KC-S50とKC-P50はどちらもシャープのプラズマクラスター7000を搭載した薄型の加湿空気清浄機です。この2つはよく似ていますが、何が異なるのでしょうか。違いは2つあります。わかりやすく紹介します。
[参考] シャープの空気清浄機の仕様を一覧表で比較
目次
2つの違い
KC-S50は、KC-P50の後継機種のさらに後継機種です。KC-P50よりも発売が2年新しい機種です。
- KC-S50: 2023年9月発売
- KC-R50: 2022年9月発売
- KC-P50: 2021年12月発売
どちらもプラズマクラスター7000を搭載したスタンダードモデルで、高濃度のプラズマクラスターまでは必要ないという方におすすめのモデルです。
新機種のKC-S50は、旧機種のKC-P50と比べて、次の点が異なります。
- 使い捨て加湿プレフィルターが2枚付属する。
- 取扱説明書が冊子ではなく、折りたたみ式の簡易的なものになった。
本体の性能や仕様は同じで、違いはありません。
家電製品は新しいモデルのほうが売れることと、下落した価格をリセットできるため、本体はそのままで型番だけ変えるということはよくあります。
このように、使い捨ての付属品が付くか付かないかというだけの違いのため、価格が安い方の機種を選ぶと良いでしょう。
違いを表で比較すると、次のようになります。
型番 | 新 KC-S50 | 旧 KC-P50 |
---|---|---|
発売年月 | 2023/9 | 2021/12 |
外観 |
||
使い捨て加湿プレフィルター |
◯ (2枚入)
|
− |
取扱説明書 | 折りたたみタイプ | 冊子タイプ |
参考価格 ホワイト |
¥44,200〜(2023/10/25 10:33) | ¥27,100〜(2024/12/04 09:35) |
違いについて、詳しく見てみましょう。
使い捨て加湿プレフィルター
使い捨て加湿プレフィルターは新機種のKC-S50には2枚付属し、旧機種のKC-P50には付属しません。
このフィルターは加湿フィルターの汚れを抑えるものです。加湿フィルターの枠に挟んで使います。なくても加湿できますが、あると加湿フィルターの掃除の手間が減ります。
フィルター自体は昔から販売されているもので、別途購入すればKC-P50でも使えます。1日2.5 L加湿した場合、1ヶ月に1回が交換の目安で、定価は6枚で1100円(税込, 2023/10現在)です。
- シャープ(SHARP)
- 価格¥998(2024/12/03 21:51時点)
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型番 | 新 KC-S50 | 旧 KC-P50 |
---|---|---|
使い捨て加湿プレフィルター |
◯ (2枚入)
|
− |
参考価格 ホワイト |
¥44,200〜(2023/10/25 10:33) | ¥27,100〜(2024/12/04 09:35) |
2枚あたりに換算すると367円です。
取扱説明書
KC-S50には折りたたみタイプの簡易的な説明書が付属し、KC-P50には従来と同じ冊子タイプの詳細な説明書が付属します。
KC-S50の説明書には、基本的な運転の仕方やお手入れ方法は書かれていますが、センサー感度の調整方法などは書かれていません。より詳しい操作方法を知りたい場合には、PDFのオンラインマニュアルをダウンロードして閲覧することになります。
「説明書が必要になったらスマホで見るので、紙の冊子は必要ない」という方は、どちらの機種でも良いでしょう。
一方で、「細かい文字は見にくいので、大きな冊子の説明書があったほうがよい」という方にはKC-P50がおすすめです。
型番 | 新 KC-S50 | 旧 KC-P50 |
---|---|---|
取扱説明書 | 折りたたみ簡易タイプ | 冊子タイプ |
参考価格 ホワイト |
¥44,200〜(2023/10/25 10:33) | ¥27,100〜(2024/12/04 09:35) |
どちらがおすすめか
このように新機種のKC-S50は、旧機種のKC-P50と比べて、「使い捨て加湿プレフィルター」が2枚付属し、付属する取扱説明書が簡易なものである点が異なります。
執筆時点ではKC-S50は発売されたばかりということもあり、価格はKC-P50よりも高めです。そのため、KC-P50のほうがおすすめです。
どちらの機種も、上位機種と同じく、集じんフィルターと脱臭フィルターが別々になっており、空気清浄の基本性能が高い上、交換目安もそれぞれ10年と長いのが特徴です。
13畳程度までの部屋で、空気清浄と加湿をしたいという方におすすめの機種です。
2023年モデルKC-S50
クラスター
7000
適用床面積
~23 畳
500
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- お試しで加湿プレフィルターが付属する方が良い。
- 説明書はスマホで見られれば良い。付属の説明書は簡易的なものでよい。
- シャープ(SHARP)
2021年モデルKC-P50
クラスター
7000
適用床面積
~23 畳
500
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- 加湿プレフィルターはいらない。必要になったら別途購入すればよい。
- 冊子の詳細な説明書が付属する方が良い。
- シャープ(SHARP)
- 価格¥27,100(2024/12/04 09:35時点)
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価格と性能を表で比較
価格と性能を表で比較すると次のようになります。
型番 | 新 KC-S50 | 旧 KC-P50 |
---|---|---|
発売年月 | 2023/9 | 2021/12 |
外観 |
||
参考価格 ホワイト |
¥44,200〜(2023/10/25 10:33) | ¥27,100〜(2024/12/04 09:35) |
型番 | KC-S50 | KC-P50 |
加湿量・給水タンク |
最大 500 mL/h
約 2.5 L
|
|
最大風量 |
5.1 ㎥/分
|
|
8畳の部屋の清浄時間 |
12 分
|
|
プラズマクラスター・適用床面積 |
プラズマクラスター7000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
|
|
型番 | KC-S50 | KC-P50 |
フィルター浄化 | 静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ダブル脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
|
吹出口 |
前・後。後ろに手動ルーバー。
|
|
気流 | スピード循環気流 | |
運転 |
おまかせ運転
パワフル吸じん おやすみ/花粉 |
|
風量 | 強・中・静音 | |
センサー | 3つ ニオイ・温度・湿度 |
|
モニター | きれいモニター 3段階湿度モニター |
|
使い勝手 | Ag+イオンカートリッジ 使い捨てプレフィルター(3枚入) |
|
使い捨て加湿プレフィルター |
◯ (2枚入)
|
− |
外形寸法 | 幅399×奥行230×高さ613 (mm) | |
質量 | 約 7.5 kg |
交換用フィルターの種類
KC-S50とKC-P50の交換用フィルター・カートリッジには次のようなものがあります。
使い捨てプレフィルター
約1ヶ月に1回交換。後ろパネルに貼り付ける不織布の使い捨てフィルターで、集じん・脱臭フィルターの汚れを抑え、お手入れの手間を軽減します。なくても使用できます。
- シャープ(SHARP)
- 価格¥682(2024/12/04 02:00時点)
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使い捨て加湿プレフィルター
約1ヶ月に1回交換。加湿フィルターの汚れを抑え、お手入れの手間を軽減します。なくても使用できます。
- シャープ(SHARP)
- 価格¥998(2024/12/03 21:51時点)
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Ag+イオンカートリッジ
約1年に1回交換。タンクキャップに取り付けられており、加湿水のヌメリやニオイを抑えます。なくても加湿できます。
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加湿フィルター
約10年に1回交換。
- シャープ(SHARP)
- 価格¥2,136(2024/12/03 23:33時点)
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静電HEPAフィルター
約10年に1回交換。
- シャープ(SHARP)
- 価格¥3,491(2024/12/04 20:35時点)
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ダブル脱臭フィルター
約10年に1回交換。
- シャープ(SHARP)
- 価格¥2,800(2024/12/04 20:35時点)
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まとめ
シャープのプラズマクラスター7000を搭載したKC-S50とKC-P50の違いを紹介しました。KC-S50では、性能や本体デザインに変更はなく、付属品の使い捨てフィルターと説明書だけ変更になっています。執筆時点ではKC-P50のほうが安いですので、KC-P50を選ぶのがおすすめです。
以上、KC-S50とKC-P50の2つの違い。でした。
[参考記事]
- KI-SS50とKC-S50の4つの違い。プラズマクラスター。
- KC-S50とFU-S50の5つの違い。加湿機能。
- KC-40TH7とKC-P50の3つの違い。集じん・脱臭フィルター。
- KC-P50とKI-PS50の5つの違い。プラズマクラスター25000。
参考
KC-S50
クラスター
7000
適用床面積
~23 畳
500
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- シャープ(SHARP)
KC-P50
クラスター
7000
適用床面積
~23 畳
500
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- シャープ(SHARP)
- 価格¥27,100(2024/12/04 09:35時点)
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