シャープの加湿空気清浄機KI-RX70とKI-RS50は、何が異なるのでしょうか。違いは6つあります。わかりやすく紹介します。
[参考] シャープの空気清浄機の仕様を一覧表で比較
目次
6つの違い
どちらの機種も2022年9月発売の機種です。KI-RX70は、KI-RS50の上位機種です。
KI-RX70は、KI-RS50と比べて次の点が異なります。
- 最大風量・加湿量が大きい。
- プラズマクラスターNEXTを搭載。
- 自動ルーバー搭載で、運転モードに合わせて風向が変わる。
- 無線LAN機能のCOCORO AIRに対応。
- ホコリ・照度センサーを搭載し、PM2.5や微小粒子/ハウスダスト/ニオイの量を表示可能。
- 本体サイズが少し大きく、質量が 4.1 kg重い。
KI-RX70は、空気清浄の基本性能である風量・加湿量・プラズマクラスター濃度が大きいだけではなく、自動ルーバーやCOCORO AIR、ホコリセンサーも搭載されている高機能な機種です。
13畳を超えるような広めの部屋で、空気清浄機を便利に使いたいという方におすすめです。
違いを表で比較すると次のようになります。
型番 | KI-RX70 | KI-RS50 |
---|---|---|
発売年月 | 2022/9 | 2022/9 |
外観 |
||
加湿量・タンク容量
|
最大 750 mL/h
約 3.2 L
|
最大 600 mL/h
約 2.7 L
|
最大風量
|
7.0 ㎥/分
|
5.1 ㎥/分
|
8畳の部屋の清浄時間
|
9 分
|
12 分 |
無線LAN内蔵 |
◯ COCORO AIR
|
− |
プラズマクラスター・適用床面積
|
プラズマクラスターNEXT
約 16 畳 (約 26 ㎡)
|
プラズマクラスター25000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
|
吹出口 |
3方向気流制御ルーバー
|
前吹出口・後吹出口
|
運転 |
おまかせ運転(気流自動切替)
効果実感モード
飛沫粒子モード
おやすみ/花粉
|
パワフル吸じん
おやすみ/花粉
|
センサー | 5つ
ホコリ・ニオイ・温度・湿度・照度
|
3つ ニオイ・温度・湿度 |
モニター |
きれいモニター
デジタル温度・湿度・電気代
PM2.5濃度デジタル表示
微小粒子/ハウスダスト/ニオイ
|
きれいモニター
デジタル温度・湿度・電気代
|
外形寸法 |
幅395×奥行265×高さ650 (mm)
|
幅384×奥行230×高さ619 (mm) |
質量 |
約 12 kg
|
約 7.9 kg |
型番 | KI-RX70 | KI-RS50 |
参考価格 ホワイト |
¥41,300〜(2024/10/12 16:07) |
¥28,326〜(2024/10/12 17:06) |
参考価格 ブラウン |
¥41,748〜(2024/10/12 16:07) |
¥32,633〜(2024/10/12 17:06) |
違いについて詳しく見てみましょう。
最大風量・加湿量
最大風量は、KI-RX70のほうが4割ほど強いです。KI-RX70が7.0 ㎥/分で、KI-RS50が5.1 ㎥/分です。
空気清浄の適用床面積でみると、KI-RX70は 31畳、KI-RS50は 23畳です。適用床面積とは、部屋の粉じんを30分で約12%まで減らすことができる部屋の広さです。どちらの機種も、一般的なリビングの広さであれば十分な性能があります。
最大加湿量は、KI-RX70のほうが2.5割ほど強いです。KI-RX70では750 ml/hで、KI-RS50では 600 ml/hです。
加湿の適用床面積は、プレハブ洋室では、KI-RX70は 21 畳、KI-RS50は 17 畳です。木造和室では、KI-RX70は 12.5 畳、KI-RS50は 10 畳です。
木造和室で加湿する場合は、加湿量不足になりやすいので、加湿量の多いKI-RX70のほうがおすすめです。
また、適用床面積よりコンパクトな部屋で使用する場合でも、パワーに余裕のある機種のほうが強モード運転の割合が少なくなり、静かに運転できて良いでしょう。
型番 | KI-RX70 | KI-RS50 |
---|---|---|
外観 |
||
加湿量・タンク容量
|
最大 750 mL/h
約 3.2 L
|
最大 600 mL/h
約 2.7 L
|
加湿適用床面積
|
プレハブ洋室: ~21 畳 木造和室: ~12.5 畳 |
プレハブ洋室: ~17 畳
木造和室: ~10 畳 |
最大風量
|
7.0 ㎥/分
|
5.1 ㎥/分
|
空気清浄適用床面積
|
~31 畳 |
~23 畳
|
8畳の部屋の清浄時間
|
9 分
|
12 分 |
参考価格 ホワイト |
¥41,300〜(2024/10/12 16:07) |
¥28,326〜(2024/10/12 17:06) |
参考価格 ブラウン |
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¥32,633〜(2024/10/12 17:06) |
プラズマクラスター
KI-RX70はプラズマクラスターNEXT(50000)を搭載しており、プラズマクラスター25000を搭載するKI-RS50と比べると、部屋中央でのイオン濃度が2倍あります。これは、KI-RX70はイオン発生ユニットを2個搭載していることによるものです。
プラズマクラスターNEXTの効果。(画像はシャープ公式ページより引用。)
KI-RX70ではKI-RS50と比べ、プラズマクラスターによる各種効果が次のように向上します。
- 静電気除電スピード 約 1.8 倍
- タバコ付着臭の消臭スピード 約 1.8 倍
- 付着ウイルスの作用抑制スピード 約 1.3 倍
加えて、次のようなものに対する効果も期待できるようになります。
- 付着排せつ物臭
- 付着ニオイ原因菌
- 付着したペットの皮膚特有の菌
プラズマクラスター適用床面積は、KI-RX70 では約 16 畳で、KI-RS50では約 13 畳です。
KI-RX70の方がより広い部屋でも、2倍のプラズマクラスター濃度を維持できます。
プラズマクラスターの付着物に対する効果は、空気清浄機のフィルターにはない効果ですので、意義がありますね。
型番 | KI-RX70 | KI-RS50 |
---|---|---|
外観 |
||
プラズマクラスター・適用床面積
|
プラズマクラスターNEXT
約 16 畳 (約 26 ㎡)
|
プラズマクラスター25000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
|
参考価格 ホワイト |
¥41,300〜(2024/10/12 16:07) |
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自動ルーバー
KI-RX70は「3方向気流制御ルーバー」を搭載しており、センサーで検知した空気の汚れに合わせて自動で気流を切り替えることができます。
(画像は公式ページより引用。)
床に花粉がたまっているときには「花粉・ハウスダスト気流」、天井に飛沫粒子がたまっているときには「飛沫粒子気流」と切り替わるのは便利ですね。
KI-RS50は前後に吹出口があり、方向は固定です。
型番 | KI-RX70 | KI-RS50 |
---|---|---|
外観 |
||
吹出口 |
3方向気流制御ルーバー
|
前吹出口・後吹出口
|
運転 |
おまかせ運転(気流自動切替)
効果実感モード
飛沫粒子モード
おやすみ/花粉
|
パワフル吸じん
おやすみ/花粉
|
参考価格 ホワイト |
¥41,300〜(2024/10/12 16:07) |
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COCORO AIR
(画像はシャープ公式ページより引用。)
KI-RX70は、COCORO AIRというクラウドサービスに対応しています。スマホで操作をしたり、空気情報モニターを見たり、生活パターンを分析して運転することができます。
スマホで空気の状況を知りたいという方におすすめです。
型番 | KI-RX70 | KI-RS50 |
---|---|---|
外観 |
||
無線LAN内蔵 |
◯ COCORO AIR
|
− |
参考価格 ホワイト |
¥41,300〜(2024/10/12 16:07) |
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センサー・モニター
KI-RX70にはホコリセンサーが付いており、花粉やハウスダスト、PM2.5の量に応じて風量が自動で切り替わります。
一方でKI-RS50にはホコリセンサーがなく、空気のキレイさはニオイセンサーのみで判断するため、花粉やハウスダストがどれだけ多くなっても自動では反応しません。
そのため、花粉やハウスダストに反応してほしい場合は、KI-RX70がおすすめです。
またKI-RX70は照度センサーも備えており、部屋が暗くなったときに表示ランプの明るさを低減あるいは消灯することが可能です。PM2.5濃度を数値表示したり、ハウスダスト・微小粒子・ニオイをそれぞれ3段階で表示することもできます。
型番 | KI-RX70 | KI-RS50 |
---|---|---|
外観 |
||
センサー | 5つ
ホコリ・ニオイ・温度・湿度・照度
|
3つ ニオイ・温度・湿度 |
モニター |
きれいモニター
デジタル温度・湿度・電気代
PM2.5濃度デジタル表示
微小粒子/ハウスダスト/ニオイ
|
きれいモニター
デジタル温度・湿度・電気代
|
参考価格 ホワイト |
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本体サイズ・質量
本体サイズと質量はKI-RX70の方が大きいです。KI-RX70は、幅は11 mm、奥行きは35 mm、高さは31 mm大きく、質量は 4.1 kg重いです。
置くスペースが限られている場合は、サイズを確認しておくと良いでしょう。
型番 | KI-RX70 | KI-RS50 |
---|---|---|
外観 |
||
外形寸法 |
幅395×奥行265×高さ650 (mm)
|
幅384×奥行230×高さ619 (mm) |
質量 |
約 12 kg
|
約 7.9 kg |
参考価格 ホワイト |
¥41,300〜(2024/10/12 16:07) |
¥28,326〜(2024/10/12 17:06) |
参考価格 ブラウン |
¥41,748〜(2024/10/12 16:07) |
¥32,633〜(2024/10/12 17:06) |
どちらがおすすめか
KI-RX70がKI-RS50と異なる点をまとめると、次のようになります。
- 最大風量・加湿量が大きい。
- プラズマクラスターNEXTを搭載。
- 自動ルーバー搭載で、運転モードに合わせて風向が変わる。
- 無線LAN機能のCOCORO AIRに対応。
- ホコリ・照度センサーを搭載し、PM2.5や微小粒子/ハウスダスト/ニオイの量を表示可能。
- 本体サイズが少し大きく、質量が 4.1 kg重い。
KI-RX70がおすすめなのは、しっかり加湿したい場合や、花粉やハウスダストを検知してそれに合わせて空気清浄したい場合、プラズマクラスターの付着物への効果に期待する場合、スマホで空気の状況を知りたい場合などです。
一方で、プレハブ洋室で~17 畳・木造和室で~10畳までの部屋で加湿したい場合や、空気清浄については花粉・ハウスダスト量に関係なく定常運転すれば十分という場合は、KI-RS50がおすすめです。
KI-RX70がおすすめの方
クラスター
NEXT
適用床面積
~31 畳
750
mL/h
粒子
モード
実感
モード
循環気流
センサー
次のような方には、KI-RX70がおすすめです。
- プレハブ洋室で~21 畳・木造和室で~12.5 畳までの部屋で加湿したい。
- 付着物への効果も期待できるプラズマクラスターNEXTを使いたい。
- 部屋の空気の状況に合わせて、気流を変化させてほしい。
- スマホで空気の状況を知りたい。
- 花粉やハウスダストを検知し、表示できるほうがよい。
- 本体サイズや重さは少し大きくてもよい。
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KI-RS50がおすすめの方
クラスター
25000
適用床面積
~23 畳
600
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
次のような方にはKI-RS50がおすすめです。
- プレハブ洋室で~17 畳・木造和室で~10畳までの部屋で加湿したい。
- プラズマクラスター25000で十分。
- 気流は固定でよい。
- スマホ対応していなくてよい。
- ニオイを検知できれば十分で、花粉やハウスダストは検知できなくてよい。
- 本体はコンパクトな方が良い。
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性能と仕様を表で比較
KI-RX70とKI-RS50の性能と仕様を表で比較すると次のようになります。
型番 | KI-RX70 | KI-RS50 |
---|---|---|
発売年月 | 2022/9 | 2022/9 |
外観 |
||
参考価格 ホワイト |
¥41,300〜(2024/10/12 16:07) |
¥28,326〜(2024/10/12 17:06) |
参考価格 ブラウン |
¥41,748〜(2024/10/12 16:07) |
¥32,633〜(2024/10/12 17:06) |
型番 | KI-RX70 | KI-RS50 |
加湿量・タンク容量
|
最大 750 mL/h
約 3.2 L
|
最大 600 mL/h
約 2.7 L
|
最大風量
|
7.0 ㎥/分
|
5.1 ㎥/分
|
8畳の部屋の清浄時間
|
9 分
|
12 分 |
プレフィルター自動掃除 | − | − |
無線LAN内蔵 |
◯ COCORO AIR
|
− |
タッチパネル | − | − |
型番 | KI-RX70 | KI-RS50 |
プラズマクラスター・適用床面積
|
プラズマクラスターNEXT
約 16 畳 (約 26 ㎡)
|
プラズマクラスター25000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
|
フィルター浄化 | 静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ダブル脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ダブル脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
吹出口 |
後ろ: 3方向気流制御ルーバー
|
前吹出口・後吹出口
|
気流 | スピード循環気流 | スピード循環気流 |
運転 |
おまかせ運転(気流自動切替)
効果実感モード
飛沫粒子モード
おやすみ/花粉
|
パワフル吸じん
おやすみ/花粉
|
風量 | 強・中・静音 | 強・中・静音・自動 |
センサー | 5つ
ホコリ・ニオイ・温度・湿度・照度
|
3つ ニオイ・温度・湿度 |
モニター |
きれいモニター
デジタル温度・湿度・電気代
PM2.5濃度デジタル表示
微小粒子/ハウスダスト/ニオイ
|
きれいモニター
デジタル温度・湿度・電気代
|
使い勝手 |
Ag+イオンカートリッジ
チャイルドロック ストッパー付きキャスター 使い捨てプレフィルター(3枚入)
使い捨て加湿プレフィルター(3枚入)
|
Ag+イオンカートリッジ
チャイルドロック
ストッパー付きキャスター 使い捨てプレフィルター(3枚入) |
外形寸法 |
幅395×奥行265×高さ650 (mm)
|
幅384×奥行230×高さ619 (mm) |
質量 |
約 12 kg
|
約 7.9 kg |
交換用フィルター・ユニット
KI-RX70とKI-RS50の交換用フィルター・ユニットは次のページで紹介しています。
まとめ
シャープの加湿空気清浄機KI-RX70とKI-RS50の違いについて紹介しました。KI-RX70は、加湿量やプラズマクラスター濃度が大きく、ホコリセンサーや自動気流変更、スマホ対応機能が搭載されているのが特徴です。これらの機能が気になる場合には、KI-RX70がおすすめです。
以上、KI-RX70とKI-RS50の6つの違い。でした。
[参考記事]
- KI-RX75とKI-RX70の6つの違い。プレフィルター自動掃除。
- KI-SX70とKI-RX70の2つの違い。電気代単価。
- KI-RS50とKC-R50の4つの違い。プラズマクラスター。
- KI-SS50とKI-RS50(型落ち機種)の2つの違い。電気代単価。
参考
KI-RX70
クラスター
NEXT
適用床面積
~31 畳
750
mL/h
粒子
モード
実感
モード
循環気流
センサー
- シャープ(SHARP)
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KI-RS50
クラスター
25000
適用床面積
~23 畳
600
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- シャープ(SHARP)
- 価格¥28,326(2024/10/12 17:06時点)
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