パナソニックのテレビドアホンVL-SWD303KLとVL-SWD220Kは何が異なるのでしょうか。
違いは8つあります。わかりやすく紹介します。
[参考] パナソニックのテレビドアホン 34機種一覧比較。おすすめは?
目次
8つの違い
VL-SWD303KLとVL-SWD220Kの違いは次の8点です。
- 玄関子機のレンズが広角か標準か
- SDカード録画の対応
- 2世帯対応
- 最大接続台数
- 室内通話での個別呼び出しの可・不可
- モニター子機の電話機能
- モニター子機の横表示機能
- モニター子機の画面サイズ
- ワイヤレスカメラ接続と電気錠制御の可・不可
違いを表で比較してみましょう。
モデル | VL-SWD303KL | VL-SWD220K |
画像 | ||
参考価格 | ¥28,900〜(2024/07/11 09:58) |
¥31,680〜(2024/09/07 19:35) |
画面サイズ | [親機] 約3.5型 [子機] 約2.4型 |
[親機] 約3.5型 [子機] 約2.2型 |
広角レンズ(玄関子機) | ◯ 水平 約170°、垂直 約130° |
– 水平 約87°、垂直 約66° |
ズーム/パン・チルト | ◯ | – |
SDカード録画の対応 | ◯ | – (本体 50 件) |
2世帯対応 | ◯ | – |
最大接続台数 | 玄関子機2台 室内モニター親機1台、子機6台 |
玄関子機1台 室内モニター親機1台、子機1台 |
室内通話での個別呼び出しの可・不可 | ◯ | – |
子機の横表示 | ◯ 自動 |
◯ 手動 |
子機の電話機能 | ◯ | – |
ワイヤレスカメラ接続 | ◯ | – |
電気錠制御 | ◯ | – |
VL-SWD303KLでは、玄関子機が広角レンズになるなど性能が向上しています。
違いを詳しく見ていきます。
広角レンズ
VL-SWD303KLでは玄関子機のレンズが広角レンズになっています。
私は標準レンズも広角レンズも使ったことがありますが、標準レンズでは来訪者が見切れることがときどきありました。
標準レンズでは、来訪者がカメラの前のちょうど良い位置に立っているときだけ映るという感じです。
例えば、来訪者がドアの真正面近くに立った場合には見切れます。意図的にカメラを避けて玄関に立つような来訪者もたまにいますが、やはり見切れます。
広角レンズの場合は、いまのところ見切れたことはありません。
カメラなしのインターホンと比べると標準レンズでも十分に安心感がありますが、いつでも来訪者を確認したいという場合には広角レンズの方がおすすめです。
なお広角レンズでは広い範囲が映りますが、その分来訪者が画面に小さく表示されてしまいます。
気になる場合には、親機でズーム/パン・チルトの設定をして表示範囲を狭めることもできます。
防水・防塵性能についてはどちらの玄関子機もIPX3です。
IPX3の意味は、防塵性能の規定はなく、防雨性能については「鉛直から両側に 60°までの角度で噴霧した水 によっても有害な影響を及ぼさないレベル」です。
横から吹き付けるような雨では壊れるかもしれませんが、屋根のあるところで上から軽く雨がかかるくらいなら大丈夫というイメージです。
SDカード録画の対応
VL-SWD303KLでは、親機にSDカードを差し込み、来訪者の動画をSDカードに保存することができます。
VL-SWD220Kでは本体にのみ50件まで保存することができます。1件につき静止画8枚の録画で、録音や動画の保存はできません。
動画を保存したい場合には、SDカード録画に対応しているVL-SWD303KLが良いでしょう。
2世帯対応
VL-SWD303KLでは、他のドアホンとの連携機能があります。
2世帯住宅の各世帯にドアホンを1セットずつ設置して、世帯間で室内通話をしたり、自世帯への呼び出しを他世帯に自動転送することができます。
1世帯でしか使う予定がなければ必要ない機能ですが、2世帯で使う場合にはあると便利な機能です。
最大接続台数
VL-SWD220Kの最大接続台数は「玄関子機1台、室内モニター親機1台、子機1台」で、増設することは想定されていません。
VL-SWD303KLでは、「玄関子機2台、室内モニター親機1台、子機6台」の接続が可能です。
特にモニター子機を複数使用することができるので、複数の部屋に子機を置きたい場合に便利です。
室内通話での個別呼び出し
VL-SWD303KLでは、子機を複数接続できる関係で、子機を指定して呼び出しすることができます。
ドアホン親機からでも子機からでも、一覧から呼び出し相手を選ぶことができます。
また一斉呼び出しですべての相手を呼び出すこともできます。
子機の横画面表示
VL-SWD303KLの子機では、子機の横画面表示が自動で行われる機能があります。
子機を横向きに回転させると、回転方向にあわせて画面が自動で回転して、横画面表示になります。
VL-SWD220Kの子機では、F1(横表示)ボタンを押すと横表示になります。横表示の向きを換えるには、「画面の横表示」設定で、左手用/右手用を切り替えます。
自動で回転するのは便利ですが、寝転がりながら使う場合には自動で回転しないほうが良いかもしれませんね。
ただ、どちらにせよインターホンを横向きに使うことはあまりないかと思います。
子機の電話機能
VL-SWD303KLでは子機に電話機能があります。
対応するパナソニックの電話機・ファクスを接続した際に、ドアホン子機から電話をかけられるようになります。
対応する機器のお持ちの方には便利な機能です。
対応機種は次のとおりです。
電話機: VE-GDF61/GDW03/ GDW54/GDS01/GD24/ GD32/GD53/GD72 シリーズ
ファクス: KX-PD101/PD304/ PD503/PD552/PD604/ PD703 シリーズ
子機の画面サイズ
VL-SWD303KLの子機のほうが、画面が0.2インチ大きくなっています。
わずかな違いですので、これはどちらでも良いでしょう。
ワイヤレスカメラ接続と電気錠制御
VL-SWD303KLはワイヤレスカメラの接続や、電気錠制御にも対応しています。
4台までのワイヤレスカメラの映像を表示したり、SDカードに録画したりできます。
電気錠制御では、1台のドアの施錠・解錠ができます。
どちらがおすすめか?
ここまで見てきたようにVL-SWD303KLでは、6台までの子機や、他のドアホンや、電話、電気錠、ワイヤレスカメラなど他機器との接続に対応しており、玄関子機のレンズは広角タイプです。
そのため、子機を増設するなど、他の機器と接続をする予定の方は VL-SWD303KLのほうがおすすめです。
また、いつでも来訪者をカメラで確認したいという方は、広角レンズの方が見切れることが少ないため、VL-SWD303KLのほうが安心です。
しかし、VL-SWD220KLのほうが価格はお手頃です。
子機を増設したり、電気錠制御をしたりしないのであれば、必要な機能に絞ったVL-SWD220KLの方がコストパフォーマンスは良いでしょう。
玄関子機が標準レンズであるのが少し心配ですが、玄関カメラを補助的なものとして考えるのであれば十分と思われます。
価格は次のようになっています。
モデル | VL-SWD303KL | VL-SWD220K |
画像 | ||
参考価格 | ¥28,900〜(2024/07/11 09:58) |
¥31,680〜(2024/09/07 19:35) |
まとめ
パナソニックのテレビドアホンVL-SWD303KLとVL-SWD220Kの違いを紹介しました。
主な違いは、VL-SWD303KLは玄関子機が広角レンズで、他の様々な機器との接続が可能ということです。
予算に都合が付けば、広角レンズのVL-SWD303KLがおすすめですが、そこまでの機能が必要なければVL-SWD220Kの方がコストパフォーマンスが良いでしょう。
以上、VL-SWD303KLとVL-SWD220Kの8つの違い!でした。
[参考] パナソニックのテレビドアホン 34機種一覧比較。おすすめは?