MCK55ZとMCK50Yの8つの違い。[ダイキン空気清浄機]

ダイキンのストリーマ空気清浄機MCK55ZとMCK50Yはよく似ていますが、何が異なるのでしょうか。違いは8つあります。わかりやすく紹介します。

8つの違い

どちらも加湿機能が搭載された空気清浄機です。MCK55Zは2023年モデルで、MCK50Yは2022年モデルです。

MCK50Yは、MCK55Zから機能を省いた廉価版です。

• MCK55Z: 2022年10月発売、2023年モデル
• MCK50Y: 2021年10月発売、2022年モデル、廉価版

 

MCK55ZはMCK50Yと比べて、次の点が異なります。

• 風量・加湿量が1割大きい。
• TAFUフィルターを搭載。
• ニオイセンサーに加え、ホコリ・PM2.5センサーを搭載。
• 湿度は3段階で設定可能。湿度表示は10%刻みの表示。
• のど・はだ運転モードを搭載。
• 電源コードに L字プラグを採用。
• 加湿水がなくなったとき、ファン停止が可能。
• 本体色が、ホワイト・ブラウン・カームベージュの3色展開。

 

本体サイズとデザインは同じです。

 

上位機種のMCK55Zは、風量・加湿量が大きく、ホコリセンサーを搭載しています。

「ホコリやPM2.5の量を検知して風量を自動調節してほしい」、「湿度設定値を高め・低めに調整したい」など、細かく設定したい場合には、上位機種MCK55Zがおすすめです。

 

一方で、加湿空気清浄機として最低限の機能だけあればよい、という方にはMCK50Yがおすすめです。

 

違いを表で比較すると、次のようになります。

型番	上位モデル MCK55Z	廉価モデル MCK50Y
発売年月	2022/10	2021/10
外観
適用床面積 (空気清浄)	25 畳 (〜 41 ㎡) 8畳を清浄する目安: 11分	22 畳 (〜 37 ㎡) 8畳を清浄する目安: 15分
適用床面積 (加湿)	プレハブ ~14畳 (23 ㎡) 木造 ~8.5畳 (14 ㎡)	プレハブ ~13畳 (21 ㎡) 木造 ~8畳 (13 ㎡)
風量	5.5 ㎥/分	5.0 ㎥/分
加湿量	500 mL/時	460 mL/時
集塵フィルター	TAFUフィルター	静電HEPAフィルター
センサー	ニオイ・ホコリ・PM2.5センサー	ニオイセンサー
湿度設定	ひかえめ・標準・高め	自動・連続
湿度表示	30~70%で10%刻み	低め・適湿・高め
運転モード	のど・はだ運転 節電運転 花粉運転	節電運転 花粉運転
電源プラグ形状	L字	平型
加湿水が切れたときの動作	そのまま運転 風量弱く 風量ゼロ	そのまま運転 風量弱く
本体色	ホワイト・ブラウン・カームベージュ	ホワイト
型番	MCK55Z	MCK50Y
参考価格 ホワイト	￥32,800〜(2024/12/03 03:51) Amazon 楽 天 Yahoo!	− Amazon 楽 天 Yahoo!
参考価格 ブラウン	￥50,000〜(2024/12/03 03:51) Amazon 楽 天 Yahoo!	‐
参考価格 カームベージュ	￥47,400〜(2024/12/03 03:51) Amazon 楽 天 Yahoo!	‐

違いについて詳しく見ていきましょう。

風量

上位機種のMCK55Zは、MCK50Yと比べて、最大風量と最大加湿量が1割ほど大きいです。

そのため、適用床面積も1割ほど広く、より広い部屋で空気清浄と加湿をすることができます。同じ大きさの8畳の部屋で使用するとき、清浄時間の目安はMCK55Zで 11 分、MCK50Yで 15分です。

 

また、「しずか」「弱」「標準」モードのときでも、MCK55ZはMCK50Yと比べてファンが強く回ります。風量と加湿量は大きいですが、その分、騒音と消費電力が大きいです。

 

そのため、パワフルに加湿・空気清浄をしたいという場合は、上位モデルMCK55Zがおすすめで、パワーはそこそこでも騒音が大きくなりすぎないほうがよいという場合は、MCK50Yがおすすめです。

 

型番	上位モデル MCK55Z	廉価モデル MCK50Y
加湿空気清浄 ターボ時	風量: 5.5 ㎥/分 加湿量: 500 mL/時 運転音: 53 dB 消費電力: 72 W	風量: 5.0 ㎥/分 加湿量: 460 mL/時 運転音: 50 dB 消費電力: 59 W
適用床面積 (空気清浄)	25 畳 (〜 41 ㎡) 8畳を清浄する目安: 11分	22 畳 (〜 37 ㎡) 8畳を清浄する目安: 15分
適用床面積 (加湿)	プレハブ ~14畳 (23 ㎡) 木造 ~8.5畳 (14 ㎡)	プレハブ ~13畳 (21 ㎡) 木造 ~8畳 (13 ㎡)
参考価格 ホワイト	￥32,800〜(2024/12/03 03:51) Amazon 楽 天 Yahoo!	− Amazon 楽 天 Yahoo!

TAFUフィルター

どちらの機種も、集じんフィルターには静電HEPAフィルターという、0.3umの粒子を99.97%除去できるフィルターが採用されています。

上位機種のMCK55Zでは、この静電HEPAフィルターに撥水・撥油効果の高い素材が使われており、汚れが広がりにくく静電力が落ちにくいです。ダイキンではこれを特にTAFUフィルターと呼んでいます。

(画像はダイキン公式ページより引用。)

長く使用したときでも、集じん能力が落ちにくいのは良いですね。

 

型番	上位モデル MCK55Z	廉価モデル MCK50Y
集塵フィルター	TAFUフィルター	静電HEPAフィルター
参考価格 ホワイト	￥32,800〜(2024/12/03 03:51) Amazon 楽 天 Yahoo!	− Amazon 楽 天 Yahoo!

センサー

どちらの機種にも「ニオイセンサー」が搭載されていますが、上位機種のMCK55Zには「ホコリセンサー」と「PM2.5センサー」も搭載されています。

 

MCK50Yではニオイの強さに応じた風量自動運転をすることが出来ますが、MCK55Zではニオイの強さとホコリの多さに応じた風量自動運転をすることが出来ます。

掃除機をかけるなどして、ホコリがたったときに自動で風量が強くなるのは嬉しいですね。

 

型番	上位モデル MCK55Z	廉価モデル MCK50Y
センサー	ニオイ・ホコリ・PM2.5センサー	ニオイセンサー
参考価格 ホワイト	￥32,800〜(2024/12/03 03:51) Amazon 楽 天 Yahoo!	− Amazon 楽 天 Yahoo!

湿度表示・設定

湿度表示は、MCK50Yでは「低め・適湿・高め」の3段階ですが、MCK55Zでは30~70%で10%刻みで表示することが出来ます。

 

湿度設定は、MCK50Yでは、湿度50%を目安に加湿する「自動」と、湿度に限らず加湿しつづける「連続」の2通りから選ぶことが出来ます。

MCK55Zでは、湿度40%・50%・60%を目安に運転する「ひかえめ・標準・高め」の3通りから選ぶことが出来ます。

 

上位機種のMCK55Zでは目標湿度を調整できるのが良いですね。

 

型番	上位モデル MCK55Z	廉価モデル MCK50Y
湿度表示	30~70%で10%刻み	低め・適湿・高め
湿度設定	ひかえめ(40%)・標準(50%)・高め(60%)	自動(50%)・連続
参考価格 ホワイト	￥32,800〜(2024/12/03 03:51) Amazon 楽 天 Yahoo!	− Amazon 楽 天 Yahoo!

のど・はだ運転

どちらの機種にも「節電運転」と、「花粉運転」のモードがあります。

• 節電運転: 定期的に運転と停止を繰り返し、消費電力と運転音を抑えた運転をします。
• 花粉運転: ５分ごとに風量「標準」⇋「弱」に切り換わり、ゆるやかな気流をおこして、 花粉が床に落ちる前にキャッチしやすくします。

MCK55Zには「のど・はだ運転」モードも搭載されています。

• のど・はだ運転: のどや肌にやさしい湿度になるように運転します。室内温度に応じて、少し高めの目標湿度に設定されます。

冬に肌の乾燥が気になるという方に嬉しいモードですね。

 

型番	上位モデル MCK55Z	廉価モデル MCK50Y
運転モード	のど・はだ運転 節電運転 花粉運転	節電運転 花粉運転
参考価格 ホワイト	￥32,800〜(2024/12/03 03:51) Amazon 楽 天 Yahoo!	− Amazon 楽 天 Yahoo!

電源プラグ

(画像はダイキン公式ページより引用。)

MCK50Yでは平型プラグが採用されていますが、MCK55ZではL字プラグが採用されました。

空気清浄機をコンセント付近の壁に設置する場合は、L字プラグのほうが壁に近づけて設置することができます。

ただコンセント穴の上側しか空いていない場合は、L字プラグだと上下逆に差す必要があり、取り回しが悪くなります。

 

どちらにせよ、プラグの方向を変える部品は100円均一で購入することもできますので、どちらを選んでも構わないでしょう。

 

型番	上位モデル MCK55Z	廉価モデル MCK50Y
電源プラグ形状	L字	平型
参考価格 ホワイト	￥32,800〜(2024/12/03 03:51) Amazon 楽 天 Yahoo!	− Amazon 楽 天 Yahoo!

水切れ時の動作

どちらの機種にも加湿用の水がなくなり給水ランプが点灯したときに、風量を制限する機能があります。

 

MCK50Yでは、「風量を弱く切り替える」と、「切り替えない」の二通りから選ぶことができます。

MCK55Zでは、これに加えて「風量をゼロにする」も選択できるようになりました。水が切れた状態で送風を続けると、ニオイ(生乾き臭)が気になる場合があるため、ファンを停止できるようになっています。

 

型番	上位モデル MCK55Z	廉価モデル MCK50Y
加湿水が切れたときの動作	そのまま運転 風量弱く 風量ゼロ	そのまま運転 風量弱く

本体色

本体色について、MCK50Yはホワイトの1色展開ですが、MCK55Zではブラウンとカームベージュ色を加えた3色展開です。

 

次の画像はMCK50Yのホワイトです。

次の画像はMCK55Zのホワイト色ですが、操作パネル部分以外は同じ見た目です。

次の画像は、MCK55Zのブラウン色です。

次の画像は、MCK55Zのカームベージュ色です。

ブラウンやカームベージュ色が良い場合には、MCK55Zを選ぶことになります。

どちらがおすすめか

このように、MCK55ZはMCK50Yよりも高性能な機種で、次の点が異なります。

• 風量・加湿量が1割大きい。
• TAFUフィルターを搭載。
• ニオイセンサーに加え、ホコリ・PM2.5センサーを搭載。
• 湿度は3段階で設定可能。湿度表示は10%刻みの表示。
• のど・はだ運転モードを搭載。
• 電源コードに L字プラグを採用。
• 加湿水がなくなったとき、ファン停止が可能。
• 本体色が、ホワイト・ブラウン・カームベージュの3色展開。

 

ホコリやPM2.5量を検知して風量を自動調節してほしい、湿度設定値を高め・低めに調整したいなど、細かく設定して使いたい場合は、上位機種MCK55Zがおすすめです。

一方で、加湿空気清浄機には最低限の機能だけあればよい、という方にはMCK50Yがおすすめです。

 

執筆時点(2023/6/9)ではMCK50Yのほうが1.7万円ほど安いため、機能にこだわらない場合は魅力的に思えます。

こんな方にはMCK55Zがおすすめ

• よりパワフルに加湿・空気清浄をしたい。
• 集じんフィルターの静電捕集力が長持ちする方が良い。
• ホコリの量も感知して、風量を自動調整してほしい。
• 目標湿度の調整をしたい。
• のど・はだに優しい、室温に応じた湿度高めの運転をしたい。
• コンセント近くの壁際に設置したい。
• タンクの水がなくなったときに送風するとニオイが気になりそうなので、ファンを停止したい。
• 本体色はブラウンまたは、カームベージュ色がよい。

こんな方にはMCK50Yがおすすめ

• パワフルさよりも静かを重視して運転したい。
• 細かい設定はしないので、最低限の機能があればよい。
• 電源プラグは平型でよい。

価格と機能を表で比較

価格と機能を表で比較すると次のようになります。

型番	上位モデル MCK55Z	廉価モデル MCK50Y
発売年月	2022/10	2021/10
外観
参考価格 ホワイト	￥32,800〜(2024/12/03 03:51) Amazon 楽 天 Yahoo!	− Amazon 楽 天 Yahoo!
参考価格 ブラウン	￥50,000〜(2024/12/03 03:51) Amazon 楽 天 Yahoo!	‐
参考価格 カームベージュ	￥47,400〜(2024/12/03 03:51) Amazon 楽 天 Yahoo!	‐
型番	MCK55Z	MCK50Y
適用床面積 (空気清浄)	25 畳 (〜 41 ㎡) 8畳を清浄する目安: 11分	22 畳 (〜 37 ㎡) 8畳を清浄する目安: 15分
適用床面積 (加湿)	プレハブ ~14畳 (23 ㎡) 木造 ~8.5畳 (14 ㎡)	プレハブ ~13畳 (21 ㎡) 木造 ~8畳 (13 ㎡)
加湿量	500 mL/h	460 mL/h
除湿・加湿	加湿	加湿
清潔	ストリーマー アクティブプラズマイオン TAFUフィルター(静電HEPAフィルター) 脱臭フィルター 抗菌加湿フィルター 水雑菌抑制 操作部抗菌仕様 ホコリ・PM2.5・ニオイセンサー	ストリーマー アクティブプラズマイオン 静電HEPAフィルター 脱臭フィルター 抗菌加湿フィルター 水雑菌抑制 操作部抗菌仕様 ニオイセンサー
モード	のど・はだ運転 節電運転 花粉運転	節電運転 花粉運転
便利	チャイルドロック	チャイルドロック
電源プラグ形状	L字	平型
ターボ時	風量: 5.5 ㎥/分 消費電力: 70 W 運転音: 53 dB	風量: 5.0 ㎥/分 消費電力: 59 W 運転音: 50 dB
本体寸法(mm)	H700×W270×D270	H700×W270×D270
本体質量	9.5 kg	9.5 kg
タンク容量	2.7 L	2.7 L

まとめ

ダイキンのストリーマ空気清浄機MCK55Zは、MCK50Yよりも上位機種であり、風量・加湿量が大きく、ホコリ・PM2.5センサーも搭載している点などが異なります。よりパワフルに運転したい場合や、細かく運転の設定をしたい場合には、MCK55Zがおすすめです。

 

以上、MCK55ZとMCK50Yの6つの違い。でした。

• MCK55ZとMCK55Yの3つの違い。 [ダイキン空気清浄機]
• ACK55ZとMCK55Zの3つの違い。[ダイキン空気清浄機]
• MCK55YとMCK50Yの6つの違い。[ダイキン空気清浄機]
• MC55ZBKとMC55Zの1つの違い。[ダイキン空気清浄機]
• ACM55ZとMC55Zの3つの違い。[ダイキン空気清浄機]
• ACM55YとMC55Yの違いは？ [ダイキン空気清浄機]

参考

• ダイキン 空気清浄機 公式ページ

MCK55Z

MCK50Y