iPad Air 4でMagic Keyboard(11インチiPad用)を使う。

iPad Air 4 (2020)は、日経ビジネスを読むためやAmazonビデオを見るためだけに使ってもよいのですが、A14 Bionicという普通のノートパソコンよりも高速なCPUを積んでいるので、ラップトップライクにも使わないともったいない、と思いMagic Keyboardをとり付けてみましたので、感想を徒然に紹介します。

開梱

購入したのは次の11インチiPad用Magic Keyboardです。

Apple Magic Keyboard (iPad Air - 第4世代用)

価格はお高い気がしますが、キーボードと、トラックパッド、 iPadケースを別々に買った価格と比べると、納得できなくもない価格設定です。

 

平たい箱に入って届きました。

 

丁寧に梱包されています。

 

取り出すと次のような代物です。iPad側は起毛素材になっていて傷がつかないようになっています。

取り付け

iPadは磁石でくっつきます。磁石は決まった場所にしかくっつかないようになっています。何も考えずに適当に載せれば完璧に端が揃ってくっつくので気持ち良いです。この辺はさすがApple製品といったところ。

iPadの取り外し・取り付けは面倒ではありませんので、タブレットとして使いたいというときにはサッと取り外せます。

 

端はぴったりサイズで、本体にボタンがある部分では、ボタンのほうがやや飛び出るくらいです。カバーは硬いですから、保護ケースとしては期待できなさそうです。そもそも、3.5万円の保護ケースでは傷がついても気軽に交換できませんが。

 

もともとiPad Pro用なので、カメラの部分はiPad Airでは大きく空いてしまいます。しかし慣れれば気になりません。

 

広げると130度まで開きます。これ以上開きませんが、開いたとしてもキーボードと干渉しますし、重心が後ろに行ってバランスが悪くなります。キーボードを使うときには、これくらい広がれば十分でしょう。キーボード部分の薄さがいいです。

トラックパッドとキータッチ

iPadをとりつけると、自動でペアリングして、キーボードとトラックパッドが使えるようになります。

キーはシザー式ということですが、まったく不満なく使えます。同じくシザー式のMacbook Pro 16インチ2019年モデルも使っていますが、たしかにキータッチは似ていて、交互に使っても違和感がありません。多くのWindowsノートよりもタイプしやすいのではないでしょうか。(リアルフォースを2台購入してUSBモデルを全キー30 gに改造して使っていたこともあるような人間ですが、macのシザー式のキーはこの薄さにもかかわらず十分打ちやすいと思います。)

 

Smart Keyboard Folioと違ってトラックパッドがついているのが長所です。MacOSと同じジェッシャーで操作できるので、かなり快適です。3本指で左か右に払うのは、Macでは仮想デスクトップを切り替えられますが、iPadではアプリ画面の切り替えになります。

トラックパッドやキーボードがあるとiPad OSの操作性は圧倒的に良くなってびっくりします。びっくりするほどユートピアではないですが、タブレットであることを忘れてラップトップのように自然に使えます。マイクロソフト Surfaceもこんな感じなのでしょうか。bluetoothマウスや、Type-Cに変換できる有線マウスがある方は、マウスカーソルの操作性は体験することができますので、ぜひiPadにつないで試してみてください。

 

ついでにFolioについて言及しますが、トラックパッドがないとポインタ操作のときに手を画面まで持ち上げないといけないので腕が疲れます。Vimer/Emacserであればキーボードですべて操作できるかもしれませんが。Folioならbluetoothマウスも併用するほうがよいかもしれません。

あと、Folioのキーは布張りのなんちゃってキーボードなので、重量増というデメリットを上回る操作性の利点があるかはわかりません。Folioのキーは打ちやすいという人もいますが、Folioをつけるくらいならソフトウェアキーボードで十分という人もいます。Folioは価格が安いことはよいのですが、それならデスクトップMac用のMagic Keyboardを購入するほうが軽くて、安くて、キーが打ちやすくてよいかもしれません。

Apple Magic Keyboard 日本語(JIS)

 

日本語JIS配列のものを購入しましたが、心配していた「かな入力」も普通にできます。Android用のbluetoothキーボードだとかな入力はバグがある場合が多いので、この辺もさすがApple製品という感じです。ただ、右端の「ほ・へ」「け・む」あたりのキーの幅がほぼ半分なので、この文字を打つときにはタイプミスが多くなります。この狭いキーはUSキーボードでも同じです。

なおIMEは、iPadOS標準のものに限られていて、ATOKやGoogle IMEをインストールしていてもハードウェアキーボード入力時に使用することはできません。あと、ソフトウェアキーで入力しているときと同様に、確定前の文字列は候補欄にポップアップ表示されるだけで、確定するまでは入力中の文字を置換するように表示されませんので、変換はスムーズにしずらい感じです。

あと、一番上のファンクションキー列はないので、一発でカタカナやアルファベットに変換することができません。ctrl + iなどのATOKショートカットも使えません。標準IME用のショートカットがあるのでしょうか。ESCキーもありませんが、CAPS LOCKや地球儀キーを設定画面でESCに割り当てれば無問題でしょう。

サイズと重さ

              

質量は、600 gあり重いです。iPad Airにつけると全部で1 kgは超えます。しかし、机に置いてキーを叩くにはこれくらいの重量がないと不安定ですので不満はありません。

MacBook Airとはできることが全く違って、用途も異なるので比較するのも変ですが、2020年MacBook Airは1.4 kg程度のようですので、それよりは軽いです。価格は、iPadにApple Pencil 2もつけると、MacBook Airを超えます。

 

MacBook Pro 16インチと比べると半分のサイズです。重さもほぼ半分です。それでもiPad Air 4に搭載されたA14 Bionicのシングルコアのベンチマークスコアは、MacBook Pro 16を超えていて、5 nmプロセスとは恐ろしい子です。

とはいえiPadOSではXcodeとか一般的なIDEは走りませんので、ゲームをやるとかでなければ、なかなかCPUの性能を発揮することはありません。いまのところは、ブログを書いたり、Google ColaboratoryでPythonやMachine Learningをいじったり、紙と鉛筆でメモをする代わりにApple Pencil 2とiPadでメモを書いたり、SidecarでMacBookのサブディスプレイとして使ったりという使い方をしています。

Sidecarは、MacbookのCPU負荷が大きいと聞いていましたが、そんなこともなく便利につかっています。ただ、SidecarではiPad側の表示はsRGB相当の色域に制限されてしまいます。

Google Chromeは多重起動してSplit Viewで並べるということができないみたいなので、iPadではSafariを使うようになりました。

あと、もともとMacBook Pro 16インチを持ち歩いて、喫茶店で広げるというのも厭わない性格ですが、iPad + Magic Keyboardのほうが軽くて2人掛けテーブルでも真横にコーヒーカップを置くことができるサイズ感で、小さいのは確かに良いな、という普通の感想を持ちました。

 

Macbook AirはARMベースのApple Silicon M1が搭載されてすごいことになっていますが、そのうちiPadOSでもMacOSアプリが動くようになることを期待しています。

Apple Magic Keyboard (iPad Air - 第4世代用)

まとめ

iPad Air 4に、Magic Keyboardを取り付けて使ってみました。驚くほどラップトップライクに使用することができます。iPadを持ち運んで、外出先のちょっとした座れるスペースで文字を打ちたいという方におすすめです。

 

以上、iPad Air 4でMagic Keyboard(11インチiPad用)を使う。でした。