血圧計 HEM-7310とHEM-7313, HEM-8731の違いは?

オムロンの上腕式血圧計HEM-7310とHEM-7313、HEM-8731は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。

 

次の記事では、オムロンの各血圧計について性能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

HEM-7310とHEM-7313, HEM-8731の違い

HEM-7310とHEM-7313、HEM-8731はどれも、カフの収納ケースが一体になった上腕式血圧計です。

HEM-7310とHEM-7313、HEM-8731の3つの機種は、性能や主な仕様に違いはありません。

流通ルートによって型番が違うだけです。流通ルートには、家電量販店、通販、薬局があります。

 

ネット通販ではどの機種でも購入することができますので、価格が安いものを選ぶと良いでしょう。

 

違いを表で比較すると次のようになります。下線のある項目をタップすると説明が表示されます。

型番 HEM-7310 HEM-7313 HEM-8731
画像
       
    
オムロン 血圧計 上腕式 HEM-7310 オムロン 上腕式血圧計 フィットカフ ケース付き HEM-7313 オムロン 上腕式血圧計 ホワイト HEM-8731-N
参考価格
¥9,622〜(2024/12/02 17:55)
¥10,999〜(2024/10/04 11:30)
型番 HEM-7310 HEM-7313 HEM-8731
付属カフ
対象腕周 17 ~ 36 cm 17 ~ 36 cm 17 ~ 36 cm
測定ミスをお知らせ
不規則脈波表示
カフぴったり巻きチェック
メモリ 60回 × 2人 60回 × 2人 60回 × 2人
型番 HEM-7310 HEM-7313 HEM-8731
比較画面
平均値表示
週ごとの平均
日付時刻
室温表示
血圧値レベル表示
血圧確認マーク
血圧値トレンド表示
記録しないで測る
スマホ対応
バックライト
型番 HEM-7310 HEM-7313 HEM-8731
血圧測定範囲 20 ~ 280 mmHg 20 ~ 280 mmHg 20 ~ 280 mmHg
脈拍数測定範囲 毎分 40~180 拍 毎分 40~180 拍 毎分 40~180 拍
圧力測定精度 ±3 mmHg以内 ±3 mmHg以内 ±3 mmHg以内
脈拍数測定精度 読み取り数値の±5%以内 読み取り数値の±5%以内 読み取り数値の±5%以内
収納ソフトケース −(ハードケース) −(ハードケース) −(ハードケース)
ACアダプタの付属

共通の性能について紹介します。

カフを本体に収納できる


(画像はオムロン公式ページより引用。)

HEM-7310とHEM-7313、HEM-8731では、血圧計の本体にカフを収納することができます。

血圧計は毎日使用するものですから、カフをさっと出し入れできるのは便利ですね。

2 人分の結果を記録

スイッチで個人番号を切り替えることで、2人分の血圧計測結果を分けて、それぞれ60回分記録することができます。

夫婦や親子で使用する予定の方は、2人分の記録ができると便利です。

まとめ

オムロンのHEM-7310とHEM-7313、HEM-8731は、本体がカフの収納ケースがついた上腕式血圧計です。違いは流通ルートだけで、性能や仕様には違いはありません。価格が安い方を選ぶと良いでしょう。

 

価格は次のようになっています。

型番 HEM-7310 HEM-7313 HEM-8731
画像
       
    
オムロン 血圧計 上腕式 HEM-7310 オムロン 上腕式血圧計 フィットカフ ケース付き HEM-7313 オムロン 上腕式血圧計 ホワイト HEM-8731-N
参考価格
¥9,622〜(2024/12/02 17:55)
¥10,999〜(2024/10/04 11:30)

 

次の記事では、オムロンの各血圧計について性能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

 

以上、血圧計HEM-7310とHEM-7313、HEM-8731の違いは?でした。

参考

オムロン 上腕式血圧計 HEM-7310
オムロン 上腕式血圧計 HEM-7313
オムロン 上腕式血圧計 HEM-8731

フィットカフ


(画像はオムロン公式ページより引用。)

フィットカフは、カフそのものが腕にフィットする立体構造で、一人でも簡単にぴったりと巻くことができます。

フィットカフは、次のように腕に引っ掛けてから、マジックテープでカフを固定します。

 

さらに、内部構造の改良により、腕にカフを巻いたときに、正しい位置から左右にずれてしまっても正確に測定することができるとのことです。

対象腕周は、17~36 cmです。標準サイズの軟性腕帯の対象腕周は22~32 cmですが、それよりも細い腕から太い腕までフィットします。

対象腕周

腕周とは次の図のように、ひじを軽く曲げた状態で、二 の腕の中央あたりを計った腕まわりのことです。

腕が細い方や太い方では腕帯が合わないことがありますので、購入前にメジャーで腕周を測っておくと良いでしょう。

測定ミスをお知らせ

測定中に体を動かしたりすると体動マークが点灯します。

正しく測れていませんので、もう一度測るようにします。

不規則脈波表示

測定中の脈波の間隔が不規則なときにマークが点灯します。

点灯したときには、正しく測れていないことがありますので、安静にしてもう一度測ります。

カフぴったり巻きチェック


(画像はオムロン公式ページより引用。)

カフぴったり巻きチェック機能は、腕帯が正しく巻かれているかどうかを知らせてくれる機能です。

正しく巻けているときには、カフぴったり巻きマークが表示されます。

巻き方がゆるいときには、巻き方がゆるいことを示すマークが代わりに表示されます。

 

正しく測定しやすくなるのは嬉しいですね。

メモリ数

各機種では、測定結果が自動で記録されます。本体に記録できる数をメモリ数と呼び、機種により1 ~ 100回分の違いがあります。

血圧のメモを取り忘れても、あとから記録を調べることができて便利です。他の人が、血圧の推移を確認したいときにも役立ちます。

 

日付時刻に対応している機種では、測定した日付時刻も記録されます。

スマホアプリに対応している機種では、スマホ側で100回分を超えて保存できます。

比較画面


(画像はオムロン公式ページより引用。)

比較画面のある機種では、左側に過去の血圧値、右側に最新の血圧値を同時に表示することができます。かんたんに血圧値を比較できます。

平均値表示

平均値表示機能は、10分以内に測定された3 回までの測定記録の平均値を表示する機能です。

短時間に続けて測ったときに、一番良い値を記録する、という方法もありますが、平均値を記録したいというときにはこの機能が使えます。

 

日本高血圧学会の高血圧治療ガイドライン2014 では、続けて測った2 回の測定記録の平均値を見ることを推奨しています。

週ごとの平均

週ごとの平均表示に対応した機種では、今週と過去7 週間の朝・晩それぞれの週ごとの平均を表示できます。

 

集計期間は日曜日~土曜日です。

朝の血圧は、4 時から9 時59 分の間で最初の測定から10 分以内に測定した記録(最大3 回)の平均値です。

晩の血圧は、19 時から1 時59 分の間で、最後の測定からさかのぼっ て10 分以内に測定した記録(最大3 回)の平均値です。

日付時刻表示

日付時刻表示機能がある機種では、測定しているときに時計表示ができます。

また、測定記録に測定日と時間が記録されますので、後から記録をみるときにいつのデータか分かるので便利です。

血圧値レベル表示


(画像はオムロン公式ページより引用。)

血圧値レベル表示機能は、ディスプレイに血圧値がバーで表示される機能です。最低血圧と最高血圧の間が点灯します。

ひと目で、血圧の高い低いが分かるので便利です。

血圧確認マーク


(画像はオムロン公式ページより引用。)

血圧確認マーク搭載機種では、測定結果が家庭高血圧の基準値以上のときに、「血圧高」というマークが表示されます。

家庭高血圧の基準値は、最高血圧が135 mmHg以上、または最低血圧が85 mmHg以上です。

 

週平均値が表示できる機種の中には、朝週平均値が家庭高血圧の基準値以上のときに「早朝」高血圧マークが表示される機種もあります。

血圧値トレンド表示


(画像はオムロン公式ページより引用。)

血圧値トレンド表示機能では、週ごとの最高血圧の平均と最低血圧の平均の間が点灯します。

週ごとの血圧値の傾向を確認することができます。

記録しないで測る機能

記録をしないで測る機能搭載機種では、測定前に「測定/停止スイッチ」を長押しすることで、記録をしないようにすることができます。

知人や家族に一時的に貸すときにこの機能を使うと便利そうですね。

スマホ対応


(画像はオムロン公式ページより引用。)

スマホ対応した機種では、スマートフォンに測定記録を転送することができます。

転送をすると、オムロンコネクトというスマートフォンアプリで、血圧の変化を簡単に確認できます。

バックライト


(画像はオムロン公式ページより引用。)

バックライトとは液晶が照らされて明るくなる機能です。

搭載機種では、暗いところでも文字が見やすくなります。

血圧測定範囲

HCRシリーズの血圧測定範囲は、最高血圧が60 ~ 260 mmHg、最低血圧が40 ~ 215 mmHgです。

一方でHEMシリーズの血圧測定範囲は、20 ~ 280 mmHgです。

 

HEMシリーズの方が少し広い範囲まで測定することができますが、血圧が260 mmHg以上や、40 mmHg以下まで測定できる方が良い状況はあまりないと思いますので、実用上の違いはないと言えるでしょう。

収納ソフトケース

 

収納ソフトケースがあると、持ち運びや片付けるときに便利です。

ケースが付属しない機種でも、必要ならば100円均一などで別途購入するのも良いでしょう。

ACアダプター

本体は、単3アルカリ乾電池4本で稼働します。

乾電池は、約300回の測定が電池寿命です。お試し用電池が付属します。

 

ACアダプターを乾電池と併用することで、電池寿命を延ばすことができます。乾電池は本体内部時計用に使われるため、ACアダプターを使用するときでも入れたままにしておきます。

電池交換が面倒という方は、ACアダプターを使用するのがおすすめです。

 

ACアダプタが付属していない機種では、別売りのACアダプターを使用します。どの機種でも同じACアダプタが使えます。

オムロン 上腕式血圧計 共通ACアダプタ

 

なお、ハイグレード機種のHEM-7511Tだけは特殊で、内部時計用に別の電池が内蔵されているようで、乾電池なしでACアダプターだけでも動作します。そのため、お試し用電池は付属せず、ACアダプターが付属します。