デロンギの全自動エスプレッソマシンの中から、用途にあうおすすめの一台を紹介します。
目次
どこが全自動か?
普通の手動のエスプレッソマシンは、次の手順でエスプレッソを淹れますが、全自動エスプレッソマシンでは、【】を付けた手順が自動になります。
- マシンに水と豆を補充する
- 電源を入れる
- 【マシン内部をお湯で洗浄し温める】
- 【コーヒー豆を挽く】
- 【コーヒー粉をタンピングする】
- 【コーヒー粉をマシンにセットする】
- コップを置く
- 抽出ボタンを押す
- 【コーヒー豆を捨てる】
- 【マシンを洗浄する】
つまり、全自動エスプレッソマシンでは、ドリンクバーのようにコップを置いてボタンを押せば一杯のエスプレッソができるというわけです。
一日の始まりに水と豆の補充をすることと、一日の終わりに豆カスを捨てる手間はありますが、手動のエスプレッソマシンと比べるととても楽です。
しかも、全自動マシンでは、カフェレベルのエスプレッソやカプチーノを作ることができますので、家でゆっくりとコーヒータイムを楽しみたいという方におすすめです。
手動のマシンを使っていると、エスプレッソを飲んでいる時間よりも、エスプレッソを淹れて掃除をする時間の方が長くなることが普通です。
そのため、ゆっくりしたくてコーヒーを淹れているはずなのに、実際はエスプレッソを飲みながらコーヒー粉の掃除をして休憩終わりという落ち着かない時間になってしまいます。
そのため、断然全自動エスプレッソマシンがおすすめで、手動のエスプレッソマシンは掃除が好きな人以外にはおすすめしません。
デロンギの自動エスプレッソマシンの種類
全自動エスプレッソマシンはデロンギの独壇場です。
現行機種は6機種ありますが、日本メーカーのように商品の棲み分けがはっきりしておらず、価格の割に機能が下の機種とあまり変わらないという機種もあります。
そのため、機能と価格のバランスを考えると、実質以下の3機種に絞ることができます。
- エレッタ カプチーノ トップ ECAM45760B 18万円~
- マグニフィカ S カプチーノ スマート ECAM23260SBN 9.5万円〜
- マグニフィカ ESAM03110S 4.3万円〜
上の方が上位機種で、下位機種の値段を2倍すると上位機種になるというわかりやすい値段設定になっています。
このうち、1の機種はどちらかというと小企業の方向けの少し大きめのサイズで、個人や家庭で購入する場合には、2, 3の機種のどちらかが良いでしょう。
これらの機種の違いは、フォームミルクを自動で作れるか、多様な調整機能がついているか、液晶ディスプレイがついているかという点です。
具体的には次のようになっています。
1. エレッタ カプチーノ トップ
自動フォームミルク ○
調整機能 豆量・抽出量・湯温度・泡の大きさ・オートスタート
液晶ディスプレイ ○
2. マグニフィカ S カプチーノ スマート
自動フォームミルク ○
調整機能 豆量・(抽出量は2倍 または 追加抽出ボタンで調整)
液晶ディスプレイ ☓
3. マグニフィカ
自動フォームミルク ☓
調整機能 豆量・抽出量・湯温度
液晶ディスプレイ ☓
この他にも、普通のコーヒーを淹れられるという「カフェジャポーネ機能」が、1,2には付いています。
この機能はエスプレッソの2倍のコーヒー豆を使用して蒸らしながら間欠的に抽出するというものです。
しかし実際の所、コーヒーとは別物が出来上がって使えない、カフェルンゴ(エスプレッソを薄めに作ったもの)の方がまし、というレビューが多いため、機能の有無はあまり気にしなくて良いと思います。
タイプ別のおすすめ
タイプ別のおすすめをまとめると次のようになります。
数人で一日に何杯も飲む予定の方: 1. エレッタ カプチーノ トップ
カプチーノを飲む方: 2. マグニフィカ S カプチーノ スマート
カプチーノを飲まない方: 3. マグニフィカ
詳しく見ていきましょう。
1. エレッタ カプチーノ トップ ECAM45760B
一度にいれられる豆量/水量が、370g / 2Lもあります。
一人で使うにはオーバースペックですが、数人~10人で何杯も飲むという場合には、補充の手間を減らすために、この機種がおすすめになります。
家庭用の最上位機種だけあって、価格は高いですが機能は全部入りです。あまり買い換える機械でもないですので、迷った場合はこれにしておけば後悔は防げます。
- De'Longhi(デロンギ)
- 価格¥184,800(2024/12/03 21:24時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
2. マグニフィカ S カプチーノ スマート ECAM23260SBN
個人で購入する方で、カプチーノを飲みたい場合にはこの機種が一押しです。
また、フォームミルクを自動で作れるということは、カプチーノ以外にも、抹茶ラテや紅茶ラテも作ることができ、コーヒーを飲まない家族も楽しむことが出来ます。
泡立ちにくくはなりますが豆乳を使って、豆乳ラテにしても美味しいです。
調整機能は、豆量に限られます。ただし抽出量は2倍抽出ボタンがあったり、追加抽出ができますので、実質抽出量も調整でき、不便はあまりないでしょう。
湯温度・泡の大きさ・オートスタートは調整できませんが、豆量と抽出量の最低限の調整ができれば十分だと思います。
この機種は、ダイヤル・ボタン式の操作パネルですが、上位機種の液晶ディスプレイと比べて操作しにくくはありません。ダイヤル・ボタン式の方がわかりやすいという人もいます。
- De'Longhi(デロンギ)
- 価格¥214,580(2024/12/03 21:24時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
3. マグニフィカ ESAM03110S
カプチーノを飲まず、エスプレッソ専門の方はこちらの機種がおすすめです。
なんと言っても価格の安さがポイントです。
4.3万円〜ですから、高めのコーヒーメーカー程度の値段でドリンクバーが家に来ると考えると悪くないです。
フォームミルクの泡立ても、手動ですがすることができます。
フォームミルクを作るのが数日に1回くらいなら、自動機能では容器の掃除が面倒ですので、こちらの機種がよいと思います。
また、上位機種と趣の異なるクラシックカーのような外観にも人気があります。
- De'Longhi(デロンギ)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
注意点
全自動エスプレッソマシンの欠点は、本体が大きいことです。
ドリンクバーを想像していただければわかりやすいですが、底面積は26 x 46 cm 程度でA4型ノートパソコンか、それよりやや大きめのスペースがキッチンに必要になります。
アパートなどでキッチンが狭い場合は、置く場所をよく考えてから購入されることをおすすめします。
あと重量は 10 kg程度ありますが、これは一度設置してしまえば気にならないでしょう。
まとめ
デロンギの全自動エスプレッソマシンを、使用タイプ別におすすめしました。
個人で購入を検討されている方は、カプチーノ/紅茶ラテなどを飲む場合は「マグニフィカ S カプチーノ スマート 」、飲まない場合は「マグニフィカ」がおすすめです。
機能の比較には、公式ページのかんたん機能比較が参考になりますよ。
エスプレッソ用の安価なコーヒー豆については次の記事で紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
是非、全自動エスプレッソマシンを導入して、カフェのような美味しいエスプレッソを楽しんでくださいね。
以上、[2018年] デロンギの全自動エスプレッソマシンはどれを選ぶべきか?使用タイプ別おすすめ!でした。