シャープのKI-ND50とKI-LD50は、除湿も加湿もできる空気清浄機です。この2つの機種は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。
[参考] シャープの空気清浄機の仕様を一覧表で比較
KI-ND50とKI-LD50の違い
KI-ND50は、KI-LD50の後継機種です。KI-LD50がいわゆる型落ち機種に当たります。
- KI-ND50:2021年4月発売
- KI-LD50:2020年4月発売
これらの機種の性能は同じで、違いはありません。主な仕様も、操作パネルのデザインも同じです。
家電製品では新しいモデルのほうが売れるため、シャープに限らず、同じ性能で型番だけ変えるということがよくあります。
そういう意味では、これらのモデルは完成したモデルと言えるでしょう。
なお、2023, 2022年モデルのKI-RD50、KI-PD50も同じ性能です。そのため、これらも含めた中で安い機種を選ぶと良いでしょう。
価格と性能を比較すると次のようになります。
型番 | KI-RD50 | KI-PD50 | KI-ND50 | KI-LD50 |
---|---|---|---|---|
発売年 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 |
外観 |
||||
参考価格 | ¥54,800〜(2023/10/27 8:39) | ¥48,700〜(2024/11/21 01:24) |
¥46,000〜(2024/11/21 01:24) |
¥45,900〜(2024/11/21 01:24) |
型番 | KI-RD50 | KI-PD50 | KI-ND50 | KI-LD50 |
最大風量 |
5.1 ㎥/分
|
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8畳の部屋の清浄時間 |
13 分
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プラズマクラスター・適用床面積 |
プラズマクラスター25000
約 10 畳 (約 17 ㎡)
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加湿方式 | 気化方式 最大400mL/h 約2.0L | |||
除湿方式 | コンプレッサー方式 5.0/5.6L/日(50/60Hz) 約2.0L | |||
フィルター浄化 | 集じん・脱臭一体型フィルター(交換目安:約2年) 抗菌・防カビプレフィルター |
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気流 | スピード循環気流 | |||
運転 | 衣類乾燥・除湿空清・空気清浄 | |||
風量 | 自動・花粉・おやすみ・強・中・弱 | |||
センサー | ニオイ・湿度・温度 | |||
モニター | デジタル湿度モニター / きれいモニター | |||
消費電力(50/60Hz) |
除湿空気清浄時: 200/210 W
加湿空気清浄時: 68/68 W |
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運転音 |
54 dB
|
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外形寸法 |
幅350mm×奥行285mm×高さ656mm
|
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質量(約) |
13 kg
|
交換用フィルター
KI-ND50とKI-LD50の交換用フィルター・シートには次のようなものがあります。
KI-RD50、KI-PD50も同じ交換品を使えます。
名称 | 外観 | 参考価格 | 交換の目安 | 説明 | 形名 | 希望小売価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
集じん・脱臭一体型フィルター |
¥2,609〜(2024/11/21 19:49) |
約2年 |
ホコリ・チリ・花粉などを濾し取る集じんフィルターと、ニオイを取る脱臭フィルターが一体になったものです。 |
FZ-G40SF | 3,630円(税込) | |
プラズマクラスターイオン発生ユニット(1個) | ¥2,245〜(2024/11/20 23:20) |
約2年 | プラズマクラスターを発生する装置です。ユニット交換ランプが点滅したら交換です。 | IZ-C90M | 3,080円(税込) | |
使い捨てプレフィルター (6枚入) | ¥689〜(2024/11/20 23:20) |
約1ヶ月 | 後ろパネルの外側に貼って使用する不織布のフィルターです。なくても運転できます。 | FZ-PF51F1 | 935円(税込) | |
加湿フィルター | ¥1,636〜(2024/11/21 20:21) |
約5年 | 水を気化して加湿をするフィルターです。 | FZ-H40MF | 2,420円(税込) | |
Ag+イオンカートリッジ(1個) | ¥712〜(2024/11/21 15:49) |
約1年 | なくても運転できますが、ヌメリとニオイの原因を抑える効果があります。 | FZ-AG01K1 | 990円(税込) | |
Ag+イオンカートリッジ(2個) | ¥1,427〜(2024/11/21 03:10) |
約1年 | 2個入です。 | FZ-AG01K2 | 1,980円(税込) | |
Ag+イオンカートリッジ(4個) | ¥2,864〜(2024/11/21 15:49) |
約1年 | 4個入です。 | FZ-AG01K4 | 3,960円(税込) |
コンプレッサー方式
除湿機には、「コンプレッサー式」と「デシカント式」、その両方を搭載した「ハイブリッド式」の3種類があります。
KI-ND50とKI-LD50は、除湿にはコンプレッサー方式を、加湿には気化式を採用しています。
コンプレッサー式
コンプレッサー式は、エアコンと同じくコンプレッサーと熱交換器を用いた冷凍サイクルを利用して除湿します。
電力効率が良いため、省エネで部屋をそれほど暑くせずに除湿できるのが利点です。夏のジメジメが気になる太平洋側の地域での使用がおすすめです。エアコンのドライ機能では部屋が寒くなるのが気になるという場合に活躍するでしょう。
一方で、寒くなると除湿能力が低下するのが欠点です。
デシカント式
デシカント式は、吸湿材を使用した除湿方法です。水分を吸着した吸湿材をヒーターであたためて、水分を取り出します。
寒くても除湿量の低下は少ないのが利点です。そのため、冬の湿気が気になる日本海側の地域での使用がおすすめです。冬に洗濯物が乾かなくて困るというときに使用すると、部屋も排熱であたたまるので一石二鳥です。
一方で、消費電力が大きいのが欠点です。
シャープではCV-R60, CV-P60がデシカント式の衣類乾燥除湿機です。
- シャープ(SHARP)
- 価格¥21,450(2024/11/21 19:53時点)
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ハイブリッド式
コンプレッサー式とデシカント式の両方を搭載した除湿機です。季節やお部屋の環境に応じて方式を使い分けるので、一年中効率よく使用することができます。
一方で、2つの除湿機を一つにまとめたものなので、大きく重く、価格も高めになるのが欠点です。
シャープではCV-RH140, CV-PH140がハイブリッド式の除湿機です。
- シャープ(SHARP)
- 価格¥44,800(2024/11/21 19:53時点)
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電気代
KI-ND50とKI-LD50の運転モードには、除湿空気清浄・加湿空気清浄・空気清浄の3種類があります。
除湿は、加湿・空気清浄運転よりも電気代がかかります。強で除湿運転をすると、1時間あたり6.2~6.5円です。
電気代の詳細は次の表のようになっています。
除湿空気清浄 | |||
---|---|---|---|
モード | 強 | 中 | 弱 |
風量(m³/分) | 4.5 | 3.0 | 2.0 |
消費電力(W)(50/60Hz) | 200/210 | 175/185 | 175/185 |
1時間あたりの電気代(円)(50/60Hz) | 約6.2/約6.5 | 約5.4/約5.7 | 約5.4/約5.7 |
加湿空気清浄・空気清浄 | |||
---|---|---|---|
モード | 強 | 中 | 弱 |
風量(m³/分) | 5.1 | 2.8 | 1.2 |
消費電力(W)(50/60Hz) | 68 | 15 | 4.6 |
1時間あたりの電気代(円) | 約2.1 | 約0.47 | 約0.14 |
まとめ
シャープの空気清浄機KI-ND50とKI-LD50の性能は同じで、違いはありません。そのため価格の安い方を選ぶと良いでしょう。
以上、KI-ND50とKI-LD50の違いは?でした。
- KI-RD50とKI-PD50の違いは?[除加湿空気清浄機]
- FU-S50とFU-R50(型落ち機種)の1つの違い。説明書。
- FU-SC01とFU-RC01の1つの違い。説明書。
- KC-S50とKC-R50(型落ち機種)の1つの違い。説明書。
- KI-SS50とKI-RS50(型落ち機種)の2つの違い。電気代単価。
参考
型番 | 新 KI-RD50 | KI-PD50 | KI-ND50 | KI-LD50 |
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発売年 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 |
外観 |
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参考価格 | ¥54,800〜(2023/10/27 8:39) | ¥48,700〜(2024/11/21 01:24) |
¥46,000〜(2024/11/21 01:24) |
¥45,900〜(2024/11/21 01:24) |