シャープのKI-LS70とKI-JS70はプラズマクラスター25000搭載の加湿空気清浄機です。
これらのモデルは何が異なるのでしょうか。
違いは5つあります。わかりやすく紹介します。
なお次のページではシャープの空気清浄機32モデルについて一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
5つの違い
KI-LS70は2019年モデルで、KI-JS70は2018年モデルです。
これらのモデルの違いは次の5点です。
- 空気清浄性能 (最大風量・おすすめ畳数・消費電力など)
- 加湿性能 (加湿量・水タンク容量など)
- 3段階PM2.5モニターの有無
- みはり機能の有無
- 本体サイズ・質量
KI-LS70ではデザインが変更になり、空気清浄性能と加湿性能が向上しています。
一方で、PM2.5モニターとみはり機能がなくなりました。
表で詳しく比較してみましょう。
モデル | KI-LS70 | KI-JS70 |
発売年 | 2019 | 2018 |
画像 | ||
参考価格 | ブラウン: ¥31,900〜(2024/11/22 18:26) ホワイト: ¥38,000〜(2024/11/22 18:26) |
グレー: − ホワイト: ¥35,000〜(2024/11/23 12:37) |
プラズマクラスター | 25000 | |
おすすめ畳数 | ~ 19 畳 | ~ 16 畳 |
最大風量 | 7.0 ㎥/分 | 6.7 ㎥/分 |
8畳の空気清浄時間 | 9分 | |
消費電力(50/60Hz) | 66 W | 80 W |
運転音 | 52 dB | 54 dB |
加湿量 | 700 mL/h | 630 mL/h |
水タンク容量(約) | 3.6 L | 3.0 L |
3段階PM2.5モニター | – | ◯ |
みはり機能 | – | ◯ |
後ろルーバー自動開閉 | – (後ろルーバー廃止) |
◯ |
フィルター | 静電HEPAフィルター(10年間交換不要) ダブル脱臭フィルター(10年間交換不要) プレフィルター/使い捨てプレフィルター |
|
モード | 自動/強/中/静音 花粉 おやすみ パワフルショット 効果実感 |
|
外形寸法 (mm) | 幅400×奥行339×高さ686 | 幅370×奥行293×高さ660 |
質量 | 11 kg | 10 kg |
空気清浄性能
KI-LS70では本体デザインが変更になりました。
これにより、最大風量がKI-JS70の6.7 ㎥/分から7.0 ㎥/分へ向上し、おすすめ畳数も~16畳から~19畳へ増加しています。
それにも関わらず、消費電力は80Wから66Wへ少なくなっており、騒音も54dBから52dBへと静かになっています。
KI-LS70では以前よりも効率よく風を送る構造になっていることがわかります。
加湿性能
KI-LS70では加湿量も、KI-JS70の630 mL/hから700 mL/hへと1割程度向上しています。
水タンク容量は、3.0 Lから3.6 Lへと2割増えました。
KI-JS70では、最大加湿量で加湿した場合、(3.0 / 0.63 =) 約4.7時間で水がなくなりますが、KI-LS70では (3.6 / 0.7 = )約5.1時間とわずかではありますが少し長く持ちます。
KI-LS70では加湿量が増えるとともに、水換えの頻度が少なくなっており嬉しいですね。
3段階PM2.5モニターとは
KI-JS70に搭載されており、KI-LS70ではなくなった3段階PM2.5モニターは、本体のモニター部にあり、部屋の空気のPM2.5量を色で表示してくれるものです。
PM2.5は、次のようなものにも含まれます。
- タバコや線香などの煙
- 調理時に発生する煙
- 自動車などの排気ガス
次がKI-JS70のモニター部です。
下段の左から3つめが、PM2.5モニターです。
この部分はPM2.5量に応じて、次のように色が変わります。
PM2.5量が多くなると、文字が赤色になります。
モニター部の上段にある「きれいモニター」では、大きなホコリや小さなホコリ、ニオイなどの部屋の空気の総合的な汚れ具合が表示されますが、PM2.5モニターではホコリの中のPM2.5などの微小な粒子の量を表示してくれます。
KI-JS70では、PM2.5の量の目安もひと目でわかるので便利ですね。
一方で、KI-LS70のモニター部は次のようにシンプルになっており、PM2.5モニターはなくなっています。
ただ、KI-LS70もKI-JS70も数値表示できるモニターがついており、湿度/温度/PM2.5濃度/24時間電気代のいずれか一つを表示することができます。
そのため、KI-LS70でもPM2.5の量を数値モニターで表示するようにすれば、PM2.5の量を知ることはできます。
みはり機能とは
KI-JS70に搭載されている「みはり機能」とは、部屋の温度・湿度に注意が必要な状態をセンサーが検知し、ランプの色と音でお知らせする機能です。
みはり機能ON(お知らせ音あり)・みはり機能ON(お知らせ音なし)・みはり機能OFFの3種類から設定できます。
みはり機能には「高温・高湿みはり」と「乾燥・低温みはり」の二種類があります。
高温・高湿みはり
「高温・高湿みはり」では、高温・高湿になると、音とランプの色でお知らせをして、おまかせ運転中などの場合には加湿機能が止まります。
熱中症を防止する機能ではないということですが、補助的に使用することが想定されています。
乾燥・低温みはり
「乾燥・低温みはり」では、ウイルスの生存しやすい湿度・温度になると、音とランプの色でお知らせをして、おまかせ運転中などのときには、風量を少し強めて加湿「入」で運転を始めます。
乾燥したことを感知して、加湿機能を起動してくれるのは親切ですね。
本体サイズと質量
KI-LS70は空気清浄と加湿のパワーが向上していますが、本体サイズと重さが大きくなっています。
サイズは幅が3 cm、奥行きが4.7 cm、高さが2.6 cm大きくなりました。
縦横は約1割ずつ大きくなっていますので、すこしふっくらしたかなというサイズ感です。
重さは、KI-JS70の約10 kgから、11 kgへと1割大きくなっています。
横に並べて見比べると違いが気になるかも知れませんが、どちらか一方だけを使用していたら気にならない差だと思います。
どちらがおすすめか?
以上のように、KI-LS70は空気清浄と加湿の性能が向上しましたが、サイズと質量が大きくなり、また3段階PM2.5モニターとみはり機能がなくなりました。
3段階PM2.5モニターとみはり機能は、あまり使われないせいか、他の2019年モデルでもなくなっています。
スマホアプリの「COCORO AIR」でも空気の状況を見ることができるため、この2つの機能はそれほど必要ないと私も思います。
そのため、加湿空気清浄機の基本性能が高いKI-LS70のほうがおすすめです。
しかし、執筆時点ではKI-LS70は新しいモデルということもあり、価格が2万円ほど高くなっています。
パワーはあるほうが嬉しいですが、最大風量で5%・加湿量で1割向上させるのに、2万円がいるというのはやや高い気がします。
そのため、価格も含めて考えると、現状ではKI-JS70のほうがコストパフォーマンスに優れており、おすすめです。
今後、KI-LS70が安くなってきた場合には、KI-LS70を検討するのもよいかもしれません。
モデル | KI-LS70 | KI-JS70 |
ブラウン/グレー |
¥31,900〜(2024/11/22 18:26) |
− |
ホワイト | ¥38,000〜(2024/11/22 18:26) |
¥35,000〜(2024/11/23 12:37) |
まとめ
シャープのプラズマクラスター25000を搭載したKI-LS70とKI-JS70の違いを紹介してきました。
KI-LS70は2019年モデルで、KI-JS70は2018年モデルです。
KI-LS70ではデザインが変更になり、空気清浄性能と加湿性能が向上していますが、サイズが大きくなりPM2.5モニターとみはり機能がなくなりました。
どちらのモデルもプラズマクラスター25000を搭載した風量の大きいモデルで、使い勝手もよくなっていておすすめです。
なお次のページではシャープの空気清浄機32モデルについて一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
以上、KI-LS70とKI-JS70の2つの違い!でした。
参考
モデル | KI-LS70 | KI-JS70 |
ブラウン/グレー |
¥31,900〜(2024/11/22 18:26) |
− |
ホワイト | ¥38,000〜(2024/11/22 18:26) |
¥35,000〜(2024/11/23 12:37) |