アイネクストのフィットネスバイクFITBOX LITEを購入したのですが、そのときにFITBOXとの違いを詳しく調べましたので紹介します。
購入レビューは次の記事で紹介しています。
FITBOX LITEのレビュー。毎日、有酸素運動をしたい人におすすめ。
目次
FITBOX LITEとFITBOX
FITBOXは静音性が人気のフィットネスバイクです。FITBOXが上位機種で、FITBOXが廉価版です。はじめはFITBOXだけが販売されていましたが、2020年夏頃にFITBOX LITEが発売されました。
価格はFITBOX LITEの方が1.5万円ほど安いです。
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10個の違い
FITBOX LITEとFITBOXの違いには、次のようなものがあります。
エクササイズモニター
FITBOXのハンドル。公式ページより引用。
FITBOXには、小さいエクササイズモニターとセンサーがついています。画像で、緑のボタンがついている部分がエクササイズモニターです。モニターは防水になっており、心拍数、走行距離、時間、速度、カロリーを表示することができます。
ただしあまり正確ではないので、別に心拍センサーやケイデンスセンサーを購入したほうがよいとされます。
FITBOX LITEのハンドル。公式ページより引用。
FITBOX LITEにはモニターやセンサーの類はついていません。少なくとも心拍数が測れたほうが、有酸素運動に適切な運動強度かどうかなどがわかって便利ですし、運動の記録がついた方が継続して運動をする気になって良いと思います。
腕時計形の運動量計や、アップルウォッチなどのスマートウォッチをお持ちの方はそれを利用できます。お持ちではない方は、次のような安価な心拍計が人気です。
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私はFitbit Inspire 2という活動量計を使っていますが、心拍数が脂肪燃焼ゾーンや有酸素運動ゾーンに入ると知らせてくれるので便利です。
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ハンドルの形状
FITBOXのハンドル中央は、Uの字を逆さまにしたような形になっており、ハンドル手前部分に肘をついてU字部分を持つとロードバイクにおけるエアロポジションを取ることができて、本気で漕ぎたいときには便利です。
一方で、FITBOX LITEはここが1本ですので、両手で持つのには向いていません。
タブレットスタンド
FITBOXのハンドル。公式ページより引用。
FITBOXは、U字部分をタブレットスタンドとしても使用することができます。タブレットを横にして置くこともできるのが便利です。一方で、前傾姿勢で漕ぐ場合はタブレットが顔に近づきすぎて見にくいかもしれません。
FITBOX LITEのハンドル。公式ページより引用。
FITBOX LITEはプラスチックのタブレットスタンドが付属しています。ハンドルの先端についていて、程よい距離間で見やすいです。ただ、幅が狭いのでタブレットは横向きに置くことができません。
横に置けるように、横の出っ張りを割り取るなどしている方もいるようです。私はそのまま強引に横に乗せていますが、やはりときどき落ちそうになります。
どちらの場合も、自分でタブレットスタンドを後付けすることもできます。離れすぎると手で操作ができないので、ちょうどよい距離に設置するのが難しいのですが。
サイズ
FITBOXの方が前後が20 cm大きく、重さは7 kg重いです。
場所に制限がある場合は、FITBOX LITEがおすすめです。体積ではFITBOX LITEのほうが25%小さいとのこと。
サドル高さ
画像左がFITBOX LITEで、右がFITBOXです。
FITBOX LITEの場合は脚の長さが普通という方なら身長は168 cmくらいまで、脚が(私のように)短めという方は173 cmくらいまでが、適正な姿勢でこげる限度です。
FITBOXはサイズが大きめで、サドルをFITBOX LITEよりは高く設定できます。メーカーが公表しているサドル-ペダル間距離はFITBOXとFITBOX LITEで全く同じですが、実際には異なる模様です。FITBOXの方がシートポストの根本が少し高いところに位置していますので、高くできそうです。実際にFITBOXの口コミを見ると180cmには低いというものは見つかるものの、FITBOX LITEのように170 cmで低いという口コミは見つかりません。
そういうわけで身長が低い方が使う場合には、FITBOX LITEがおすすめで、高い方が使う場合には FITBOXがおすすめです。
ハンドルの傾き
画像左がFITBOX LITEで、右がFITBOXです。
本体画像を比較していただきたいのですが、ハンドルの傾きはFITBOXの方が大きいです。前にいくほどハンドルが上に持ち上がっていくエアロバイク風なハンドルです。
FITBOX LITEのほうがハンドルがフラットで、スピンバイク風なハンドルです。
背を起こしてゆったり漕ぎたいという方はFITBOXが、ロードバイクのような前傾姿勢で漕ぎたい場合にはFITBOX LITEの方が向いていますが、ハンドルの高さ調整ができますので、それほどこだわらなくても良いでしょう。
色
FITBOX LITEは黒色一色だけですが、FITBOXは黒のほかに白色もあります。
白色が良い場合には、FITBOXがおすすめです。私も白色が良かったので迷いました。
頑丈さ
FITBOXのほうが脚の間にバーが入っていて頑丈そうです。最大耐荷重はどちらも100 kgですが、これに近い体重の方は、FITBOXの方が良いでしょう。
付属ペダル
FITBOX LITEには靴下用のビギナーズペダルというプラスチックペダルが付属します。靴下で気楽に漕ぐのにはこれで十分です。
FITBOXには、このビギナーズペダルだけでなく、靴を履いて漕ぐためのペダルも付属します。フィットネスシューズを履いてしっかり漕ぎたい場合には、こちらがおすすめです。
シマノのSPDペダルに交換することもできますので、こだわる方はビンディングペダル+ビンディングシューズという組み合わせにしても良いでしょう。
ブレーキ
ペダルを回転させているときはローラーの慣性で、急に止まることはできません。ペダルを止めたいときには、ブレーキを使います。ブレーキを押すと、不織布が押さえつけられてその摩擦でローラーを止めることができます。
FITBOX LITEは負荷調整ダイヤルの上部を押し込むとブレーキがかかります。
FITBOXではダイヤルとは別に、ブレーキレバーがついています。このレバーを押すとブレーキがかかります。
これはどちらでも良いと思いますが、FITBOXのレバーのほうがハンドルに近いところにあって、ブレーキをかけやすいです。
仕様一覧
2021年7月ごろにはタブレット・エクササイズビデオ付きのFITBOX PROも発売されました。
価格は、FITBOX PRO > FITBOX > FITBOX LITEの順です。
これも含めて、仕様を表で比較すると次のようになります。
機種 | FITBOX LITE | FITBOX | FITBOX PRO |
外観 |
|||
参考価格 | ¥49,800〜(2024/11/21 12:04) |
¥64,800〜(2024/11/21 12:04) |
− |
モニター | − | ◯ | ◯ 21.5インチ モニタ |
センサー | − | 心拍数、走行距離、時間、速度、カロリー | 回転数、負荷、距離、カロリー |
本体色 | 黒 | 黒・白 | 黒 |
サイズ | 930 x 430 x 1070 mm |
1130 x 436 x 1160 mm |
1130 x 520 x 1230 mm |
重さ | 26 kg | 33 kg | 38.5 kg |
最大耐荷重 | 100 kg | 100 kg | 100 kg |
サドル-ペダル間(公称) | 64 ~ 82 cm | 64 ~ 82 cm | − |
ハンドル高さ(公称) | 83 ~ 95 cm | 83 ~ 95 cm | − |
サドル前後(公称) | 0 ~ 7 cm (Amazon) 0 ~ 6 cm (公式サイト) |
0 ~ 7 cm | − |
負荷調整 | 8段階 | 8段階 | 無段階 |
ブレーキ | ダイヤルと共有 | ダイヤルと別のレバー | − |
ベルト・ローラー | フルカバー | フルカバー | スケルトンカバー・むき出し |
付属ペダル | 靴下用 | 靴下用・シューズ用 | − |
どれがおすすめか
このように、FITBOXのほうが価格は高いですが、センサーやモニターがついていて、作りがしっかりしていますので、それだけの価値はあるように思います。
FITBOXはつぎのような方におすすめです。
- センサーやモニタはあったほうがよい。
- 本体色は白色がよい。
- 身長が170 cm以上ある。
- 体重が重めで、がっちりしているマシンのほうがよい。
- 無加工でタブレットを横向きに置きたい。
FITBOX LITEは次のような方におすすめです。
- センサーやモニターはいらない。あるいは測定精度がほしいので、スマートウォッチを使ったり、別途心拍計を購入するつもり。
- 身長は170 cm程度未満。
- コンパクトで軽いほうがよい。
- 靴下で漕ぐのが中心で、シューズ用のペダルはいらない。
- 価格が安いほうが良い。
FITBOX PROは次のような方におすすめです。
- フィットネス動画でアドバイスを見ながら運動したい。
- スマホを使わずに、本体だけで運動の記録をしたい。
- ローラーがむき出しでも良い。
- サイズや重さは大きめでもよい。
価格は次のようになっています。
機種 | FITBOX LITE | FITBOX | FITBOX PRO |
外観 |
|||
参考価格 | ¥49,800〜(2024/11/21 12:04) |
¥64,800〜(2024/11/21 12:04) |
− |
まとめ
FITBOX LITEはコンパクトで安価ですので、センサーやモニターがいらない場合にはFITBOXよりもおすすめです。
以上、FITBOX LITEとFITBOXの10個の違い。でした。