マキタの充電式クリーナ CL107FDSHWとCL106FDSHWはとても良く似ていますが、何が異なるのでしょうか。
違いは4つあります。わかりやすく紹介します。
目次
7つの違い
CL107FDSHWとCL106FDSHWの一番大きな違いは、集じん方法です。
CL107FDSHWは紙パック式で、CL106FDSHWはカプセル式です。
他の違いは、次の6つです。
- 集じん容量
- モード数
- スイッチ
- 吸込み仕事率
- 連続使用時間
- 本体質量
表で比較してみましょう。
モデル | CL107FDSHW | CL106FDSHW |
画像 |
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参考価格 | ¥14,827〜(2024/12/03 17:02) |
¥13,573〜(2024/12/03 04:46) |
集じん方法 | 紙パック式 | カプセル式 |
集じん容量 | 紙パック 330 mL ダストバッグ 500 mL |
600 mL |
スイッチ | ワンタッチ | スイッチ |
モード | パワフル / 強 / 標準 | – |
吸込み仕事率 | 32 / 20 / 5 W (ダストバッグ時) |
19 W (フィルタ時) |
連続使用時間(約) | 10 分 / 12 分 / 25 分 | 16 分 |
質量 | 1.1 kg | 0.98 kg |
バッテリー | 10.8 V 1.5 Ah | |
付属品 | 抗菌紙パック(10枚)、ダストバッグ ノズル、ストレートパイプ、サッシ用ノズル |
プレフィルタ、フィルタ ノズル、ストレートパイプ、サッシ用ノズル |
ここからは違いについて詳しく見ていきましょう。
集じん方法・容量
紙パック式
CL107FDSHWの集じん方法は、紙パック式です。
紙パック式とは、使い捨ての紙パックにゴミがたまっていく方式で、ゴミがいっぱいになったら紙パックごと捨てることができます。昔のキャニスター型掃除機でよく採用されていた方式です。
集じん容量は 330 mLと少なめですので、ゴミ捨て頻度は多くなります。
紙パックがいっぱい近くになると吸引力が下がってしまいますので、紙パックがギュウギュウになる前には交換するようにします。
紙パック式は、溜まったゴミを見なくて良く、手が汚れないのが利点ですが、集じん容量が小さく、紙パックのコストがかかるのが欠点です。
コストがかかっても、楽にゴミを捨てたい方におすすめです。
CL107FDSHWには、くり返し使えるダストバッグも付属し、紙パックの代わりに使うこともできます。集じん容量は500 mLです。
ダストバッグをひっくり返してゴミを出すのが面倒ですが、くり返し使えるので追加コストはかかりません。
紙パックではコストがかかりすぎると思ったときには、ダストバッグを使うようにすると良いでしょう。
カプセル式
一方のCL106FDSHWの集じん方法は、カプセル式です。
カプセル式は、ゴミがカプセル内にたまります。カプセルを外して、ゴミ箱の上でトントンとゴミを落とすだけで簡単です。
集じん容量は600 mLと大きめです。
カプセル式は、ゴミが溜まっていなくても毎回ゴミが捨てられ衛生的で、追加コストがかからないのが利点ですが、カプセルからゴミが綺麗に落ちないときには掻き出す必要があったり、捨てるときにゴミを見ることになるのが欠点です。
ゴミ捨てがすこしだけ面倒でも、追加コストをかけずに掃除機を使用したい方におすすめです。
利点と欠点をまとめると次のようになります。
モデル | CL107FDSHW | CL106FDSHW | |
集じん方法 | 紙パック | ダストバッグ | カプセル |
集じん容量 | ✗ ( 330 mL ) | △ ( 500 mL ) | ◯ ( 600 mL ) |
手軽さ | ◯ | ✗ | △ |
コスト | ✗ | ◯ | ◯ |
利点 |
ゴミを見なくて良い。 ホコリが舞わない。 |
追加コストがかからない。 | 追加コストがかからない。 一度にたくさんのゴミを溜められる。 毎回ゴミを捨てられる。 |
欠点 | 紙パックのコストがかかる。 容量が小さい。 紙パックがいっぱいに近くなると吸引力が下がる。 |
ゴミを掻き出すのが面倒。 ゴミを見ることになる。 |
ゴミを見ることになる。 ゴミを掻き出さなくてはいけないことも。 |
おすすめの方 | ゴミを見たくない方。コストがかかっても手間を省きたい方。場合によって、ダストバッグと使い分けたい方。 | ゴミを見ることに抵抗のない方。コストをかけず、手間もそれほどかけたくない方。 |
なお紙パックは、1枚50円くらいです。
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ゴミを見たくない方はCL107FDSHWを、ゴミを見ることに抵抗のない方はCL106FDSHWを選ぶと良いでしょう。
モード数
CL107FDSHWは、パワフル / 強 / 標準の3モードがあり、吸い込む強さを切り替えられます。
CL106FDSHWにはモードはなく、ON/OFFだけ切り替えられます。
CL107FDSHWの標準モードは吸引力が弱いので、ほとんどをパワフルか強で使うことになると思います。
吸引力と使用時間のバランスが取れたモードが1つあれば十分ですので、CL106FDSHWで吸引力の切り替えができなくても、それほど使い勝手に影響しないと思います。
スイッチ
CL107FDSHWの電源スイッチは、ワンタッチスイッチ式です。
電源を入れるとOFFボタンを押すまで運転が続きますので、連続運転に便利です。
一方のCL106FDSHWの電源スイッチは、トリガスイッチ式です。
スイッチを押しているときだけ電源が入りますので、気になる所だけをサッと掃除するのに便利です。
細かく電源をON/OFFできますので、バッテリの消費も抑えられます。
吸込み仕事率
吸込み仕事率とは掃除機の吸引力のことです。
吸込み仕事率は、CL107FDSHWのダストバッグ使用時にパワフル 32 / 強 20 / 標準 5 Wです。紙パック使用時の吸込み仕事率は公表されていません。
CL106FDSHWは19 Wです。CL107FDSHWの強モードと同等です。
CL107FDSHWの標準モードは吸込み仕事率が弱く使うことはあまりないと思いますが、パワフルモードは、強モードやCL106FDSHWの1.6倍の吸込み仕事率があるので、絨毯などで吸引力がほしいときに便利です。
連続使用時間
連続使用時間は、CL107FDSHWでは パワフル10 分 / 強 12 分 / 標準 25 分です。CL106FDSHWでは、16 分です。
吸込み仕事率が同等のCL107FDSHWの強モードと比べると、CL106FDSHWの方がバッテリー持ちが3割ほど長いことがわかります。
本体質量
ノズル、ストレートパイプなしの本体の重さは、CL107FDSHWが 1.1 kgで、CL106FDSHWが 0.98 kgです。
CL106FDSHWの方が 0.12 kg軽いですが、違いはわずかで、気になるほどのものではないでしょう。
どちらがおすすめか?
ここまで見てきたように、CL107FDSHWとCL106FDSHWの大きな違いは、集じん方法です。
CL107FDSHWは、紙パック式で、くり返し使えるダストバッグを代わりに使うこともできます。CL106FDSHWはカプセル式です。
紙パック式のCL107FDSHWは、追加コストはかかりますが簡単にゴミ捨てができるので、ゴミを見たくない方におすすめです。コストがかかりすぎると思ったときには、ゴミ捨ての手間はかかりますがダストバッグを使うのも良いでしょう。
一方で、カプセル式のCL106FDSHWは、追加コストはかかりませんし、ゴミ捨てはゴミ箱の上でカプセルをトントンとするだけですのでそれほど手間はかかりません。ゴミを見るのに抵抗がない方には、CL106FDSHWがおすすめです。
私なら、一度吸い取った髪の毛やホコリ、パンくずなどのゴミは見たくないので、紙パック式を選ぶと思います。
またCL107FDSHWはパワフルモードがあり、CL106FDSHWよりも強く吸い込むこともできますが、バッテリー持ちはCL106FDSHWの方が長いです。
吸引力が欲しい方にはCL107FDSHWが、連続使用時間が長い方がよい方にはCL106FDSHWがおすすめです。
価格は次のようになっています。
モデル | CL107FDSHW | CL106FDSHW |
画像 |
||
参考価格 | ¥14,827〜(2024/12/03 17:02) |
¥13,573〜(2024/12/03 04:46) |
サイクロンアタッチメントについて
どちらのモデルも、別売りのサイクロンアタッチメントに対応しています。
サイクロンアタッチメントは、細かなゴミをクリーナーに入る前に遠心分離して取り除くものです。
クリーナーとパイプの間に差し込んで使います。
クリーナ本体のカプセルや紙パックにゴミがたまると吸引力が落ちてしまいますが、サイクロンアタッチメントがあると主にこちらにゴミが溜まりますので吸引力を維持することができるというのが、一番の利点です。
また、クリーナー本体のゴミ捨て頻度が約1/6になりますので、紙パック式の場合には紙パック代を抑えられます。その代わり、サイクロンアタッチメントに溜まったゴミはカプセル式と同じように捨てなくてはなりませんので、一長一短かもしれませんね。
ホコリなどはきゅっとまとまりますので、捨てやすくなります。
アタッチメントは透明なので、ゴミがどれだけ溜まったかわかりやすいのが良いという方もいます。
ゴミを見るのに抵抗のない方で、吸引力を維持しつつ掃除したいという方は、追加購入するのがおすすめです。
アタッチメントの分だけノズルが長くなってしまうのと、強い力でしっかりはめ込まないと外れやすいのは難点です。
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まとめ
マキタの充電式クリーナ CL107FDSHWとCL106FDSHWの主な違いは、集じん方法です。CL107FDSHWは紙パック式で、CL106FDSHWはカプセル式です。
またCL107FDSHWはパワフルモードがあり、CL106FDSHWよりも強く吸い込むこともできますが、バッテリー持ちはCL106FDSHWの方が長いです。
コストがかかっても手軽にゴミ捨てをしたいという方や吸引力が欲しい方にはCL107FDSHWがおすすめで、ゴミを見るのに抵抗がない方や連続使用時間が長い方がよい方にはCL106FDSHWがおすすめです。
以上、CL107FDSHWとCL106FDSHWの7つの違い!集じん方法。でした。