マキタのDF330DWXとDF030DWXは、どちらも10.8Vのリチウムイオンバッテリーを搭載する充電式ドライバドリルです。
この2つのモデルは何が異なるのでしょうか。
違いは2つあります。わかりやすく紹介します。
DF330DWXとDF030DWXの2つの違い
DF330DWXとDF030DWXは、穴あけやネジ締めの能力は同じです。
異なるのは、ドリルチャックの仕様と、サイズ・重さの2つです。
ドリルチャック
ドリルチャックとは、ドリルビットを保持する部分のことです。
DF330DWXは、キーレスチャックとなっており、スリーブを手で締め込んでビットを固定します。
対応ビットは、0.8~10 mmの丸軸ビットと六角ビットです。
一方の、DF030DWXの対応ビットは、対角6.35 mmの六角ビットです。
スリーブを引っ張るとビットが緩むようになっています。新しいビットを差し込んで、スリーブをもとに戻すと固定することができます。
どちらもビットを締め込むのに別の道具を必要とせず、簡単にビットを交換することができます。
キーレスチャックの長所と短所
DF330DWXのキーレスチャックの長所は、丸軸のビットも使用できることです。
DF030DWXでは、インパクトドライバーと同じ対角6.35 mmの六角ビットしか使用できません。
すでに丸軸ビットをお持ちの方は、DF330DWXのほうが丸軸ビットも活用できますのでおすすめです。
ビットをお持ちでない方の場合は、これから購入するビットを六角ビットにすればよいですので、どちらでも良いでしょう。
キーレスチャックの短所としては、初心者には、どのくらい締め付けたらビットが適切に固定されたかわかりづらく、固定不足となる恐れがあることです。また、軸が傾いた状態で固定してしまう恐れもあります。
不適切な固定で使用すると、ネジの締め終わりなどで負荷がかかったときに、ビットが滑ったり、外れて飛んでくることがありますので非常に危険です。
その点、DF030DWXの六角ビットでは、スリーブが元の位置に戻ったらしっかり固定されたとわかりますので、初心者の方でも安心です。
サイズ・重さ
キーレスチャックを採用したDF330DWXでは、キーレスチャックの分だけ32 mm長さが長く、本体は0.12 kgだけ重くなっています。
これは、本体のデザインを比較するとわかりやすいです。
DF330DWXは、次のようにドリルチャックの部分が大きめです。
DF030DWXでは、次のようにチャックの部分がコンパクトになっています。
わずかな差ではありますが、狭い場所ではDF030DWXのほうがサイズが小さく軽いため取り回しがしやすいでしょう。
違いを表でまとめると次のようになります。
モデル | DF330DWX | DF030DWX |
画像 | ||
チャック仕様 | 0.8mm ~ 10mm | 対辺 6.35 mm 六角ビット |
本機寸法 | 長さ 189mm × 幅 53mm × 高さ 183mm |
長さ 157mm × 幅 53mm × 高さ 183mm |
質量(バッテリ含む) | 1.0 kg | 0.88 kg |
参考価格 | ¥17,518〜(2024/12/03 22:40) |
¥13,913〜(2024/12/03 09:19) |
どちらがおすすめか?
DF330DWXは、丸軸ビットも使用できるため、すでに丸軸ビットをお持ちの方や、丸軸ビットを使いたいという方にはDF330DWXがおすすめです。
一方で、はじめて電動ドライバードリルを購入するという方、ドライバードリルに不慣れな方には、ビットを適切に固定しやすいDF030DWXがおすすめです。
- Makita(マキタ)
- 価格¥17,518(2024/12/03 22:40時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
- Makita(マキタ)
- 価格¥13,913(2024/12/03 09:19時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
まとめ
マキタの充電式ドライバドリルDF330DWXとDF030DWXの違いは、チャックの仕様とサイズ・重さの2点です。
DF330DWXは手で締め込むキーレスチャックで、DF030DWXはスリーブを引っ張ってビットを差し込むタイプのチャックです。
以上、DF330DWXとDF030DWXの2つの違い!でした。