アマチュア無線用SWR計の選び方とダイヤモンド・コメット・ダイワの製品一覧。おすすめは?

SWRパワー計を作成している主なメーカーは、第一電波工業(DIAMOND ANTENNA)とダイワインダストリ(DAIWA)、コメット(COMET)です。

どのSWR計が良いかお探しの方のために、この3メーカーの製品を一覧にして紹介します。

 

SWRとは何か?については次の記事で紹介していますので、併せて参考にしてみてくださいね。

SWR値はどのくらいまで大丈夫?SWR値から分かる反射波電力の割合。

SWR計の選び方

自分に合ったSWRパワー計を選ぶには、次で紹介するSWR計の各種の特徴を知った上で、絞り込む必要があります。

 

なお、資金に余裕がある方や、長く使う予定なので良いものが欲しい方、計器はしっかりしたものが欲しいという方は、難しいことを考える必要はなく、ダイヤモンドの最上位モデルSX1100 (32,000円)を選べば良いでしょう。

200 W以上を入力したいとき以外はこれ一台で済んでしまいます。

 

DIAMOND, DAIWA, COMET以外にも、最近では中国製のノーブランド製品も売られていますが、確度・精度が良くないようです。

正確に測定できない測定器は購入しても仕方がありませんので、この3つのメーカーをはじめとした正しく調整されたSWR計をおすすめしています。

透過型と交差形

まず、SWRパワー計には二種類あります。透過型と交差形です。

交差形は、進行波電力と反射波電力を示す針が1つのメーターにおさめられており、SWR値は針が交差したところの値を読む方式です。

スイッチを切り替えることなく一度に3つの値を読むことができるのが利点ですが、SWR値は読みにくい、挿入損失が大きめという欠点があります。

 

一方の透過型は、針は一本で、スイッチを切り替えて進行波・反射波・SWRを測定します。

一般的に挿入損失が小さく、SWRパワー計を入れることによる給電条件への影響を抑えることができるのが利点です。

測定系に影響を与えないことが計器の原則ですから、こだわりがないなら透過形がおすすめです。

 

透過型SWR計はダイヤモンドのものが有名です。

コメットは、センサー部は透過型でメーターは交差形という製品や、2つの交差形メーターを備えた製品など、面白い製品を出しています。

対応周波数範囲

測定センサー部は、HF~VHFと、VHF~UHFで別々の回路になるため、測定したい周波数範囲を予め考えておく必要があります。

両方の周波数範囲を測れる製品は、2つのセンサーが入っていて、お値段も2つ分ほどすることになります。

そのため、現在は片方の周波数範囲だけで良い場合は、その周波数範囲対応のSWR計だけ購入して、必要になったらもう一方の周波数範囲対応のSWR計を買うようにすればよいでしょう。

電力レンジ

200 W程度までの電力レンジを持つものが標準的ですが、数kWの電力レンジ(と耐入力)を持つ製品もあります。

数kW対応の製品は耐入力に重点を置く分、対応周波数範囲が狭くなり、その分価格が高くなっています。

kW入力をしたい方は、対応製品が少ないので、まず電力レンジや耐入力で絞り込むと良いでしょう。

SWRパワー計一覧

ダイヤモンド・ダイワ・コメット製SWRパワー計の一覧を次に示します。

表中で測定機能のうちPEPはPeak envelope powerの略で、変調ピーク電力を見ることができます。SSBでの測定に便利です。

型番をクリックすると下で説明している詳細へジャンプします。

       型番 メーカー 形式 周波数範囲
HF ~ VHF
周波数範囲
VHF ~ UHF
電力レンジ 測定最小電力 挿入損失 測定機能 入力コネクター 希望小売価格(税別, 円) 実売価格
第一電波工業 ダイヤモンド  通過型SWR・パワー計 1.8~1300MHz 2センサー内蔵 SX1100 SX1100 ダイヤモンド(DIAMOND) 透過形 S1(1.8〜160MHz) S2(430〜450MHz/800〜930MHz/1240〜1300MHz) 5W・20W・200W S1(1W)、S2(2W) S1(0.2dB以下)、S2(0.15dB以下) 進行波電力・反射波電力・SWR・PEPモニター S1(M-J)、S2(N-J) 32,000 Amazon
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第一電波工業 ダイヤモンド SX600 通過形SWR・パワー計(1.8〜525MHz・2センサー内蔵) SX600 ダイヤモンド(DIAMOND) 透過形 S1(1.8〜160MHz) S2(140〜525MHz) 5W・20W・200W S1(1W)、S2(4W) S1(0.2dB以下)、S2(0.3dB以下) 進行波電力・反射波電力・SWR・PEPモニター M-J 25,000

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第一電波工業 ダイヤモンド SX400 通過型SWR・パワー計 140~525MHz SX400 SX400 ダイヤモンド(DIAMOND) 透過形 140MHz〜525MHz 5W・20W・200W 4W 140〜250MHz 0.1dB以下、400〜470MHz 0.2dB以下、525MHz 0.1dB以下 進行波電力・反射波電力・SWR・PEPモニター M-J 16,000

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第一電波工業 ダイヤモンド 通過型SWR・パワー計 1.8~200MHz SX-200 SX200 ダイヤモンド(DIAMOND) 透過形 1.8〜200MHz 5W・20W・200W 1W 0.1dB以下(1.8〜3.5MHz及び150〜200MHzでは0.2dB以下) 進行波電力・反射波電力・SWR・PEPモニター M-J 13,000

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ダイヤモンド SX-100 1.6~60MHz SX100 ダイヤモンド(DIAMOND) 透過形 1.6〜60MHz 30W・300W・3kW 3W 0.1dB以下 進行波電力・反射波電力・SWR・PEPモニター M-J 19,000 Amazon
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第一電波工業 ダイヤモンド  144/430MHz帯コンパクトSWRパワー計 SX27P SX27P ダイヤモンド(DIAMOND) 透過形 140〜150MHz、430〜450MHz 15W・60W 5W 0.3dB以下 進行波電力・SWR M-J 8,600 Amazon
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第一電波工業 ダイヤモンド クロスニードルSWRパワー計 SX40C SX40C ダイヤモンド(DIAMOND) 交差形 144〜470MHz 30W・300W 3W   進行波電力・反射波電力・SWR M-J 11,800 Amazon
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第一電波工業 ダイヤモンド クロスニードルSWRパワー計 SX20C SX20C ダイヤモンド(DIAMOND) 交差形 3.5〜30MHz、50〜54MHz 130〜150MHz 30W・300W 3W   進行波電力・反射波電力・SWR M-J 12,600 Amazon
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第一電波工業 ダイヤモンド クロスニードルSWR・パワー計 1.8-54MHz 140-470MHz SX240C SX240C ダイヤモンド(DIAMOND) 交差形 S1(1.8〜54MHz)、 S2(140〜470MHz) 30W・300W・3kW(HFのみ) 3W   進行波電力・反射波電力・SWR M-J 32,000 Amazon
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CN-501H DAIWA SRW & パワーメーター (スタンダードタイプ) CN-101Lの後継機 ダイワインダストリ CN-501H ダイワ (DAIWA) 交差形 1.8~150MHz 15/150/1500W     進行波電力・反射波電力・SWR M-J 16,000 Amazon
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CN-501H2 DAIWA SRW & パワーメーター (スタンダードタイプ) CN-102Lの後継機 ダイワインダストリ CN-501H2 ダイワ (DAIWA) 交差形 1.8~150MHz 20/200/2000W     進行波電力・反射波電力・SWR M-J

17,000

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CN-501V DAIWA SRW&パワーメーター スタンダードタイプ (CN-103Lの後継機) ダイワインダストリ CN-501V ダイワ (DAIWA) 交差形 140~525MHz 20/200W     進行波電力・反射波電力・SWR M-J 16,000 Amazon
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CN-901HP DAIWA SRW&パワーメーター プロフェッショナルタイプ  (ピーク指示回路付) CN-801HPの後継機 ダイワインダストリ CN-901HP ダイワ (DAIWA) 交差形 1.8~200MHz 20/200/2000W     進行波電力・反射波電力・SWR・PEP M-J 26,000 Amazon
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ダイワインダストリ CN-901HP3 (CN901HP3) SWRパワー計 1.8~200MHz/30/300/3000W/M型/PEPモード付 (CN-801HP3の後継機) CN-901HP3 ダイワ (DAIWA) 交差形 1.8~200MHz 30/300/3000W     進行波電力・反射波電力・SWR・PEP M-J 30,000 Amazon
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ダイワインダストリ CN-801HP3 (CN801HP3) SWRパワー計 1.8~200MHz/30/300/3000W/M型/PEPモード付 CN-801HP3 (在庫限り) ダイワ (DAIWA) 交差形 1.8~200MHz 30/300/3000W     進行波電力・反射波電力・SWR・PEP  M-J 30,000 Amazon
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ダイワインダストリ CN-801V SWRパワー計 帯域:140~525MHz/レンジ:20/200W/M型 CN-801V ダイワ (DAIWA) 交差形 140~525MHz 20/200W     進行波電力・反射波電力・SWR M-J 26,000 Amazon
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ダイワインダストリ CN-801SII SWRパワー計 帯域:900~2500MHz/レンジ:0.2/2/20W/N型 CN-801SII ダイワ (DAIWA) 交差形 900~2500MHz 0.2/2/20W     進行波電力・反射波電力・SWR N-J 42,000 Amazon
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Comet CMX-200 COMET コメット SWRパワーメーター CMX-200 コメット (COMET) 交差形(センサーは透過型) 1.8~200MHz 30/300/3KW 6W 0.2dB以下 進行波電力・反射波電力・SWR M-J 16,600 Amazon
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Comet CMX-400 SWR&POWER METER CMX400 CMX-400 コメット (COMET) 交差形(センサーは透過型) 140~525MHz 30/60/200W 6W 0.2dB以下 進行波電力・反射波電力・SWR M-J 17,900 Amazon
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Comet CMX-2300T COMET コメット ツインクロスSWRパワーメーター CMX-2300T コメット (COMET) 交差形 x 2 M1(1.8~200MHz) M2(140~525MHz) M1(30/300/3kw),  M2(20/50/200W) 6W   進行波電力・反射波電力・SWR・PEP   32,200 Amazon
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詳細

SX1100

ダイヤモンドの透過型の最上位モデル。

2センサー入りで、HFから1200 MHz帯の幅広い帯域に対応しています。

200Wまでなら、これ一台で済むでしょう。

1200 MHz帯を測定できるのは、これとダイワのCN-801SIIですが、CN-801SIIは交差形、最大レンジが20Wで、定価が高いです。

仕様(公式ページ)

SX600

SX1100から1200 MHz帯対応を除いたモデル。2センサー。

1200 MHz帯は使わない予定でしたら、こちらの方が少し安くて良いですね。

仕様(公式ページ)

SX400

SX600から、HFのセンサーを除いた144, 430 MHz帯対応の1センサーモデル。

144, 430 MHz帯対応の透過型SWR計をお探しの方におすすめ。

仕様(公式ページ)

SX200

SX600から、430 MHz帯対応を除いたHF ~ 144 MHz帯対応の1センサーモデル。

HF ~ 144 MHz帯対応の透過型SWR計をお探しの方向け。

仕様(公式ページ)

SX100

3.5 ~ 50 MHz帯対応の高耐入力モデル。最大レンジは3 kW。

仕様(公式ページ)

SX27P

144, 430 MHz帯対応のポータブルSWR計。

移動運用ではアンテナ周囲の環境が変化しやすいので、小さいSWR計があると便利です。

安いSWR計をお探しの方にもおすすめです。

仕様(公式ページ)

SX40C

144, 430 MHz帯対応の交差形SWR計。

仕様(公式ページ)

SX20C

HF ~ 144 MHz帯対応の交差形SWR計。

仕様(公式ページ)

SX240C

HF ~ 430 MHz帯対応の交差形SWR計。HFは最大レンジ3 kWの高耐入力モデル。

品薄です。

仕様(公式ページ)

CN-501H

ダイワのHF ~ 144 MHz帯対応の最大レンジ1500Wモデル。CN-101Lの後継機。

ダイワの交差形SWR計は耐入力が大きいのがポイントです。

仕様(公式ページ)

CN-501H2

CN-501Hの最大レンジが2000Wになったもの。CN-102Lの後継機。

仕様(公式ページ)

CN-501V

ダイワの144, 430 MHz帯対応交差形SWR計。CN-103Lの後継機。

仕様(公式ページ)

CN-901HP

ダイワのHF~ 140MHz帯対応の100mm角大型クロスメータ。最大レンジ2000W。

CN-801HPの後継機。

ピークホールド回路(PEP)付き。

仕様(公式ページ)

CN-901HP3

CN-901HPの最大レンジが3000Wになったもの。CN-801HP3の後継機。

仕様(公式ページ)

CN-801V

144, 430帯対応の100mm角大型クロスメータ。

仕様(公式ページ)

CN-801SII

ダイワの900~2500MHz対応の珍しいクロスメーター。

仕様(公式ページ)

CMX-200

コメットのHF帯からVHF帯対応のSWR計。

メーターはクロス方式で、進行波電力・反射波電力・SWRを一度に読むことができ、さらにセンサー部は通過式となっており低損失という面白い製品です。

最大レンジは3 kW(HF)でありながら、お値段はお手頃になっています。

仕様(公式ページ)

CMX-400

コメットの144, 430 MHz帯対応のSWR計。

こちらもメーターはクロス方式で、センサー部は通過式という面白い製品です。

仕様(公式ページ)

CMX-2300T

コメットのHF, VHF, 430 MHz帯対応のツインクロスSWR計。

2センサーというか、2つの製品を1つの筐体に納めたという面白いビジュアルの製品です。

品薄です。

仕様(公式ページ)

まとめ

自分に合った一台は見つかりましたでしょうか。

私としては、透過形は低損失なのが魅力だと思いますが、デザインで選ぶならコクピットの計器っぽいデザインの交差形も良いなあと思います。

 

リグはどんどん買い替えていても、SWR計ははじめに買ったものをまだ使っているという方も多いと思います。

安い買い物ではありませんが、なかなか買い換えるものではないので、お気に入りのしっかりした一台を見つけてくださいね。

 

以上、アマチュア無線用SWR計の選び方とダイヤモンド・コメット・ダイワの製品一覧。おすすめは?でした。

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