意味がなくなります。ミルクを泡立てる手間が気にならないのであれば、手動エスプレッソマシンの購入を検討してもよいでしょう。
なお自動ミルク泡立てに対応した機種は、ミルクとコーヒーのボイラーが別になっている「ダブルボイラー」タイプで、ミルクを泡立てた直後にエスプレッソが抽出されるようになっています。一方で、手動泡立ての機種はボイラーが共通の「シングルボイラー」タイプのため、手動でミルクを泡立てた後にエスプレッソを淹れようとしてもボイラー再加熱の待ち時間が発生します。
私は、自動泡立ての機種を使って、子供向けに抹茶やココアにフォームミルクを注ぐという使い方もしています。メニューの幅が広がってよいですよ。
ミルク機能を一覧表にまとめると次のようになります。
シリーズ名 |
エレッタ カプチーノ トップ | プリマドンナ XS | ディナミカ (ミルク自動) | マグニフィカS カプチーノ スマート | ディナミカ (ミルク手動) | マグニフィカS スペリオレ | オーテンティカ | マグニフィカS スマート(直営店限定) | マグニフィカS | マグニフィカS(直営店限定) |
型番 | ECAM45760B | ETAM36365MB | ECAM35055B | ECAM23260SBN | ECAM35035W | ECAM23420SBN | ETAM29510B | ECAM25023SB | ECAM23120BN/WN | ECAM22112B/W |
画像 |
||||||||||
自動ミルク泡立て |
◯
|
◯
|
◯
|
◯
|
− | − | − | − | − | − |
自動ミルク泡立て調整 | ◯ | ◯ | ◯ | − | − | − | − | − | − | − |
手動ミルク泡立て | ◯ | ◯ | − | − | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
手動泡立て調整 | − | − | − | − | ◯ | ◯ | − | − | ◯ | − |
ボイラー | ダブル | ダブル | ダブル | ダブル | シングル | シングル | シングル | シングル | シングル | シングル |
自動ミルク泡立て調整機能は、ミルクの泡立ちを3段階で調整できる機能です。カプチーノ(泡多め)とカフェラテ(泡少なめ)を作り分けることができます。
手動泡立て調整機能とは、手動でミルクを泡立てるときに、カプチーノ用のフロスミルク(泡立てたミルク)と、カフェラテ用のスチームミルク(蒸気で温めたホットミルク)を、つまみの切り替えで作り分けることができる機能です。普通はこの機能なしで、ノズルをミルクに差し込む場所を変えて作り分けますので、なくても良い機能ではあります。
本体横幅、水タンク容量
全自動エスプレッソマシンは、小さい電子レンジくらいのサイズがあり場所を取ります。抽出ユニットはECAMとETAMシリーズの2種類があり、抽出ユニットでおおよその本体サイズが決まります。
エントリー機種のマグニフィカSは ECAMシリーズですが、本体サイズは 幅238×奥行430×高さ350 mmです。幅と奥行は、16インチのノートパソコンくらいのサイズです。
一方でETAMシリーズのオーテンティカやプリマドンナ XSは、横幅がスリムなのが売りで、横幅がこれより4 cmほど小さくなります。代わりに奥行は4 cmほど大きくなります。設置場所の幅が限られているという場合は、ETAMシリーズを検討するとよいでしょう。
給水タンク容量は、ECAMシリーズは 1.8 ~ 2 Lで、ETAMシリーズは1.35 Lです。ETAMシリーズはスリムですが、タンク容量が小さく給水の頻度は増えますので、注意が必要です。
外形寸法や、豆ホッパー容量、給水タンク容量を一覧表にまとめると次のようになります。
シリーズ名 | エレッタ カプチーノ トップ | プリマドンナ XS | ディナミカ (ミルク自動) | マグニフィカS カプチーノ スマート | ディナミカ (ミルク手動) | マグニフィカS スペリオレ | オーテンティカ | マグニフィカS スマート(直営店限定) | マグニフィカS | マグニフィカS(直営店限定) |
型番 | ECAM45760B | ETAM36365MB | ECAM35055B | ECAM23260SBN | ECAM35035W | ECAM23420SBN | ETAM29510B | ECAM25023SB | ECAM23120BN/WN | ECAM22112B/W |
画像 |
||||||||||
豆ホッパー容量 | 370 g | 100 g | 300 g | 250 g | 300 g | 250 g | 230 g | 250 g | 250 g | 250 g |
給水タンク容量 | 2 L | 1.35 L | 1.8 L | 1.8 L | 1.8 L | 1.8 L | 1.35 L | 1.8 L | 1.8 L | 1.8 L |
外形寸法 (mm) |
幅260× 奥行460× 高さ360 |
幅195×
奥行500×
高さ325
|
幅240× 奥行445× 高さ360 |
幅238× 奥行430× 高さ350 |
幅240× 奥行445× 高さ360 |
幅238× 奥行430× 高さ350 |
幅195×
奥行480×
高さ335
|
幅238× 奥行440× 高さ350 |
幅238× 奥行430× 高さ350 |
幅238× 奥行430× 高さ350 |
液晶ディスプレイ
液晶が付いている機種では、コーヒー濃度の設定や、コーヒー・ミルク抽出量の設定、抽出温度の設定などを、液晶画面を見ながら操作できるので使いやすいです。
設定は説明書を見ながら行うので液晶はいらないという方は、液晶なしの機種でもよいでしょう。
各機種の液晶ディスプレイの有無、設定可能項目を表にまとめると次のようになります。
シリーズ名 | エレッタ カプチーノ トップ | プリマドンナ XS | ディナミカ (ミルク自動) | マグニフィカS カプチーノ スマート | ディナミカ (ミルク手動) | マグニフィカS スペリオレ | オーテンティカ | マグニフィカS スマート(直営店限定) | マグニフィカS | マグニフィカS(直営店限定) |
型番 | ECAM45760B | ETAM36365MB | ECAM35055B | ECAM23260SBN | ECAM35035W | ECAM23420SBN | ETAM29510B | ECAM25023SB | ECAM23120BN/WN | ECAM22112B/W |
画像 |
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液晶ディスプレイ |
◯
|
◯
|
◯
|
−(アイコン) |
◯
|
◯
|
−(アイコン) | −(アイコン) | −(アイコン) | −(アイコン) |
コーヒー濃度設定 | 5段階 | 5段階 | 5段階 | 3段階 | 5段階 | 5段階 | つまみ調整 | つまみ調整 | つまみ調整 | つまみ調整 |
抽出量調節 | 4種デフォルト・ 2種設定可能 |
4種デフォルト・ 2種設定可能 |
6種設定可能 | 5種デフォルト | 6種設定可能 | 4種デフォルト・ 1種設定可能 |
4種設定可能 | 3種設定可能 | 3種設定可能 | 1種デフォルト・1種設定可能 |
抽出温度設定 | 4段階 | 4段階 | 4段階 | − | 4段階 | 3段階 | 4段階 | 4段階 | 4段階 | 4段階 |
ドッピオ+、スペシャルティ
コーヒーメニューとして、エスプレッソやカフェ・ルンゴ以外に、ドッピオ+やスペシャルティメニューを搭載した機種もあります。カフェ・ジャポーネは現行機種ではすべての機種に搭載されています。
各メニューの特徴をまとめると次のようになります。
メニュー | 標準抽出量 | 特徴 |
ドッピオ+ | 120 ml | コーヒー豆を贅沢に使用し、短時間で蒸らし重ねる「間欠蒸らし」で濃密な旨味を引き出すため、リッチな味わいが楽しめる。 |
スペシャルティ | 180 ml | 豆の産地ごとの特徴を最大限に表現し、すっきりした繊細な味わいを演出する。 |
カフェ・ジャポーネ | 180 ml | 豆をハンドドリップしたように蒸らしながら抽出し、芳醇な香りと旨味を実現する。 |
スペシャルティやドッピオ+は新しいメニューのため、新しく発売された機種にのみ搭載されています。
搭載の有無は次のようになっています。
シリーズ名 | エレッタ カプチーノ トップ | プリマドンナ XS | ディナミカ (ミルク自動) | マグニフィカS カプチーノ スマート | ディナミカ (ミルク手動) | マグニフィカS スペリオレ | オーテンティカ | マグニフィカS スマート(直営店限定) | マグニフィカS | マグニフィカS(直営店限定) |
型番 | ECAM45760B | ETAM36365MB | ECAM35055B | ECAM23260SBN | ECAM35035W | ECAM23420SBN | ETAM29510B | ECAM25023SB | ECAM23120BN/WN | ECAM22112B/W |
画像 |
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カフェ・ジャポーネ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ドッピオ+ | − | − |
◯
|
− |
◯
|
− |
◯
|
− | − | − |
スペシャルティ | − | − |
◯
|
− |
◯
|
− | − |
◯
|
− | − |
以上のような観点からエスプレッソマシンを選ぶと、自分にあった一台を見つけることができるでしょう。
おすすめの4機種
以上の比較ポイントを踏まえた上で、おすすめの4機種を紹介します。
ミルク手動: マグニフィカS ECAM23120BN/WN
マグニフィカS ECAM23120BN/WNは、自動ミルクフロッサーなしタイプの中で一番おすすめの機種です。価格が比較的お手頃ながらも、抽出量調節、抽出温度調節、豆量調節、節電機能、オート電源OFF時間設定と一通りの機能が備わっています。
自動ミルクフロッサーなしには液晶付きの操作しやすい機種もありますが、価格が8~9万円であり、自動ミルクフロッサーありのスタンダード機種に近い価格になってしまいますので、あまりおすすめではありません。
下位機種のECAM22112B/Wと比べると、カフェ・ルンゴ(エスプレッソ[多])用のボタンもあることや、カフェ・ジャポーネの抽出量も調整できることが異なります。ECAM22112B/Wの出荷価格が高くなったことで価格差は数千円程度になりましたので、この価格差であれば、ボタン一つでエスプレッソとカフェ・ルンゴを淹れ分けられるECAM23120BN/WNの方が便利でおすすめです。
マグニフィカSの2機種の違いについて詳しくは、次の記事で紹介しています。
[参考] ECAM23120BN/WNとECAM22112B/Wの3つの違い。ルンゴ用ボタン。
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ミルク手動: マグニフィカS ECAM22112B/W
マグニフィカS ECAM22112B/Wは、ミルクフロッサーなしのスタンダード機種で、上位機種ECAM23120BN/WNよりも少しお手頃な価格が魅力です。
主にエスプレッソか、カフェ・ルンゴを飲むか決まっている場合には、ボタンで抽出し分けられなくても良いと思います。そのときの気分で抽出量を変えたい場合には、抽出ボタンを途中で押せば抽出を止められますし、抽出直後に長押しすれば追加抽出をすることもできます。
主に一人で使う場合や、抽出ボタンを長押しするなどで抽出量は調整すればよいという方は、こちらの機種がおすすめです。
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ミルク自動: ディナミカ ECAM35055B
自動ミルクフロッサー(泡立て機能)付きの機種で一番のおすすめは、ディナミカECAM35055Bです。
本体サイズがやや大きめという点だけが欠点で、その他は、液晶ディスプレイ、ミルクコンテナの泡立ち調整機能、抽出温度・量・豆量調節、節電、オート電源オフ時間設定の機能が一通り揃っています。
カフェ・ラテとカプチーノを作り分けられるのは魅力です。
下位機種のマグニフィカS カプチーノ スマートの方が価格が手頃ですが、ラテとカプチーノの作り分けができませんし、抽出温度・量調節ができません。私が購入したときには、ディナミカが発売されていなかったのでマグニフィカS カプチーノ スマートを購入しましたが、いまならディナミカECAM35055Bを選ぶと思います。
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ミルク自動: マグニフィカS カプチーノスマート ECAM23260SBN
マグニフィカS カプチーノスマート ECAM23260SBNは、自動ミルクフロッサー付きのスタンダード機種です。
ラテとカプチーノの作り分けができず、いつもふわふわ泡のラテになりますが、ラテ好きな方ならこれで良いでしょう。抽出温度・量調節ができませんが、温度は調節できなくてもあまり困りませんし、抽出量はボタンの長押しで調整できます。
ディナミカECAM35055Bと比べるとこのような使い勝手が気になる部分はありますが、価格は4万円ほど安く大きな違いがあります。
自動ミルクフロッサーでふわふわカプチーノも楽しみたいけど、価格は高すぎない方が良いという方におすすめです。
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デロンギの全自動エスプレッソマシンの機能一覧 まとめ
デロンギの全自動エスプレッソマシン現行10機種の機能を一覧表にまとめました。
シリーズ名 | エレッタ カプチーノ トップ | プリマドンナ XS | ディナミカ (ミルク自動) | マグニフィカS カプチーノ スマート | ディナミカ (ミルク手動) | マグニフィカS スペリオレ | オーテンティカ | マグニフィカS スマート(直営店限定) | マグニフィカS | マグニフィカS(直営店限定) |
型番 | ECAM45760B | ETAM36365MB | ECAM35055B | ECAM23260SBN | ECAM35035W | ECAM23420SBN | ETAM29510B | ECAM25023SB | ECAM23120BN/WN | ECAM22112B/W |
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特徴 | 家庭用フルスペック機種。豆・水容量が大きく、家族や複数人での使用にも耐える。ミルクは自動/手動切り替え可能で、細かい抽出設定が可能。 | 横幅のスリムさを重視したフルスペックモデル。ミルク泡立ては自動だけでなく、手動でも可能。奥行きは大きい。豆・水容量は少なく、水容器は背面にある。 | 自動ミルクフロッサー付きで、抽出調整可能な機種。液晶付き。 | 自動ミルクフロッサー付きの中でのスタンダード機種。液晶ディスプレイ・手動フロッサー・抽出温度設定などの機能が省かれている。 | ドッピオ+・スペシャルティ機能を搭載。本体サイズが少し大きいが、豆ホッパーも大きい。 | 液晶ディスプレイ搭載、自動電源ON機能付き。 | 横幅が4 cmスリムなETAMシリーズ。奥行きは4 cm大きく、水タンクは小さめ。間欠蒸らしのドッピオ+メニュー付き。 | 連続抽出のロングコーヒー機能「スペシャルティ」を搭載。 | コーヒー量 少・多の2つのボタンがあり、カフェ・ルンゴも作り分けできる。 | 抽出系が新しいECAMシリーズ。エスプレッソやカフェ・ジャポーネを作れるスタンダード機種。 |
おすすめの方 | 最上位の機能を使用したい方。豆・水を補充する手間をなるべく省きたい方。 | 手動でも。スリムなものが良い方。1~2人で使用する方。 | カプチーノ機能ありで、抽出調整をしたい方。 | カプチーノ機能ありで、手頃な価格なものが良い方。 | 細かく抽出調整をしたい方。 | 液晶ディスプレイ付きが良い方。 | スリムさを重視する方。 | スペシャルティを使いたい方。 | ボタンひとつで、エスプレッソとルンゴを作り分けたい方。 | シンプルなものが良い方。 |
シリーズ名 | エレッタ カプチーノ トップ | プリマドンナ XS | ディナミカ (ミルク自動) | マグニフィカS カプチーノ スマート | ディナミカ (ミルク手動) | マグニフィカS スペリオレ | オーテンティカ | マグニフィカS スマート(直営店限定) | マグニフィカS | マグニフィカS(直営店限定) |
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参考価格 |
¥189,800〜(2024/11/23 14:54) |
− | ¥145,500〜(2024/11/23 14:54) |
¥214,580〜(2024/11/23 14:54) |
¥100,673〜(2024/11/23 14:54) |
− |
¥104,990〜(2024/11/23 14:54) |
¥79,800〜(2024/11/23 14:54) |
ブラック: − | ブラック: ¥69,800〜(2024/11/19 22:41) |
参考価格 | − | − | − | − | − | − | − | − | ホワイト: − | ホワイト: ¥69,800〜(2024/11/09 16:37) |
自動ミルク泡立て |
◯
|
◯
|
◯
|
◯
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− | − | − | − | − | − |
自動ミルク泡立て3段階調整 | ◯ | ◯ | ◯ | − | − | − | − | − | − | − |
手動ミルク泡立て | ◯ | ◯ | − | − | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
手動ミルク泡立て2段階調整 | − | − | − | − | ◯ | ◯ | − | − | ◯ | − |
ボイラー | ダブル | ダブル | ダブル | ダブル | シングル | シングル | シングル | シングル | シングル | シングル |
シリーズ名 | エレッタ カプチーノ トップ | プリマドンナ XS | ディナミカ (ミルク自動) | マグニフィカS カプチーノ スマート | ディナミカ (ミルク手動) | マグニフィカS スペリオレ | オーテンティカ | マグニフィカS スマート(直営店限定) | マグニフィカS | マグニフィカS(直営店限定) |
液晶ディスプレイ |
◯
|
◯
|
◯
|
−(アイコン) |
◯
|
◯
|
−(アイコン) | −(アイコン) | −(アイコン) | −(アイコン) |
豆ホッパー容量 | 370 g | 100 g | 300 g | 250 g | 300 g | 250 g | 230 g | 250 g | 250 g | 250 g |
給水タンク容量 | 2 L | 1.35 L | 1.8 L | 1.8 L | 1.8 L | 1.8 L | 1.35 L | 1.8 L | 1.8 L | 1.8 L |
コーヒー濃度設定 | 5段階 | 5段階 | 5段階 | 3段階 | 5段階 | 5段階 | つまみ調整 | つまみ調整 | つまみ調整 | つまみ調整 |
抽出量調節 | 4種デフォルト・ 2種設定可能 |
4種デフォルト・ 2種設定可能 |
6種設定可能 | 5種デフォルト | 6種設定可能 | 4種デフォルト・ 1種設定可能 |
4種設定可能 | 3種設定可能 | 3種設定可能 | 1種デフォルト・1種設定可能 |
ミルク抽出量調節 | 7種設定可能 | 3種設定可能 | 5種設定可能 | 2種デフォルト | − | − | − | − | − | − |
抽出温度設定 | 4段階 | 4段階 | 4段階 | − | 4段階 | 3段階 | 4段階 | 4段階 | 4段階 | 4段階 |
カス受け容量 | 最大20杯分 | 最大16杯分 | 最大20杯分 | 最大20杯分 | 最大20杯分 | 最大20杯分 | 最大16杯分 | 最大20杯分 | 最大20杯分 | 最大20杯分 |
抽出口高さ | 9.0~14.2 cm | 9.2~14.2 cm | 8.4~13.5 cm | 8.6~14.2 cm | 8.4~13.5 cm | 8.6~14.2 cm | 8.5~14.0 cm | 8.6~14.2 cm | 8.6~14.2 cm | 8.6~14.2 cm |
シリーズ名 | エレッタ カプチーノ トップ | プリマドンナ XS | ディナミカ (ミルク自動) | マグニフィカS カプチーノ スマート | ディナミカ (ミルク手動) | マグニフィカS スペリオレ | オーテンティカ | マグニフィカS スマート(直営店限定) | マグニフィカS | マグニフィカS(直営店限定) |
カフェ・ジャポーネ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ドッピオ+ | − | − |
◯
|
− |
◯
|
− |
◯
|
− | − | − |
スペシャルティ | − | − |
◯
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− |
◯
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− | − |
◯
|
− | − |
節電機能 | ◯ | ◯ | ◯ | − | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
自動電源ON機能 | ◯ | ◯ | − | − | − | ◯ | − | − | − | − |
自動電源OFF時間設定 | ◯ | ◯ | ◯ | −(2時間固定) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
カップウォーマー | ◯ | ◯ | − | − | − | − | − | − | − | − |
シリーズ名 | エレッタ カプチーノ トップ | プリマドンナ XS | ディナミカ (ミルク自動) | マグニフィカS カプチーノ スマート | ディナミカ (ミルク手動) | マグニフィカS スペリオレ | オーテンティカ | マグニフィカS スマート(直営店限定) | マグニフィカS | マグニフィカS(直営店限定) |
外形寸法 (mm) |
幅260× 奥行460× 高さ360 |
幅195× 奥行500× 高さ325 |
幅240× 奥行445× 高さ360 |
幅238× 奥行430× 高さ350 |
幅240× 奥行445× 高さ360 |
幅238× 奥行430× 高さ350 |
幅195× 奥行480× 高さ335 |
幅238× 奥行440× 高さ350 |
幅238× 奥行430× 高さ350 |
幅238× 奥行430× 高さ350 |
重さ | 11.5 kg | 11 kg | 10 kg | 10 kg | 9.5 kg | 9.0 kg | 9.2 kg | 9.5 kg | 9.0 kg | 9.5 kg |
生産国 | イタリア | イタリア | ルーマニア | ルーマニア | ルーマニア | ルーマニア | イタリア | ルーマニア | ルーマニア | ルーマニア |
公式ページ | ECAM45760B | ETAM36365MB | ECAM35055B | ECAM23260SBN | ECAM35035W | ECAM23420SBN | ETAM29510B | ECAM25023SB | ECAM23120BN/WN | ECAM22112B/W |
次の機能は共通です。
- 消費電力: 1450 W
- ポンプ圧: 15気圧 (抽出時9気圧)
- グラインダー: 7段階・低速回転コーン式
- コーヒー粉使用: 可
- 自動内部洗浄機能
マグニフィカSのよく似た2機種の違いについては次の記事で紹介しています。
[参考] ECAM23120BN/WNとECAM22112B/Wの3つの違い。ルンゴ用ボタン。
機能
ここからは、各機能について詳しく見ていきましょう。
自動ミルクフロッサー
エスプレッソにフロスミルクを加えたものが、「カプチーノ」です。
上位3モデルには、自動ミルクフロッサー機能が付いており、ボタン一つでふわふわのフロスミルクを作ることができます。
カプチーノを飲みたいという方は、自動ミルクフロッサー機能が付いたモデルがおすすめです。
デロンギのマシンでは、ミルクが最も甘くなる60℃~65℃の抽出温度やミルクと泡の黄金比2:3も全自動で実現できます。
これは、マグニフィカS カプチーノスマートのミルクコンテナです。
エレッタカプチーノトップや、プリマドンナXSでは、泡立ち具合も調整できるようになっており、泡立ちの少ない「カフェオレ」もワンプッシュで作れます。
フロスミルクを作った後にはフロッサーを洗浄しなければなりませんが、この自動ミルクフロッサーでは、ミルク出口に空のコップを置いて、「CLEAN」にノブを回すだけで洗浄が行われるようになっており、後片付けも簡単です。
自動ミルクフロッサーでは、牛乳だけではなく豆乳を泡立てて「豆乳カプチーノ」や「豆乳ラテ」を作ることもできます。
また、給湯機能のお湯で紅茶を淹れてから、フロスミルクを注いで、「紅茶のカプチーノ」を作ることもできます。
自動ミルクフロッサーがあると、カフェメニューがぐんと広がりますよ。
下位機種でも、スタバの店員さんがやっているように手動でミルクを泡立てることはできますが、次のような理由でおすすめしません。
- 泡立て用の容器であるミルクジャグを別途用意する必要がある
- 上手く泡立てるには高度な技術が必要になる
失敗するとミルクが飛び散ったり、泡がすぐに消えてしまったりします - 一度に2杯分程度を作る必要がある
ミルクの量が少ないと温度が早く上がって泡立てるのが難しいため - 後片付けがとても面倒
フロッサーを使った後にミルクがマシンに逆流するので、なるべく早くフロッサーを洗浄する必要がある。
ミルクジャグも洗わなければならない
このように、手動でミルクを泡立てるのは、エスプレッソを手動で淹れるよりも面倒です。
私も手動のエスプレッソマシンを購入した当初は何度か手動でカプチーノを作っていましたが、片付けが終わる頃にはカプチーノが冷えていたり、飲む時間よりも準備と片付けの時間の方が長かったりするので作らなくなりました。
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試しに泡立ててみたいということなら良いのですが、日常的にカプチーノを飲もうという方は、自動ミルクフロッサーはあったほうが良いです。
ボイラー
デロンギの全自動マシンでは、自動ミルクフロッサーが付いているモデルは「ダブルボイラー」で、付いていないものは「シングルボイラー」となっています。
「ダブルボイラー」はボイラーがエスプレッソ用とミルク用で別れているタイプで、「シングルボイラー」は一つのボイラーを共用するタイプです。
シングルボイラータイプのものは、ミルクを泡立てたあとにエスプレッソを淹れたくても、ボイラーを温め直すために時間を置かなければなりません。
そのため、自動ミルクフロッサーが付いていないモデルでは、手動でミルクを泡立ててカプチーノを淹れようとすると、準備や後片付け以外にも、ボイラーの待ち時間がかかります。
自動ミルクフロッサーが付いているモデルはダブルボイラーですので、フロスミルクが抽出された直後にエスプレッソが抽出されます。
液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイは、味には影響しない操作性の部分ですが、液晶ディスプレイが付いているモデルは、次の手順がメッセージ表示されるため、除石灰などの複雑な操作をするときにわかりやすいです。
抽出したコーヒーの杯数や使用水量も表示することができます。
また液晶ディスプレイ付きモデルでは、自動電源ON機能が付いています。
忙しい朝でも電源ONの時刻を設定しておけば、1分ほどの予熱時間ですが待ち時間を短縮できます。
さらにコーヒー抽出時には、抽出の進み具合がインジケーターで表示されます。
一方でディスプレイが付いていないモデルでは、スタンダードモデルのマグニフィカ以外では、アイコン表示がされます。操作はダイヤルとボタンで行います。
アイコン表示は一見して現在の設定内容がわかるのが利点で、ディスプレイのように画面を切り替えることなく抽出できます。
ダイヤルでの設定も、ボタンを何回も押すよりも早く設定ができ便利ですよ。
豆ホッパー容量
豆ホッパーは豆を貯めておく容器のことです。
この容量が多い方が、豆を補充する手間が少なくなります。
豆ホッパー容量が最も小さいのは、実はプリマドンナXSの100 gで、容量が最も多いのがエレッタカプチーノトップの370 gです。ほかは200~250 gです。
エスプレッソを一杯抽出するのに、約7 gの豆を消費します。
100 g / 7 g = 14なので、プリマドンナXSでは約14杯ごとに豆を補充する必要があり、一日に5杯ほど飲む方では、3日に1回補充する手間が生じます。
うちでは、ホッパー容量が250 gのカプチーノスマートを使用して、1日5杯程度飲んでいますが、ちょうど一週間に1回補充するペースです。
上部にアクセスしやすい場所に本体を設置できる方は、豆を補充するのはそれほど面倒ではないかもしれません。
なお、250 gのホッパー容量のモデルが多いですが、ムセッティというデロンギの関係ブランドや、イリーから販売されているコーヒー豆が250 gパックですので、その1袋分が綺麗に納まるようになっています。
給水タンク容量
給水タンク容量は、プリマドンナXSとオーテンティカで1.35 Lで、ほかは1.8~2 Lです。
これもやはり容量が大きい方が、水を補充する手間が少なくなり便利です。
1.35 リットルもあれば十分のように思えますが、実際は電源ON/OFF時に内部洗浄水としてそれぞれ約70 ml程度のお湯が捨てられますので、思いの外、水を使います。
例えば、電源を入れて180 mlのカフェジャポーネを淹れて電源を切る場合には、洗浄水の140 mlをあわせて、140 + 180 = 320 mlを使います。
1.35 Lのタンクの場合は、4杯程度淹れると、水不足ランプが点灯してしまうことになります。
そのため本体の設置スペースを取れる方は、水タンク容量が1.8 ~ 2Lのタイプがおすすめです。
コーヒー濃度設定
コーヒー濃度設定は、コーヒー豆量の設定です。
ツマミ調整のモデルでは無段階で調整できますし、5段階調整できれば十分でしょう。
カプチーノスマートだけが3段階の設定ですが、抽出量を調整することでも濃さを微調整できますので、3段階でも十分に思います。
抽出量調節
抽出量調節の欄は、公式の表記通りにしていますが、わかりにくいですね。
これは、カフェメニューの数に対応しています。
例えば、プリマドンナXSの「4種デフォルト・2種設定可能」というのは、全部で6種のカフェメニューがあり、そのうち4種は既定の量で抽出され、2種は抽出量の調整ができるということを意味しています。
4種のデフォルトメニューは、エスプレッソ(40 ml)、エスプレッソ・ラージ(60 ml)、レギュラーコーヒー(90 ml)、レギュラーコーヒー・ラージ(120 ml)で、2種のメニューは、マイコーヒー(20~180 ml)とカフェ・ジャポーネ(120~250 ml)です。
さらにカフェ・ジャポーネ以外では、2杯抽出時には約2倍の量が出てきます。そのためエスプレッソの抽出量は、40, 60, 80, 120 mlの4通りから選べることになります。
またこれとは別にミルクメニューは、カプチーノ、カフェラテ、ミルクの3種類がありますが、ミルク量とコーヒー量は調整できるようになっています。
カプチーノスマートでは、「5種デフォルト」となっています。こちらはコーヒーメニューとミルクメニューをあわせて5種という意味になっています。
抽出量を予め設定することはできませんが、抽出し終わった直後に抽出ボタンを押して追加抽出をすれば、量を増やす方向には自在に調整できます。
抽出温度設定
抽出温度設定は、カプチーノスマート以外では、3か4段階で調整することができます。
ただ、デロンギの全自動マシンでは初期状態で、温度を最適制御する「サーモブロックボイラー」で、豆の風味を壊さず、色も薄くならない約88℃から96℃のお湯が供給されるようになっています。
ドリップコーヒーもエスプレッソも同じですが、高温で抽出すると苦味が強くでてしまいます。
そのためむやみに抽出温度を変更してしまうとコーヒーの味が悪くなりますので、コーヒーの仕上がりの温度を調整する目的で変更することはおすすめしません。
コーヒーを温かくする方法には、抽出温度を上げる方法以外にも、カップをカップウォーマーや給湯機能のお湯で温めておいたり、内部洗浄をして装置内部を温めておく方法がありますので、そちらの方法がおすすめです。
そのためカプチーノスマートでは抽出温度を調節することはできませんが、調整できなくても問題ありません。
温度調整できるマシンでも、デロンギは抽出温度を頻繁に調整することは想定していないようで、抽出ごとに変更できるコーヒーの濃さや抽出量の設定とは異なり、抽出温度はオプション設定メニューから設定するようになっています。
カプチーノスマートがぬるいという間違った噂
また、一部レビューで、「カプチーノスマートはエスプレッソがぬるいのに抽出温度調節ができなくてダメらしい」と間違った噂が書かれていることがあります。
これは某巨大掲示板で、デロンギのマシンを持っていないにもかかわらず説明書を読み漁っていて、訪問者の質問に答えるという変わった方がいらっしゃって、この方が頻繁に上述のことを書き込んでいたのが間違った噂の発端です。
(その方は、抽出温度を高温に設定することができる中国の格安のエスプレッソマシンを使っていらっしゃって、それがおすすめだそうですが…。)
気になってカプチーノスマートとデロンギの手動マシンのお湯の温度を、温度計で測ってみましたが同じでした。また掲示板でも他の方から「お湯の温度を測ったら、他のマシンと同じだった」と書き込まれていました。そのため、カプチーノスマートのエスプレッソがぬるいということは間違いです。
そもそもエスプレッソの最適な出来上がりの温度はドリップコーヒーよりもやや低めと言われます。その方は熱々のドリップコーヒーに慣れていて、お店で試飲したときなどにぬるいと思われたのかもしれませんね。
なお、ドリップコーヒーも、豆の種類にあわせて80度C前後の低めの温度で淹れることもありますので、「ドリップコーヒーはエスプレッソよりも熱め」とただ言っていると、詳しい人に怒られそうです。
カス受け容量
カス受けの容量はどのモデルも最大16杯から20杯分です。
エスプレッソなどの豆量の少ないコーヒーを淹れた場合に、その最大杯数分のカスが入ります。
カスはタブレット状に固まったものがコロコロと溜まりますので、捨てるのは簡単です。
購入当初は抽出ユニットにグリスが残っている関係でうまく固まりませんが、1~2週間使っていると固まるようになりますので、安心してください。
なお、コーヒー粉が細かすぎる場合は固まるもののベトッとしたタブレットになりますし、ドリップコーヒー用の粗いコーヒー粉を手動で入れて淹れる場合は固まりません。
カス受け満杯のランプが付いているモデルでは、一定の杯数を抽出するとランプが付いて、コーヒーカスを捨てるタイミングをお知らせしてくれます。
カスを捨てるなどしてカス受けを30秒ほど取り外していると、カウント数がリセットされるようです。
普通にカスを捨てると30秒くらいはかかるので気になりませんが、カス捨てをとてもすばやく行える方だったり、主電源を切ってからカス捨てをすると満杯のランプが消えませんので注意が必要です。
抽出口高さ
抽出口高さは、上限が重要です。
マグニフィカは最大12 cmですので、高さのあるコップやタンブラーは入りません。
他のモデルは最大14.2 cmです。水筒やタンブラーに入れたい場合には、14.2 cmのモデルを選ぶと良いでしょう。
ただ、それより高さがある場合でも、口が広ければ傾けてなんとか抽出することはできます。
14.2 cmのモデルですが、次のように、スタバのタンブラーには傾ければコーヒーを淹れることができます。
19.5 cmの象印の水筒は支えていないと落ちますが、それでも淹れることはできます。
ただ、水筒に入れたい場合は、コップに淹れてから移す方が楽です。
カフェルンゴ・カフェジャポーネ・ドッピオ+
コーヒーメニューには、エスプレッソ以外にもカフェルンゴ(ロングコーヒー・レギュラーコーヒー)や、カフェジャポーネ、ドッピオ+などがあります。
カフェルンゴはどの機種にもついており、カフェジャポーネはスタンダードモデルのマグニフィカ以外に、ドッピオ+はオーテンティカにのみ付いています。
これらは抽出量だけでなく、抽出方法も違います。
カフェルンゴ
カフェルンゴは、2秒浸透の後、3秒蒸らしがあり、その後は連続抽出になります。
エスプレッソの抽出時間が長くなったものです。
カジュアルな喫茶店でコーヒーを頼んだときや、ドリンクバーでコーヒーを淹れたときに、コーヒーの上に茶色い泡が浮いていることがあります。
それは、このエスプレッソ抽出方式で出したコーヒーです。茶色い泡はエスプレッソのクレマが薄まったものです。
味はそれを想像していただければわかりやすいと思います。
カフェジャポーネ
カフェ・ジャポーネは、日本で飲まれているドリップコーヒーの味を再現しようとするメニューです。
抽出中にも蒸らしが入るために、ドリップコーヒーのようにゆっくりと抽出されるのが特徴です。
ただ、コーヒー粉がドリップコーヒーよりも細かいため、苦味の強いドリップコーヒーのような味になります。
手動でドリップコーヒー用の粒度のコーヒー粉を入れて、カフェジャポーネを淹れると、主観ですが、まさにドリップコーヒーの味になります。
ドッピオ+
ドッピオ+は、新しいオーテンティカにのみ搭載されているメニューです。
エスプレッソでは2秒浸透のところを、ドッピオ+では間欠で4秒浸透させる点が異なります。
香りを最大限に開かせることが可能になっているそうです。
節電機能
節電機能は、カプチーノスマート以外に搭載されてます。
オンに設定されているときはヒーターの電源が切れて、節電します。
ただ、コーヒーなどを抽出するときには内部予熱を行うため、動作が開始するまで数分間待つ必要があります。
電源オフとの違いは、節電機能では、操作ディスプレイの電源がオンになっていることと、抽出ユニットがコーヒー粉待ち位置にあることです。
自動電源OFF時間設定
一定時間操作をしないと電源が自動で切れます。
電源が切れるまでの時間は、カプチーノスマートでは2時間固定です。
その他の時間が設定できるモデルでは、15 分、30 分、1 時間、2 時間、3 時間などから選ぶことができます。
カップウォーマー
プリマドンナXSとエレッタカプチーノトップ上位2機種では、カップウォーマー機能が付いており、ONにするとカップウォーマーがヒーターで温められます。
カップをここで温めておくと、温かいエスプレッソを飲むことができます。
ちなみにカプチーノスマートにはカップウォーマー機能はないですが、カップ置きの左半分はボイラーの熱で温かくなります。
これは、ダブルボイラーモデルのみかもしれません。
外形寸法・重さ
スタンダードモデルのマグニフィカのサイズと重さは、電子レンジとほぼ同じです。
想像以上に大きく重いです。
他のモデルはそれよりも小さくなっているとはいえ、設置スペースを確認した上で購入すると良いでしょう。
なお、特にスリムなプリマドンナXSとオーテンティカ(ETAMモデル)は、水も背面から入れるようになっていますので、上部が開いている場所に設置する方が良いでしょう。
生産国
生産国は、イタリアまたはルーマニア製です。
本体はイタリアデザインとは思えないほど細部がしっかりしていますが、梱包は雑です。
新品を注文した方が、「梱包が雑なので一度返品された商品なのではないか?と思い、サポートに苦情を言って返品したら、何度返品しても同じように雑に梱包された製品が送られてきた」と憤慨している書き込みがあり面白かったのですが、新品未開封でも工場での梱包が雑なので仕方がありません。
さらに、工場ですべての個体でコーヒーの抽出テストを行っているため、コーヒー粉が微量付着していたり、硬水が乾いてミネラル分が残っていたりします。
日本製の製品に慣れている方は、気になるかもしれませんね。
高級なミシンや自転車、自動車も、組み立てののち試運転してから出荷されるものです。
全数チェックするのは高級な製品しかできないことですので、高級な製品なのだと納得しておきましょう。
共通機能
次の機能はどの機種にも共通の機能です。
デロンギの全自動エスプレッソマシンでは、最適な条件下でエスプレッソが抽出されるようになっています。
7段階・低速回転コーン式グラインダー
コーヒー豆を挽く機構である「グラインダー」には主にプロペラ式、臼式、コーン式の3種類があります。
「プロペラ式」のグラインダーは構造が簡単で安価に作ることができますが、豆が均一に挽けず、微粉が多く発生し雑味が強く出てしまう欠点があります。
「臼式」のグラインダーでは、高速かつ大量に豆を挽ける利点がありますが、摩擦熱が発生するため香りが逃げてしまいます。
デロンギの全自動マシンでは、エスプレッソに最適な「コーン式」グラインダーが採用されています。
抽出時に豆を1杯分ずつ、台形のグラインダーで徐々に切り刻んでいくため、摩擦熱が発生しにくく、香りを逃しません。
マシンでは、極細から細挽きの間で7段階で調整することができます。
うまく抽出できたエスプレッソには、表面にクレマと呼ばれる茶色い泡の層ができますが、このクレマは均一に極細挽きができないと作ることができません。
私は1万円程度の臼式のグラインダーと、デロンギの手動エスプレッソマシンを使ってエスプレッソを淹れていたことがありましたが、豆が細かく均一に挽けないため、どうやっても綺麗なクレマを作ることができませんでした。
デロンギの全自動マシンでは、何もしなくても、ボタンひとつでクレマが綺麗にでたエスプレッソを入れることができ感動ものです。
給湯機能
ボタンを押すと60-70℃のお湯がでてきます。カップを温めたり、緑茶や紅茶を淹れたりするのに使え、コーヒーを淹れる以外の場面でも予想外に便利です。
エスプレッソマシンの給湯ボタンを押せばほどよい熱さのお湯が出てくるので、給湯ポットは使わなくなりました。ちなみに、乳幼児用の粉ミルクを溶かすのに大活躍しています。
コーヒー粉使用可能
ホッパーの豆を使わずに、コーヒー粉から抽出することもできます。
毎回粉を入れるのは面倒なのであまり使わないかもしれませんが、ドリップコーヒー用の中挽きの粉を使いたいという場合に使えます。
あるいは、家族の中にノンカフェインコーヒーを飲みたい人がいる場合には、その人だけはノンカフェインの粉を使ってコーヒーを淹れるという使い方もできます。
ポンプ圧 15気圧 (抽出時9気圧)
ポンプ圧は、エスプレッソに最適とされる15気圧です。
最近はどの家庭用のマシンも15気圧、抽出時9気圧になっています。
消費電力 1450 W
最大の消費電力は1450 Wです。
普通の家庭用100Vコンセントは1500 Wまでですので、そのまま使えます。
除石灰洗浄プログラム
使用を続けていると、水の中に含まれるカルシウムなどのミネラル分が石灰としてマシン内部に付着します。
この石灰を定期的に取り除く必要がありますが、その機能が除石灰洗浄プログラムです。
給湯ポットでも、定期的にクエン酸洗浄しますが、それと同じことです。
除石灰お知らせランプが点灯したら、除石灰を行います。
頻度は、使用水量や水の硬度に依存しますが、3~6ヶ月に1回です。
うちでは、ミルクを溶かすのに給湯機能をたくさん使うため、1.5ヶ月に1回しています。
除石灰剤は1回分は付属していますが、それ以降は市販の除石灰剤を購入します。
なお、デロンギの除石灰剤はクエン酸ではなく、高級な乳酸です。
すべての工程は40分くらいで終わります。
デロンギ全自動エスプレッソマシンECAM23260の除石灰の方法。1ヶ月半で点灯。
機種別の特徴
モデル別に特徴を紹介します。自動ミルクフロッサーが付いているのは、上位4機種です。
デロンギ エレッタ カプチーノ トップ ECAM45760B
トップの名がふさわしい最上位モデルです。幅が26 cmと大きめですが、豆・水容量が大きく、家族や複数人での使用にも適しています。
自動ミルクフロッサー・泡の大きさの調整機能付きです。自動フロッサー付きの機種では、液晶ディスプレイが付いていて、泡の大きさ調整、抽出量・抽出温度の調整ができるのは、プリマドンナXSとディナミカをあわせた3機種です。カスタマイズして、自分好みのコーヒー・ミルクメニューを飲みたい方におすすめのモデルです。
エスプレッソについても、プリマドンナXSとエレッタは、マグニフィカSよりも美味しく抽出される機構になっているということです。
ボタンを押すだけでコーヒーが出てくるのに慣れると、豆や水を補充するのがとても手間に思えてきます。そのため一日5杯以上飲む場合には、トップの方がおすすめです。
共有スペースに置いてあったこのマシンを何度か使ったことがありますが、デザインがカッコいいです。
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エレッタ カプチーノ ECAM44660BH
「エレッタカプチーノトップ」は家庭用モデルですが、「エレッタ カプチーノ」という業務用モデルもあります。
主な違いは、「エレッタ カプチーノ」には抽出ユニットの予備がついてきますが、カップウォーマーがないことです。
ただカプチーノトップよりも安いですので、カップウォーマーはいらないという方は、こちらもおすすめですよ。
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デロンギ プリマドンナ XS ETAM36365MB
プリマドンナXSは、横幅のスリムさを重視したフルスペックモデルです。自動ミルクフロッサー・泡立て方の調整・液晶ディスプレイ・自動電源ON・カップウォーマーなど、エレッタカプチーノトップと同等の機能を持ちます。
エレッタカプチーノトップと違うのは、プリマドンナでは幅のスリムさが重視されており、豆ホッパー・水容量・カス受けの容量が小さいことです。一方で、奥行きが大きかったり、補充の頻度が多かったりという欠点はあります。
幅195×奥行500×高さ325 mmで、標準的なマグニフィカS カプチーノスマートと比べると、幅は4 cm、高さは2.5 cm小さく、奥行きは7 cm大きいです。
高機能かつ幅がスリムなものが良い方や、1~2人など少人数で使用する方におすすめです。一方で大きさを気にしない場合は、デロンギ エレッタ カプチーノ トップの方がおすすめです。
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デロンギ ディナミカ ミルクタンク付 ECAM35055B
ディナミカは、自動ミルクフロッサー付きのものと、付属なしのものの二種類がありますが、これは付属している機種です。
エレッタ カプチーノ トップと比べると、手動泡立て用のノズル、自動電源ON機能、カップウォーマーが付いていませんが、ドッピオ+やスペシャルティメニューを搭載しています。
手動泡立てをしないという方は、エレッタよりも価格が手頃ですので、こちらの機種のほうがおすすめです。
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マグニフィカ S カプチーノ スマート ECAM23260SBN
マグニフィカS カプチーノスマートは自動ミルクフロッサー付きの中でのスタンダードモデルです。上位モデルのプリマドンナやエレッタカプチーノトップと比べると、液晶ディスプレイ・手動フロッサー・自動フロッサーの泡だて調整・抽出温度・抽出量設定などの機能が省かれています。抽出濃度も3段階です。
その代わり、上位モデルと比べて価格は半額ほどです。カプチーノを飲みたいという方は自動ミルクフロッサーは必須かと思いますので、カプチーノを飲みたい方で価格を重視する方におすすめです。
うちではこれを使っています。抽出量を多くするために抽出ボタンを長押しして追加抽出することが多いので、抽出量設定機能はあった方がよかったかな、とも思います。しかし、上位モデルとの価格差6万円程度を払ってでもつけたいかというと、そうは思いませんのでこの機種で良かったと思います。別の手動エスプレッソマシンに手動フロッサーが付いていますが、カプチーノスマートを買ってからは一度も使っていないです。手動でミルクを泡立てるのはとても面倒です。
ECAM23260SBNとECAM23260SBの違い
なお、過去にはECAM23260SBというモデルもありました。
ECAM23260SBNとECAM23260SBとの違いは生産国で、SBNがルーマニア製で、SBがイタリア製です。
現在は、SBNが流通しています。
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ディナミカ ミルク泡立て手動 ECAM35035W
こちらは、ミルク泡立てが手動のディナミカです。ミルク泡立てが手動マシンの中では高性能な一台で、多段階の抽出調整機能やドッピオ+・スペシャルティメニューを搭載しています。豆ホッパーは300 gと他よりも少し大きめです。
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マグニフィカS スペリオレ ECAM23420SBN
マグニフィカS スペリオレは、手動のディナミカと比べると、ドッピオ+・スペシャルティメニューがなく、抽出量調整と抽出温度設定の自由度が少し狭く、豆ホッパー容量は250gと標準的ですが、自動電源ON機能が付いています。
ディナミカが発売されるまでは、自動ミルクなしのなかで最高機種でした。
ミルクメニューは飲まない方で、コーヒーの抽出は細かくカスタマイズしたい方におすすめです。
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オーテンティカ ETAM29510B
プリマドンナXS同様に、横幅のスリムさを重視した新モデル(ETAM)です。横幅と高さは小さいですが、奥行きは48 cmとプリマドンナの次に大きいです。
豆ホッパー容量は230 gとプリマドンナよりも改善されています。水容量は1.35 Lで、プリマドンナと同じです。
ドッピオ+メニューが付いています。エスプレッソでは2秒で浸透させるところを、ドッピオ+では間欠で4秒で浸透させます。香りを最大限に開かせることが可能になっています。
コーヒーメニューがメインの方で、幅のスリムさを重視する方や、ドッピオ+メニューを飲んでみたい方におすすめです。
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マグニフィカS スマート(直営店限定) ECAM25023
マグニフィカS スマートは、スタンダード機種のマグニフィカSに、スペシャルティメニューが追加されている機種です。直営店限定機種ですが、ネット通販で購入できます。
スペシャルティを使いたい方におすすめです。
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- 価格¥79,800(2024/11/23 14:54時点)
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マグニフィカS ECAM23120BN/WN
マグニフィカSは、スタンダード機種です。旧機種のマグニフィカに、カフェジャポーネメニューやアイコン表示機能を追加し、抽出系が新しくなったモデル(ECAM)です。マグニフィカよりも幅が4 cmほど短くなっています。抽出口の高さも最大14.2 cmに上がります。
上位機種と比べると、ディスプレイが付いておらず、コーヒー濃度設定はつまみで行います。それで十分という方は、このスタンダード機種の方が価格がお手頃でおすすめです。
直営店限定のマグニフィカSと比べると、コーヒー量 少・多の2つのボタンがあり、エスプレッソとカフェ・ルンゴをボタン一つで作り分けできるのが特徴です。価格が同等であれば、こちらがおすすめです。
ECAM23120BN/WNとECAM22112B/Wの3つの違い。ルンゴ用ボタン。
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マグニフィカS(直営店限定) ECAM22112B/W
マグニフィカS(直営店限定)は、直営店限定のスタンダード機種です。ネット通販で購入できます。上述のように、こちらにはエスプレッソとカフェ・ルンゴをボタン一つで作り分けることはできませんが、ボタン長押しをすれば追加抽出ができますので、カフェ・ルンゴ風になります。
それが気にならなければ、こちらの機種の方が少し安いことがありおすすめです。
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- 価格¥69,800(2024/11/19 22:41時点)
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- 価格¥69,800(2024/11/09 16:37時点)
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価格の一覧
価格はつぎのようになっています。
シリーズ名 | エレッタ カプチーノ トップ | プリマドンナ XS | ディナミカ (自動) | マグニフィカS カプチーノ スマート | ディナミカ (手動) | マグニフィカS スペリオレ | オーテンティカ | マグニフィカS スマート(直営店限定) | マグニフィカS | マグニフィカS(直営店限定) |
型番 | ECAM45760B | ETAM36365MB | ECAM35055B | ECAM23260SBN | ECAM35035W | ECAM23420SBN | ETAM29510B | ECAM25023SB | ECAM23120BN/WN | ECAM22112B/W |
参考価格 |
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¥100,673〜(2024/11/23 14:54) |
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¥104,990〜(2024/11/23 14:54) |
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¥69,800〜(2024/11/19 22:41) |
参考価格 | − | − | − | − | − | − | − | − | − |
¥69,800〜(2024/11/09 16:37) |
よくある質問
よくありそうな質問に答えます。
新品なのに、一度開封されたかのような雑な梱包だった
デロンギの全自動エスプレッソマシンは、ルーマニア製かイタリア製ですが、そういうものです。昔の日本製のものとは違います。
何度返品しても、同じような一度開封されたかのような梱包のものが届く!と怒っているレビューがありましたが、そういうものです。
私のマシンも新品で届きましたが、電源ケーブルが変なところに入っていたり、青色の傷防止シートの貼り方が下手だったりしました。でも、動作は全く問題がありませんでした。
新品なのに、コーヒー粉や水垢が残っている
説明書に書かれているように、製品は1台1台抽出試験を行って出荷されています。
そのため、新品でもコーヒー粉や水垢が残っていたりすることがあります。また液晶搭載機種では使用履歴に、数杯〜数十杯の抽出履歴が残っていることもあります。
自動車や自転車、高級ミシンも試験を行ってから出荷されますので、高級品だと思って納得しましょう。
レビューを見ると、中古品が送られてきたと怒って何度も返品する方がいるようですが、説明書を読みましょう。
抽出機構にグリスがついている
新品だとグリスが付いていますが、そのまま抽出して問題ありません。気になるようであれば軽く拭き取ってもよいと思いますが、コーヒー豆の油が潤滑剤になりますので、ある程度コーヒー豆の油が回ってからのほうが機械に優しいです。
レビューでグリスが付いていた!と怒っている方がいましたが仕様です。
新品だけどコーヒー粉がタブレット状にならない
数十杯ほど使って抽出機構のグリスが取れるころに、タブレット状になってコーヒーかす入れに出てくるようになります。
あとはドリップコーヒー用の中挽きのコーヒー粉を手動投入して抽出すると、タブレット状になりません。エスプレッソ用の極細挽きくらい細かいとタブレット状になって出てきます。
メンテナンスの手間は?
国内メーカーのドリップ式の自動コーヒーメーカーと比べると掃除の手間が少なく、圧倒的に楽に使うことができます。
メンテナンスには、次のようなものがあります。
電源のオン・オフごとに
- 内部洗浄水が出るので、そのお湯をコップで受けて捨てる
(そのまま垂れ流しても下の水受けに溜まるだけなので必須ではない)
1~3日に一回
- 水を補充する
- カス受けに溜まったコーヒー粉と、水受けに溜まった水を捨てる
- ミルク容器を洗う
(自動ミルクメニュー対応マシンの場合)
週に1回
- 豆が切れたら豆を補充する
月に一回
- 抽出ユニットを水洗いする
数ヶ月に1回
- 石灰を取り除くための洗浄モードを実行する
故障する?
初期不良にあたらなければ、あとはかなり壊れにくいです。口コミを見ると、7~9年ほど使って新しい機種に買い換えるという方が多いようです。うちのマシンは不具合なしで3年ほど動いています。
イタリア製・イタリアメーカーというと、丈夫という印象はなかったのですが、良い意味で想像を裏切られました。
ただ、500人以上が入っている8階建ての某ビルのロビーに置かれたエレッタカプチーノトップは半年ほどでメーカーの方にメンテナンスに来てもらっていました。ユニットの交換が必要になったようです。家庭用でこのような使われ方は想定していないとメンテナンスの方はおっしゃっていたそうですが、その通りですね…。
エスプレッソとは?
エスプレッソはイタリアで飲まれている濃度が濃いコーヒーです。
コーヒー豆を極細挽きして、高圧力をかけたお湯で、15~20秒ほどの短時間で、30~40 ml程度抽出します。
上部にできた茶色い泡の層はクレマと呼ばれコーヒーの香りが濃縮されています。砂糖を入れて、3口程度で飲みきります。
デロンギのエスプレッソマシンは、エスプレッソがメニューの基本になっており、長く抽出してレギュラーコーヒーとしたり、フロスミルクを加えてカプチーノにしたり、お湯を加えてアメリカーノにしたりします。
スタバなどのシアトル系コーヒーチェーンのメニューも同じようになっています(ドリップコーヒーの取り扱いもありますが)。
ドリップコーヒーは作れる?
デロンギのエスプレッソマシンでは、エスプレッソをお湯で割ったアメリカンコーヒーや、エスプレッソを多め(120 ml)のお湯で淹れたカフェ・ルンゴ、ドリップコーヒー風のカフェ・ジャポーネは作ることはできますが、ドリップコーヒーは作ることができません。
このような日本でよく飲まれている、エスプレッソに比べて薄いコーヒーを「ロングコーヒー」と呼んでいます。
デロンギのエスプレッソマシンで作るロングコーヒーの味はドリップコーヒーとは異なりますので、ドリップコーヒーにこだわる方(豆は焙煎して3~14日のものだけを、みるっこで挽いて、V60ドリッパーで塩素を抜いた温度80~90℃の沸かしたての軟水で淹れないとコーヒーじゃない!!という方など)が、ドリップコーヒーを手軽に飲めると思って購入するのはおすすめしません。
ホテルのロビーや、道の駅、美容室などで出てくる茶色い泡の層があるコーヒーは、デロンギのエスプレッソマシンで作っていることが多いので、飲んだことがある方もいらっしゃると思いますが、あのような感じです。茶色い泡の層はエスプレッソのクレマが薄まったものです。
コンビニのコーヒーは短時間で抽出する別の技術を使っているので、それともまた違う味ですが、ロングコーヒーの味のレベルは同等だと思います。
そのため、コンビニコーヒーの味が気にならないという方は、デロンギの全自動エスプレッソマシンでロングコーヒーを作っても十分に満足できると思います。アイスコーヒーについては、個人的にはコンビニコーヒーよりも美味しいと思います。
自動コーヒーメーカーとどちらがよい?
ドリップコーヒーは日本独自のコーヒー文化です。ドリップコーヒー用品を扱っているカリタ・メリタ・ハリオ・コーノは、外国っぽい名前もありますが、全部日本メーカーです。
国内メーカーの自動コーヒーメーカーは、ドリップコーヒーの味を追求して開発されていますので、ドリップコーヒーが好きな方は、全自動ではありませんが国内メーカーの自動コーヒーメーカーをおすすめします。
一方で、次のような方にはデロンギの全自動エスプレッソマシンがおすすめです。
- 美味しいカプチーノやエスプレッソが飲みたい。
- ボタン一つで、手軽にコーヒーを飲みたい。
- アイスコーヒーを飲みたい(氷にエスプレッソを注ぐと美味しいアイスコーヒーになります)。
- ドリップコーヒーも好きだが、味にそれほどこだわらない。コンビニコーヒーでも十分美味しいと思う。
私は日々のコーヒーはデロンギのマシンで淹れて、時間のあるときにはドリップコーヒーを手で淹れるようにしています。香りはエスプレッソの方が濃縮されていて、豆の産地ごとの特徴が出ると思いますが、ドリップコーヒーやカフェ・ルンゴの方が、コーヒーを長く楽しめて良いですね。
まとめ
デロンギの全自動エスプレッソマシンは、ボタンを押すだけでコーヒーがでてくるドリンクバーのようなマシンです。
楽にコーヒーを淹れたいという方や、スタバのようなふわふわカフェラテを飲みたい方におすすめです。
海外のレビューでは、今年買った家電でナンバーワンとよく書かれていて、どんなものかと思っていましたが、私も最近購入した中で一番満足度の高い家電でした。
場所は取りますが、食器洗い機のように時短になる家電ですし、給湯ポットとして料理にも使えますし、これまで飲めなかった美味しいカプチーノも飲めるようにもなって満足です。
全自動エスプレッソマシンは、ボタンを押したら美味しいコーヒーが出てくるというのがとても楽ですので、ぜひ使ってみてくださいね。
以上、デロンギ全自動エスプレッソマシン10機種比較!でした。