パナソニックのナノケアEH-NA9EとEH-NA5Bは、どちらもナノイー搭載のドライヤーです。
この2つは何が異なるのでしょうか。違いは6つあります。わかりやすく紹介します。
なお、次の記事では、パナソニックヘアドライヤーの性能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
パナソニック ヘアドライヤー10種類の一覧比較。ナノケア・イオニティ。
目次
6つの違い
EH-NA9EとEH-NA5Bの違いは、次の6点あります。
- Wミネラルマイナスイオンの有無
- 「イオンチャージPLUS」か「イオンチャージ」か
- 5つのモードの有無
- 速乾ノズルが本体内蔵か、取り外し式か
- 海外電圧対応の有無
- 風量・温風温度
EH-NA9Bは、Wミネラルマイナスイオン、イオンチャージPLUS機能、5つのモードを搭載しており、速乾ノズルは本体内蔵です。
EH-NA5Bは、イオンチャージ機能を搭載しており、速乾ノズルは取り外し式です。海外電圧に対応しています。
国内の100Vで使用する場合は、EH-NA9Bの方が風量が大きく、温風温度も高いです。
EH-NA9BとEH-NA5Bの違い
なお、EH-NA9Eの一つ前のモデルはEH-NA9Bで、もう一つ前のモデルはEH-NA9Aですが、これはカラーバリエーションが違うだけで、本体性能は同じです。EH-CNA9EやEH-CNA9Bも、ノズルの色が違うだけで性能は同じです。
EH-NA5BとEH-CNA5B、EH-NA5Aも、色が異なるだけで、本体性能は同じです。
そのため、EH-NA9BとEH-NA5Bの違いは、上と同じ6点です。
この記事は、その他に「EH-CNA9EとEH-CNA5Bの違い」や、「EH-CNA9BとEH-CNA5Bの違い」、「EH-NA9AとEH-NA5Aとの違い」とも読み替えることができます。
違いを表で示すと次のようになります。
違いについて詳しく見ていきましょう
Wミネラルマイナスイオン
EH-NA9Eはダブルミネラルマイナスイオンを放出する機能を搭載しています。ダブルミネラルとは、2つの亜鉛電極から発生されるミネラルマイナスイオンのことです。
高浸透「ナノイー」とこのダブルミネラルによって、髪のキューティクルを引き締め、密着性を高めます。
キューティクルが密着することで、ブラッシングなどによる摩擦ダメージを抑え、枝毛の発生を低減するとともに、紫外線による髪への影響をおさえることができます。
イオンチャージ
EH-NA9EにはイオンチャージPLUSパネルが、EH-NA5Bにはイオンチャージパネルが搭載されいます。
ナノイーとミネラルマイナスイオンをあて続けると髪はマイナスに帯電します。すると、次第にナノイーやマイナスイオンが髪につきにくくなります。
イオンチャージPLUSパネルまたはイオンチャージパネルをハンドルとともに握ることで、髪にたまったマイナスの電気を逃します。
これにより、ナノイーとミネラルマイナスイオンが髪に浸透し続け、水分を補給し、毛先までうるおいます。
どちらも同じ機能ですが、イオンチャージPLUSパネルの方は、ダブルミネラルマイナスイオンにも対応しているという意味で「PLUS」という名称になっています。
これらはハンドルを握るだけで、髪にイオンがつきにくくなるのを防いでくれる嬉しい機能です。
5つのモード
EH-NA9Eでは、次の5つのモードを搭載しています。
- 毛先集中ケアモード: 最適な間隔と風量で毛先の仕上げに適した温風・冷風を交互に発生します。毛先の広がりをおさえ、まとまりをアップします。
- 温冷リズムモード: 温風と冷風を自動で交互に切り替えます。温風で髪のくせをのばして、冷風でしっかりキープします。髪の表面が整い、ツヤツヤでしなやかな髪に仕上がります。
- インテリジェント温風モード: 室温に合わせて、ドライヤーが風温を自動でコントロール。暑い時期でも、温風の熱さを低減し、快適に髪を乾燥します。
- スカルプモード: スカルプモードは、地肌にやさしい温度である約60 ℃の風で心地よくドライします。
- スキンモード: お風呂上がりの乾燥しやすい肌に、高浸透「ナノイー」とミネラルマイナスイオンを含んだ風で肌のうるおいを保ちます。
5つもモードがあると、いつ、どのモードを使えばよいのか迷いますが、次のように乾かすのがおすすめされています。
- まず、通常のTURBOまたはDRY&HOT、またはインテリジェント温風モードで、根元→中間→毛先の順で濡れた毛束がなくなるまで髪をよく乾かします。
- 次に、温冷リズムモードで、手ぐしでテンションをかけながら頭頂部から毛先に向けて乾かします。
- 最後に、毛先集中ケアモードで、毛先を手ぐしでまとめながら乾かします。
この方法で、パサつきや広がりが気になる毛先まで、まとまりのある仕上がりになるそうです。
速乾ノズル
(図はパナソニック公式ページより引用)
ドライヤーは風量が多ければ、速く乾くわけではありません。風量が一定の風だと、毛束がほぐれにくく乾くのが遅くなってしまいます。
速乾ノズルは、強弱差のある風を起こして、髪をほぐしながら乾かすので、時間のない朝や、早く寝たい夜も、髪を速く乾燥します。
EH-NA9EとEH-NA5Bのどちらにも速乾ノズルが付いていますが、EH-NA9Eでは本体に内蔵されており、EH-NA5Bは取り外し式になっています。EH-NA5Bの速乾ノズルは次のようなものです。
基本的に本体につけたまま使います。
EH-NA9Eでは、速乾ノズルを取り外すことはできませんが、代わりに次のような「セットノズル」が付属し、場合に応じてつけ外しできるようになっています。
髪を速く乾かしたい通常時にはセットノズルを外して使い、ブロー・セットをするときにはセットノズルを取り付けることで風を細く集めることができます。
海外電圧対応
EH-NA9Eは国内用モデルで、AC100V電源でしか使用できません。一方のEH-NA5Bは海外用モデルで、AC100-120V/200-240Vで使用することができます。
EH-NA5Bはナノケアシリーズで唯一、海外の電圧に対応していますので、海外でもナノイーを使用したいという方は、EH-NA5Bがおすすめです。
風量・温風温度
EH-NA9Eは、風量はターボ時に1.3 m3/分で、温風温度(外気30℃時)は約125℃です。この風量と温度で、速く髪を乾かすことができます。
一方のEH-NA5Bは、海外電圧に対応している代わりに、国内のAC100Vでの使用時は、風量は1.2 m3/分、温風温度は約80℃とパワーが発揮できません。これでは髪を乾かすのに時間がかかってしまいます。
そのため、EH-NA5Bは主に海外で使用するという方におすすめです。
たまに海外で使用するくらいの頻度でしたら、普段は国内用のEH-NA9EやNA2Eなどのモデルを使用し、海外に行く際に「海外でもナノイーを使いたい!」と思ったら、このモデルを別途購入したらよいと思います。
EH-NA5Bから海外電圧対応を省いたモデルEH-NA2Eでは、1.3 m3/分、約110℃あります。
国内使用が中心で、EH-NA9Eよりも機能の少ないモデルをお探しの場合には、EH-NA5BよりもEH-NA2Eのほうがおすすめです。
風量・温風温度について、表にまとめると次のようになります。
モデル名 | EH-NA9E, EH-NA9B |
EH-NA5B | EH-NA2E, EH-NA2B |
AC100V時(国内) 消費電力 温風温度 風量(ターボ時) |
1200 W 約125℃ 1.3 m3/分 |
1000 W 約80℃ 1.2 m3/分 |
1200 W 約110℃ 1.3 m3/分 |
AC200V時 | − | AC100V時と同じ | − |
AC120V/240V時 消費電力 温風温度 風量(ターボ時) |
− |
1400 W 約95℃ 1.4 m3/分 |
− |
どちらがおすすめ?
ここまで見てきたように、EH-NA9Eには、Wミネラルマイナスイオン、イオンチャージPLUS機能、5つのモードが搭載されており、風量・温風温度も高性能なものとなっています。
これらの機能により、速く髪を乾かせるだけでなく、ナノイーのキューティクルを引き締める効果をより強く享受できたり、髪を毛先までケアできたりするようになっています。
そのため、EH-NA9Eは髪の毛のダメージが気になっている方や、髪をしっかりケアしたい方におすすめのモデルです。
一方のEH-NA5Bは、ナノケアシリーズで唯一、海外電圧に対応したモデルです。海外でナノイーを使いたいという方におすすめのモデルです。
海外での使用を想定して作られており、国内で使用した場合には風量や温風温度は弱くなってしまいます。
機能を絞ったナノケアドライヤーをお探しの場合には、EH-NA2Eがおすすめです。
価格は次のようになっています。
EH-NA9E
EH-CNA9Eはノズルの色が違うだけで、同じ性能のモデルです。
EH-NA9B
EH-CNA9BやEH-NA9Aは、EH-NA9Bと本体性能は同じで、色違いのモデルです。
EH-NA5B
EH-CNA5BやEH-NA5Aは、EH-NA5Bと本体性能は同じで、色違いのモデルです。
型番 | 色 | 参考価格 |
EH-NA5B-PP ペールピンク |
− |
|
EH-NA5B-T ブラウン |
¥22,320〜(2024/11/21 12:24) |
|
EH-CNA5B-PP ペールピンク |
¥27,126〜(2024/11/21 07:55) |
|
EH-CNA5B-T ブラウン |
− |
|
EH-NA5A-N ゴールド |
− |
|
EH-NA5A-W 白 |
− |
まとめ
パナソニックのドライヤー、ナノケアEH-NA9EとEH-NA5Bの違い、あるいは、EH-NA9BとEH-NA5Bの違いを紹介してきました。
EH-NA9EやEH-NA9Bは、Wミネラルマイナスイオン、イオンチャージPLUS機能、5つのモードを搭載したハイスペックモデルです。
一方のEH-NA5Bは、海外電圧に対応させた海外用モデルです。
使用する環境・状況にあったドライヤーを選べると良いですね。
次の記事では、パナソニックヘアドライヤーの性能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
パナソニック ヘアドライヤー12種類の一覧比較。ナノケア・イオニティ。
以上、EH-NA9EとEH-NA5Bの6つの違い!Wミネラルイオンの有無など。でした。
参考