パナソニックのヘアドライヤー、ナノケアEH-NA9GとEH-NA2Gはよく似ていますが、何が異なるのでしょうか。違いは5つあります。わかりやすく紹介します。
次の記事では、パナソニックのヘアドライヤーについて性能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
[参考] パナソニック ヘアドライヤーの性能一覧比較。ナノケア・イオニティ。
5つの違い
EH-NA9GとEH-NA2Gは、どちらもナノイーを搭載した2021年発売の機種です。EH-NA9Gのほうが上位機種です。
EH-NA9Gは、EH-NA2Gと比べると、次の違いがあります。
- ミネラルマイナスイオン放出機構を搭載。
- 5つのモードを搭載。
- イオンチャージPlusを搭載。
- 速乾ノズルを本体に内蔵。
- 本体サイズが大きく、重さが100 g重い。
違いを表で比較すると次のようになります。
シリーズ | ナノケア | |
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
画像 |
||
【機能】 |
|
|
ナノイー |
ナノイー
[髪に浸透・しっとりまとまる髪へ]
|
|
ミネラルマイナスイオン |
Wミネラルマイナスイオン
|
−
|
チャージ |
イオンチャージPlus
|
イオンチャージ
|
ノズル |
速乾ノズル(本体内蔵)
|
速乾ノズル(取り外し式)
|
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
---|---|---|
【効果】 | ||
水分量(うるおい) |
☆☆☆
|
|
UVケア効果 |
◯
|
− |
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
モード | 温風モード 冷風モード インテリジェント温風モード 毛先集中ケアモード 温冷リズムモード スカルプモード スキンモード |
温風モード 冷風モード |
風量 | 1.3 m³/分 | 1.3 m³/分 |
温風温度 | 温風モード時 約125 °C(ドライ時) スカルプモード時 約 60 °C |
約110 °C(ターボ時) |
サイズ | 22.8×21.4×9.2 cm | 21.7×15.7×7.9 cm |
質量(約) | 575 g | 475 g |
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
参考価格 | ゴールド: ¥20,700〜(2024/10/16 02:34) |
ペールピンク: − |
参考価格 | ピンクゴールド: ¥20,980〜(2024/10/16 02:34) |
ブラウン: − |
違いについて、詳しく見てみましょう。
ミネラルマイナスイオン
EH-NA9Gは、ミネラルマイナスイオン放出機構を備えています。ミネラルマイナスイオンとは亜鉛電極を含む放電ユニットから発生されるマイナスイオンのことです。
ミネラルマイナスイオンには、次の2つの効果があります。
- キューティクルを密着: 摩擦ダメージを抑え、枝毛発生率を低減。
- UVケア効果: 紫外線による髪への影響を抑える。
この2つについて詳しく見てみましょう。
枝毛の発生を低減
次の図は、毛束を洗浄し、ドライヤーにて約1分30秒乾燥した後、約1,000回くしで髪をとかしたあとの様子です。イオンなしと、ナノイー&ミネラルマイナスイオンドライヤーとを比較しています。
(画像は、パナソニック公式ページより引用。)
ナノイー&ミネラルマイナスイオンドライヤー(図右)では、枝毛になっていません。
ミネラルマイナスイオンは、髪のキューティクルの密着性を高めることにより、ブラッシングなどによる摩擦ダメージを抑え、枝毛の発生を低減することができます。
UVケア効果
次の表は、毛束を洗浄し、ドライヤーにて乾燥した後、6か月相当の紫外線照射前後の毛髪表面の摩擦係数増加抑制値です。イオンなしを基準(抑制値 = 0)とし、高浸透ナノイー&ミネラルマイナスイオン(EH-NA0E)と、高浸透ナノイー&ミネラルマイナスイオン2倍(EH-NA0G)を比較しています。
(画像はパナソニック公式ページより引用。)
どちらも、イオンなしと比べると、紫外線による髪の摩擦係数の増加を抑制できています。
ナノイー&ミネラルマイナスイオンを搭載するEH-NA9Gでも、このようなUVケア効果を期待できます。
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
ミネラルマイナスイオン |
Wミネラルマイナスイオン
|
−
|
5つのモード
どちらの機種も、基本の温風モードと冷風モードを備えていますが、EH-NA9Gにはこの他に、次の5つのモードを搭載しています。
- 毛先集中ケアモード
最適な間隔と風量で毛先の仕上げに適した温風・冷風を交互に発生します。毛先の広がりをおさえ、まとまりをアップします。 - 温冷リズムモード
温風と冷風を自動で交互に切り替えます。温風で髪のくせをのばして、冷風でしっかりキープします。髪の表面が整い、ツヤツヤでしなやかな髪に仕上がります。 - インテリジェント温風モード
室温に合わせて、ドライヤーが風温を自動でコントロール。暑い時期でも、温風の熱さを低減し、快適に髪を乾燥します。 - スカルプモード
地肌にやさしい温度である約60 ℃の風で心地よくドライします。 - スキンモード
お風呂上がりの乾燥しやすい肌に、高浸透「ナノイー」とミネラルマイナスイオンを含んだ風で肌のうるおいを保ちます。
これらのモードを次のように使用することで、毛先までまとまりのある仕上がりにすることができます。
- まずは、「温風モード」または「インテリジェント温風モード」で髪を7~9割乾かします。
- 次に、髪をまとまりよく仕上げる「温冷リズムモード」にし、手ぐしでテンションをかけながら頭頂部から毛先に向けて乾かします。
- 最後に、毛先のケアをする「毛先集中ケアモード」で、毛先を手ぐしでまとめながら乾かします。
- 必要に応じて、お肌向けの次のモードも使用します。
- 地肌を優しく乾かす: 「スカルプモード」
- お肌のうるおいケアをする: 「スキンモード」
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
モード | 温風モード 冷風モード インテリジェント温風モード 毛先集中ケアモード 温冷リズムモード スカルプモード スキンモード |
温風モード 冷風モード |
イオンチャージ
EH-NA9GにはイオンチャージPlusパネルが、EH-NA2Gにはイオンチャージパネルが搭載されています。これは、どちらもイオンを髪につきやすくする機構です。
ナノイーやミネラルマイナスイオンを髪にあて続けると、髪はマイナスに帯電します。すると、次第にナノイーやマイナスイオンが髪につきにくくなります。そこで、ハンドル部にあるイオンチャージパネルをハンドルと一緒に握ることで、髪にたまったマイナスの電気を逃すことができます。これにより、ナノイーやミネラルマイナスイオンが髪に付きにくくなるのを防ぎます。
イオンチャージPlusとイオンチャージの違いは、技術的にはイオンチャージでは常にグラウンド電圧を保っているのに対して、イオンチャージPlusでは0と70Vとを周期的に切り替えることで、よりマイナスの電荷を逃しやすくなっていることです。
EH-NA9GのイオンチャージPlusの方が高性能です。
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
チャージ |
イオンチャージPlus
|
イオンチャージ
|
速乾ノズル
速乾ノズルはパナソニックならではの機能です。EH-NA9Gの速乾ノズルは本体に内蔵されており、EH-NA2Gの速乾ノズルは外付けです。
(画像は、パナソニック公式ページより引用。)
ドライヤーは単純に風量が多ければ、速く乾くわけではありません。風量が一定の風だと、毛束がほぐれにくく乾くのが遅くなってしまいます。
速乾ノズルは強弱差のある風を起こして、髪をほぐしながら乾かすので、時間のない朝や、早く寝たい夜も、髪を速く乾燥することができます。
EH-NA9Gの外付け用ノズルには、風を細めて髪のセットに使用できる「セットノズル」が付属しますので、EH-NA9Gでは速乾かセットかを選ぶことができるのが利点です。
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
ノズル |
速乾ノズル(本体内蔵)
|
速乾ノズル(取り外し式)
|
本体サイズ
EH-NA9Gの本体サイズは速乾ノズルを内蔵しているということもあり、EH-NA2Gと比べて、幅が6cmほど大きいです。重さも、100 g重いです。
EH-NA2Gの方がコンパクトで軽量です。
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
---|---|---|
サイズ | 22.8×21.4×9.2 cm | 21.7×15.7×7.9 cm |
質量(約) | 575 g | 475 g |
どちらがおすすめか
このように、EH-NA9GはEH-NA2Gと比べて次の点が異なります。
- ミネラルマイナスイオン放出機構を搭載。
- 5つのモードを搭載。
- イオンチャージPlusを搭載。
- 速乾ノズルを本体に内蔵。
- 本体サイズが大きく、重さが100 g重い。
そのため、髪のダメージや髪のまとまりが特に気になっているという方にはEH-NA9Gがおすすめです。
一方で、ドライヤーの重さが気になるという方や、ジムや旅行に持って行きたいという方は、コンパクトで軽量なEH-NA2Gがおすすめです。
どちらの機種もナノイーを搭載しているので、髪にうるおいを与え、なめらかな指通りになることが期待できます。私もナノイー搭載機種を使用していますが、たしかに髪のツヤが増したような気がしています。
価格は次のようになっています。
EH-NA9G
型番 | 本体 | 参考価格 |
EH-NA9G-N ゴールド |
¥20,700〜(2024/10/16 02:34) |
|
EH-NA9G-PN ピンクゴールド |
¥20,980〜(2024/10/16 02:34) |
EH-NA2G、EH-CNA2G
EH-CNA2Gという機種もありますが、これは速乾ノズルの色が異なるだけで、EH-NA2Gと同じ性能の機種です。価格が安い方を選ぶとよいでしょう。
ナノケア EH-CNA2GとEH-NA2Gの1つの違い!速乾ノズルの色。
型番 | 色 | 参考価格 |
EH-NA2G-PP ペールピンク |
− | |
EH-NA2G-T ブラウン |
− | |
EH-CNA2G-PP ペールピンク |
¥15,500〜(2024/10/15 18:45) |
|
EH-CNA2G-T ブラウン |
¥14,800〜(2024/10/15 18:45) |
機能を表で比較
EH-NA9GとEH-NA2Gの価格と機能を表で比較すると次のようになります。
シリーズ | ナノケア | |
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
画像 |
||
特徴 | 5つのモード搭載。従来型ナノイーを搭載したハイスペックモデル。 | ナノイー搭載のスタンダードモデル。 |
おすすめの方 | 従来のナノイーで十分だが、さまざまな機能で毛先までまとまる髪にしたい方。 | コンパクト・軽量なものがよい方。ナノイーがあれば、他はシンプルな機能で良い方。 |
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
---|---|---|
【機能】 |
|
|
ナノイー |
ナノイー
[髪に浸透・しっとりまとまる髪へ]
|
|
ミネラルマイナスイオン |
Wミネラルマイナスイオン
|
−
|
チャージ |
イオンチャージPlus
|
イオンチャージ
|
ノズル |
速乾ノズル(本体内蔵)
|
速乾ノズル(取り外し式)
|
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
【効果】 | ||
水分量(うるおい) |
☆☆☆
|
|
UVケア効果 |
◯
|
− |
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
モード | 温風モード 冷風モード インテリジェント温風モード 毛先集中ケアモード 温冷リズムモード スカルプモード スキンモード |
温風モード 冷風モード |
吸込口 |
お手入れ簡単 吸込口(フィルター)
|
|
静電気 |
静電気抑制
|
|
型番 | EH-NA9G | EH-NA2G |
風量 | 1.3 m³/分 | 1.3 m³/分 |
温風温度 | 温風モード時 約125 °C(ドライ時) スカルプモード時 約 60 °C |
約110 °C(ターボ時) |
サイズ | 22.8×21.4×9.2 cm | 21.7×15.7×7.9 cm |
質量(約) | 575 g | 475 g |
まとめ
パナソニックのヘアドライヤーナノケアEH-NA9GとEH-NA2Gの違いは、EH-NA9Gはミネラルマイナスイオンや5つのモードを搭載しており、EH-NA2Gは軽量&コンパクトということです。髪のダメージやまとまりが気になるという方にはEH-NA9Gがおすすめで、旅行先で使うことが多い方にはEH-NA2Gがおすすめです。
以上、EH-NA9GとEH-NA2Gの5つの違い!でした。
次の記事では、パナソニックのヘアドライヤーについて性能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
[参考] パナソニック ヘアドライヤーの性能一覧比較。ナノケア・イオニティ。
- EH-NA9GとEH-NA9Fの4つの違い。海外電圧対応。
- ナノケア EH-NA9GとEH-NA9Eの2つの違い。モード切り替え方法。
- ナノケア EH-NA0GとEH-NA9Gの3つの違い!高浸透ナノイー。
- EH-NA2GとEH-NA2Eの1つの違い。ボディカラー。
参考
EH-NA9G
★★★
マイナスイオン
モード
1.3 ㎥/分
ノズル
(内蔵)
ノズル
チャージ
PLUS
- パナソニック(Panasonic)
- 価格¥20,700(2024/10/16 02:34時点)
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- パナソニック(Panasonic)
- 価格¥20,980(2024/10/16 02:34時点)
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EH-NA2G
★★★
1.3 ㎥/分
ノズル
(取り外し式)
チャージ