Macbook Pro 16inch (late 2019)が届きましたので、開梱の様子とファーストインプレッションをメモしておきます。
macbook pro 13inch early 2015からの乗り換えです。
開梱
外箱です。
開けると一番上にmacbook proが入っています。
macbook proを取ると、説明書類と電源ケーブル(type-c ケーブル)が見えます。
説明書類の下にアダプタが入っていました。
アダプタを保護するために巻いてあった紙には、カラフルなセーターの毛のようなものがいくつかついていましたので、手で巻いて梱包しているっぽいですね。
本体です。
スペースグレイ色にしましたが、おっさん向けの落ち着いた色です。
人気はスペースグレイのほうがあるようですが、アダプターとtype-cケーブルの色が白色なので、浮いた感じがします。
電源をいれると、いつものように設定アシスタントから始まりますが、3回エラーで落ちて再起動がかかりました。
なにかおかしいので、SSDをすべてフォーマットして、インターネットからダウンロードしたmacOS Catalinaを入れ直しました。
フォーマットします。
OSをインストールしなおします。
そうしたら、移行アシスタントには失敗しますが、なんとか初期設定が完了しました。
それでも、キーボード入力の設定で、「ローマ字入力」と「カナ入力」から「カナ入力」を選ぶとカタカナ入力になったりするなど、β版をテストさせられている感じはあります。
α版のテストをさせられている気がするwindows 10よりはましです。
感想など
音周り
13inchと比べるとスピーカーがキーボードの左右についています。
スピーカーの音には広がりがあって良いです。
仕事をしながら音楽を聴くのにamazon echoを買いましたが、自分ひとりで聴くときにはmacbookで済みますね。
音質については、ステレオミニコンポにはもちろん負けるレベルですので、どんぐりの背比べになりますが、ノートパソコンとしては良い方ではないかと思います。
ただスピーカーの細かい穴が無数に空いていますので、そこにホコリが挟まってゆくのは気になります。
3.5mmオーディオ(ヘッドホン)出力は、24bit/48kHzの性能でした。
サンプリング周波数と量子化数は、一応CDを超えています。
2015年のmacbookにはあったtoslink光出力はなくなっています。
ながら聴きくらいなら、直接ヘッドホンを繋げば済みそうです。
HD580 (300オーム)くらいのインピーダンスなら楽にドライブできています。
Touch Bar/Touch ID
touchbarによりファンクションキーが削られています。
これはIME/FEPを使う文化のない米国人が考えそうなことだと思っていましたが、ATOKキーバインドならctrl+u/i/o/pなどで英字/カタカナに変換することができるので、カナ/英字/半角全角変換はそれでなんとかしのげそうです。
touch idはスタンバイ復帰時などでパスワード入力を省けるので、それは便利です。
touchbarは、カスタマイズできるところは便利っぽいですが、ブラインドタッチできないので目をtouchbarに落とさないと入力できないのが不便です。
またタッチパネルなので、指を一度どかさないと何のボタンかわからないのも不便です。
苦労して積極的にtouchbarに慣れるようにしないと、使わずに終わりそう。
なおTouchbarはときどきバグで消えます。
初日は2回消えました。touchbar serverあたりをリスタートすると復帰するということなのでやってみましたが復帰せず、2回とも再起動して直りました。
touchbarが死んでしまうと、画面の明暗やキーボードライトの調整もすぐにできないので、暗い部屋でどうしたらよいのかと困りました。
なお16インチmacbook proでは、escとtouch id兼電源ボタンは独立して物理キーになっているので、まだマシでした。
Vimerでなくても、escを押すたびに目を落とさないといけなくなったり、押した感触がなくて押せているのかわからなくなると困ります。
touchbarはOSの上でtouchbarアプリケーションが走っていないと表示されないので、macOS復元などの作業中やmacOSが走っていないときは表示されません。
電源ボタンが物理キーになっていないと、フリーズしたときもtouchbar上の電源ボタンが効かなくなると思うのですが、物理キーになっていないモデルではどうしているのでしょうね。
キーボードまわり
macbook pro 16inchではmagicキーボードになりました。
macbook pro early 2015のまともな?(バタフライでない)キーボードと比べると、重いです。
押し込めたあとは軽いので、強く底打ちします。(力と移動量のグラフにすると初めの山が大きく、谷も大きいということ。)
底打ちする割には、速く打鍵すると入力されないことが頻繁にあります。
これはカーソルキーで顕著で、カーソルを動かそうとしているのに動いていなくてあれ?となります。
正直に言うと、疲れやすく使いにくいキーボードだと思います。
ただ打鍵感だけでいうと外付けのmagicキーボードもこれに近いので、それが好きな方には良いと思います。
個人的にはearly 2015のキーボードの方が好きです。
なお私は、Realforceの全荷重30gのPS2接続キーボードからゴムを抜き取って、全荷重30gのUSB接続キーボードを作っていたくらい軽い打鍵感が好きなので、普通の人はこれくらいの重さで良いのかもしれません。
どっちにしろ、一定の品質は満たしているとは思うので、キータッチの不明なwindowsノート(thinkpadを除く)を買うよりかは、安心して購入できるのではないかと思います。
Type-C
入出力ポートは、3.5mmステレオプラグと、Type-C 4ポートだけになっています。
電源やディスプレイなどを左右どちらに挿しても使えるので、これは便利です。
接続したいものがある場合、変換アダプタを持ち歩かないといけなくなったのは不便ですが、私は外では何も繋げないのでこれでよいです。
電源がマグネットでなくなったので、子供がケーブルを引っ掛けたら終わりですので、それは心配です。でも4ポートあるので、4回まで引っ掛けられますね。
画面
画面は13inchと比べると当然のことながら大きくなりました。
ブラウザを2つ並べて作業できるようになったので、私の作業では外部ディスプレイをつなぐことが少なくなりました。
retina displayのコーティング剥がれの問題(staingate)については、改善されているかはわかりません。検索をかけても情報がすくないのですが、2018年モデルではまだコーティングが剥がれるという情報が少しありました。
early 2015とくらべると、コートに凸凹がありますので、何らかの変更はされているようです。
しかし、コートが剥がれるとディスプレイ交換が面倒ですので、初めから保護フィルムを貼って使用しています。
iPhoneは画面が傷になっても気にならないので裸で使うのですが、staingateは画面にムラができるので困りますね。
CPU
安い方のcorei7 6コアなのですが、throttlingの問題はありませんでした。
排気量が15inchよりも多くなったとは言え、cinebenchで負荷をかけると60W、クロック平均3.4 GHzで頭打ちします(室温17℃)。
このように6コアの性能も出し切れていないということもあり、8コアを買うのをやめています。
voltaを使ってundervoltもしてみましたが、undervoltをしてもcinebenchスコアは上昇しませんでした。
チューニングはされているようでそのまま使えば良さそうです。
その他
トラックパッドのサイレントクリックが使えなくなっています。
深夜でも、クリックするともれなくパカパカいって、うるさいです。
まとめ
macbook pro 16inchを使ってみました。
キーボードが重く入力されないことがあるのが最も残念ですが、そのうち慣れるのかもしれません。
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以上、Macbook pro 16インチが届いたので開梱の様子と感想を書く。でした。