日立の衣類スチーマCSI-RX3とCSI-RX2はよく似ていますが、何が異なるのでしょうか。
違いは4つあります。わかりやすく紹介します。
次の記事ではパナソニックの衣類スチーマーについて紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
4つの違い
2020年発売のCSI-RX3は、2019年発売のCSI-RX2の後継機種です。
違いは次の4点です。
- 水タンク容量
- 連続してスチームの出る時間
- 平均スチーム量
- 本体色
CSI-RX3では、水タンク容量が10 ml 増え、連続スチーム時間が30 秒伸びています。
一方で平均スチーム量は、14 g/分から 13 g/分に減りました。
また本体色は、ルビーレッド色がなくなり、オニキスブラック色が追加されました。
このように、CSI-RX1からCSI-RX2になったときのような大きな違いはなく、CSI-RX3はマイナーチェンジにとどまっています。
CSI-RX3とCSI-RX2は、ほぼ違いはありませんので、安い方を選ぶと良いでしょう。
違いを表で比較してみましょう。
参考までにCSI-RX1も表の右端に載せています。
品番 | CSI-RX3 | CSI-RX2 | CSI-RX1 |
発売年 | 2020 | 2019 | 2017 |
画像 |
|||
参考価格 | ホワイト: − |
ホワイト: ¥13,000〜(2024/12/03 02:18) |
ホワイト: − |
オニキスブラック: − |
ルビーレッド: ¥7,980〜(2024/12/03 02:18) |
ネイビーブルー: − |
|
スチームの出方 | ボタンを押してから1分間 | ボタンを押している間 | |
アイロン温度 | 低(約100°C)、中(約135°C)、高(約170°C) | ||
スチーマで使える温度 | 高・中 | 高 | |
スチーム量(約) | 13 g/分 | 14 g/分 | 11 g/分 |
タンク容量(約) | 80 ml | 70 ml | |
連続スチーム(約) | 5分30秒 | 5分 | 6分 |
本体の大きさ(約) | 幅 175 mm × 奥行 85 mm ×高さ 125 mm | ||
スタンド設置時の大きさ | 幅 180 mm × 奥行 95 mm ×高さ 150 mm | 幅 180 mm × 奥行 100 mm ×高さ 155 mm | |
消費電力 | 950 W | 800 W | |
重さ(約) | 690 g (本体) |
また細かい違いですが、本体のサイズや重さは変わっていませんが、スタンド設置時のサイズがわずかに小さくなっています。
2020年は在宅勤務が増えたためか、多くの家電はマイナーチェンジに収まっています。
それでは、主な違いについて詳しく見ていきましょう。
水タンク容量
CSI-RX2の水タンク容量は約70 mlでしたが、CSI-RX3では約80 mlになり、約10 ml増えました。
これは、約14%の増加です。
一回の給水量が増えることによって、連続してスチームの出せる時間が伸びます。
なお、水タンク容量は増えましたが、本体の外形寸法は変わっていません。
付属品の注水カップの容量も 70 mlから 80 mlに変更になっています。
連続スチーム時間
CSI-RX3では、水タンク容量が増えたことによって、連続してスチームを出せる時間が長くなりました。
CSI-RX2では約 5 分でしたが、CSI-RX3では約 5 分 30 秒と 約10% 長くなりました。
一度の給水でより長い時間お手入れをできるようになったのは嬉しいですね。
ただ、CSI-RX2の約 5 分でも十分に長く、一度に数着のお手入れができてしまいます。
さらに、水は注水カップから本体に注ぐだけですぐに補充できますので、約10%の違いは気にならないかもしれませんね。
スチーム量
CSI-RX2のスチーム量は平均約14 g/分でしたが、CSI-RX3では平均約13 g/分に減少し、8%減少しています。
これは、表示上の違いだけで、実質的には違いはないと推測されますので、気にしなくて良いでしょう。
なお、違いはないと推測する理由を次に書きますが、気にならない方は読み飛ばしてください。
このスチーム量が減っているということについて、おかしい、と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
なぜならCSI-RX3では、水タンク容量が14%増えた一方で、連続スチーム時間は10%しか増えていないため、平均スチーム量は増加しているはずですが、減っていることになっているからです。
実は、平均スチーム量というのは仕様表に載っておらず、製品として保証されている値ではありません。水タンク容量と連続スチーム時間から計算しているようです。
仕様値から平均スチーム量を計算してみると、次のようになります。
CSI-RX2: 約 70 ml / 約 5 分 = 14.0 g/分
CSI-RX3: 約 80 ml / 約 5.5 分 = 14.5 g/分
CSI-RX2では公表値通り 14 g/分になりますが、CSI-RX3は 13 g/分になるはずが、14.5 g/分になってしまいます。
これは、CSI-RX3の連続スチーム時間である約 5 分 30 秒は、実際の測定結果では、5分50秒程度あったのだと推測されます。製品のアピール上、不利になるように丸めるのが普通ですので、約 5 分 30 秒と表示しているわけです。
5分50秒で計算をすると、約 80 ml / 5.83 分 = 13.7 g/分で、これも丸めて13 g/分になります。
つまり、水タンク容量と連続スチーム時間が増えたものの、数値の丸めの関係で、平均スチーム量が減ったように見えているだけということです。
CSI-RX3の製品開発者は水タンク容量を 10 ml増やしただけで、スチーム噴出量に関係する部分には触れていないのだと思います。
本体色
CSI-RX2の本体色は、ホワイトとルビーレッドの2色展開でしたが、CSI-RX3では、ホワイトとオニキスブラックの2色になりました。
本体色を見ていきましょう。
次は、CSI-RX2のホワイト色です。
持ち手部分がシルバー色になっています。
次はCSI-RX3のホワイト色です。
同じホワイト色ですが、持ち手部分がゴールド色になりました。
次は、CSI-RX2のルビーレッド色です。
次は、CSI-RX3のオニキスブラック色です。
なおオニキスは二酸化ケイ素を主成分とする鉱物の名前です。
ルビーレッドも落ち着いた赤色でしたが、オニキスブラックはよりシックな雰囲気になりました。
どちらがおすすめか?
以上のように、CSI-RX3では水タンク容量が増加し、連続スチーム時間が長くなりました。
ただ連続スチーム時間は約10%しか増えていませんし、CSI-RX2の約 5 分で十分と考えられます。
そのため、好きな本体色のものを選ぶか、本体色にこだわりがなければ価格が安くなっているモデルがおすすめです。
なお、CSI-RX2は生産終了になっていますので、CSI-RX2が良い場合には早めに手に入れると良いでしょう。
価格は次のようになっています。
品番 | CSI-RX3 | CSI-RX2 | CSI-RX1 |
発売年 | 2020 | 2019 | 2017 |
画像 |
|||
参考価格 | ホワイト: − |
ホワイト: ¥13,000〜(2024/12/03 02:18) |
ホワイト: − |
オニキスブラック: − |
ルビーレッド: ¥7,980〜(2024/12/03 02:18) |
ネイビーブルー: − |
まとめ
日立の衣類スチーマCSI-RX3とCSI-RX2は、次の4点が異なります。
- 水タンク容量
- 連続してスチームの出る時間
- 平均スチーム量
- 本体色
CSI-RX3では水タンク容量が約 10 ml増え、連続スチーム時間が約 30 秒伸びました。
とはいえ、使用上はほぼ違いがありませんので、好きな本体色のものか、価格が安いものを選ぶと良いでしょう。
次の記事ではパナソニックの衣類スチーマーについて紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
以上、CSI-RX3とCSI-RX2の4つの違い!でした。
参考
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