KC-F70とKC-H50の9つの違い![空気清浄機]

シャープのKC-F70とKC-H50はどちらも、プラズマクラスター搭載の加湿空気清浄機です。

この2つのモデルは何が異なるのでしょうか。

わかりやすく紹介します。

 

次のページではシャープの空気清浄機32モデルについて一覧表で性能比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

シャープの加湿・空気清浄機32モデルの一覧比較!

9つの違い

KC-F70は2015年発売の中級モデルで、KC-H50は2017年発売のエントリーモデルです。

KC-F70のほうが古いですが、中級モデルということもあり高性能になっています。

KC-H50と比べると、KC-F70では次のような9つの特徴があります。

  • 適用畳数や最大風量が多い
  • 加湿量や水タンク容量が多い
  • 高感度ホコリセンサーがある
  • 梅雨モードがある
  • PM2.5モニターがある
  • シャープ製エアコンとの連動機能がある
  • ルーバーが自動開閉する
  • 1,2,4,8時間の切タイマー付き
  • 湿度モニター表示の幅が広い

 

一番大きな違いは、適用畳数です。

KC-F70のほうがパワーがあり、17 畳程度までのお部屋に使用できます。

一方のKC-H50は、約 13 畳までとなっています。

 

これらの違いを表で見てみましょう。

基本性能の違い

まずは基本性能について比較します。

モデル KC-F70 KC-H50
発売年 2015 2017
画像
    
シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター ~17畳/空気清浄 ~31畳 ホワイト KC-F70-W シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 7000 スタンダード 13畳 / 空気清浄 23畳 花粉 ホワイト KC-H50-W
参考価格
¥28,800〜(2024/11/22 08:29)
¥31,400〜(2024/11/22 15:53)
プラズマクラスター 7000 7000
おすすめ畳数 約 17 畳
(約 28 ㎡)
約 13 畳
(約 21 ㎡)
最大風量 6.8 ㎥/分 5.1 ㎥/分
加湿量 650 mL/h 500 mL/h
タンク容量 約 3 L 約 2.5 L
外径寸法(mm) 幅420×
奥行き242×
高さ637
幅399×
奥行き230×
高さ615
質量 約 8.6 kg 約 7.7 kg

基本性能を比較してみると、KC-F70のほうが最大風量と加湿量が3割程度多いことがわかります。

その分サイズは 幅、奥行き、高さでそれぞれ1~2 cmほど大きく、重量は0.9 kg重くなっています。

機能の違い

次に、機能や操作性の面の違いを見てみましょう。

モデル KC-F70 KC-H50
画像
    
シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター ~17畳/空気清浄 ~31畳 ホワイト KC-F70-W シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 7000 スタンダード 13畳 / 空気清浄 23畳 花粉 ホワイト KC-H50-W
参考価格
¥28,800〜(2024/11/22 08:29)
¥31,400〜(2024/11/22 15:53)
センサー 高感度ホコリセンサー
ニオイセンサー
温度・湿度センサー
照度センサー
ニオイセンサー
温度・湿度センサー
照度センサー
モード 強/中/静音
自動/静か寝/梅雨/花粉
強/中/静音
自動/静か寝/花粉
PM2.5モニター
シャープ製エアコンとの連動
自動開閉ルーバー
切タイマー
1/2/4/8時間
湿度モニター表示 6~99% 20~90%

KC-F70では、高感度ホコリセンサーが付いており、お部屋の環境をより詳しく把握して自動運転できるようになっています。

また、ルーバーが自動開閉する機能があるなど、細かなところも使いやすくなっています。

違いの詳細

これらの違いについて詳しく見ていきましょう。

適用畳数と最大風量

KC-F70のおすすめ畳数は約 17 畳までで、KC-H50は約 13 畳までです。

おすすめ畳数よりも小さい部屋で使用すると、より早く強力に加湿と空気清浄ができます。

例えば、8畳の部屋でKC-H50を「強」で使用した場合、清浄時間は17分ですが、KC-F70では11分と、より短い時間で部屋を清浄することができます。

 

そのため、8畳程度のコンパクトな部屋でKC-F70を使っても無駄にはなりません。

ですので、部屋の大きさが13畳以下でも、KC-F70を使用するのもおすすめです。

加湿量と水タンク容量

KC-F70の加湿量は 650 mL/hで、KC-H50は 500 mL/hです。

KC-F70のほうが単位時間あたり3割ほど多く加湿できます。

 

タンク容量は、KC-F70は約 3 Lで、KC-H50は2.5Lです。

加湿機能をフル稼働させた場合には、KC-F70は、(3000 / 650 = ) 4 時間で水がなくなります。

KC-H50では、(2500 / 500 = ) 5時間で水がなくなります。

乾いた室内では、これくらいの頻度で水を補充することになります。

 

フル稼働の場合には、このようにKC-H50のほうが水が長持ちします。

もちろん同じ加湿量で運転した場合には、KC-F70のほうが水タンク容量が大きいので水は長持ちします。

高感度ホコリセンサー

KC-F70には「高感度ホコリセンサー」が付いています。

このセンサーでは、次のようなPM2.5を含む微小な粒子から花粉などの大きな粒子までを検知することができます。

  • ハウスダスト(ホコリ・ダニのふん・死がい・カビの胞子・花粉)
  • タバコの煙
  • PM2.5(2.5μm以下の微小粒子状物質)など

そして、ホコリを検知すると、自動で風量を増やすように運転することもできます。

梅雨モード

KC-F70には、「梅雨モード」があります。

これは湿度が70%以上になると、風量強めの自動運転でプラズマクラスターと集じんを強化するモードです。

湿度が高く、カビやニオイが気になる時期におすすめです。

PM2.5モニター

KC-F70のPM2.5 モニターは、ホコリの中のPM2.5など微小な粒子の多さをモニターの色でお知らせするものです。

モニター表示部の左側にあります。

 

PM2.5は、次のようなものにも含まれます。

  • タバコや線香などの煙
  • 調理時に発生する煙
  • 自動車などの排気ガス

 

KC-H50や、KC-F70、その他の機種にもついている「きれいモニター」は、大きなホコリや小さなホコリ、ニオイなどのお部屋の空気の汚れ具合を総合的に判定してお知らせしてくれます。

KC-F70では、それに加えてPM2.5の量の目安も知ることができるので面白いですね。

シャープ製エアコンとの連動

KC-F70には、シャープ製の空気清浄機との連動機能が付いたエアコンとの連動機能が付いています。

この機能ではエアコン運転時に、 エアコンからの信号を受信してお部屋の状態に合わせた運転を自動でおこないます。

対応のエアコンをお持ちの方は、エアコンが加湿空気清浄機の制御もしてくれるので便利そうです。

自動開閉ルーバー

KC-H50では、運転開始時にルーバーを手で開けて、運転終了時にルーバーを手で閉めないといけません。

それだけのことではありますが、毎回行うのは面倒ではあります。

KC-F70ではルーバーは自動で開閉しますので、スタート/停止ボタンを押すだけで運転の開始/停止を行うことができます。

切タイマー

KC-F70には切タイマーがあり、設定した時間が経過すると、自動的に運転を停止します。

1, 2, 4, 8時間の4通りから設定することができます。

例えば、お出かけ前に部屋のニオイが気になったら、2時間の切タイマーを設定して出かける、などという使い方ができます。

 

24時間運転をする方には必要ないかもしれませんが、必要なときだけ運転しようという方には活躍する機能だと思います。

湿度モニター表示

KC-F70もKC-H50も湿度/温度/24時間電気代を数値で表示することができます。

 

細かい点ですが、湿度を表示できる範囲がKC-F70とKC-H50では異なります。

KC-F70では 6~99%の範囲で、KC-H50では20~90%です。

部屋の湿度が20%未満になったり、90%を超えたりすることはあると思いますが、そのようなときにも数値を知りたいという方はKC-F70のほうが良いでしょう。

湿度は目安として大雑把に知ることができればよいという方には、どちらでもよいことかもしれませんね。

どちらがおすすめか?

以上のように、KC-H50は機能を絞ったシンプルなモデルで、KC-F70は使い勝手をよくする機能が搭載されたモデルです。

 

加湿空気清浄機としての基本性能としてみると、KC-F70のほうが最大風量や加湿量パワーがあります。

そのため、部屋が13畳を超える部屋の方や、13畳未満でも木造和室のような加湿しにくい部屋の場合にはKC-F70のほうがおすすめです。

またKC-F70は、ホコリセンサーがあったりルーバーが自動開閉したりするので、使い勝手の面でも優れています。

 

一方でKC-F70ほどのパワーは必要なさそうという方や、細かい使い勝手の部分は気にしないという方は、KC-H50のほうがやや価格が安くなっておりおすすめです。

 

まとめると、シンプルさを求めるならKC-H50、パワーと使い勝手を求めるならKC-F70がおすすめです。

価格は次のようになっています。

モデル KC-F70 KC-H50
画像
    
シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター ~17畳/空気清浄 ~31畳 ホワイト KC-F70-W シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 7000 スタンダード 13畳 / 空気清浄 23畳 花粉 ホワイト KC-H50-W
参考価格
¥28,800〜(2024/11/22 08:29)
¥31,400〜(2024/11/22 15:53)

どちらの製品も、最新の製品と比べて価格が落ち着いて、お買い得になっています。

ぜひ加湿空気清浄機を導入して、快適な生活を送ってくださいね。

まとめ

シャープのプラズマクラスター搭載の加湿空気清浄機KC-F70とKC-H50の違いは、次の9点です。

  • 適用畳数や最大風量が多い
  • 加湿量や水タンク容量が多い
  • 高感度ホコリセンサーがある
  • 梅雨モードがある
  • PM2.5モニターがある
  • シャープ製エアコンとの連動機能がある
  • ルーバーが自動開閉する
  • 1,2,4,8時間の切タイマー付き
  • 湿度モニター表示の幅が広い

 

次のページではシャープの空気清浄機32モデルについて一覧表で性能比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

シャープの加湿・空気清浄機32モデルの一覧比較!

 

以上、KC-F70とKC-H50の9つの違い!でした。

シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 7000 スタンダード 17畳 / 空気清浄 31畳 2015年モデル ホワイト KC-F70-W
シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 7000 スタンダード 13畳 / 空気清浄 23畳 2017年モデル ホワイト KC-H50-W

参考