ホームベーカリーSD-MT2とSD-MDX101の2つの違い。

パナソニックのホームベーカリーSD-MT2とSD-MDX101はどこに違いがあるのでしょうか。

違いは主に2点あります。わかりやすく説明します。

 

2019年の4モデルについては次の記事で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

[2019] パナソニック ホームベーカリー4モデルの一覧比較。

2つの違い

SD-MDX101は、SD-MT2の上位モデルで、どちらも2018年10月発売モデルです。

主に異なる点は、次の2点です。

  • オートメニュー数は、SD-MT2は38種だが、SD-MDX101は40種。
    SD-MDX101は「食パン生地」 と「ハード生地」メニューが多い。
  • SD-MDX101には、マニュアル機能が搭載。

 

他の粗混ぜ機能や、レーズン・ナッツ自動投入機能、焼き色調節機能などはどちらにも付いています。

この2つの違いについて詳しく見てみます。

食パン生地・ハード生地メニュー

SD-MT2とSD-MDX101には、パン生地をつくるオートメニューが搭載されています。

このメニューではホームベーカリーが、「ねり・寝かし・発酵」をして、パン生地を準備してくれます。

最後の、生地の成形と焼く工程だけは、自分で行いたいという場合に使います。

 

ホームベーカリーで焼成までを行うと、どのパンも食パン型になってしまいます。

しかしこの機能を使うと、オーブンは必要になりますが、ロールパンを作ったり、パンの中にあんこを入れてアンパンを作ったりできます。

 

SD-MDX101には「食パン生地」「ハード生地」「リッチ生地」の3種類の生地メニューがあります。

各メニューの違いは次のようになっています。

「食パン生地」と「リッチ生地」は、各工程の時間は同じですが、ねりの速度や発酵の強度が異なります。

「ハード生地」とは主にフランスパン用の生地のことですが、砂糖を入れないため、ねかしと発酵の時間が長くなっています。

 

一方のSD-MT2のパン生地用のメニューは、「パン生地」の1種類だけです。

これは、SD-MDX101の「リッチ生地」と同等のメニューです。

 

パンの種類によって、適切なねり・ねかし・発酵条件は異なりますので、1種類のメニューだけだとうまく作れるパンは限られてしまいます。

そのため、SD-MT2の生地メニューについては、おまけの機能程度に思っておいたほうが良いでしょう。

 

SD-MDX101には3種類の生地メニューだけではなく、次で紹介するマニュアル機能もあります。

様々な成形パンを作りたいという方には、SD-MDX101がおすすめです。

マニュアル機能

SD-MDX101に搭載されているマニュアル機能とは、パンづくりの工程が個別に使える機能です。

「ねり」「発酵」「焼き」の 3 つの工程の 1 つを選んで、レベルと時間が設定できます。

 

パンにはいろいろな種類があり、それぞれに適したねり・発酵条件は異なります。

そのため成形パンを作りたいという方には必須の機能と言えるでしょう。

 

各工程は4つのレベルから選ぶことができます。

 

また、ねり工程について、レベル・時間を 3 つまでパターン登録・実行できる「マイねり機能」も搭載されています。

例えば、次の一連の工程を一度に行うことができます。

「ねり レベル1を2 分」→「ねり レベル3 を2 分」→「ねり レベル4 を10 分」

 

例えばパンと一口に言っても、クロワッサン、デニッシュ、ベーコンエピ、ベーコンパイ、クロッカン、アマニブレッド、ミックスフォッカッチャ、プロバンス、カルツォーネなどがありますが、それぞれに適したねり時間と発酵時間が違います。

ここでマニュアル機能がないと、ねりと発酵の強度や時間を指定することができません。

 

ホームベーカリーでいろいろなパン生地を作って、オーブンで焼きたいという方には、SD-MT2の「パン生地」メニュー1種類だけではすぐに不足を感じると思います。

そのため、パンづくりを楽しみたいという方には、マニュアル機能が搭載されたSD-MDX101のほうがおすすめです。

一覧比較

ここまでオートメニューと、マニュアル機能の2点の違いについて見てきました。

他の細かな違いも含め、仕様の違いについて、一覧表で比較してみましょう。

商品名    SD-MT2 SD-MDX101
画  像 パナソニック ホームベーカリー 1斤タイプ ホワイト SD-MT2-W パナソニック ホームベーカリー 1斤タイプ ホワイト SD-MDX101-Wパナソニック ホームベーカリー 1斤タイプ ブラック SD-MDX101-K
オートメニュー数 38 40
 食パン生地
 ハード生地
マニュアル機能
斤数 1斤 1斤
インバーターモーター
イースト自動投入
レーズン・ナッツ自動投入
レーズン投入量(最大) 100 g 100 g
粗混ぜ機能
予約タイマー
焼き色調節 淡・標準・濃 淡・標準・濃
カラー ホワイト ホワイト・ブラック
消費電力 430 W 430 W
大きさ 24.1×30.4×34.7 cm 26.3×35.6×35.3 cm
質量 5.6 kg 6.1 kg
参考価格
¥38,980〜(2024/04/26 08:00)

 

他の違いには次のものがあります。

  • SD-MT2のほうが幅は2cm程度、奥行きは5cm程度小さく、重さは500 g軽い。
  • SD-MDX101には、ブラックカラーもある。

わずかな違いですが、置くスペースに限りがある場合にはSD-MT2のほうが省スペースでよいかもしれません。

どちらがおすすめか?

SD-MDX101にだけ搭載されている、パン生地用のオートメニューやマニュアル機能は、主に生地までをホームベーカリーで作って、焼く工程は自分でやりたいという方向けの機能です。

そのため、ホームベーカリーを使って、ロールパンやフランスパン、クロワッサン、あんぱんなど成形パンを作りたいという方には、SD-MDX101がおすすめです。

一方で、ホームベーカリーではオートメニューの食パン型のパンを焼くのが中心で、オーブンを使って成形パンを焼くことはほぼないだろう、という方にはSD-MT2がおすすめです。

 

パナソニック ホームベーカリー SD-MDX101

 

パナソニック ホームベーカリー SD-MT2

まとめ

SD-MDX101とSD-MT2の違いは、SD-MDX101にはパン生地メニューが2種類多く、マニュアル機能が搭載されていることでした。

ホームベーカリーによる焼成では、食パン型のパンしか焼けないため、いろいろな種類のパンを焼きたいという方には、SD-MDX101がおすすめです。

 

2019年の4モデルについては次の記事で比較していますのであわせて参考にしてみてくださいね。

[2019] パナソニック ホームベーカリー4モデルの一覧比較。

 

次の記事でSD-MDX101のレビューをしています。

SD-MDX101でパンを焼く。

 

以上、ホームベーカリーSD-MT2とSD-MDX101の2つの違い。でした。