日立のコードレス式スティッククリーナー、パワーブーストサイクロンPV-BH900GとPV-BFH900は何が異なるのでしょうか。
PV-BH900Gは2019年モデルで、PV-BFH900は2018年モデルです。
違いは5つあります。わかりやすく紹介します。
次の記事では、日立のコードレスクリーナー各機種の性能を比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
[参考] 日立のコードレスクリーナー 各機種の機能を詳細比較。
目次
5つの違い
2019年モデルのPV-BH900Gでは、2018年モデルのPV-BFH900と比べ、次の点が変更になりました。
- 手元にごみ捨てレバーがついた
- ターボモードがついた
- 強モードでの連続使用時間が2分長くなった
- スティッククリーナーの質量が0.1 kg軽くなった
- ホゴフィルターがなくなった
表で比較するとつぎのようになります。
モデル | PV-BH900G | PV-BFH900 |
発売年 | 2019 | 2018 |
画像 |
||
参考価格 シャンパン ゴールド |
− | − |
参考価格 ルビーレッド |
− | − |
ごみ捨てレバー | あり | なし |
ターボ | あり | なし |
使用時間(強) | 約 10 分 | 約 8 分 |
質量 (スティッククリーナー時) | 約 2.0 kg | 約 2.1 kg |
ホゴフィルター | なし | あり |
違いを詳しく見ていきましょう。
ごみ捨てレバーとは
PV-BH900Gではハンドルに「ごみ捨てレバー」がつきました。
(画像は公式ホームページより引用)
本体をゴミ箱の奥に差し込んでから、このごみ捨てレバーを引くと、ゴミ容器の蓋があいてゴミを捨てることができます。
これにより、片手でゴミ捨てができるようになりました。
2018年モデルのPV-BFH900についていた「ごみ捨てボタン」も引き続き使うことができます。
これまでのごみ捨てボタンでは、本体を支えるのとは逆の手で、ゴミ捨てボタンを押さねばならず、ごみ捨てに両手を使わなければなりませんでした。
またボタンが、ゴミ容器の蓋の近くにありますので、ほこりが舞わないようにゴミ箱の奥でゴミを捨てようとすると、ゴミ捨てボタンを押す方の手もゴミ箱の奥に入れなければなりませんでした。
「ごみ捨てレバー」では、これらの欠点が改善され、便利になりました。
ターボモードとは
PV-BH900Gに搭載されたターボモードとは、ボタンを押してから5秒間だけ強モードよりも吸引力を強くする機能です。
じゅうたんの奥など汚れが気になる場所の掃除に便利です。
次の画像のように、強モードで掃除をして一見キレイになったように見えても、ゴミの取り残しがあることがあります。
(画像は公式ホームページより引用)
ターボモードを使用すると、ゴミの取り残しが少なくなることがわかります。
しかし、ターボモードは電力を多く使用しますので、ターボモードを使うとそれだけ連続使用時間が短くなります。
ターボモードを使用するには手元のコントローラーで、強モードを使用しているときには「強/ターボ」ボタンを押します。
標準モードを使用しているときには「標準/ターボ」ボタンを押します。
左(または上)がPV-BH900Gのコントローラーで、右(または下)がPV-BFH900のコントローラーです。
PV-BFH900には、ターボモードがありません。
じゅうたんを掃除することが多い場合には、ターボモードがあると便利です。
強モードでの連続使用時間が2分長くなった
次のように、仕様上のPV-BFH900の連続使用時間は強モードで約8分でしたが、PV-BH900Gでは約10分になりました。
モデル | PV-BH900G | PV-BFH900 |
連続使用時間 | 強:約10分 標準:約40分(パワーヘッド有) 標準:約60分(パワーヘッド無) ターボモード:約5秒間 |
強:約8分 標準:約40分(パワーヘッド有) 標準:約60分(パワーヘッド無) |
PV-BH900Gでは、連続使用時間が2分ほど長くなりました。
バッテリーを長持ちさせるように何か改良があったのかもしれませんが、バッテリーの容量やモーターは同じようです。もしかすると仕様表記の変更というだけかもしれません。
「連続使用時間は周囲温度などの条件により異なります」ということですので、連続使用時間の違いは参考程度に考えておくと良いでしょう。
スティッククリーナーの質量が0.1 kg軽くなった
PV-BH900Gのスティッククリーナーの質量は2.0 kgと、PV-BFH900の2.1 kgと比べて0.1 kg軽くなりました。
モデル | PV-BH900G | PV-BFH900 |
スティッククリーナー 質量 |
2.0 kg | 2.1 kg |
ハンディクリーナー 質量 |
1.4 kg | 1.4 kg |
ハンディクリーナーの質量はどちらも1.4 kgです。
そのため、0.1 kg程度軽くなったのは、パワーヘッドと延長パイプの重さということになります。
わずかですが、軽くなったのはうれしいですね。
ホゴフィルターがなくなった
ホゴフィルターは、本体のモーターの直前にあるフィルターです。
PV-BH900Gではこのホゴフィルターがなくなったようです。
このホゴフィルターの前には、クリーンフィルターが入っていますが、クリーンフィルターで十分にほこりをとることができるので、ホゴフィルターは要らないと判断されたのかもしれません。
洗う部品が一つ減ったのは、メンテナンスの手間が減って良いです。
どちらがおすすめか?
ここまで見てきたように、2019年モデルのPV-BH900Gでは、旧モデルのPV-BFH900と比べて、次の5点で改良されています。
- 手元にごみ捨てレバーがついた
- ターボモードがついた
- 強モードでの連続使用時間が2分長くなった
- スティッククリーナーの質量が0.1 kg軽くなった
- ホゴフィルターがなくなった
この中であったら嬉しい機能は、ターボモードでしょう。
バッテリー式のスティッククリーナーは、ACケーブル式のキャニスター型掃除機と比べると、パワー面が劣るのが心配になります。
しかし、ターボモードがあれば気になる場所だけを強力に吸引することができますので、じゅうたんの掃除が多い方は活用できる機能でしょう。
ごみ捨てレバーもあると便利ですが、ごみ捨てボタンでも慣れてしまえばそれほど不便というわけではないでしょう。
他の3つの違いについては、違いがわからない程度の差だと思います。
二つのモデルの価格は次のようになっています。
モデル | PV-BH900G | PV-BFH900 |
画像 |
||
参考価格 シャンパン ゴールド |
− | − |
参考価格 ルビーレッド |
− | − |
二つのモデルの価格の差で、ターボモードがついた方が良いという方には、PV-BH900Gがおすすめです。
一方で、その価格差であれば安い方が良いという方は、PV-BFH900がおすすめです。
スティッククリーナーをサブ機として使うだけの場合には、汚れがなかなか取れないというときにはメインのキャニスター型掃除機で掃除すればよいですので、PV-BFH900でも良いと思います。
このスティッククリーナーをメイン掃除機として使いたい場合には、瞬間的に吸引力を増すことのできるPV-BH900Gが良いでしょう。
なおPV-BFH900のレッド色は在庫がなくなりつつあります。このモデルが良い場合には早めに手に入れると良いでしょう。
まとめ
日立のコードレス式スティッククリーナー、パワーブーストサイクロンPV-BH900GとPV-BFH900の違いを紹介してきました。
PV-BH900Gでは、次の5点で改良されています。
- 手元にごみ捨てレバーがついた
- ターボモードがついた
- 強モードでの連続使用時間が2分長くなった
- スティッククリーナーの質量が0.1 kg軽くなった
- ホゴフィルターがなくなった
この中で、ターボモードがついたことが一番大きな変更点です。
じゅうたんなどの掃除が多く、ターボモードがあったほうが良いという方にはPV-BH900Gがおすすめです。
以上、PV-BH900GとPV-BFH900の5つの違い!ターボモードが搭載。でした。
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次の記事では、日立のコードレスクリーナー各機種の性能を比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
[参考] 日立のコードレスクリーナー 各機種の機能を詳細比較。
下位モデルのPV-BH500Gとの違いは次の記事で紹介しています。