パナソニックのワイヤレステレビドアホンは、配線工事不要で設置できるため人気です。VL-SGZ20LはVL-SGD10Lの後継機種ですが、何が変わったのでしょうか。違いは1つあります。わかりやすく紹介します。
[参考] パナソニックのテレビドアホン 34機種一覧比較。おすすめは?
1つの違い
VL-SGZ20Lは2020年発売で、VL-SGD10Lは2016年発売です。
VL-SGZ20Lは、従来機種のVL-SGD10Lと比べて、次の点が異なります。
- カメラ玄関子機の省電力モード時の電池寿命が、1年から2年へと延びた。
カメラ玄関子機の電池を交換するのは面倒ですから、電池寿命が延びたのは嬉しいですね。
ただ、他の性能や仕様には変更はなく、同じです。そのため、VL-SGD10Lの価格の方が安く、半年〜1年に1回の電池交換が面倒でないという方は、VL-SGD10Lを選ぶのも良いと思います。
価格や違いを表にまとめると、次のようになります。
型番 | VS-SGZ20L | VL-SGD10L |
外観 |
||
電池寿命 |
標準:最大6ヶ月
セーブ1:最大12ヶ月 セーブ2:最大24ヶ月
|
標準:最大6ヶ月 セーブ:最大12ヶ月 |
参考価格 | ¥20,400〜(2024/11/20 20:39) |
¥27,000〜(2024/11/20 16:09) |
電池寿命
玄関カメラ子機の電池寿命が延びた点についてもう少し詳しく見てみましょう。
電池寿命についての仕様は次のようになっています。
VS-SGZ20L | VL-SGD10L | 機能制限 |
標準: 最大6ヶ月 |
標準: 最大6ヶ月 |
制限なし。節電しない。 |
セーブ1: 最大 12ヶ月 |
− | モニター表示までに時間がかかる。 |
セーブ2: 最大 24ヶ月 |
セーブ: 最大 12ヶ月 |
親機からモニター・通話開始ができない。 |
従来機種のVL-SGD10Lでは、省電力モードは「標準」と「セーブ」の二種類です。
- 標準モードでは、節電しませんが、機能制限なく使えます。電池寿命は最大6ヶ月です。
- セーブモードでは、モニタ親機からモニター・通話開始ができなくなりますが、電池寿命が最大12ヶ月になります。
標準モードでは、玄関子機から呼び鈴を押されていないときでも、モニタ親機から通話ボタンを押して通話を開始したり、モニターボタンを押して外の様子を見ることができます。「玄関で何か物音がしたけど、なんだろう?」というときに便利な機能です。セーブモードでは、電池寿命が長くなる代わりに、この機能が使えなくなります。
新機種のVS-SGZ20Lでは、省電力モードは「標準」「セーブ1」「セーブ2」の3種類に増えています。
- 標準モードは、機能と電池寿命は同じです。
- セーブ1モードは新モードで、モニター機能は使えますが、モニター表示までに時間がかかります。電池寿命は最大12ヶ月です。
- セーブ2モードは、従来のセーブモードと同じですが、電池寿命は最大24ヶ月と従来の2倍になります。
VS-SGZ20Lのセーブ1モードは、「モニター機能は使いたいけど、電池は長持ちしてほしい」という場合に便利なモードです。従来通りのモニター機能の使えないセーブ2モードでは、最大2年電池交換が不要ですから、十分な電池持ちです。
省電力モードについての表を再掲します。
VS-SGZ20L | VL-SGD10L | 機能制限 |
標準: 最大6ヶ月 |
標準: 最大6ヶ月 |
制限なし。節電しない。 |
セーブ1:
最大 12ヶ月 |
− | モニター表示までに時間がかかる。 |
セーブ2:
最大 24ヶ月 |
セーブ: 最大 12ヶ月 |
親機からモニター・通話開始ができない。 |
どちらがおすすめか
このように、VS-SGZ20LとVL-SGD10Lの違いは、カメラ玄関子機の省電力モード時の電池寿命です。
親機からモニターや通話を開始する機能が使えなくてもよい場合には、VL-SGD10Lでも最大12ヶ月の電池寿命がありますので、十分でしょう。
一方で、親機からモニター・通話機能を使いたい場合、電池寿命はVL-SGD10Lで最大6ヶ月ですが、新機種のVS-SGZ20Lではセーブ1モードにすることで最大12ヶ月となります。そのため、親機からモニター・通話機能を使いたい場合には、VS-SGZ20Lのほうがおすすめです。
なお、VL-SGD10Lは生産終了となっていますので、在庫が少なくなればVL-SGD10Lの価格も上昇してくると考えられます。VL-SGD10Lが良い場合には、早めに手に入れると良いでしょう。
価格や仕様は次のようになっています。
型番 | VS-SGZ20L | VL-SGD10L |
外観 |
||
参考価格 | ¥20,400〜(2024/11/20 20:39) |
¥27,000〜(2024/11/20 16:09) |
モニター親機型番 | VS-MGZ20 | VL-MGD10 |
外形寸法 | 約123×80×24.5(mm) (高さ×幅×奥行) |
|
画面表示 | 約2.7型TFTカラー液晶 | |
動画性能 | 最大 10 fps | |
録画 | 3枚/件:最大100件(内蔵ROM) | |
充電時間 | 12時間 | |
カメラ玄関子機型番 | VS-VG562L-S | VL-VG560L-S |
外形寸法 | 約131×99×37.2(mm)(高さ×幅×奥行) | |
カメラ画角 | 水平:約70°/垂直:約53° | |
電池寿命 |
標準:最大6ヶ月
セーブ1:最大12ヶ月 セーブ2:最大24ヶ月
|
標準:最大6ヶ月 セーブ:最大12ヶ月 |
最低照度 | 1 lux(50cm) | |
防塵防水性能 | IP44 |
まとめ
パナソニックのワイヤレステレビドアホンVL-SGZ20LとVL-SGD10Lの違いは、カメラ玄関子機の省電力モード時の電池寿命だけです。親機からモニター・通話機能を使いたい場合には、VS-SGZ20Lのほうが電池寿命の長いセーブ1モードがありますので、おすすめです。一方で、モニター・通話機能を使えなくても良い場合には、VS-SGD10Lでも最大1年の電池寿命がありますので十分でしょう。
以上、テレビドアホンVL-SGZ20LとVL-SGD10Lの1つの違い。でした。
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参考
- パナソニック(Panasonic)
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